設計

#86 [読書感想文]インターフェイス指向設計

インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践
著者:Ken Pugh
オライリージャパン(2008-05-24)
販売元:Amazon.co.jp
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今回から、読んだ技術書の感想文(まぁ書評って奴ですね)もこちらで書いてみようかと思います。
個人的に「読書メーター」というサービスを使っているのですが、レビューは255文字までしか書けないという制限は、書きたいことを書き下すのに息苦しすぎるかなぁと。


良かったところ


この本の良かったところは、最初に手にする『設計の入門書』として読みやすかった点です。

実は私、ちゃんとした設計手法というものを、ちゃんと勉強したことがありません。
デザインパターンはおろか、オブジェクト指向設計に関するその他の手法でさえも、です。

そういう「設計初心者」である私にとって、そこそこ身近な現実世界(ピザの注文のような)を使った、良いサンプルが載った教科書でした。


前半の6章を使って、インターフェイスを拠り所とする設計の考え方を説明しています。
いくつかの切り口で、対象をアプリケーションに落とし込んでいきます。

「なぜインターフェイスを使うと良いのか?」「契約による設計って何?」「インターフェイスはどうあるべき?」「継承はなぜあまり使いたくないの?」という、オブジェクト指向設計の初心者が悩みそうな(あるいは思いつきもしない)視点から、『こういう風にやってみようよ』と例示していく形です。
この視点が私にはまだまだ足りていないので、読んでいてすごく沁み込んでいきました。


気になったところ


気になった点としては、本書の後半に入って急にコード量が多くなり、置いてきぼりを食らったような印象を持ちました。

後半部分は、実際の現場で取り扱いそうな問題に対して、インターフェイスの観点から対象を分析して、サンプルコードを書き上げていく、という流れでした。

それ自体は良いサンプルとして参考になると思いますが、前半と比べてページに占めるコードの割合が一気に増えます。
コード例自体もそうですが、文章中にもクラス名やインターフェイス名の登場する頻度が上がります。

これは個人的な感想なのですが、そのせいで読んでいても頭の中が未整理状態になってしまうことが多くなってしまいました。
何度も読み込めばスッと入ってくるのかもしれませんが、自称「設計初心者」の私にはハードルが高かったのかもしれません。

それから、設計初心者以外の方にとっては、興味深いトピックはそんなに多くないんじゃないかなぁと思います。
ある程度分かっている人には、他の名著(GoFのデザパタ本など)の方が勉強になるんじゃないでしょうか。


まとめ


本書は、私のような設計初心者が勉強する「設計入門書」として(特に前半部は)、手にとってアリな本だと思います。
ただ後半は急に実践的になるので、置いて行かれないように気を付けた方が良いでしょう。

あと、基本的にJavaを意識したコードが多いですが、「このクラスはこういう機能があるよ」と事前に説明してくれるので、Java未経験者(∋私)の方でも理解できる内容じゃないかと思います。
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