第233回 『てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書』

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内容
フグの毒で客が死んだ事件をきっかけに意外な展開をみせる表題作「てとろどときしん」をはじめ、大阪府警の刑事たちが大阪弁の掛け合いで6つの事件を解決に導く、直木賞作家の初期の傑作短編集。



大阪を舞台にした、人情味溢れる短編集。

初期の作品集です。

表題作の『てとろどときしん』

のラストがとにかく良かった。

結末としては、目新しいものではないかもしれませんが、

結末の演出の仕方、
不意に読者にナイフを突きつけるようなラストです。

その他の作品も、
トリック重視、
人物描写重視、
など、初期の黒川作品を存分に味わえる作品集です。


表紙とタイトルが渋すぎなので、読むのを後回しにしてましたが、

ド派手ではないにしろ、良作揃いなので、おすすめです。