期末テスト

  • January 19, 2008

今日で3日間に渡った前期のテストも終了です。

history苦手のアメリカ史が、最後の最後にあります。
これが、アメリカ史の教科書です。
千ページあり、今回のテスト範囲が3百ページ。
読むだけでも結構なボリュームです

アメリカ国内にも色々と違いがあるようで、
地方に寄っては、家用・学校用と使い分けれるよう2冊貸し出される所もあるそうですが、
ここは1冊のみ。
なので、家で宿題や試験勉強するためには、この重たい本を持ち帰らなければなりません。

去年は、毎日2冊以上の教科書を持ち帰っていたなっちゃんですが、
今年は、休憩時間や空き時間、早めに課題が終わった別の授業中とかにして、家でやるのはWEBで教科書が表示される化学のみにするとか、かなり要領を掴んだようです。
(因みに、昨年の数学は、教科書をCDにコピーした物を貸し出されました。借りた日のスクールバスで隣に座ってきた子がその上に座り、オシャカになりましたけどね


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教科書は学校から借りているだけなので、その学科の最終日に返却します。
貸し出される時に、貸出表(表紙の裏側)に自分の名前を書き、丁寧に扱うよう注意されます。
教科書の傷み具合によって、はっきりと罰金額も表示されています。
ラインマーカーを使ったらいくら、
水に濡らしたらいくら、
落書きしたらいくら、
破ったらいくら、
補修がきかない時は、全額負担です。

と言うことは、そのまま返却すれば、教科書はタダってことです

これって、いいシステムだと思います。

引越しの時、子供達の真新しいような教科書を何十冊と処分するにつけ、どこか申し訳ないような気がしていました。
何年にも渡って使い回すって、環境にも優しいし、毎年教科書の改訂で揉めなくても済むじゃないですか、・・・ねっ

まっ、何年にも渡って使えるように、教科書本体が頑丈に重くなってしまうのは、

・・・仕方がないってことなんでしょうね



なっちゃんは公立高校に通っています。
公立の学校は、日本で言う幼稚園の年長さんから高校3年生まで、学費は無料です。
スクールバスも無料。
費用がかかるのは、副読本や参考資料、選択授業によって実費がかかるものや、課外授業。
クラブ活動で遠征したり、楽器やユニフォームを買う時。
サマースクールやアフタースクールは有料ですが、
普通に通う分には、殆どお金はかからないってことです。

費用は全て税金から賄われているので、
高級住宅地がある学区は、それだけ学校の設備も学力も上だということらしいです。
家を探している人は、学校のレベルでその物件が優良かどうか判断されるらしいし、
反対に、良い学校を望む人は、それだけ高い税金を払って良い地域に住まれるようです。

そんなことも、ここに住み始めて、ちょっとずつ解ってきたこと。
同じアメリカ赴任でも、前回は子供達が小さ過ぎて、教育と住宅が密接な関係だなんて全く思いもしませんでした。
豊かな人達とそうじゃない人達の住み分けが、こんなにはっきりしていることも



今年の数学の教科書(↑)は、なっちゃんで10代目です。
もう、名前の記入欄が一杯だというのに、まだまだ書けるようにと、線を追加して貸し出されたようです

ここら辺からも、この町の財政状況が分かるということかもしれません




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