キリ番付近では無理にトレードすべきではないというようなことを旧ブログ時代に何度か書いたことがあるのですが、最初のうちはキリ番付近は何もしないということを徹底するだけで良いと思います。

ですが、トレーダーの心理(大衆心理)というものを読み取り、キリ番付近の動きの意味を理解できれば労せずして大きく獲れることもあるでしょう。


ここで今回も問題を出題してみたいと思います。


ドル円5分足
無題


画像右端下部の赤色丸で売りを考えますか?、それとも買いを考えますか?

売り買いの根拠も含めてお考え下さい。

考えられた方から以下をお読みください。

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早速ですが、下の画像をご覧ください。


無題


中には赤色丸から売ると考えられた方もいらっしゃるでしょうが、私であれば赤色丸で売ることは100%ありません。

その理由はすべてチャートの左側にヒントがありますので順番に説明したいと思います。

まず注目して頂きたいのがチャートの左端の赤色線で示したダブルボトムで、よ~くご覧になると112円のキリ番を瞬間的には下抜けていますがすぐに反発していますので、この112円のキリ番がかなり意識されていることがわかります。

キリ番すべてが今回のように激しく意識されるという訳ではないかもしれませんが、意識されることの方が圧倒的に多いので、キリ番というものを全く意識せずエントリーして即逆行などというトレードをするくらいなら、常にキリ番というものを意識し、チャートの左側とトレーダーの心理というものを考えて頂きたいと思います。


戻ります。

赤色線で示したダブルボトムの後にピンク色丸まで50pipsちょっと上昇したという事実をしっかり確認できていたかどうかが今回の問題を考える最大のヒントと言っても過言ではありません。

赤色線のダブルボトムの後に50pipsちょっと上昇した=112円のキリ番がかなり意識されていた訳ですから、再度112円付近まで下落してきた時にこの112円のキリ番が強く意識されるのではということを考えることができれば、まだ112円にギリギリタッチしていない赤色丸で売っても美味しくないと考えることができたのではないかと思います。


とは書いたものの、今回の記事タイトルである「トレーダーの心理で考えるキリ番付近の動き!」に関してはまだ何の説明もしていません。

上の説明だけでも赤色丸で売っても美味しくないという判断が可能なのですが、


無題


もし黄色の縦線よりも右側しか見えないとしても赤色丸で売っても美味しくないかもという判断が可能です。

この判断をする際に見ておくべきことは、赤色丸というのはピンク色丸から50pips弱、オレンジ色枠の上限から約40pips下落した後だということです。

ここでオレンジ色枠の中の水色丸辺りで売った人の気持ちを考えてみてください。

水色丸で売った直後に急落したのでどこで利確しようかと考えるかと思うのですが、「ちょうどキリ番が近いのでここで利確しておこう」と考えませんか?

勿論、全トレーダーがこのように考える訳ではないでしょうし、112円を下抜けて大きく走るということを期待している人もいるでしょう。

ですが、オレンジ色枠で売った人の3分の1程度が112円ジャストで利確するだけでもそこそこ反発して上昇します。

オレンジ色枠の値幅=約40pipsなので、この3分の1となると約13pipsが112円にタッチした瞬間に動く可能性があるということです。

オレンジ色枠内で全員が売っている訳ではなく、当然買っている人もいるので上のような計算は成り立たないかもしれませんが、売ってた人の3分の1程度が利確するだけでもそこそこ反発する可能性があるということをご理解頂けたのではないかと思います。


と、ここまでは売りたい人の気持ちを考えてみたのですが、買いたい人の気持ちを無視する訳にはいきません。

買いたい人からすると、ピンク色丸から約50pipsも下落したので、どこで逆張りの買いを仕込んでやろうかと考えているのではないでしょうか?

どこで買おうかという判断をする際にも意識されるのがキリ番で、それまでの動きを確認することなく、最初からキリ番に新規の買い注文を入れている方も少なからずいらっしゃいます。

事前に注文を入れていなくても、キリ番で反発したら買おうと考えている人もたくさんいらっしゃるかと思うのですが、今回は売ってた人の決済注文と、新規の買い注文が大量に入ったために赤色丸の直後はほんのちょっと下げますが、その後大きく上昇しました。

この上昇のきっかけは指標であったり、要人発言だったかもしれませんが、このようなことがなくても同じくらい上昇した可能性はあったかと思います。

キリ番が意識されてそれまでに売ってた人がたくさん決済し、これと同じくらいのタイミングで買い注文が大量に入れば一時的に買い注文の方が圧倒的に多いという状態になり上昇します。

この上昇を見て更に新規の買い注文が入り、かなり上の方で売ってた人達までもが一斉に決済してくるようなことがあると、今回のような急上昇になる可能性があるという訳です。



さて、今回はキリ番をテーマにしてみたのですが、正直なところネタは何でも良かったんです。

今回の記事でお伝えしたいのはキリ番付近は要注意ですよということがメインではなく、記事タイトルの「トレーダーの心理で考える」の部分です。

どういうことかと言いますと、上で水色丸辺りで売った人の気持ちを考えてくださいと書いたのですが、この仮想のエントリーポイントを設けて売ってる人・買ってる人の気持ちを考えてくださいということは何度となく書いています。

これこそがトレーダーの心理を考える訓練ですし、このような訓練がしっかりできれば今売るべきか、買うべきか、様子見すべきかという判断が一瞬でできるようになります。

ですが、訓練しなければじっくり考えないと無理でしょう。

やることは単純でも鍛えないとできませんよということは何度も書いていますので、トレーダーの心理なんてわかりませんと簡単に諦めるのではなく、色んなところに仮想のエントリーポイントを設け、そこで売ってる(売りたい)人、買ってる(買いたい)人の気持ちを考える訓練をひたすらして頂ければと思います。


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