本当は「勝つためのチャート活用術」という記事タイトルにしたかったですし、この方がアクセス数は伸びると思います。

ですが、当ブログでは再三、どうすれば勝てるのかということを考えるよりも、何故負けるのかということを考えてくださいと書いているので、「負けないため」というワードを記事タイトルに入れました。


さて、負けないためのチャート活用術ですが、今更新しいことを書く気はなく、新たな情報をどんどん提供しても情報過多となり、余計に勝てなくなる可能性があります。

以下に書く内容は以前にも書いたことがあるのですが、LINEグループにご投稿される負けトレード記録を見る限りでは、「チャートの〇〇に注目すればここで売りも買いもないんだけどな~」という負けトレードがあまりにも多いですし、もうこれ以上伸びないだろうというサインがしっかり出ているのに利確が遅れて結局損切りというトレードも多いです。

ということで、こういうトレードをなくすための考え方を説明したいのですが、いつも通り問題形式にしたいと思います。


無題


ドル円1分足のチャートですが、画像右端上部の赤色丸で買いを考えますか、売りを考えますか、それとも様子見しますか?


買う場合は買える根拠、売る場合は売る根拠、様子見の場合もその根拠をしっかりお考え頂いてから以下をお読みください。

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チャートの左側をしっかり見て、今がどういう状況なのかが判断できれば1秒以内に様子見という選択肢を選ぶことが可能なのですが、赤色丸付近でエントリーしちゃったという方は意外と多いのではないかと思います。

様子見という選択肢を選ばれたにしても、その根拠が明確でなければあまり意味がありませんので、以下に書く内容がご自身が考えられたこととどう違うのかをご確認頂ければと思います。


では、画像をご覧頂きたいのですが、


無題


当ブログをしっかりお読みになり、自分なりにしっかり考え、検証するということができている方であれば画像内の印をご覧になるだけで説明は不要かと思います。

それくらい一瞬で様子見という判断ができる場面でした。


最初に最も簡単な理由から説明しておきますと、白色丸3ヶ所をご覧になれば安値を切り上げていることがわかります。

一方、オレンジ色丸をご覧になると高値を切り下げています。

つまり、三角持ち合いの状態なので、赤色丸で売り買いすべきではないことが一瞬で判断できるということになります。

三角持ち合いになっているということがわかっていても、この間に十分な値幅があればトレードは可能ですが、今回の場合ですと全くと言っていいほど値幅がないのでトレードすべきではありません。

ということで、負けないためのチャート活用術の基本中の基本は安値切り上げ(切り下げ)、高値切り下げ(切り上げ)の状態が続いているかどうかをしっかり確認するということになります。

「それくらいはわかってます!」という方は多いかと思うのですが、例えば赤色丸で買いたいと考えた人は白色丸の安値切り上げはチェックしていたでしょうが、オレンジ色丸の高値切り下げに気付けてましたか?

気付けていないから赤色丸で買っちゃうと思うのですが、何度も書いている買いたい時にはまずは売りたい人の気持ちを考えるということが徹底できていれば、白色丸の安値切り上げよりも先にオレンジ色丸の高値切り下げに気付けていた筈です。

逆の立場の人のことを最初に考えることができれば、ここでエントリーすべきではないということに簡単に気付けます。

それは、例えば買いを考えた場合、最初に売りたい人の気持ちを考えて売りたい人も多そうという判断ができれば、売り買いが交錯しそうな場面だということに気付け、今入ってもどちらに行くか全くわからないな~という判断ができます。

とは言いましても、買いたい時にまずは売りたい人の気持ちを考えるなんてことはなかなかできないと思います。

ですが、これができないと買いたい時には買うことだけを考えてしまい、売りたい人の存在を無視してしまうからなかなか安定して勝てないんです。

逆の立場の人のことをまずは考えるなんてことはちょっと意識する程度ではできませんので、強制的にこの訓練専用の時間をとって頂ければと思います。

と書いても、恐らくほとんどの方はこのような訓練などされないでしょう。

やるやらないは自由ですが、やれば劇的に負けトレードが減ると言いますか、売り買いが交錯するだろうな~というところが簡単にわかるようになるので、トレード回数は間違いなく減らすことができます。


と、ここまでで終わってもいいのですが、もっとチャートを活用すればもっとレベルの高い判断も可能となります。


無題


まだ説明していない印がいくつもあるのですが、水色丸及び、この水色丸に引いた黄色の水平線にご注目ください。

この水色丸というのはチャートの左側の高値だったのですが、一番左のオレンジ色丸でこの高値を上抜けています。

もし黄色の水平線よりも下で売っていた人がこの水平線を上抜けることで損切りしてくれば、抜けた瞬間にもっと大きく上に走っても良かった筈です。

ですが、実際にはそうはならず、抜けた次の足で長めの陰線となり、1本前の陽線をほぼ全否定しました。

この段階で私であれば慌てて買うという選択肢は消え、買うにしても一番左のオレンジ色丸を上抜けてからか、しっかり押してからにします。

この辺りの感覚というのは訓練しないとなかなか身に付かないかもしれませんが、チャートの左側をしっかり見て、自分で考えるということができていれば十分判断できます。


無題


ここで新たに緑色枠を付け加えたのですが、この緑色枠でかなり急上昇しています。

最近の記事をしっかりお読みの方であればこの上昇の意味がわかるかと思うのですが、この上昇の原動力は売ってた人達の決済注文です。(勿論新規の買い注文も入っていますが)

この緑色枠内で売ってた人の多くが決済しちゃったので、黄色の水平線を上抜けても大して上に走らなかったと考えることができたかと思います。

水平線を上抜けるにしてもそれまでにどのような動きをしたのかということが重要で、今回のように一気に突き抜けるのと、黄色の水平線近辺で揉んだ後に抜けるのとでは全然考え方が違います。

ここではこの違いに関して説明しませんので、是非考えてみてください。

少々脱線したので戻ります。

上で、「私であれば慌てて買うという選択肢は消え」と書いたのですが、もし緑色枠の上昇が消極的な買いではなく、積極的な買いであれば2本の黄色矢印のように一気に一番左のオレンジ色を上抜けても良かったのですが、実際にはそうはなりませんでした。

ならなかったことで上昇の流れのリズムが崩れました。

波のリズムに関しては過去に何度か記事にしているのですが、


1
例えば現在値がピンク色丸だった場合、チャートの左側を見れば上昇の流れであることは一目瞭然ですので、緑色線のような赤色丸の高値を上抜けるという想定をしておきます。

赤色丸の高値を上抜ければ波のリズムは継続するのですが、青色線のように赤色丸には届かず高値を切り下げて失速することで一旦波のリズムは崩れます。

だからと言ってすぐに売れるかどうかというのは別問題なのですが、少なくとも波のリズムが崩れた段階で慌てて買うという選択肢さえ消してしまえば負けトレードも無駄なトレードも簡単に減らすことができます。

波のリズムというものを常に意識してくださいということは何度も書いているのですが、負けトレードを見る限りでは到底意識できているとは思えません。

また、波のリズムというものが意識できていれば、


2
もしオレンジ色丸辺りで買えていたのであれば、波のリズムが崩れた黄色丸辺りで利確しておけば後悔することはあまりないと思います。

今までずっと高値を切り上げていたのに、初めて高値を切り下げた段階で「あれ?」と気付けるかどうかだけの問題なのですが、残念ながら気付けていない方が多いようです。

気付けていないのであれば気付けるようになる訓練が必要ですし、例えば高値を切り上げ、安値も切り上げた段階でMT4上にチェックマークなどを入れるだけで解決します。

慣れてくればこんな面倒なことをする必要はないのですが、気付けない限り波のリズムが崩れているのに無理して買って損切りなんてことは今後も続けちゃうでしょう。


さて、今回は「負けないためのチャート活用術」という記事タイトルで色々と書いたのですが、今回書いた内容はすべて既出です。

冒頭にも書いた通り、新たな情報をどんどん提供しても情報過多となり、余計に勝てなくなる可能性がありますし、当ブログの内容をトレードに活かせている方があまりにも少ないようなので、今後も新たなことを書くつもりは今のところありません。

今回の内容は活用術と呼べるほどのものではないことは重々承知していますが、私が延々と活用術を書いたところで、自力でチャートを読み取るということができない限り勝ちトレードには繋がりません。

チャートの左側に十分過ぎるくらいのヒントがあるのに、折角のヒントに気付けていないとか無視しているから勝てないだけのことなので、折角のヒントを生かすも殺すもチャートを読み取る側の問題です。

圧倒的に勝っている人のチャートだけが特別という訳ではないですからね。


見るべきポイントを絞ればチャートを見るのが楽しくなると思いますし、効果的な水平線が引けるようになれば一見複雑に見える動きもとてもシンプルに見えてくると思います。

当ブログはこのような状態になるための考え方であったり、ヒントを提供しているに過ぎず、当ブログを読むだけで勝てるようになるなんてことは一言も書いていませんし、もしそのようなことを書いている人がいれば偽物だと思うべきでしょう。

勝ちたいと思う人の努力なしで勝てるようになる筈などないですから。

最近、勝てるようになりましたとか、チャートの見方がわかってきましたというような嬉しいコメントを何件か頂いているのですが、これはご本人さんの努力の賜物であり、私の力など微々たるものです。


あまり代わり映えのしない内容が続きますが、次々とネタが思い浮かぶほどFXは複雑なものではありませんので、基本中の基本を確実にこなせることを目標として日々邁進して頂ければと思います。

と言いますか、FXの世界で応用編と言えるほど難しいことなどなく、〇〇理論や〇〇波動などというようなものは無理矢理難しく相場というものを捉えようとしているとしか思えません。

FXの評論家になりたいのであればどんどん難しい知識を吸収する必要があるかもしれせんが、安定的に勝つということが目標なのであれば、基本中の基本をマスターするだけで十分勝てます。

負けトレードを完全に潰す、これと並行して環境認識能力を鍛える、そしてネックラインと高値(安値)を更新した起点に水平線を引き、今回説明した波のリズムというものを常に意識しながら売り買い両方の気持ちを考える。

その際に何度も登場している囲うということをやれば視覚的にもわかりやすくなります。

これらをすべて一気にやるのは大変でしょうが、負けトレードを完全に潰すということができていない方が余計なことを先にやっちゃうから、自らはどんどん勝ちに近付いているように思うかもしれませんが、実際にはどんどん遠退いていってるんです。

負けトレードを潰すということができない限り安定的な勝ちはないので本当は毎回負けトレードに関して書きたいくらいですが、それでは読者数が減る一方になるので別の記事も書いているとご理解頂ければと思います。

負けトレードを潰せた方専用のレベルの高い記事を書くブログを考えたこともあるのですが、レベルの高い話はVIPグループのチームビューアでしてるので今は必要ないかな~と思います。

レベルが高いと言っても、あくまでも基本の範囲内ですよ。


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