朝、昨日は眠れた?
冷蔵庫の音が煩かったー。
俺なんか、電源抜いちゃったよ。
なるほどねー。 その手があったかー。
テレビは日本のBSが映っていました。


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ビュッフェスタイルの朝食を食べ、
前日予習をした駅に向かいます。

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ガイドで紹介されていた一日周遊券を買います。

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さて、乗り場はどこだー。
こっちこっち! と改札を通ろうとしたら、ダメダメと言われ、
切符を買えと言われます。
エッ、周遊券持ってるんだけど・・・。首を横に振られます。
するとそこに、ヨレヨレのTシャツを着たオジサンが寄ってきて、
教えてくれようとします。
言葉が分からない。すると紙に漢字を書き始めました。
あー! そうかあ、
この周遊券は、 瑞芳 と 青桐 の区間のみで使える周遊券で
台北から瑞芳までの切符を買わなくてはいけないのです。
あっ、ガイドブックに書いてあるじゃん!
・・・・・・・・。

今度は、台北ー瑞芳間の切符を買うのに、あーだこーだ。
すると、駅員か警備員らしい人がやってきて教えてくれます。
そして乗り場は、4だと言っています。

4番だよ 4番。
ホームに行きます。月台と書いてあるのがホームの意味。
あった。ちょうど電車が止まっています。
これかなあ、なんか指定席っぽいよー。
4って言ってたから、だいじょうぶだろう。
んー、乗って指定席だったら、中で買えるでしょ。
なんとかなるよ。乗ろう、乗ろう!

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列車の行き先も確認しないまま乗り込みます。
ちょうど横並びに、席が4つ空いていました。
ラッキー! ジイさんたちは、喜々として座ります。

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走り出しました。どうやら急行のようです。
台北ー瑞芳(Ruifang) 約40分の距離。
最初に停まった駅。もう忘れたけど瑞芳より手前だった。
乗ってきたおじさんが、そこは俺の席だと怒ったように言っています。
他にも人が来るかと思ったら、もう誰も来ません。
うふふ、ラッキーだね。
瑞芳で降りなくて、その先まで行ったほうがいいんじゃないかなあ、
と自分たちの都合のいいようなことを言っていると、
瑞芳の駅を通りすぎてしまいました。
我々は、瑞芳で乗り換えて、「十分」へ行こうとしていたのだった。


あれー、とまんないよー。
じゃあ、次停まったら降りて戻らなくちゃね。 プッ。
この時点では、まだちょっと余裕があったかな?

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列車はどんどん進みます。一向に止まる気配を見せません。
あれー、車掌とか来ないかなー。
山深いところを列車は、走ります。


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どんどん、どんどん、どんどん列車は走っていきます。



海だ! 海が見えるよ!
えーっ、今何処走ってるの?
ここで初めて、グーグルマップを起動します。
おおっ、これ台湾の右側を走っているよ。
太平洋が見えているのよ。これ太平洋だよ!

島も見えるー!

全然、止まんないー!

何これ、台湾四分の一周しちゃうじゃない!

ああ・・・・・・。


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車内案内のアナウンスも分からない。
文字情報の電光案内板も読めない、なんとか判読しようと試みる。
ううう・・・、どうやら花蓮(Hualien)行きのようだ。
だんだん青ざめてきます。
他のお客さんたちは、きっと、あの馬鹿な日本人たちは・・・。
なーんてことを言っているんだろうなと思いながら座っていると
ようやく止まりそうです。
いつ停まるか分からないから、トイレも我慢していたんです。
よかったーーー。


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瑞芳を通りすぎてから、ほぼ1時間経ったでしょうか、
宜蘭(Yilan)という駅に着きました。


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一旦、精算をして駅を出ます。

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なぜか、キリン? のいる駅。


小雨が降っています。
駅近くのセブンイレブンでコーヒーを買い、気持ちを落ち着かせます。

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ここから瑞芳まで帰らなくてはなりません。
次の列車まで40分ぐらい待ち時間があったでしょうか。


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貨物に付いている車掌の車両。懐かしい。

今度は、注意して各駅停車に乗ります。

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小雨にけむる車窓を見ながら、
ほら南国のリゾートだよ。海にサーファーは見えないけど。
サーフボードを抱えた白人がいました。
沖に浮かぶ島を見ながら、青ヶ島のようだし・・・。
(亀山島といってイルカウオッチングなどで有名らしい)
途中、モスクでしょうか、それらしい建物も見えました。
ふふふ、無理矢理でも観光気分を盛り上げます。



こんなことでも無ければ、宜蘭などという街に行くこともなかったし・・・ね。

一生の内に絶対来なかった場所に来れたんだから・・・ね。

全席指定の列車なのに、3人座れたし・・・ね。

奇跡だよ・・・ね。

ね。




ほら、台湾美人! 足長っ!

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瑞芳まで行かなくても、三貂嶺(Sandiaoling)で乗り換えたらいいんじゃない。
そうだよ、ちょっとだけ時間稼げるかもね。
小さな駅で降りました。

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やがて小さな気動車がやってきました。
この先は、単線のようです。
さあ、やっと「十分」へ向かいます。

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