第223回 薬丸岳 『ラストナイト』

_AC_SY400_ (1)


内容
顔には刺青、左手は義手。
菊池正弘が営む居酒屋「菊屋」に、古い友人で
刑務所を出所したばかりの片桐達夫が現れた。
かつてこの店で傷害事件を起こしてから、
自身の妻とも離婚し、32年もの間に何度も犯罪に手を染めてきた男だ。
獣のような雰囲気は人を怯えさせ、
刺青に隠された表情からは本心が全くつかめない――。
何故、彼は罪を重ねるのか?

吉川英治文学新人賞受賞後第一作! 著者新境地、魂を震わせる衝撃のミステリー。



顔面全てに刺青が入った男、片桐を巡る総説な物語です。


5人の登場人物の視点で語られ、
それぞれが片桐に接点をもっている。

それぞれのストーリーが交錯し、最後に1つになるとき、片岡の最後の目的、衝撃のラストがに繋がります。


バラバラの物語が、最後に繋がる構成が綺麗で、
ラストの壮絶で悲しい展開も落涙ものです。