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1 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 00:04:15 ID:V7PvNZ8Q

元ネタの改変やカットとか結構あるけど許してくれよな~頼むよ~
あと長すぎィ! 




3 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 00:05:56 ID:V7PvNZ8Q

『曖昧な眠りの中で
 
 夢見るんはあの町
    
 静岡
 
 いつかまた 二人で行こうと
 
 約束しておきながら
 
 私のせいで叶わんかった
 
 私は一人でそこにおるから
 
 あの思い出の場所で    』 




4 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 00:07:06 ID:V7PvNZ8Q

死んだはずの怜から手紙が来た

"園城寺怜"と封筒には記されとった

私のかけがいのない友人の名前

こんなバカな話があるわけあるかいなと思った

わかっているつもりやけど…

死んだはずの人間から手紙なんて来るわけない

そうや 怜は3ヶ月前に病気で死んどる

せやけど…せやけど私は怜に会いに来た 




6 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 00:07:58 ID:V7PvNZ8Q

"あの思い出の場所"

それはどこなんやろか?

この町には思い出が多すぎるわ…

あの公園やろか?

何をするわけでもなく一日中ベンチで怜を膝枕しとった

怜はそこにおるんか?

ホントに私を待っててくれてるんやろか?

… 




7 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 00:09:39 ID:V7PvNZ8Q


竜華「うーん…とりあえず町までちゃっちゃと行こか」トコトコ…

竜華(てか霧が一段と濃いなぁ……ん?)

竜華(墓地や…こんなとこ今は見たくないんやけど……お?誰かいる…)

金髪の女「…」

竜華「すみませーん」

金髪の女「…!? ご、ごめんなさい あの私 私…その…あの…」

竜華「えっ!?いやそんな驚かんでも!…いや…びっくりさせてごめんな」

竜華(あれ、この人どっかで見たような…右目を閉じてる…)

金髪の女「…あ、いやこちらこそごめんなさい…」

竜華「ちょっと道を聞きたかっただけなんや」

金髪の女「道ですか?」 




9 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 00:11:13 ID:V7PvNZ8Q

竜華「霧が濃くてよーわからんのや "静岡"にはこのまま行けばええんかな?」

金髪の女「え、えぇ ここの道は一本しかないですから 大丈夫ですよ」

竜華「そうか…ありがとうな」

金髪の女「でも…行かない方がいいですよ」

竜華「えっ?」

金髪の女「あの…その…町が変になっているんです うまく説明できないんですが…」

竜華「なんか危ないんか?」

金髪の女「多分…霧が異様に濃いだけじゃなくて…その…」 




10 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 00:13:55 ID:V7PvNZ8Q

竜華「? まぁ、気いつけるわ あんがとな」

金髪の女「私、嘘ついてないわ」

竜華「えっ、いや信じてないわけやないんやで」

竜華「まぁどっちでもええんや 嘘でもホントでもな」

竜華「私はどうしてもあの町へ行きたいんや」

金髪の女「なぜ?」

竜華「人探し…のためやな…」

金髪の女「どなたをお探しで?」

竜華「……大切な人…や また会えるもんなら何があっても会いにいくで」

金髪の女「そうなんですか… 私も実は人探ししてるんです」

竜華「へーどんな人探してるん?」

金髪の女「上埜さん…上埜さんを探しに来たんです まだ見つからないですが」 




11 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 00:15:17 ID:V7PvNZ8Q

竜華「上埜さん…友人?」

金髪の女「恋人です」

竜華「へぇー恋人とかええなぁー」

金髪の女「でも何ヶ月も会ってないんです…」

竜華「えっそれって大丈夫なんか…?」

金髪の女「大丈夫よ 大丈夫 大丈夫 大丈夫です」ミギメパカー

竜華「…そ、そっか お互い見つかるとええなぁ」

金髪の女「そうですね」ミギメトジー

竜華「ほんじゃ、お先に私は行くで 改めてあんがとな」

金髪の女「いえ、そんな…それでは」ペコッ 




12 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 00:17:09 ID:V7PvNZ8Q

竜華「……」

竜華(さぁ…行こか)

竜華(なんかあの人妙な威圧感感じたなぁ……まぁいいか)


竜華「てか、長いなぁ…どんぐらい歩いたやろか…」

竜華「あっ!でも町が見えてきた!やったで!」

トコトコ

竜華(あれ…人の気配がないな…ん?)

竜華「わっ!!」

竜華(道にち…血の跡…!?) 




13 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 00:18:59 ID:V7PvNZ8Q

竜華(け…警察に電話とかした方が…)カチャ

竜華(あっ…県外や…ど、どないしよ…)

ニチャニチャ…

竜華「えっ!?(今人影が見えた…!)」

竜華(んー…あの人影がなんか気になる…怜の手掛かりが掴めるかも…)

タッタッタッ

竜華「ハァハァ…(一体どこ行ったんや…)」

ギーギョイギー

竜華(ん…?なんかけったいなノイズが聴こえる…あの小さいトンネルからか)

ギーギョイギーギギキーギョイギ

竜華「これか…(小さいポケットラジオか…うるさいなー)」

ニチャニチャ… 




14 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 00:22:00 ID:V7PvNZ8Q

竜華「ん?」

ニチャニチャニチャニチャニチャニチャ

化物「グギュグギュ」

竜華「は!?(な、なんやコイツ!?人やない!?)

化物「グギュグギュ ギュシュー!!!」

竜華「わっ!!(何今の!?なんか吐きよった!?)」

化物「グギュグギュ」

竜華(ヤバイ!…あっ角材が…これで…!)ガシッ

竜華「ああああああああああ!!!」ドゴッドゴッドゴッ

化物「ボォウ!……」ドサッ

竜華「ハァハァ…(や、やってもうたけど…なんやこの人でもないキモいのは…)」 




15 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 00:26:31 ID:V7PvNZ8Q

竜華「あれ…?(ラジオのノイズが消えてる…)」

『私は……にい…』

竜華「!?」

『だ……会いに………いる』

『あ……………た私は』

『こ……いるから 竜華……』

竜華「怜…!?あ…音消えた…」

竜華(……一応持っていこか)

… 




16 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 00:33:14 ID:V7PvNZ8Q


竜華「ん、あれは…アパートか?」

竜華(なんか誰か人がいそうな気がする…行こか)

~あったか荘~

ガチャ

竜華「うわっ暗いな~」

竜華(しかも相当ボロい感じやでなんかここ)

竜華(まぁでも手当たり次第探ってみよかな)

… 




17 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 00:40:19 ID:V7PvNZ8Q


竜華(取り敢えずライトが手に入って大分見やすくなったけど…)

竜華(さっきみたいな化物がウヨウヨいておかしいわ……マネキンみたいなやつも出てきたし)

竜華(まぁノロいから何とかなってるけどな…それになんか一応ハンドガンも手に入っちゃたし…)

竜華(怜……大丈夫やろか)

ガチャ

マネキン「ギュァギュァ」

竜華(あっ!?なんやあいつら!?)

赤い三角頭「…」グイグイ 




18 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 00:45:20 ID:V7PvNZ8Q

竜華(マネキン2体に乱暴しとる!?とにかく隠れな!タンスの中や!)キィ

赤い三角頭「…」グイグイ

竜華(なんつうもんかぶってんねん…乳もなんかデカいし…女か?)

赤い三角頭「…グゥウウ」

竜華「……ゴクリ」

赤い三角頭「…」ズッズッズッ

竜華(行ったか…?)キィ

竜華(なんか他の奴らより妙な存在感やったな……)

竜華「行こか…」

… 




19 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 01:11:05 ID:V7PvNZ8Q


竜華「ふぅ…」ガチャ

??「オェー!ゲロゲロヴォェ…」

竜華「はっ!?誰かいるんか!?…ん?」

竜華「キッチンにし、死体……!?」

竜華(まずは取り敢えず声のある方へ!)ガチャ

ピンク髪の女「ヴォエ…」

竜華「!?……あんた、確か清澄高校の原村…和やないか!てか大丈夫?」ススス

和「私じゃない!違うんです!」

竜華「えっ何が?」

和「だから…その…私はしてないんです」 




20 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 01:13:06 ID:V7PvNZ8Q

和「あれは最初からあって……私はただ ただ……グボォ…」

竜華「落ち着けや…私は清水谷竜華や 夏大会で千里山女子高校の大将やっとったもんや」

和「あぁ、阿知賀高校に敗れたチームの大将さんでしたか」

竜華「直球やなー まー事実やけどな」

竜華「てか、あのキッチンの死体は…」

和「とにかく私は何もやってません そんなオカルトありえません…ヴォェ…」

竜華「そうか……とにかく、化物やあの赤い三角頭とかがおるからあんたも気いつけや」

和「?…赤い三角頭は知りませんが、怪物みたいなのは見ましたね…」

和「怖くなってしまって…このアパートに逃げ込んだんですが…ウッ…」

竜華「まぁこの中も安全やないけどな…一体何が起きてるんやろな?」

和「…私もよくわからないです オカルトまみれで…認めたくないですが…オェ…」

竜華「あんたもこの町に何か用でもあったんか?」 




21 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 01:14:19 ID:V7PvNZ8Q

和「……まぁそうですかね」

竜華「大した用でもないんならさっさとここを出た方がええんやろな…」

和「そうですね…あなたは?」

竜華「用事済ませたら即出て行くわこんなとこ 前はこんなんじゃなかったのに」

竜華「まぁあんたもさっき言ったけど気いつけるんやで お腹の調子は大丈夫?」

和「……大分良くなってきました…すみません…あなたもお気を付けて」

竜華「ほな…」ガチャ

竜華(まぁこんなとこいたら調子狂って気持ち悪くもなるわな…」

… 




22 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 01:18:41 ID:V7PvNZ8Q


ガチャ

竜華(この部屋も何もないかな…アパートも結構探ったけど原村しかおらんかったな……おっ奥に扉が)ガチャ

金髪の女「?……あなた…さっき会った方かしら?」

竜華「(包丁を握ってる…?)あっ!そうや!あんたも無事やったんか、良かった…」

竜華「そーいや名乗ってなかったわ 私は清水谷竜華というんや」

金髪の女「私は……福路美穂子と申します」

竜華「福路美穂子……あーそうか思い出した!インターハイ個人戦の長野チャンプやろ?」

美穂子「……はい、そうです そういうあなたも千里山の大将の方ですよね?」

竜華「そうやで なんか奇遇やなぁ 清澄の原村和にも会ったし!」

美穂子「原村さん……あの子もここにいるんですか?」

竜華「せやで まだここら辺いるかもだから会えるかもやで」

美穂子「……そうですね」 




23 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 01:22:35 ID:V7PvNZ8Q

竜華「後さぁ…なんかずっと包丁握っとるけど危ないお真似はせーへんといてな」

美穂子「そう?でも…」

美穂子「あなただって同じでしょう?」

美穂子「逃げるのは楽ですし…それに、少しだけ許される気がします」

竜華「えっ…私は……違うで」

美穂子「怖いですか?……ごめんなさい」

竜華「いや…ええんやで てか恋人には会えたんか?」

美穂子「いや…まだです どこにもいないんです」

竜華「このアパートにでも住んでたんか?」

美穂子「何も…知らないんです…」

竜華「? わかってんのはこの町に住んでたってことだけ?」

美穂子「そうなの?何で知っているの?」ミギメパカー 




24 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 01:26:23 ID:V7PvNZ8Q

竜華「!? いや、ここで恋人探してるって言ってたからそう思っただけやで?私は何も知らんで!」

美穂子「そう…」ミギメトジー

竜華「…違うんか?」

美穂子「わからないです…」

竜華「……」

美穂子「…あなたの探している方は見つかったんですか?」

竜華「まだやな…あっ、そーいや写真あるんやけど」ゴソゴソ

竜華「ホラ、この子や 園城寺怜っていうんやけど 私を知ってるならこの子も聞いたことあるやろ?」

美穂子「…ごめんなさい 見かけてないですね」

竜華「そっか…まぁええんや」

竜華「いるわけがないんやから…死んだ人間が…」 




25 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 01:29:26 ID:V7PvNZ8Q

美穂子「え…亡くなっておられるのですか?」

竜華「いや大丈夫、私は平常やで せやけど…それでも…」

美穂子「……私…そろそろ上埜さんを探しにいかないと……」

竜華「一緒に行かへん?この町かなりおかしいし…あんたの言ってた通りやったわ」

美穂子「一人で大丈夫ですよ それにあなたの邪魔になるかもしれないですし…」

竜華「いや、そんな…てかその包丁…護身用に持っとるんか?」

美穂子「預かってくれませんか?」 




26 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 01:33:05 ID:V7PvNZ8Q

竜華「えっなんで…?」

美穂子「これを持っていると何となく……楽になりたくなりますよね」

竜華「いや、そんな事言ったらあかんで!」スッ

美穂子「いや!!!ダメ!!!」グッ

竜華「!? やめてや!こっちに包丁向けんといてや!何もせーへんよ!」

美穂子「……っ」カタッ ガチャッ タッタッタッ

竜華「あっ…(包丁は置いていったな…)」

竜華(……こびりついてんのは血か…?)

竜華(まぁ預かってとか言ってたし一応持っとこ)

… 




27 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 01:34:13 ID:V7PvNZ8Q


竜華「ここで最後かな…」ガチャ

赤い三角頭「グォォォォ」グググ…

竜華「はっ!?コイツさっきの…!?(てかまた化物に乱暴しとる…)」

赤い三角頭「…」ズッズッ

竜華(こっちへ来る!てか何やあのデカ鉈は!あんなの持ってなかったやろ!?)

赤い三角頭「…」ズッズッ

竜華(ドアも何故か開かんし…そこの階段も水浸し…やるしかない…このハンドガンでっ!)

竜華「あああああああ!!!」バンバンバンバンバンバン

赤い三角頭「……」ズッズッ

ブォーーーーーーンブォーーーーーーン… 




28 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 01:35:29 ID:V7PvNZ8Q

竜華(なんやこの音……サイレン?)

赤い三角頭「……」ズッズッ

竜華「?(水浸しの階段に降りてく…)」

竜華「や、やったんか?」

ズズズズズズ…

竜華(水が…引いた……進めってことか?)

タンタンタン ガチャ

竜華「外や…(結局ここでは怜には会えんかったな…)」

… 




30 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 01:38:06 ID:V7PvNZ8Q


竜華(ハァ…霧やっぱうざいなぁ…)トコトコ

???「ふぅー…ツカレタデー」

竜華「えっ!?セーラやないか!」

セーラ「おわっ!びっくりした!竜華やないか 何やってるんやこんなとこで」

竜華「それはこっちのセリフやで!ってかなんやその手紙」

セーラ「……お前には関係ないわ だって怜のこと嫌いになったんやろ?」

竜華「は?何言ってるんや!どういうことやねん!!」

セーラ「……っ」ダッ

竜華「あっ!待ちいや!」ダッ

タッタッタッ

竜華「ハァハァ…くそ…(見失った…なんて足の速さやねん…)」

竜華(てか、あの手紙は……セーラがここにいるってことは、もしかしてあれも怜が送ったやつなんか…?)

竜華(セーラも怜に呼ばれたんか?どーなってるんや一体…?)

… 




38 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 12:06:55 ID:V7PvNZ8Q


~おもち公園~

竜華「ここは…あの公園だ…」

竜華「懐かしいわ……ん?」キョロキョロ

怜?「…」

竜華「えっ!?怜!?怜なんか!?」

怜?「…?」

竜華「…いや…全然違う……てか阿知賀の松美…玄ちゃんやないか!?」

玄「あれ……あなたは…」

竜華(この子を怜と間違えるなんて…疲れてんな私…)

玄「園城寺さんに見えたんですか?私はあんなに可愛いい人ではないですよ」 




39 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 12:08:47 ID:V7PvNZ8Q

竜華「いや…なんかすまんかったな…」

玄「ここで何やってるですか?」

竜華「いや…その怜を探しとるんよ この町にいるって来たんやが…」

玄「…えっ…園城寺さんって亡くなられたって聞きましたが…」

竜華「…そうや、3ヶ月前に死んだんや…」

竜華「せやけど、手紙が来たんや "思い出の場所で待っている"って…」

玄「……それがここなんですか?でも残念ながら見てないですね」

玄「思い出の場所ってここだけ何ですか?」

竜華「あっ……いや、あとは……ホテル……そうや、あそこもやわ」

竜華「おもち湖を見渡せるいいところなんや まだあるやろ」

玄「オモチビューホテルですか?まだありますね」

玄「でも、ホテルでの思い出って一体何の思い出何ですかね」オモチジロー 




42 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 18:03:24 ID:V7PvNZ8Q

玄「冗談ですよぉ テレちゃって可愛いですね」

竜華「……そーいやあんたはなんでここにおるん?」

玄「……単におもちが好きなのでここに来ただけですよ」

竜華「?(まぁおもち由来の場所は多いけど…)」

竜華「…そろそろ行かんと……ほな縁があったらまた」スッ

玄「……」スッ

竜華「ん?……ついてくるんか?」

玄「ちょっと一人じゃ心細いので……邪魔しませんから!園城寺さん探すの手伝いますよ!」

竜華「別にええよ まぁ一人で黙々と探してもつまらんしな 手伝ってくれるんならさらに嬉しいわ」

玄「お任せあれ!」

玄「……」

… 




43 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 18:08:08 ID:V7PvNZ8Q


~ボウリング場 NIWAKA~


竜華「おっ、ここでボーリングやったな~ 怜が下手過ぎて笑ってもうたわ」

玄「……私、ボーリング苦手なんでここで待ってます…」

竜華「えっ…別にボーリングを今するわけやないで?」

玄「いや、無理です…ここにいます」

竜華「…? まぁそこまで言うんなら…ちょっと待っててや」

玄「はい」

ガチャ

竜華「うわ…(ここもボロボロやな…)」

セーラ「何やらかしたんや?強姦、人殺し……」

和「そんなオカルトありえません」

竜華(!? この声は、セーラと……原村和か…?) 




44 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 18:10:41 ID:V7PvNZ8Q

セーラ「かぁー、つまんないなのなお前 乳は無駄にデカい癖に」

和「そんな事言われましても……というか、それは関係ないでしょう!」 

竜華(何の話しとるんや…)

セーラ「だって警察に追われてんやろ?」

和「ただ逃げてるだけです……怖くて 警察がどうしてるとかは知りません」

セーラ「でも怒られるようなことしたんやろ?ちゃんと謝らなきゃダメやで」

和「ダメですよ きっと許して貰えない…」

竜華(原村和…なんかやらかしたんか…?)

和「ところで…あなたは会えたんですか?さっき言ってた園城寺さんに…」

竜華(!?) 




45 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 18:16:26 ID:V7PvNZ8Q

セーラ「……」

竜華(会話が止まった…どこやあいつら…)ガチャ

和「…」

竜華「(む…セーラがいない)また会ったな」

和「あなたは…さっき会った…」

竜華「セーラがどこに行ったかわかるか?」

和「江口さん?……あぁなんか急にどっか行っちゃいましたね 申し訳ないですがわからないです」

竜華「うーん……私はセーラを追うけどあんたはどうする?」

和「私はまだここにいます まだあんまり動きたくないんで」

竜華(警察がどうとかは……まぁ聞かんでええか)

竜華「まだお腹がアレなんか?まぁ気いつけてや」

和「そちらこそお気をつけて」

… 




46 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 18:18:22 ID:V7PvNZ8Q


ガチャ

竜華「……あれ、玄ちゃん?どこ行った?」キョロキョロ

タッタッタッ

玄「ハァハァ……」

竜華「お、おったおった なんでそんな疲れとるん?」

玄「いやさっき、入口から化物が急に飛び出して来たから……びっくりしてその場から全速力で逃げちゃいました…」

玄「清水谷さんは大丈夫だったんですね…良かった…化物に会わなかったんですね」

竜華「? 化物の気配はなかったはずやけどな…(ラジオも反応せーへんかったし…)」

玄「まぁでも無事で良かったです!あと、この先に静岡では有名な大きな病院があるんですが行ってみませんか?」

玄「大きい場所で人集りそうだし、そこに園城寺さんもいるかも!」

竜華「病院か…(まぁ怜がいそうな雰囲気はあるな おらずとも情報がある可能性が高い気もするで)」

竜華「そんじゃ次の目的地は病院で決まりやな」

… 




47 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 18:19:38 ID:V7PvNZ8Q


玄「ここら辺のはずです」キョロキョロ

竜華「もうホント歩いたり走ったり足がつかれるで…ん?」

セーラ「…」タッタッタッ

竜華「セーラや!建物に入って行きおった!玄ちゃん!」

玄「むっ見つかりましたか!?」

竜「いや、その前にあの建物に寄りたいんやが…」

玄「あ!あの建物が病院ですよ 大丈夫です このまま行きましょう」

竜華「おっそうか ってか近づいて見ればちゃんと病院の看板あるな 行くで」 




48 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 18:23:43 ID:V7PvNZ8Q

~穏川病院~

ガチャ

竜華「むー、セーラの奴どこ行きおった…てかやっぱここも暗いな…」

玄「えっ……あの江口セーラさんですよね?あの人もこの町にいるんですか?」

竜華「さっき叫んでたの聴いてなかったんか……そうや、セーラもこの町におるんや」

玄「……江口さんも園城寺さんから手紙を貰ったとかですかね?」

竜華「おそらくな、まだよーわからへんけどな」

玄「そうですか…」

竜華「取り敢えずこの病院の中を探すで では手分けして探すことはダメや」

玄「さっきみたいなのが出てきたら怖いですもんね…」

竜華「せやで さぁ行くで」

ニチョニチョ… 




50 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 18:28:21 ID:V7PvNZ8Q

玄「あっ…看護婦さんだ!」

ギーギョイギーギギキーギョイギ

キモナース「キャハァーァー」

竜華「!? いや…違う…アレは化物やで!逃げるで玄ちゃん!」

玄「へっ!?何言ってるんですか!ナイスなおもちの人ですよ!?」

竜華「アホか!行くで!」グッ

玄「あっ」ヒッパラレー

タッタッタッ ガチャ

竜華・玄「ハァハァ…」

竜華「……ふー、何とか振り切ったで…」 




51 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 18:32:12 ID:V7PvNZ8Q

玄「ハァハァハァハァ…」

竜華「玄ちゃん大丈夫かいな?ちょっと疲れたか?」

玄「いやちょっと…なんだろ…異様に疲れました…ハァハァ…」

竜華「ん……この部屋ベッドあるみたいやし、少し休んだらええわ」

玄「ハァハァ…結構広い…ベッドですね…」

竜華「私は怜とセーラをを探す まぁ、まずセーラをすぐ見つけたら戻ってくるわ」

玄「……そうさせて貰います」

竜華「この部屋カギかけれるみたいやからかけといてな 私が来た時しか開けちゃいかんよ」

玄「ハァハァ……はい…」

竜華(お…?カギ……屋上のか 一応持ってこ)チャッ 




52 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 18:38:11 ID:V7PvNZ8Q

ガチャ

竜華(早いとこ見つけないとな……玄ちゃんも心配やし…)

竜華(てか玄ちゃんあんな化物でもおもちしか見てないとかどんだけおもち好きやねん…)

竜華(……とりあえず屋上でも行ってみよかな)


ガチャ

竜華「屋上…お…(もう夜や…早いもんやな…)」

竜華「うわ…(この金網ボロボロで外れそうやないか…意味ないわこんなの」グイグイ

ズッズッ

竜華「…?」

赤い三角頭「…」ズッズッ 




53 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 18:41:23 ID:V7PvNZ8Q

竜華「は!?いつの間に!?」

ブンッ ドシャ

竜華「痛っ!(吹っ飛ばされた!やばい!逃げないと…!)」

ギィイイイイ…

竜華(金網が取れる!お、落ちる!)

ガシャアアア…

竜華「きゃああああああああああ!!!!」ヒューーーン…

ドサッ 




54 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 18:44:08 ID:V7PvNZ8Q


竜華「………っ」

竜華「あ……イタタ(ほ、骨は…折れてる感じはしないな…)」

竜華「…た、助かった……ハァ……」

竜華(…てか、アイツは何物なんや? こんなところにも現れるやなんて……他の化物とはなんか違う……なんか…)

竜華(いや、それよりはよ怜やセーラを探さな……玄ちゃんも待ってる…)

竜華「…イタタ」

… 




56 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 18:48:35 ID:V7PvNZ8Q


ガチャ

竜華(ここもボロボロなだけか……)

モゾモゾ

竜華「ん?」

セーラ「ふぁあああああ…痛ぁ寝違えた…」

竜華「セーラ!こんなとこにおったか!(こんなとこで寝てたんか)」

セーラ「…! なんや竜華か……まだこの町にいたんか」

竜華「当たり前や!てか、あんた怜から手紙が来からこの町に来たんか!?」

セーラ「……別にいいやろそんなこと」

竜華「いいわけないやろ!それでセーラは怜に会えたんか!?」

セーラ「………いやまだや」 




57 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 18:52:34 ID:V7PvNZ8Q

竜華「なら一緒に探そうや!そうした方が安全やしええで!」

セーラ「安全って…別にただの静かな町やないか」

竜華「?何言ってるんや?」

セーラ「わーったわーった!!ついてくから!お前めんどくさいで」

竜華「誰がやねん!てか一緒に来てくれるんやな?」

セーラ「おう! あっ!その前に寄りたいとこあるんやけど」

竜華「? どこや?」

セーラ「この階のとある部屋や 怜の手紙を置いていってもうてな」

竜華「なんやて!?マジなんか!?」

セーラ「当たり前や ちゃんとお前にも見せたるで」

竜華「うん!」 




58 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 18:55:53 ID:V7PvNZ8Q

ガチャ

竜華「この部屋なん?」

セーラ「そうや、もっと奥や」

竜華「ん~………何もないで…?」

ガタンッ

竜華「!?セーラ何のつもりや!ちょっと!部屋から出しーや!!!」

セーラ「嫌や お前はそこで暫く俯いてろや」

竜華「何でや!?何でこんな事するんや!?……!?」

格子状の唇お化け「ギィギィイイイ」

竜華「天井から化物が!キモい!いい加減にしてや!!開けてーな!!」

セーラ「…? まぁお前をあんま怜に会わせとーないからな じゃあな」タッタッタッ 




60 :ミスしましたこっちです:2014/06/28(土) 19:00:22 ID:V7PvNZ8Q

格子状の唇お化け「ギィギィイイイギィギィイイイ」

竜華(……もうやるしかない……ハンドガンは弾切れで捨てたし……角材の出番や!)

ドガッドガッドガッ

格子状の唇お化け「ギィ…」

竜華「や、やった!」

竜華(………なんかもう慣れてもうたな)

ブォーーーーーーンブォーーーーーーン…

竜華「!? これは……(アパートで聴いたあの音か?)」

ガシャンガシャン 竜華…竜華…

竜華(え!?背景が……変わっていく…?それに怜の声が…)

竜華(場所が変わった…?中庭……?……ほんとおかしくなりそうやわ…)

竜華(……玄ちゃんのとこ戻ろ)

… 




61 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 19:04:32 ID:V7PvNZ8Q

ガチャ

竜華「玄ちゃん!」

玄「あっ……良かったぁ戻って来て……急に雰囲気変わって怖かったんですよ」

竜華「そうかすまんかったな……体は大丈夫?」

玄「かなり苦しかったですが、まぁ良くなりました それで園城寺さんや江口さんは?」

竜華「セーラはおったが、逃げられてしもた……てかセーラ何故か私を毛嫌いしてるんや」

玄「……」

竜華「なんでやろ さっぱりわからへん…」

玄「……もう一度セーラさんに会ってきちんと話をするのがいいのかもしれません」

竜華「せやな まぁでも玄ちゃんが無事で良かったで」

玄「でも!?」 




63 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 19:07:40 ID:V7PvNZ8Q

竜華「えっ?」

玄「でもって何ですか!?私が生きているってことはその程度なんですか!?」

玄「ひどいじゃないですか!?苦しかったんですよ!?どうして助けに来てくれなかったんですか!?」

竜華「ちょっと待ちいや玄ちy…」

玄「怜、怜って そんなに死んだ女性が大事なんですか!?泣きそうになったんですよ!?死にそうになったんですよ!?」

玄「私なんて……どうでもいいんですか?」

竜華「いや、そんなことないで!(様子が変……急にどうしたんや!?)」

玄「じゃあ一緒にいて下さいよ 見捨てないで下さいよ」ダキッ

竜華「!?く、玄ちゃん!?」

玄「だって私の事見てたじゃないですか…」

竜華(ど、どうなって…?) 




65 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 19:12:32 ID:V7PvNZ8Q

玄「……あっ、す、すみません!私…変な事…」

竜華「……いや、ええんや ちょっとストレスとかが溜まってるんや 気にせんでええよ」

玄「本当にすみません…」

竜華「ええんや それより絵の描かれた変わった扉をここに来るまでに見つけたんやが、行ってみよか」

玄「……はい」

竜華(そうや、この場所は色々おかしいし、玄ちゃんは怖くてきついだけなんや…)


竜華「ここやな」

玄「おお~女の人の絵描かれてますね いいおもちです」 




67 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 19:17:26 ID:V7PvNZ8Q

ガチャ

竜華「おっ開いてるで 何や下への階段か…」

カンカンカン

玄「あの……なんで看護婦さんに声かけないんですか?鉄パイプとか持ってて物騒でしたけど」

竜華「なんでってあんなのただの化物やで おもちがあれば何でもええんか玄ちゃんは」

玄「えぇ……そんな」

竜華「おっ扉や」

ガチャ

竜華「うわ~長い廊下やね」

玄「……って後ろに誰か…?」

赤い三角頭「…」ズッズッ 




68 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 19:21:22 ID:V7PvNZ8Q

竜華「!?こいつまた!?今度は槍!?玄ちゃん走るで!」

玄「おもち、えっ は、はい!」

タッタッタッ ズッズッズッ

竜華「ハァハァ!エレベーターや!」

竜華「(扉が閉まる!)うおおお!」スッ

玄「ハァハァ!」

竜華「玄ちゃん、早く!くそっ 開けぇ!」グググ

赤い三角頭「…」グイッ

玄「あっ…清水谷さぁん」グイー

竜華「玄ちゃあーーーーん!!」

ドカッ 




70 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 19:25:15 ID:V7PvNZ8Q

玄「あぅ……」

ガシャン…

竜華「扉が……そんな……そんな…」ヘナヘナ…

竜華「玄ちゃああああああん!!!いやあああああああ!!」

竜華「ああああああああああああああああ!!!!」

………

……

… 




71 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 19:28:33 ID:V7PvNZ8Q

チン ガシャア

竜華「うっうっ…」トボトボ

竜華「……」

ガチャ

竜華「玄ちゃん……」

竜華「……?(カギ2つと地図……地図に何か書いてある…)」

『深淵に見つめられることを恐れる者には
 深淵を覗き込むことはできない
 真実は進むことでしか得られない 
 資料館に深淵の一つがある      』

竜華(なんやこれ……カギはこの病院玄関のカギとこの資料館のカギ……資料館に何かある…?)

セーラ「…」タッタッタッ 




72 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 19:30:21 ID:V7PvNZ8Q

竜華「!?(セーラ……もう外に出たんか…)」

竜華「……」


ガチャ

竜華(玄ちゃんは死んだ 守れへんかった また私には助けることができへんかった)

竜華(セーラは何処かへ行ってしもうた)

竜華(怜……私は……どうすればええ?)

竜華(いや……怜は本当に私を待っているんやろか?それともこれは怜の……)

竜華(……怜に会いに行こう それだけが私の望みなんやから……)

… 




73 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 23:04:35 ID:V7PvNZ8Q


~"静岡"歴史資料館~

竜華(……ここやな)

ガチャ

竜華(……やっぱボロボロやな)

竜華(写真や資料が一杯……今は興味湧かへんが……あ)

竜華「これ!?(この絵…あの赤い三角頭やないか!)」

『霧の日、裁きの跡』

竜華(この町で有名だったりするんかこいつ……9

竜華(てか何かぶち抜かれたような壁あるし、階段がある……行くか) 




74 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 23:06:01 ID:V7PvNZ8Q

タンタンタンタン…

竜華(長いな……)

タンタンタンタン…

竜華「ハァハァ(長すぎ!)」

タンタンタンタン…

竜華「ハァハァハァ(や、やっと扉が…)」

ガチャ

竜華「ハァハァ……(え?何やここ…資料館か?)」

竜華「……(机のメモ書きに受刑者とか何とか書いてあるみたいやが)」

竜華(ムショみたいなとこなんか?なんでこんなとこにあるんや…) 




75 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 23:08:14 ID:V7PvNZ8Q

ガチャ

竜華「うわ……大きな穴(底が真っ暗で見えへん…)」

竜華(何やろ…飛び込まなあかんような気がしてきた……)

竜華「…ゴクン ていっ!」ピョン

ヒューーン ドサッ

竜華「……っ…痛ぁ…(また…大丈夫みたいやな)」

竜華「ドアや…」

ガチャ

竜華(水が…なんや…地下水路っぽいとこか?)

竜華「靴が…ああもう!」ビシャビシャ 




76 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 23:09:13 ID:V7PvNZ8Q

ガチャ

竜華「!?また下に穴!?(今度は扉付きや…)ガシャン

竜華「……」ピョン

ヒューーン ドサッ

~刑務所~

竜華「………っ……ん?」

和「……」

竜華「(銃!?この子も手に入れたんか!?)あんた……無事やったか」

和「異性愛者を殺すのって簡単なんですね」 




77 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 23:13:36 ID:V7PvNZ8Q

竜華「!?…死体!?」

和「心臓を狙って パァンって! 一発ですもんね」

竜華「人を……殺したんかあんた!」

和「でも……私が悪いんじゃないんです 仕方なかったんです」

竜華「何があったんや」

和「だから……この人が……殺されても当然なんですよ」

和「何も悪いことしてないのに私を殴ろうとしたんです」

和「それに、私のことを異常だという目で見たんです あの子と同じです」

竜華「…それだけの理由で殺したんか?」

和「それだけですって?」スッ 




78 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 23:14:27 ID:V7PvNZ8Q

竜華「!? あんた、それでも人を殺すというのは……」

和「十分な理由でしょう?今まではやらなかっただけです」

和「あの子の犬とかいうのだってそうです 汚らわしい 今までは許していました 私が殺したんです!」

竜華「ち、ちょっと、落ち着きーや!」

和「………清水谷さん 冗談ですよ 本当は最初から死んでいたんです」

和「私……もう行きます」

竜華「あっちょっ…一人で行くんか?」

和「そうです」ガチャ

竜華「……(あの子も様子が変になってる…ここはやっぱそういう空気があるんや…)」

竜華(怜……早く会いたい…)

… 




79 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 23:17:44 ID:V7PvNZ8Q


竜華(……やっぱここは刑務所みたいやな…牢屋とか一杯あるし…)

竜華(化物は相変わらずいるし……ほんと勘弁してほしーわ)

ガチャ

竜華「ここは…(広場か…こんな地下に…)」

竜華「うわ……(絞首台か……三つ首吊り輪がある…嫌やわこんなの…)」

竜華「薄気味悪い……出よ……おっ?」

竜華(なんやこのデカイ銃は?ライフルってやつかいな?)カチャカチャ

竜華「(ハンドガンもうないし…)持ってこ いつか使えそうや」

竜華(ハンドガンもやが、普通に銃置いてあるのも変やわな……今更やが)


… 




80 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 23:20:15 ID:V7PvNZ8Q


竜華「……(また下に扉みたいなのが)」

ガシャン

竜華「……穴」ピョン

ヒューーン ドサッ

竜華「……よいしょっと」

竜華「……また穴」ピョン

ヒューーン ドサッ

竜華「………(どこまで落ちていけばいいんや)」ピョン

ヒューーン ドサッ

竜華「………ふぅ」 




81 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/06/28(土) 23:21:03 ID:V7PvNZ8Q

竜華「あっ…(エレベーターや 上がれるんかな)」ズン

ガシャン グイーン…

竜華「あれ…勝手に…(しかもまだ下がれっちゅうんか)」

竜華「……怜……」

ガシャン

竜華「ここは……(なんか普通の部屋っぽい空間やん)

竜華「……進むしかない」

… 




88 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:05:01 ID:DNW/PDvk

~迷宮通廊~

竜華(普通の部屋っぽい空間とか…んなわけないか)

竜華(もう構造がめちゃくちゃや……まるで迷路のような……えっ)トコトコ

玄「……」

竜華「玄ちゃん!!そんな……無事だったんか!!ってか牢屋の中って!?」

玄「……気がついたらここにいたんです」

竜華「良かったぁ……あいつに殺されたと思ってた……ケガは大丈夫なんか!?」

玄「大丈夫ですよ なんか叩かれて気絶させられただけのようです 頭も特に異常はないと思います」

竜華「そうか……あの後槍でやられたんかと勝手に思ってたようや…」 




89 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:05:58 ID:DNW/PDvk

玄「変なのかぶってるとはいえ、あんないいおもちの人に襲われるだなんてあんま実感はなかったです」

竜華「あのなぁ…前から思っとったけど、おもちおもちって乳ありゃ見境ないんか!!」

玄「!?」

竜華「病院での奴らはみんな化物だったんやで!?実際危害だって加えられとるんや!!」

玄「そこまで言わなくたって……いいじゃないですか…」

竜華「…っ ご、ごめん言いすぎたわ……」

玄「……いや、いいんです すみません 竜華さんがすごく心配してくれてるのに…」

竜華「……」 




90 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:06:59 ID:DNW/PDvk

玄「……私のこと心配してくれて嬉しいです 園城寺さんのことはそれ以上に心配なさってるんでしょうが」

竜華「えっ…いや…そ、それは…」  

玄「園城寺さんが羨ましい……やっぱり私じゃ園城寺さんにはなれない…」

竜華「え!?いや、玄ちゃんは玄ちゃんやで?」

玄「……やはり……憶えてませんか」

竜華「え?何を…?」

玄「……いや、これでいいんです」

竜華「どういうことなん?」

玄「私は園城寺さんにはなれないんですよ」 




91 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:07:30 ID:DNW/PDvk

竜華「!?…いや、だから玄ちゃんは玄ちゃんやから…」

玄「……取り敢えず、迎えに来て欲しいです 鉄格子ごしじゃ何もできないです」

竜華「……せ、せやな 奥にあるのは扉か?」

玄「はい、そうです ですがカギが掛かってます」

竜華「…わかった ちょっと待っててな 必ず助けるから」

玄「はい」

竜華(なんか……段々玄ちゃんも変に……怜にはなれないとか…)

竜華(そんなバカな!そんなこと……!)

竜華(……行こか)

… 




92 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:08:07 ID:DNW/PDvk


竜華(うーん、道が本当に複雑やな…)

竜華(でもこっちで合ってるはずや……ん?)

赤い三角頭「…」ズッズッ

竜華「またお前か!(逃げるで!)」バシャバシャバシャ

竜華(ここは複雑で攪乱しやすい いけるで!)バシャバシャバシャ

赤い三角頭「…」ズッズッ

竜華(さらばやで!)バシャバシャバシャ

竜華「……ふう(なんとか振り切ったな…)」

竜華「……お(新聞が落ちてる…血で字が見づらいな)」 




93 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:08:45 ID:DNW/PDvk

『 □□□□□、あ□向けに□って倒れっ
 
 ている女性の死体を発見した。
  
  □害者は染□ま□さん(17才、高校生)。
  
  首前面、及び、半身に計55箇所の、
 
 鋭利な刃物による刺し傷□□り、これら
 
 が死亡の原因と思われる。死□推定時刻
 
 は午後11時□ら午前0時半。
  
  部屋の中には争った形跡があり、死亡
 
 時に使われた凶器も発見されていないこ
 
 とから、警察はこ□を殺人事件と断定、
 
 捜査を開始した。
  
  部屋の中にあった金銭は手をつけられ
 
 ておらず、ま□□□ま□さんは□井□さ
 
 ん(18才、高校生)と肉体関係にあり、そ

 れを良し□□□い者の怨恨が原因□□□

 □□□□□□□□。            』 




94 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:10:45 ID:DNW/PDvk

竜華「なんやこれ……!ん、ドアや」

ガチャ

美穂子「いや!ふざけないで!」

竜華(これは福路美穂子の声!!あのドアからや!)

ガチャ

化物「オォォォォオ」

竜華「なんやこいつ……(ベッドからワカメみたいなんが生えとる…)」

グシャア

ワカメベッドの化物「オオオオオ…!」 




95 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:11:35 ID:DNW/PDvk

美穂子「死ねばいいわ!死になさい!!死ねっ!!!」ミギメパカー グシャア グシャア グシャア

ワカメベッドの化物「グォォォォ……」ドシャ

美穂子「ハァハァハァハァ…!!」

竜華(す、すごい気迫で化物を殺りおった…)

竜華「あ、あんた 落ちつきーや」

美穂子「命令しないで!」

竜華「め、命令するつもりなんてないで」

美穂子「私のためって言いたいの?」 




96 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:13:15 ID:DNW/PDvk

美穂子「なぁに じゃあ それでお優しいつもり?」

美穂子「わかってるのよ 裏があるんでしょう」

美穂子「こいつのようなあの人に対する下心が」

竜華「何言っとるんや!下心なんてあるわけ無いやろ!てかあんたならともかくあの人って…」

美穂子「言い訳?誤魔化し?本音を出したらどう」

美穂子「あの女みたいにあの人に取り入れば?私から思い通りに奪ってみれば?」

美穂子「私の気持ちなんてどうせ考えないんだから あなた達みたいなクズ」

竜華「あ……福路さ」スッ

美穂子「触らないで!気持ち悪い!」

竜華「ッッ」ゾッ 




97 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:14:22 ID:DNW/PDvk

美穂子「……園城寺さんは死んだって言ったわよね?」

竜華「? そうや……病死や……」

美穂子「嘘つき!」

竜華「え!?」

美穂子「わかるもの」

美穂子「いらなくなったんでしょ 代わりでもできたの?」ダッ ガチャ

竜華「……!? どういうことや!?」

竜華「行ってもうた……」

竜華(いらなくなった?代わり?どういうことや?)

竜華(……玄ちゃん?……いやあの子は……違う……違うんや)

竜華(……いや、私は何か大切なことを忘れているような…)

… 




98 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:17:34 ID:DNW/PDvk


竜華「……怜……」トボトボ

ガチャ

竜華「あっ!玄ちゃん?ってか鍵開いてる……寝てるんか?」

玄「ゴフッ ゴフッ」

竜華「は!?え!?玄ちゃん!?」

玄「あ…あ……な、なんで…ゴフッ」

竜華「血が!?クロちゃんしっかりせーや!」

玄「わた…しは……お…もちが…」

竜華「!?」

玄「好きな……だけで……」 




100 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:20:36 ID:DNW/PDvk

竜華「ええねんそんなんは!喋ったらアカン!」

玄「あ……なたにふさわ…しくなかった……から?…」

竜華「また、な、何を…」

玄「ゴフッゴフッゴフッ」

竜華「!?クロちゃん!?クロちゃん!!?」

玄「」

竜華「ちょっと!?え!?」

玄「」 




102 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:21:38 ID:DNW/PDvk

竜華「あ……そんな……死んでる……死んじゃった……」

竜華「なんでや!!!??玄ちゃん死んじゃった!!!!なんでや!!!??」

玄「」

竜華「…………」

竜華「……怜……怜……?」

竜華「……怜に会わないと…怜に会わないと…」

… 




103 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:22:26 ID:DNW/PDvk


ガチャ

竜華(……墓?3つある……掘られた墓穴が3つ…一つだけ深いな……ん?)

『原村 和』

『福路 美穂子』

竜華「え……なんやこれ…」

『清水谷 竜華』

竜華「!?……私の名前も……!」

竜華(ここの穴が深いんか……)

竜華「…………」ピョン

ヒューーン ドサッ 




104 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:27:05 ID:DNW/PDvk

竜華「……ふぅ(慣れすぎや…)」

竜華(また雰囲気が変わったな……一本道みたいやけど)

トコトコ ガチャ

竜華「うわ……何やこれ…(花だらけ……ユリの花?)」

竜華(後は適当にデカイガラクタばっかと…)

和「……」

竜華「!?(死体がいっぱい!?)」

竜華「あんた!!何やこれは!?」

和「見ての通りですよ……みんなが言ったんです」

竜華「?」 




105 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:28:16 ID:DNW/PDvk

和「『やっぱりおかしい…おかしいよ和ちゃん』」

和「『のどちゃんはもうただの乳デカHピンクだじぇ』」

和「『和……お前やっぱ変だよ』」

和「何がですか?同性を好きになることの何がおかしいんですか?」

竜華「…!?」

和「非生産的だから?単に気持ち悪いオカルトだから?」

和「しかし、そのような自称健常者の方々だって」

和「死体になってしまえば同じです」

和「価値なんて存在しません」

竜華「な、何を言って…(この子の友達はそんな事を……いや)」 




106 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:31:07 ID:DNW/PDvk

竜華「そ、そんな事ない!てか、あんたの友達はあんたの価値観自体を批判したんやなくて」

和「?」

竜華「そんな事関係なしにあんたが無理やり押し付けがましい事でもしただけやないの?」

和「……違う……違う違う…違う違う違う!!!」

竜華「!?」ゾクッ

和「…そうです 同性愛をバカにするような人は」

和「みんな殺してしまえばいいんですよ」カチャ

和「たかだかあの子の犬を殺してしまっただけで少しビビってしまってこんな町に来てしまったのは我ながら情けないですがね」

和「あの子もあんな汚らわしいのを庇って……バカな子です」

竜華「く、狂ってるであんた!!」

和「あなただって私と一緒ですよ」 




107 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:31:37 ID:DNW/PDvk

竜華「は!?」

和「あなただってこの町に呼ばれたんです 私と同じです 何善人面してるんですか」

和「あなたもわかってるんでしょう?」

竜華「ち、違う!私は……」

和「せっかくの同志かと思ったのに、残念ですよ あなたも死んで下さい」チャッ

竜華「!?」

ドォン 

竜華「ぐっ……!」ササッ

和「隠れたって無駄ですよ」 

竜華(や、やらへんと…やられる!)ガチャ 




108 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:32:32 ID:DNW/PDvk

和「……」ザッザッ

竜華「あああああ!」スッ

和「!?」

ズドン

和「ゴフッ…」

竜華「ああ……(や…)」

和「」ドサッ

竜華(やってもうた…人を……)

竜華「殺してもうたぁ……」ガクッ

竜華「……怜ぃ…」

竜華「………」 




109 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:33:15 ID:DNW/PDvk

竜華(なんかだんだん……違和感が…)

竜華(怜は……)

竜華(怜は本当に三ヶ月前に死んだんか……?)

竜華(怜に会えば……怜会えばわかる……わかるはずなんや……)

竜華(まだメゲるわけには……いかんのや)

… 




110 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/07/24(木) 00:33:58 ID:DNW/PDvk


ガチャ

竜華(……外に出れた……あれは…)

竜華(湖……おもち湖……ってことは)

竜華(オモチビューホテルが近い……)テクテク

竜華(ボートがあるな……これで先に進めそうや)

竜華(そーいや怜とも乗ったなぁこれ…)

竜華(私がずっと漕いでたなぁ……)

竜華(怜が近い……そんな気がしてくる……)

竜華(この湖の先のホテルに……)ドシッ ギィ

ギィ…ギィ…ギィ…ギィ

ギィ…ギィ…ギィ

ギィ…ギィ

… 




118 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:04:09 ID:MdE4SyI6

~オモチビューホテル~

竜華「ふぅ……(やっと着いた…)」

竜華「……(流石になんも変わっとらんな…)」トコトコ

竜華(この静かな感じの庭……怜が好こうてたな…)

竜華(怜…)

ガチャ

竜華「……(もう暗いのも慣れたな)」

竜華「お(ここの地図か)」スッ

竜華(ん?なんか書いてある…)

『竜華を待ってる』

竜華「!?」 




119 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:04:50 ID:MdE4SyI6

竜華(こ、これ怜の字…!)

竜華(それに指してる部屋は312号室…私たちが泊まった部屋…)

竜華(怜はここにおるんか…?それとも…)トコトコ

ガチャ

竜華「……ふぅ(レストラン……ここの料理結構美味かったなぁ…)

ガタッ

竜華「!?」

セーラ「あ…またお前か……」 




120 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:06:10 ID:MdE4SyI6

竜華「セーラ…無事だったんやな…」

セーラ「当たり前やろ?また何を大げさな」

竜華「怜には会えたんか?」

セーラ「まだや どこにおんねんまったく…」

竜華「……」

セーラ「……あんたはもう会ってしまったんか?」

竜華「いや…まだや…」

セーラ「そうか…この町にいると思ったんやけおどなぁ…」

竜華「そう手紙に書いてあったんやな?」

セーラ「……そうや 見してやってもええで」 




121 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:08:51 ID:MdE4SyI6

竜華「え!?ほんと!?」

セーラ「まぁ怜をすごい心配してるみたいやしな……何だかんだで」

竜華「当たり前やないか!」

セーラ「……ほら 手紙や 荒川から貰った」スッ 

竜華「荒川…?あの荒川憩か?」

セーラ「そーや、こいつ自分のホームの荒川病院に学生として個人的に連日見学に来ててな」

セーラ「そん時にも連日会っていたみたいやった 実際俺も荒川に会ってな」

竜華「え……(なんで私は知らなかったんや?)」

セーラ「んで、荒川が俺にこの手紙をくれたんや」

セーラ「怜はどっかに行ってしまったからこの手紙を見てさらに心配になって」

セーラ「ここに来たってわけや」

竜華「そうだったんか……」スッ 




122 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:10:18 ID:MdE4SyI6

『荒川さんに託したこの手紙をあんたが手にする時には

 私はもうこの病院にはいない

 とても遠く 静かな場所に行ってしまったから

 別れも言わずいなくなってしまって本当にごめんな

 私はもう帰ってこれないけど セーラ 元気でいてな

 でも あまり他の部員を困らせないようにな

 それとあんたは竜華を嫌ってしまって

 会おうとはせーへんかったけど

 本当はとても優しいってあんただってわかってるはずや

 竜華とは今後とも仲良くしてな

 私はみんな大好きやから             
                    
                        怜 』 




123 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:11:57 ID:MdE4SyI6

竜華「……こんな手紙が…」

セーラ「……」

竜華「いつ貰ったんやこれ?」               

セーラ「ん……2週間くらい前やな」

竜華「え…?(あれ?どうなってるんや?)」

竜華(怜は3か月前には死んでいない…?そんなアホな…)

セーラ「そーいやお前もここに来たってことは手紙とか貰ったってことか?」

竜華「そうや ほらここに手紙が」ガサガサ バッ

竜華「あれ…?(何も書書かれてない!?)」

セーラ「? 別に見せんでもええで いう程中身に興味ないしな」

竜華「そんな…アホな…」 




124 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:12:51 ID:MdE4SyI6

セーラ「……まぁ…怜は静岡の話をたくさんしてくれた」

セーラ「嬉しそうにな……また行きたいとも言っとったで とても遠い静かな場所ってのはきっとここなんや」

竜華「……」

セーラ「……お前ちゃんと反省してるんか?」

竜華「え…?」

セーラ「怜をほったらかしにしてあの女とイチャイチャしてたこと」

竜華「は…?」

セーラ「まぁお前も辛かったってのもわからんでもない……だけどな、アレは怜が悲しむとは思わなかったんか?」

竜華「言ってる意味がわからへん!私はずっと怜だけしか見てへんで!?」

セーラ「……やっぱりお前はもっと頭を冷やすべきやな」スッ

竜華「ちょっ!!セーラ!!」 




125 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:14:17 ID:MdE4SyI6

セーラ「……そーいやもう片方の手紙落としたんやった…探さな…じゃあな」ガチャ タッタッタッ

竜華「あっ……」

竜華「わ、私は……」

竜華(怜だけを見てきた……元気になって欲しいと思ってずっと…)

竜華(なんなんや……あの女って誰や?…やっぱ何か記憶が途切れているんか…?)

竜華(私はどうなってるんや……あ…)

竜華(鍵……312号室…)

竜華「行かなきゃ…確かめないと…」

… 




126 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:16:06 ID:MdE4SyI6


竜華「…ふぅ」

竜華「312号室…やっと着いたで…」

ガチャ

竜華「……(おらん…)」

竜華(今度こそって思ったのに……ん?)

竜華(これは…DVDか……『思い出』…?DVDレコーダーもあるみたいやけど…)

竜華「……」ガチャ ポチッ

ザザザザザザザ 




127 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:22:08 ID:MdE4SyI6

怜『え、また撮ってんの?ハマってるんやな~』

竜華『そーやで!結構おもろいんやこれが!』

怜『そんなビデオカメラって楽しいんか?自分でやるとめんどいだけやん……まぁええけど』

竜華『ふふっあんがとな!』

怜『はぁ……なんだかんだでええとこやったなぁここ』

怜『とっても静かで……落ち着くわ…』

竜華『せやなぁ…まぁちょっと静かすぎな気もするけどな』

怜『なぁ知ってる?』

竜華『ん?』 




128 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:22:49 ID:MdE4SyI6

怜『ずっと昔な、ここらへんは何やら神聖な場所だったそうやで』

怜『何となくわかる…わかんや』

怜『もう帰らなあかんと思うと、名残惜しいで…』

竜華『……そっかぁ』

怜『せやから、またここに来ような いつかきっと…ゴホッ』

竜華『あ!怜!?』

怜『ゴホッゴホ――

ザザザザザザザ               

竜華『……』

怜『……』

竜華「え?(怜がベッドで寝てて私が立ってる…)」 




129 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:24:23 ID:MdE4SyI6

竜華『……』スッ

竜華「枕……あっ」

グッグググググ……

怜『…ッ』

竜華『……』

グググググ……

怜『―』

竜華『…………』

ザザザザザザザ 




130 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:27:44 ID:MdE4SyI6

――――

―――

――

竜華「…………」

竜華「………」

竜華「……」

竜華「…怜…」 




131 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:29:07 ID:MdE4SyI6

ガチャ

セーラ「ん、お前ここにおったんか」

竜華「……」

セーラ「どーや?少しは頭冷えたか?」

竜華「……」

セーラ「? どうしたんやそんな辛気臭い顔して」

竜華「……セーラ」

セーラ「ん?」

竜華「怜には…会えない」

竜華「怜は…怜はもう死んだんや…」 




132 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:30:33 ID:MdE4SyI6

セーラ「……は?」

セーラ「嘘や!!嘘に決まっとる!」

竜華「本当や…」

セーラ「そんな…じゃあ怜は……やっぱり病気で…」

竜華「……違う」

竜華「私が殺したんや」

セーラ「……」ピクピク

竜華「……」

セーラ「このバカ!なんで怜を殺しやがった!人殺しめ!」ガシッ

竜華「……」グググ 




133 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:32:01 ID:MdE4SyI6

セーラ「あの女と好き勝手やってからに…それで怜が邪魔にでもなったんか!」

セーラ「怜のことが嫌いになってしまったんか!!」

セーラ「竜華のバカ野郎!!バカ野郎バカ野郎バカ野郎!!」

竜華「……」

セーラ「怜はな…お前の事をいつも待っていたんやで…それなのに…なんでや…?」

竜華「……ごめんな…」

竜華「セーラの探している怜はここにはおらへん…」

セーラ「……くっ」スッ テクテク

ガチャ タッタッタッ

竜華「……」

竜華「セーラ……ごめんな…」 




134 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:32:51 ID:MdE4SyI6

ザザザザザザザ

『竜華、どこにおるん?』ザザザ

竜華「!? 怜!?」

『待ってる ずっと待ってるで』ザザザ

竜華(このラジオからや…)

『来てくれるんか?私が嫌いなんか?』ザザザ

『だから会いたくないんか?』ザザザ

竜華「……」

『竜華、早く来て』ザザザ

『道にでも迷っとるんか?』ザザザ 




135 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:33:46 ID:MdE4SyI6

竜華「怜……」

『近く…すぐ近くにおるで』ザザザ

『なぁ…竜華に会いたいんや』ザザザ

『私がわからないんか?竜華…なぁ竜華……』ザザザ

竜華「……怜はまだいる」

『竜華ぁ…竜華ぁ……竜華ぁ…』ザザザ

ザザザザザザザ

竜華「行かへんと」 




136 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:34:24 ID:MdE4SyI6

ガチャ

竜華「!(なんや水浸しになってる…)」トコトコ

竜華(一回全焼して消化されたんか…)

ガチャ

竜華(ん?なんか場所が前と違う…?)

ガチャ

竜華(……また違う また何かが変化したんか…)

ガチャ

竜華「ここは…(資料室みたいなとこか…?)」 




137 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:34:59 ID:MdE4SyI6

ザザ

竜華「?(あの無線からの音か?)」カチャ

竜華『怜が…死ぬ…?嘘やろ…?』

怜の父『そんな…』

怜の母『ウッ…』

医者『残念ですが…』

竜華『あんたら医者なんやろ!人を治すのが仕事やろ!』

竜華『できないだなんて…そんな!』 




138 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:35:50 ID:MdE4SyI6

怜の母『り、竜華ちゃん…』

怜の父『……』

医者『落ち着いて下さい 医者として最善は尽くします』

医者『ですが、まだ…有効な治療法がみつかっていないのです』

怜の父『と…』

竜華『怜は後どれくらいもつんですか?』

医者『はっきりとお答えすることができないのが現状です…』

医者『早くて1ヶ月…もって3ヶ月です…』

医者『我々にもはっきりとした予想がつかないのです…』

ザザ

竜華「……」 




139 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:36:29 ID:MdE4SyI6

ガチャ

竜華「アツッ!(火が広がってるやないか!……長い階段が…)」

美穂子「……」

竜華「福路さん…」ズイズイ

美穂子「…!? 上埜さん!?」ミギメパカー ズイ

竜華「え!?」ズイ

美穂子「上埜さん…会いたかった…」

美穂子「後はあなただけ……やっと私は幸せになれるわ…」ズイ

竜華「違う!私はその人やない!」

美穂子「何故逃げるんです?」ガシッ

竜華「!?」 




140 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:37:31 ID:MdE4SyI6

美穂子「…! 上埜さんじゃない…!」ミギメトジー

竜華「あ…ちょ…」

美穂子「ああ……ごめんなさい…あ、あなただったんですね…」

竜華「いや…」

美穂子「……さっきも…すみませんでした…」

竜華「……(あのワカメベッドの時のことか?)」

美穂子「でも、私なんかに構わなくても良かったのに…」

美穂子「上埜さんにだって関わらなくって良かったんです」

竜華「……」 




141 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:38:43 ID:MdE4SyI6

美穂子「…私もこうなってしまいました」

竜華「そんな…それだけが…」

竜華「それだけがあんたの全てってわけやない……と思う…」

福路「…いや、いいんです 私はそういうことを言えるところにはもういません」

福路「それともあなたが私を救ってくれるのですか?ずっと守ってくれるんですか?」

福路「上埜さんのように私を愛してくれるんですか?」

竜華「……」

福路「ふっ…わかってますよ あなたが上埜さんになることなんてできません」

福路「あなただってわかってるんですよね」

竜華「……そうやな」 




142 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:39:13 ID:MdE4SyI6

福路「……清水谷さん 預けておいた包丁を返してくれませんか?」

竜華「…ダメや」

福路「あなたが使うんですか?」

竜華「いやそういうつもりではないんやけどな…」

福路「……そうですか」ズイ 

竜華「あ…」

福路「……」ズイ ズイ ズイ…

竜華「……」 




143 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:55:38 ID:MdE4SyI6

ガチャ

竜華(また雰囲気が…)

竜華「わ…(大きな扉や…)」

ガシャアン

竜華「ここは…!?」

玄「清水谷さぁん!動けないですぅ!」

赤い三角頭・1「……」

赤い三角頭・2「……」

竜華「!? やめて! もうやめてぇ!!」 




144 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 00:57:55 ID:MdE4SyI6

竜華「玄ちゃんは私のために近くにいてくれただけなのぉ!!」

竜華「玄ちゃんを巻き込まないでぇ!!」

玄「あぁ……何がどうなって…私なんで生きてるの…?」

赤い三角頭・1、2「……」ガシャン

竜華「やめてぇ!!何度も私を苦しめないでぇ!!!」

玄「清水谷さん……あっ…」

赤い三角頭・1、2「……」ブンッ

グシャアアア 




145 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 01:09:17 ID:MdE4SyI6

玄「」ピクピク

竜華「あああああああああああ!!!!」

竜華「あああああ……」ガクッ

竜華「……」

赤い三角頭・1「……」ズシズシ…

竜華(…私は弱かった) 

竜華(だから玄ちゃんに逃げて逃げて……)

竜華(玄ちゃんも私に何かを求めていたかもしれなかったけど)

赤い三角頭・2「……」ズシズシ… 




146 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 01:10:54 ID:MdE4SyI6
 
竜華(更にはこいつらのような存在まで求めた…)

竜華(私を罰してくれる何者かを…)

竜華(でもそんなんはもういらないんや)

赤い三角頭・1、2「……」ズン

竜華「決着は私自身がつける」カチ

竜華「行くで!」カチャ

赤い三角頭・1、2「……」ピタッ

竜華「…!?」

赤い三角頭・1、2「……」ドスッ 

グシャアアア

赤い三角頭・1、2「」

竜華(じ、自殺したんか…!?) 

カチッ




147 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 01:27:48 ID:MdE4SyI6

竜華「?(あのデカイ扉からか…開いたんか?)」

ガシャアン

竜華(長い通路や…)トコトコ

竜華『怜?』

竜華「!?」

怜『何か用?竜華』

竜華『あ、いや ほらこれ!怜の大好きな花…』

怜『花?花買ってきたん?見窄らしくなったウチへのあてつけか?』

竜華『違う!そんなわけないやん!』


竜華「……」トコトコ 




148 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 01:36:06 ID:MdE4SyI6

怜『もう帰ってや 竜華』

竜華『ちょっと!一体どうしたんや怜!』

怜『ウチも思うようになったんや…鏡で顔を見たときはゾっとしてしもうた』

怜『病気は薬のせいでもう化物みたいやわ…』

竜華『そんなわけないやろ!落ち着けや怜!』

怜『何見てるんや?早く出てけって言ってるんや!』


竜華「……」トコトコ 




149 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 01:37:52 ID:MdE4SyI6

怜『こんな奴放っておけばいいんや…』

竜華『そんな事出来るわけないやろ?』

怜『みんなの役に立つこともできんし、どうせすぐ死ぬんやからな』

怜『今日かもしれんし明日かもしれん』

怜『どうせ死ぬなら、今、殺してくれる方が楽やわな』

竜華『そんな……』


竜華「……」トコトコ 




150 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 01:41:04 ID:MdE4SyI6

怜『まぁ医者にとってはウチは金づるやからなぁ』

怜『簡単にはウチに手放すなんてしないやろな』

竜華『そーいう言い方もやめなアカンで!』

怜『てか、まだおったんか 竜華』

竜華『そらそうや』

怜『あのなぁ…出てけって声が聞こえなかったか!?」

怜『二度と来るんやないで!!』

竜華『……そうなんか…』 




151 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 01:43:51 ID:MdE4SyI6

怜『竜華……やっぱ嫌や』

竜華『怜……』

怜『待って…行かないで…お願いや』

怜『そばにおって…ずっとそばにおって』

怜『出てけなんて嘘や!お願い竜華お願いや』

怜『大丈夫やって、死ぬわけないって言ってウチを励ましてくれや』

怜『助けて……竜華』


竜華「……」トコトコ 




153 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 15:01:21 ID:MdE4SyI6

ガシャ

竜華「……(外か…)」トコトコ

竜華(そんでもって雨も……)

竜華(階段……結構上まで続いてるみたいやな)

カンカンカン

竜華「? 怜?」

玄「……」

竜華「なわけないわな……」

玄「ほんとなんで私とあの人を間違えるんですかね そろそろいい加減にして欲しいですね」

玄「あの人はあなたが殺したんですよ?」

竜華「……すまんな玄ちゃん 私はどうやらあんたまでとことん巻き込んでしまったみたいや」 




154 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 15:02:08 ID:MdE4SyI6

玄「何を言ってるんです?私はあなたのためにここまで合わせてきたんですよ?」

竜華「……」

玄「なのに結局 怜 怜 怜ぃ!って ふざけてるんですか?」

竜華「あんたもただのおもち目当てみたいだったみたいやけどな」

玄「そーです おもちは正義なのです それ以外は何者でものないのです」

玄「でも 私ならあなたのそばにずっといられますよ?おもちだってある!」

玄「ここまで来て私を見捨てるんですか?」

竜華「……そんでも私が巻き込んだのは事実 決着はつけるで」

竜華「夢から覚めないとアカン…私も玄ちゃんも…」

玄「……そんなの」ピクピク 




155 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 15:02:38 ID:MdE4SyI6

竜華「!?」

玄「そんなの……許さない!!」グチャ

玄「もう我慢の限界です!!あなたも死ぬべきなのです!!」グチャア

竜華「……さよならや玄ちゃん」カチャ

グロチャー「オモチィイイイイイイイ!!!!」

ズドン

グロチャー「アアアアアアアアア!!!!」ドサッ

竜華「……うっ…」

グロチャー「アアア……シミズダニサン…シミズダニサン…」

竜華「ごめんね玄ちゃん…ごめんね…」カチャ

ズドン

――――

―――

―― 




156 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 15:03:34 ID:MdE4SyI6

怜「ゴホッゴホッ」

竜華「怜?」

怜「死にたいって私は言うたわ」

怜「このまま苦しんで残りを生きるくらいならって」

怜「だから楽にして欲しかったんや」

竜華「…ウチが…ウチが怜の苦しむ姿を見たくなかったってだけや」

竜華「いや違う…それは言い訳…」

怜「……」 




157 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 15:04:24 ID:MdE4SyI6

竜華「死にたくないと…怜はそうも言っていたのに」

竜華「でもウチはあんたの事を邪魔だと…いなくなってしまえばいいって…」

竜華「自分が苦しいからって…怜はもっと辛いかったはずなのに…」

竜華「挙句の果てには玄ちゃんにすがってしまって、彼女まで巻き込んでしまった…」

怜「……そうやったらなんでそんなに苦しんどるん?」

怜「私を殺したことで苦しみから解放されたんでないの?」

竜華「……」 




158 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 15:04:55 ID:MdE4SyI6

竜華「……」

怜「ゴホッゴホッゴホッ!」

竜華「!? 怜ぃ!?」

怜「竜華……自由に生きてや……それにセーラやみんなが待ってる」

竜華「怜……」

竜華「ごめんな怜……私はもう戻れない」

竜華「私はこの町で自分に決着をつけるために来たんや…」

竜華「それにもうすぐあんたにまた会えるで」スッ

… 




159 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 15:06:11 ID:MdE4SyI6


ジャラジャラ

竜華「……」ジャラジャラ

竜華「……(ホント綺麗な湖や)」ジャラジャラ 

竜華「今から行くで怜…」

ドボン

――――

―――

―― 




160 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 15:17:15 ID:MdE4SyI6

『曖昧な眠りの中で
 
 夢見るんはあの町
    
 静岡
 
 いつかまた 二人で行こうと
 
 約束しておきながら
 
 私のせいで叶わんかった
 
 私は一人でそこにおるから
 
 あの思い出の場所で    

 竜華を待っとる

 いつか竜華が来るのを待っとる 




161 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 15:19:02 ID:MdE4SyI6

 でも竜華は来てはくれへん

 寂しさと哀しみの中で
 
 いつまでも待ち続けてる

 私の許されへん罪

 竜華を傷つけてもうた私の罪

 現実も夢と変わらん

 私はいつも竜華を待っとる

 会いに来てくれることを祈っとる

 ベッドに横たわって

 変わらへん天井をじっと眺めながら  

 いつもそんなこと思っとる 




162 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 15:20:16 ID:MdE4SyI6

 今朝 先生がやって来てな

 家に帰ることを許してくれはった

 今は少し落ち着いててるんやけど

 良くなったわけやない

 つまり そういうことや

 それでも家に帰れることは
 
 素直に嬉しいわ

 それは全く変わらへん

 せやけど 私が家に帰ることを

 家族は喜んでくれるんやろか?

 竜華は喜んでくれるんやろか? 




163 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 15:21:01 ID:MdE4SyI6

見舞い来る竜華は

 いつもどっかイラついとる

 私が嫌いなんやろか

 私が疎ましいんやろか

 私が憎いんやろか

 それもしゃあない

 自分の未来がないと知ったとき

 死にとうない、生きたいとあがいた

 どうして死ななあかんのかって

 泣き叫んで、自分の焦りから

 竜華を傷つけてもうた 




164 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 15:21:49 ID:MdE4SyI6

 せやから 私を嫌うのも無理はないと思うんや

 せやけど私はもう最期やから

 ここに書き留めておきたい

 私は竜華が大好きや

 私がこんな風になっても

 ずっとそばにいてくれたこと

 本当に嬉しかったで

 ただ思いつくままに
 
 書き殴ったせいで

 ぐだぐだな手紙になってもうた

 ごめんな 




165 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 15:22:54 ID:MdE4SyI6

 私が死んだらこの手紙をあなたに渡してくれるよう

 病院にゆかりのある荒川さんに頼んでおいたわ

 セーラにも手紙書いたからそれもな

 まぁ竜華がこの手紙を読む頃には

 もう私はおらへんけどな

 忘れてとは言えへん

 忘れないでとも言えへん 




166 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 15:25:08 ID:MdE4SyI6

 私が倒れてから死ぬまで

 竜華を枷にはめてもうたことが

 本当に辛かったわ

 竜華にはたくさんのものを貰っておきながら

 私は何も返すことができへんかった

 せやからもう竜華は自分の生きたいように

 生きて欲しい

 竜華 私は幸せやった          

                  怜  』 




167 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 15:26:59 ID:MdE4SyI6

セーラ「……」トコトコ

セーラ「結局何もなかったな」

セーラ「竜華……」

セーラ(頭真っ白になって置いてきぼりにしてしもうた…)

セーラ(竜華からちゃんと真実を確かめるべきやった…)

セーラ「……探すか竜華を」

セーラ「はぁ~てかまたみんなで麻雀打ちてぇなぁ」

トコトコトコ…




                        おわり 




168 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 15:30:07 ID:MdE4SyI6

投稿完了です…
クッソ長くて完結が遅れた上にグダダグで改変とか言葉とかガバガバなとこもちらほらでした
それでも少しでも見てくれた方々がいたのなら本当にありがとうございます 




169 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/07(日) 22:47:30 ID:1OUrGJuQ

完走おめでとナス!!




170 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/12(金) 01:26:34 ID:s9DdKnLY

SSで深刻な風評被害を受けてるキャラ勢ぞろいでしたね… 




173 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/14(日) 21:21:04 ID:gDrR8V4U

~迫真静岡部・裏世界の裏技~
ヘザー「うらああああああん疲れたもおおおおおおおん。キツかったね、今日は」

ハリー「そうだね、今日はもすごく辛かったね」

ヘザー「何でこんな辛いのかな、やめたくなるよ裏世界なんか」

ハリー「どうするかな、お父さんもなー」

ヘザー「脱ぐの早いね…」

ハリー「シャツがね、もうビショビショだよ」

▲「ウフフッ(笑)」

ヘザー「風呂入ってしてさっぱりしようよ」

ハリー「さっさと入ろうみんな」

▲「そうですね」

ヘザー「ふぅ、あ、待ってよ」

(ハリー通過)

ハリー「▲、早くして」

ヘザー「早くしてよ」 




175 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/14(日) 21:28:17 ID:gDrR8V4U

(3人で広い風呂場で入浴)

ハリー「白い液体かけるね」

ヘザー「うん」

ハリー「疲れたね」

ヘザー「うん、ほんと大変だったね」

ハリー「こんなの毎日続いたら辞めたくなるよね、裏世界」

ヘザー「▲も今日疲れたでしょ、ねえ」

▲「はい、大鉈振ってたら腕がパンパンで」

ヘザー「ねえ?」

ハリー「じゃあ流すね」

ヘザー「うん、頼むよお父さん」

ハリー「ふぁー、頭イくよ」

ヘザー「ああ。もう一回イッてほしいな」

ハリー「いいかい?ハーイ」

(湯船から親子二人をチラチラ見る▲)

ヘザー「ありがとう。あ、次…▲もだよ」

▲「え、自分もやるんですか?」

ヘザー「当たり前だよ、ねえ?」

ハリー「うーん、俺もヤッたんだからさ。」 




177 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/14(日) 21:36:54 ID:gDrR8V4U

(ヘザーの背中を洗う▲)

ハリー「…あー疲れたぁぁぁぁ」

ヘザー「▲も結構、洗い方うまいね」

▲「ありがとうございます…」

ハリー「僕も後から洗ってくれ、頼むよ」

▲「えっ…」

(一通り体を洗う▲)

▲「じゃ、流しますね……」 

ヘザー「あ、たんまたんま、肝心な所洗い忘れてるよ」

▲「え、肝心な所…?」

ヘザー「何トボケちゃってんの、こ↑こ↑洗ってよ」

▲「わかりました…」

ハリー「オマエノシワザ、ダタノカ(解読不能)」 




178 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/14(日) 21:52:52 ID:gDrR8V4U

(ヘザーの神にトリートメントをかけ丹念に洗う▲くん)

ヘザー「何?▲嬉しそうじゃん」

▲「いや、そんな…」

(ヘザー、▲くんに洗われて満更でもなさそうな表情) 

ハリー「フゥーッ…ヘザー、上がるかい?」

ヘザー「そうだね…流して」

▲「あっ…」

(▲、ヘザーをシャワーで洗う)

▲「熱くないですか?」

ヘザー「うん、いいよぉー。ふぅー」

ハリー「上がったらビールかい?ヘザー」

ヘザー「そうだねー」

ハリー「たぶん常温だよ(あえて常温で酒を嗜む欧米人特有の発想」

ヘザー「今日はいっぱい飲むぞぉー」

ハリー「ふぅーぅ、ふぅーうう…」

ヘザー「よし、もういいよ」

▲「あ、はい」 




179 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/14(日) 22:06:59 ID:gDrR8V4U

ガラガラ

ヘザー「はぁーさっぱりしたね~」

ハリー「Foo↑↑」

ヘザー「アッツーウィ!!」

ハリー「フゥーアー、Beer!Beer! アッツゥー↑」

ヘザー「あーはやくBeer飲もーよー。冷たくないよねー?」

ハリー「ん、大丈夫、ばっちり常温だよ。…Foo↑!」 

~例の処刑部屋~


ハリー「ヘザー、夜中お腹空かないか?」

ヘザー「お父さん、そんなことしたらまた太るよ…」

ハリー「そんなこというなよ……実はな、この辺に旨いラーメンショップが出来たみたいなんだ」

ヘザー「へえ」

ハリー「来週の休みに行かないか?」

ヘザー「いきたいねー(棒)」

ハリー「行こうよ、行こう(米国人特有のラーメン好き」

ヘザー「じゃあ来週の放課後行こうか……」 




180 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/14(日) 22:13:41 ID:Sy2JUFOo

ヘザー「あっそうだ(唐突)、おい▲!」

▲「えっ、何ですか?」

ヘザー「さっきお父さんが着替えてる時、チラチラ見てたでしょ」

ハリー「ファッ!?」

▲「いや、見てないですよ!」

ヘザー「嘘だ、絶対見てたよ」

▲「何で見る必要なんかあるんですか」

ハリー「あっ▲さ、さっきヌッ、脱ぎ終わった時にさ、なかなか出て、来なかったよな……?(震え声」

ヘザー「Exactly(便乗)」

▲「いっ、いやそんなこと…ないよ

ヘザー「見たければ見せてあげるよぉ、ホラ!!」バッ(お父さんのズボンをパンツごと引きずりおろすヘザーたそ迫真の演技 




181 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/14(日) 22:31:44 ID:gDrR8V4U

ヘザー「ンンッ……マ゜ッ!ア゛ッ!↑」

ヘザー「……嫌な夢」

(先ほどの悪夢を忘れようとhappy burgerから足早に立ち去ろうとするヘザーたそ)



ヘザー「……(ガチャッ」

ヘザー「あ、お父さん?私、電話遅くなってごめんね」

ヘザー「当たり、またつい寝ちゃった」

ヘザー「とにかく、今から帰るから……あ、頼まれてたやつなかったんだけど」

ヘザー「はいはい、わかってる。愛してるわよ、父さん……(ガチャン」


こ↑こ↓から先は自分でプレイして確認して、どうぞ 




182 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/14(日) 23:08:22 ID:kci4Gzwo

突然とんでもない物が投下されてる… 




183 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2014/09/14(日) 23:12:56 ID:iSZcYGoA

唐突な3の宣伝で草 




188 :名前なんか必要ねぇんだよ!:2015/02/22(日) 10:38:58 ID:jPXDKfhE

面白かった(小学生並みの感想) 






http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/20196/1403881455/






読んでたら遅くなりました
すみません







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