共産党の第25回党大会が13日、静岡県熱海市の党施設で始まった。中央委員会報告で志位和夫委員長は、昨年の衆院選による政権交代を評価したものの、米軍普天間飛行場移設問題や国会法改正などを挙げて政府・民主党への批判を強め、次期参院選での党勢拡大を訴えた。最終日の16日には志位氏と市田忠義書記局長が再任される見通しで、参院選は同党が2大政党のはざまで埋没するか踏みとどまるかの正念場となる。

 報告の中で志位氏は「民主党は衆院選では『政権交代』を訴えれば勝利できた。参院選では実績が問われる」と指摘。普天間問題の結論先送りや国債発行に頼った10年度予算編成、鳩山由紀夫首相らの「政治とカネ」の問題などを次々に批判した。共産党は鳩山政権に是々非々の「建設的野党」の立場で臨んできたが、参院選を控え独自色を出し始めた格好だ。

 一方で、政府・民主党の子ども手当や農業者戸別所得補償制度を「社会主義的政策」と批判する自民党に対しても、志位氏は「あれが社会主義だったら苦労しない」と反論し、一線を引く姿勢を強調した。

 「志位-市田」体制が発足した00年11月以降、共産党は参院選で01年5議席▽04年4議席▽07年3議席--と議席を減らし、3回の衆院選はいずれも9議席にとどまる。次期参院選では現職の小池晃政策委員長を東京選挙区候補に回し、比例代表と合わせて6議席の獲得を目指すが、ハードルは高い。【中田卓二】

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