FXブログ@トレードで勝つためのルール

みんな気になる、FXで勝つ方法をまとめています。トレードで勝つというのはマーケットの中にしっかり入りこんで、マーケットの流れにしっかり身をゆだねていかないといけません。

ユーロ円で教科書通りと言えるMA反発からのトレード事例を紹介します。


■日足
201805014eurjpyd1


■4時間足
201805014eurjpyh4


■1時間足
201805014eurjpyh1



まずは日足~1時間足で環境認識をしていきます。

トレンドとしては日足の移動平均線がはっきりと下向きを示しているので、目線としては下落方向を考えておいたほうが良い場面です。


ただリスク要因としては、サポートラインに下値が支えられて、下落の勢いがキャンセルされているんじゃないか?というところ。

そして4時間足レベルではっきりとした上昇トレンドを形成してしまっているところ。

このリスク要因を許容することができないのであれば、そもそも、今回のトレードチャンスは見送りです。


こうした状況を踏まえて、エントリー判断に至る理由を15分足で解説していきます。


■15分足
201805014eurjpym15



4時間足で上昇トレンドが形成されていますから、15分足で日足のトレンド方向であるショートでエントリーするにしても、トレンド転換したことを確認したい場面です。
安易な逆張りは命取りとなる相場です。

で、1時間足と15分足にはごちゃごちゃと色んなラインを引いちゃっていますが、各ラインの意味を説明していくと、

・日足・4時間足レベルのフィボナッチを当ててみると、ちょうど50%ラインに達していて、なおかつ、水平線も引けるところだった。(多少の無理がありますが。)

・1時間足レベルで上昇方向にチャネルラインを当ててみると、チャネルライン上限にちょうど値動きがぶつかっていた。


という背景(環境認識)があることが分かります。


短期足で仮にトレンド転換するような値動きとなった場合、この辺りが結果的に最高値となる可能性
が高い場面でした。


で、15分足の値動きを見てみると、移動平均線に下値が支えられて上昇してきたことがわかります。(15分足チャートで赤丸を付けた部分です)


けれども、最終的にフィボナッチ50%ラインにタッチした後、移動平均線をはっきりと下に抜けてきます。さらに移動平均線まで値動きが戻ってくるものの、移動平均線に上値が抑えられるような値動きとなったので、ショートエントリーとなります。(2つある緑色の背景を付けた部分の左側)

直近の値動きが移動平均線によく反応していることが、MA反発からのショートエントリーの確度を高める大きな要因となっています。

※この時点ではまだ、短期的に下落方向へダウ的なトレンドの定義が成立していないので、その点は、短期的なリスク要因となります。


エントリー後の流れは、チャートの通りですが、肝心な決済の目安はというと、短期的なフィボナッチを目安にすることにしました。

というのも、日足・4時間足レベルのフィボナッチライン38.2%と、1時間足・15分足の短期のフィボナッチの38.2%ラインがちょうど重なっていたからです。


最終的には、フィボナッチラインを少し割り込み、戻し始めたところで利食いをしました。
短期的に下落方向に3つの推進波を形成し、エリオット波動で考えると、下落のエネルギーを費やしたと考えられることも、利食いを判断した理由の一つです。


これだけ値動きがきれいで、なおかつ、無難に利食いできるのはかなり珍しいことではありますが、MA反発からのトレード事例としては、覚えていて決して損はないです。




5月14日にポンドドルとユーロカナダでエントリーしたときの15分足チャートを残しておきました。

■ポンドドル15分足
201805014gbpusdm15



■ユーロカナダ15分足
201805014eurcadm15



どちらも短期的には上昇トレンドが発生していると言える場面でした。
ただ、全体の流れを見たときに、下落トレンドが優勢と言える場面。日足レベルの移動平均線は下向きにはっきりと下向きに推移をしているので、上昇圧力よりも下落圧力の方が、間違いなく高いと言える場面です。

こういう相場の場合、明らかなトレンド転換のサインが現れない限りは、トレンド方向に素直にトレードしていくと、下手負け方をすることがありません。



で、結局、どんな値動きになったのかというと、


■ポンドドル15分足
201805014gbpusdm1501


■ユーロカナダ15分足
201805014eurcadm1501



しばらくは横ばい状態が続き、ポンドドルに関しては、危うく損切に引っかかるところでした。

自分の狙ったポイントで、百発百中で、短期の流れが変わるわけではないので、こういった値動きになることも想定ないです(悔し紛れ。笑)


ヤキモキした相場が続いたものの、最終的にトレンド方向に流れが傾きました。
決済の方はというと、直近の値動きに躍動感はなく、トレンド方向に延びる勢いが感じられなかったので、早目に利食いをしました。

ブログネタ
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RSIはMT4だと期間14初期設定となっています。

ほかにも期間9に設定されたRSIが使われるケースもよく聞きますが、ではRSIの最適な設定値(パラメーター)はいったいいくつなんでしょう??

9なのか14なのか?それとも全く違った数値なのか?


RSIの最適なパラメーターを探すべく、おそらく何千、何万という人が試行錯誤をしたんじゃないかと思いますが、
結論を言うとRSIの最適なパラメーターなんて、探すだけ無駄です。

移動平均線とかボリンジャーバンドとか、他のテクニカル分析にも共通していえることですが、分析ツールの最適な設定値はどれだけ探しても絶対に見つかりません。
骨折り損になるだけ
です。くたびれもうけにもなりません。


相場はそもそも、人間の心理で動くものですから、数字で白黒はっきりつけることのできない世界です。

期間9のRSIの動きと、ローソク足の描く波形が上手くマッチしているときもあれば、期間14の設定で値動きにうまく追随していることもあります。

つまり各設定にマッチする相場もあれば、全くマッチしない相場もあるということです。


たとえば、同じ相場に違う設定値でRSIを表示させてみました。
上からRSIは9、30、5となっています。

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相場的には、割とわかりやすい上昇トレンドを形成している状況です。

RSIが9とか5の場合、上下が激しく振幅しているのがわかります。トレンドの反転を示すダイバージェンスもたびたび起こっています。

それに対して、RSIが30だと、上下の値動きはほとんどなくゆったりした値動きとなっていますから、少なくとも、トレンドが反転したように思わされ、逆張りをしてみたものの、あえなく撃沈、という下手なトレードをせずに済むでしょう。


けれども、相場状況が変わった時。

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値動きの上下が限定されるようなレンジ相場になった場合、RSIの30だと、ゆったりとした上下が逆に仇になることがわかりますよね。

レンジ相場でのトレードのセオリーは、レンジの上限・下限に引き付けてからの逆張りエントリーです。RSI30で逆張りを狙おうと思っても、RSIの上下があまりにも緩やか過ぎるので、どこで反転を判断すれば良いのか、見極めが非常に難しくなっています。



僕らにできることは、まず「RSIは期間9」を使うと決めてしまうこと。
そして期間9のRSIで上手く値動きのリズムをとらえられる相場だけで勝負を仕掛けていくことです。

RSIの示す数値を100%信頼して、杓子定規に相場に当てはめていったところで、むしろ負かされることの方が多いんじゃないでしょうか?

勝てるトレーダーになるためには「勝てる相場で勝つ」のがセオリー。

そのためには「勝てる相場を見極める」ことが不可欠となります。


→→勝てる相場を見極めるには?


RSIの設定値を決めた後は、その設定値で勝率の高い相場を見極める目を養うことに全力を尽くしていくべきです。



そうはいってもただ、期間5とか短くし過ぎるとRSIの動きが激しくなりすぎて、思うように値動きのリズムを把握することはできないです。

逆に期間を30とか100とか大きくすると今度は、RSIの動きが緩やかになりすぎて、やはり相場の値動きを把握しずらくなります。


結局、RSIの最適な設定値はないものの、多くのチャートツールで初期値として設定されている期間9か14にするのが、RSIの良い使い方になります。

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