今宵 星のかけらを探しにいこう
今日は みんなで夢を作って覗いてみませんか?スタッフの声掛けに「夢なんて見れるもんじゃ
ないやんか?」「それが綺麗なお星様が 小さな穴から覗いてみると見えるんですよ」
「じゃあ早速夢を見に行きましょう」スタッフがまずは折り紙を取り出します。
「どの色が良いですか?」悩みながらも好きな色を選び ノリをつけていきます。
筒状のものに折り紙をはりつけ ある魔法をかけていきます。
「もう少しで きれいなたくさんの星や夢が見えてきますよ」スタッフはご入居者様が喜んで
くれる姿を想像して嬉しくなり 笑顔いっぱいになっています。
「じゃあ早速覗いてみましょうか?」「綺麗かぁ。いっぱい星が見える。懐かしかね。子供の
頃よくのぞいてはずっと眺めよったよ。形も変わっていくし 本当に綺麗で時間ば忘れよったね。
そうです!!今日は万華鏡作りをみなさまでしています。私も子供の頃 両親が買ってきてくれた
万華鏡をよく覗いていました。様々な形へ変化して あの小さな筒の中に 大きなロマンが広がっ
ていました。どうしてこんな風に見えるんだろうって不思議でたまらなかったのを覚えています。
「よし!!私もいっちょ作ってみようかね」皆様嬉しそうに材料を手にし心弾ませ作られて
います。目の前に広がる世界は 果てしなく大きく あの日の家族や友達の笑い声 外から
聞こえてくる街並みの音。そして匂い。いろんな気持ちが心に蘇ってきます。
最初は半信半疑だった〇様。作られていくうちに どんどん笑顔が絶えなくなってきています。
「見えた。見えた。あの時と一緒じゃぁ。綺麗かなあ。満点の星空が見える。みえる。」
何度も何度も繰り返される言葉。万華鏡から見える沢山の星や想い出。夢が大きく膨らんで
きます。銀河鉄道の様に思いをのせて星空の中をかけ巡っています。
「ありがとう。宝物がまたひとつ増えたよ。あなたにもたくさんの希望の夢や星が叶います様に。
幸せがたくさん降り注ぐのを祈ってるよ。」万華鏡作りを考えてくれたスタッフに伝えられました