我風展 オフィシャル・ブログ

お礼状2 黄色p



第六回我風展は下記のメンバーで行いました!

アラカワヒロシ 「アラカワヒロシの重なる記憶」
角次郎 「雲のゆくえ」
柴田直明 「ガンレフ」
坂井茉莉
有賀文香
小岩井貴之
たなかしょうこ
大平滋子 「たなぼた」



たくさんのご来場改めて深謝申し上げます。


さて
遅まきながらお礼状を差し上げましたところ
ご丁寧な返信が幾通かありました。
新らたな挑戦への期待
今年頑張ったことへの感謝
六回とも通ったとのご報告
などなど
いずれも嬉しいお言葉でした。
ありがとうございます。





また来年お目にかかりたいと思います。
これから先もどうぞよろしくお願いいたします。

台湾が好きです。
と、地元の人も知らないような寺社巡りや
台湾の胃袋ともいえる市場での食事。
いつの間にか台湾語も片言ながら話せるようになりました。
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そうした台湾での風景をまとめた今回の30枚。

左の壁面から紹介すると 


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20180428_1 (2)





















20180428_1 (3)20180428 (2)























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こんな感じに並んでいます。

誰もが注目したのは 美しいテキスタイル(花布)の写真と
台湾語の詩
こうしたものを組み写真の中に
 組み入れてくる、その斬新な感性にまずはため息。
しかも、これらの詩は
彼女が書いたものだというのです。

そして、プロフィール。

20180428 (1)


ひときわ白い紙になされたフォトコラージュ。
今やちょっとした人気ですね。
それをとてもきれいに仕上げていて
大人気。

さらに、今回訪ねた台湾の資料を三冊にまとめてありました。

20180428_9 (1)20180428_5













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会場の椅子を冊子の場所まで移動して
小一時間ほど読んでいかれた人がいるほど
内容が充実していました。

台湾の歌曲やスターの
一覧までついていましたから。










全体にトーンが落ち着いたイエローで統一されていて
赤も中華カラーの朱赤が鮮やかに映し出されています。
そしてなんともいえない 不思議な面白さがあるのです。
10人足を止めたら10人違うことを言うような
心に引っかかってくる何か。

「感性だよ、まさに感性のなせる技だと思う」
とは観覧者の声。


ミクスドメディアたけなわの昨今。
音楽と映像、映像と彫刻、建築と映像・・・
様々な組み合わせが生まれ出て久しくなりました。
写真が他の芸術に利用されるように
写真も他分野の芸術であり、文学であり、テキスタイルであり・・をとりこみ
より新しい表現の可能性を持つことも
可能なのだと思いました。


少なくとも国宝と称されるものの多くは
その時代の最先端の表現であり
次の時代に確固たる影響力を残したものだったことを思えば
時代の最先端とはなにかを
考え感じながら創作し展示することには
大きな意義があるとも思いました。
それができて我風展だと
願いもするのです。

タイトルは  3 colors


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四枚ずつ三組に組み合わせ、三枚の黒塗りにした木製ボードの上に貼り合わせました。


20180428_5





一枚目の組み写真は、ガラスの反射や透過をうまく切り取った作品
合成画像もあるそうですが 
ご覧になった方々が、どれが合成なのか、映り込みなのか 
しばし頭を抱える場面も多々。

18世紀 産業革命が終わったころから 
徐々に普及していったガラス 
勿論、日本では明治期以降なのですが 
現代を生きる私たちにとっては 
ありふれた景色のの構造物に違いありません。

けれども、こゝろの寄せ方 目の向け方
思いがけない出会いなどが
知り得なかった、人々の深層のようなものを見つけ出し
こうした形にすることに
アート魂と申しましょうか。
作家としてのカラーを感じるのです。

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201805052


 横浜 横須賀 新宿で撮ったという 
シルエットの世界は
モノクローム

20180428_4


そして場所は長野県に。
スマホで撮影した画像が四枚。

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これはかなりなインパクトがあったようで
どうしちゃったのですか?
どうやったらこうなるのですか?
と、矢継ぎ早の質問を受ける羽目になりました。


三組並べてみますと、下のような感じ。


我風展二日目_0002p



車椅子に乗っていても 仰ぎ見ずにすむ高さ 
ゆったりと眺められる空間。
見やすさ 楽しみやすさの配慮は
いつもスマートだと思います。

オブ・アートという錯視を使った作品に挑戦。

ならび
名称未設定 1
折も折、草間彌生展もやっていることだからと
テーマは「球体」。
使ったのはレンズベビー社のサーキュラーフィッシュアイ。

400枚の(あるいは800枚)のレイヤーを重ねてできたのが以下。

動く貝の記憶
光る石の記憶
貝の記憶

見る位置を変えると動いているようにみえたならラッキーです。

雪消海鳴り












火星ときの時計台の記憶














それぞれに「きおく」がらみのタイトルがついています。
というのも、これらを撮ったのが気仙沼から仙台までの旅での出来事だったからでした。
三月も中旬となっていた東北の太平洋岸には
春の雲が浮かんでいました。
どこをとってものどかな空なのですが
道はというと、延々と堤防が続き、途切れたと思ったら工事区間。
荒涼とした更地 
小高い場所の小さな集落
この繰り返しでした。

ラテン語でメメントモリは「死を思え」ですが、まさにこのたびではメメントモリ
という言葉が私の頭をグルグル回旋していたのでした。
それらは丁度魚眼のフレーミングにあった感情だった、
ひょっとすると後付け的かもしれませんが
私にはそう思えて仕方がない「きおく」となったのでした。

朝二番目ぐらいにやってきて
ひょいと鞄から取り出したのはDVDケース。
何が始まるのかと思っていたら
DVDの中に入った写真を6枚一組にして壁につるすという展示でした。

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できあがったらこんな感じになりました。
中に入っているのは、いずれも日常の中にあふれている「キラキラ」だとか。
確かに老若いずれの女性層の目に、少女の輝きを与えていたような。

20180428_1 (1)



たなかしょうこ さんは、それを「かみさまがいた」と表現されました。



ふと空を仰いだとき、知らずに俯いていたとき、
ちょっと屈んでみたとき、背伸びしてみたとき、
いろんな偶然が重なって、ぱっと目に飛び込んできたモノに、
「あ、かみさまがいる」と感じることがあります。

そんな写真を集めてみました。意外と少なくて、驚きました。

どの写真に写っているモノも、別に特別なモノじゃなくて、
誰でも目にしたことのあるモノじゃないかなと思います。
でも、そんなもののなかに

きれいだなあとか、美しいなあとか、
落ち着くなあとか、安らぐなあとか、
好きだなあとか、いとおしいなあとか、

そういう感覚をもたらしてくれる「かみさま」がいるみたいです。

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20180428


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私が好きな一枚は20180428_1
羽化する蝉の体を撮ったという
この一枚。

どう見ても光り輝いています。

命があふれ出て
光になっているようで
何度も引き込まれました。










20180428_320180428_2













それから、もう一つ。
写真から見えてくる「若さ」について。

当たり前だと思っているモノに、こんなに美しさがあるなんて。
それに気がつき、とどめ置こうとする感性が、素敵だ !

と、たくさんの方から感想をもらいました。
誰もが愛する絶景も素敵です。
けれども、誰もが愛している日常のきらめきに
こゝろを砕くのも、とりわけて素敵な事ですね。

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情景を写真に 感動をアートに
DigitalArtは自由奔放で楽しい


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このような素敵な加工写真は 
フォトショップなどの画像ソフトを駆使して作成されます 
その一例として

20180428_6





































フォトショップを使いこなすというだけではなく 
「こういう絵が欲しい」と 想像し
どのような処置を加えたら自分のイメージになるかを構想する、
その時間はとても長いのだそうです。

そのイメージをつかむ時間が作品作りの大半を占めているとも。


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上記の手法で作られた薔薇が画面左下に写っています。
また、画面右下の画像を拡大すると



20180411_16油彩のようだ
水彩画のようだ
版画のようだ
人々は様々な想像を
ここから想起し
楽しんでいかれるの
でした

20180413












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アート工房 雲のゆくえ(201年改名)館主の角次郎さんは
御年83歳
若いときは兄弟三人で自作のオートバイを制作したり技術者として活躍
その後自動車関連産業の一角を担う企業を創業した
そんな経歴を持たれる方です。

その仕事からリタイアされたのち
山に憧れ、信州の地に居を構えると同時にギャラリーも開館しました。
7年前に始めたデジタルアートの世界にのめり込めば
瞬く間に地元の美術館で個展を開くまでの腕前になりました。

信州には種々様々なアート活動をしている作家さんがおられますが
角次郎さんの周りにもたくさんの優れた作家さんや
これから作家を目指そうとしている人が集まり
加えて全国に広がる旧知の人脈が引きも切らさず会場を訪ねてきます。
豊かな交流がなす人徳であり、豊かな作品が織りなす出会いだと思いました。

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