アラカンライダーの憂鬱

モトグッツィに乗るアラカン世代のへなちょこライダーのつぶやき

映画

映画とバイク バニシングポイント 1971年

アメリカン・ニューシネマなんていわれていた映画。

公開当時は学生だったが、映画館でこの映画を見たという記憶がない。
映画は、池袋文芸座、渋谷全線座、銀座並木座、フィルムセンター等々
ATGや蠍座なんてのもあった。
安い映画館やオールナイトでしか見る事ができなかった。

時代は日本でも反戦や安保、学生運動が盛んなころ、
若い世代には、反体制的なものが支持されていた。

主人公コワルスキーを演じるのはバリー・ニューマン。
どちらかといえば甘いマスクで犯罪者の顔つきではない。
元海兵隊員、元警察官、元レーサー、今は陸送の仕事をしているらしい。
もう一人の主役、白の1970年型ダッジ・チャレンジャー。
この二人?が、ただただ爆走するロードムービーなのだ。

それは、サンフランシスコまで15時間でいけると、ささいな賭けから始まった。
全速力で走るコワルスキー、当然警察に追われることになる。
警官に追跡されるコワルスキーのことを知った
盲目の黒人DJが彼を支援する放送を行ったことで事態は大騒動へ、
人々は共感し、応援し、協力し始める。

追跡するハーレーの白バイを振り切るチャレンジャー

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突然現れ、チャレンジャーに挑む、ジャガーEタイプ

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追い込まれたコワルスキーに、チョッパーに乗った男が声をかける。

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何か助けることはないか?
薬「スピード」がほしい。
その男の家までついてゆくと、映画史上最も有名?なヌードライダーに出会う。

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バイクはホンダCL350EXとのことです。

ありがちな金髪グラマーではなく、スレンダーな体型の女優だ。
これは自由の象徴なのだろうか、天使が現れたのだろうか、
この後、行き場のなくなった彼は、
道路を封鎖するブルドーザーのバリケードに突っ込んでいく。

フラッシュバックの手法とか、当時は斬新だったのかなあ、
今見ると、編集も脚本も粗い映画だったんだと思う。

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映画とバイク ペルシャ猫を誰も知らない 2009

このブログでは、映画とバイクというカテゴリーで映画を紹介していますが、
大メジャーなタイトルのイージーライダー、モーターサイクルダイアリーズなどは
もう、余りにもメジャーなのでここで取り上げることもなかろうと思い、
マイナーな映画を物色してしまうのだが、
なかなかバイクの出てくる映画を発見するのは、難しいのです。
いきおい、パッケージにバイクの姿が映っていると手にとってしまう。
今回の映画もそのひとつだ。

普段はなかなか手にしない、イランの映画です。

中身は、イランの首都テヘランで、バンド活動する若者を
セミドキュメンタリータッチで追った青春群像劇といったところ。
「亀も空を飛ぶ」などの監督、バフマン・ゴバディが撮った映画で、
撮影許可が下りなかったため、ゲリラ撮影を敢行したらしい。
なので、そこここに生々しいイランの人々の現状が映し出されている。
というか、映ってしまっている。

メガネ萌のネガルと彼氏のアシュカンはテヘランでバンドを組んでいた。
が、音楽の自由のないイランでの限界に国外へ出ようと計画する。

パスポートを手に入れようと、便利屋ナデルを訪ねる。
彼らのCDを聴いて、2人の才能に惚れ込んだナデルは、
出国前に当局の許可を取り付け、
彼らの念願だったアルバ ム制作とコンサートを実現させてやると約束する。
そしてバンドメンバーを探すべく、様々な場所でアンダーグラウンドに
活動を続けているミュージシャンたち を訪ねて廻るのだった。


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この時、ナデルのバイクに2人が乗り、3人乗りで街中を走り回るのである。
このバイク、どこ製かよく分からない。
日本でいえば、250ccクラスのバイクと思われる。
劇中、資金繰りに困ったナデルが、バイクを売りにゆくのだが、
そのバイク屋が、地下にあり、でかくてすごい量のバイクが隙間なく置かれていた。

このナデルという人物が面白い、何しろずっとしゃべりっぱなしだ。
口から生まれてきたような軽薄さ、それでいながら機動力もある、
そして幅広い人脈、それでいて面倒見も性根も良い人、
という非常に魅力的なキャラクターになっている。


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英国でアルバムを制作する為のバンドメンバー探しの過程で紹介される
イランのミュージシャン達、様々なスタイルがある。
ロック、ラップ、ブルース、アンダーグラウンドだ。
地下で、屋上で、牛小屋で、警察に通報され、電気を止められながら、
それでも彼らは、唄い続ける。


ノーフェンス:
この声を聞け 俺の希望には 行き止まりはない
俺の叫び声が 塀を粉々に砕く 
罪もない言葉達が 絞首刑にされた
お前の心を囲む塀に 俺はいない
眼を開け お前の檻は 俺の場所じゃない
夢を見るのはやめろ 今は目覚めの時だ
起きろ 目覚めろ 悪い方に考えるな


一部を紹介すると、こんな内容の歌詞が多い。
映画の中に登場するミュージシャンは本物で、主役の2人もミュージシャンらしい。


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実話にもとづく話なのだが、主演の男女2名は、本作の最終テイク撮影4時間後には
イランを出国、ゴバディ監督も本作の撮影後に母国イランを離れたらしい。

なかなか目に、耳に、することのない、イランのミュージックシーンを
紡ぎあわせ、音楽に対する愛と自由への渇望、叫びが溢れている映画であった。



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映画とバイク スーパーカブ 2008

自分はいったい何歳までバイクにのれるのかなぁ。
と考えたりする、その時、終のバイクって何だろう。
ヨボヨボになっても乗れるバイク・・・、カブかも知れないな。

そんな事を思っていたら、こんな映画があった。

タイトルが、「スーパーカブ」サブタイトルが 
the demae rider(ザ・デマエライダー)

エコで、働くバイクの筆頭であるカブが、
並み居るバイクをぶっちぎって活躍するという
破天荒な、漫画みたいな話である。

主人公武史(斉藤慶太)は、バイクの走り屋として鳴らしていた。
HAMMER(何故、ハマー?)と名乗り、峠のチャンピオンであった。

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ある時、そのレースの最中に、白バイが乱入、結局事故ってしまう。

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結果、免停、自由な生活は取り上げられ、
父親の知り合いのそば屋に住み込みで働かされるハメに。

そば屋のガレージに寝泊まりすることになったのだが、
そのガレージの隅に、古ぼけたカブを見つける。
バイクに乗れなくなったかわりに、そのカブを修理し始める。

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ある時、出前で困った店を救おうと、カブでの出前を提案、
走り屋で鳴らした腕で、驚異のスピードで出前する。


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このカブの走りのシーンがコマ落としで実にマンガチック。
パチンコ屋の店内もすり抜ける。


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店の窮地を救ったことで、出前に限りバイクに乗ることを許される。
すごく早い出前ということで、店も繁盛しだす。

一方、頻繁するバイク泥棒に、
どうやら走り屋の仲間が関係しているらしいということが分かり、
バイク窃盗団とのバトルが始まる。

ここでは、様々なバイクが登場する。
ビモータ、ドカティ等々、これもバイク好きには見どころか。
窃盗の手口が分かるから、防犯用に見ておいたほうがいいかも知れない。

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90ccのカブなら、都心では、ある意味最速のバイクでもある。
G.Gの乗っていたジョーカー90でも、80kmで巡航できたし、
ジョーカーより軽いカブなら、加速だって結構なものになる。

映画のカブは、ニトロを積んでいたし、最後にはエンジンを換装していた。
その辺のディテールをもっと見せて欲しかったね。

まぁ、お馬鹿な映画ですが、バイク好きなら、暇つぶしにいいかも。


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映画とバイク ベンジャミン・バトン 数奇な人生 2008年

F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を「セブン」のデヴィッド・フィンチャーが映画化した。第一次世界大戦時から21世紀に至るまでのニューオリンズを舞台に、80代で生まれ、徐々に若返っていく男の数奇な運命が描かれている。

主人公のベンジャミン・バトンを演じるのは、ブラッド・ピット。共演は、ケイト・ブランシェット。

老人として生まれた子供が、成長するにつれ若返り、赤ん坊として死ぬ。
ブラックでファンタジーな物語だ。

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捨てられて、拾われて育つ環境が、老人養護施設ときている。
姿かたちは老人なので老人達に混ざっても違和感はないが、知識や行動が子ども、
しかし、身近にいつも死を感じながら育つことになる。


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昨日話をしていた老人が翌日には死んでしまう。
おかげで、まるで悟りを開いたように自らの運命を静かに受け入れ、逆らわずに生きていくことになる。
恋した少女は成長し、やがて老いてゆく。自分はどんどん若返ってゆく。二人の年齢がシンクロする時期は、ほんのわずかしかない。そんな理不尽な運命も理解し、冷静に対応するのである。

ベンジャミンの生きた数奇な人生を振り返ることから始まる物語。
生きるとは何か、死ぬとは何か。人間に訪れる生と死。
そんなことを考えてしまう。

さて、劇中ベンジャミン・バトンは、バイクに乗る。それは若さの象徴として、バイクに乗っていたのか、自身もバイクに乗るブラッド・ピットの趣味なのかは分からないが、世界中の予告編に使われた映像では、インディアンに乗っている。

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デイジー(ケイト・ブランシェット)と
タンデムするのはトライアンフだ。
世界中を旅するシーンでは、エンフィールド、
ひきの絵で分からないが、
モペットのようなバイクにも乗っている。










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前に進むことしかできないバイク、
後戻りできない人生の象徴としてバイクを選んだのかも知れない。




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