あの勝負のあと、私と猫は仲良しになった。猫は私の頭の上が定位置だ。

ある日、私たちはチーフに呼ばれて、タウンホールに集まった。

「、、、。よし、揃いましたね。では作戦会議を始めます。

みなさん知っての通り、今日の対戦は激戦です。いつもみたいな曖昧な作戦でなく、具体的な作戦案をお願いします!」
「はい」
手を挙げたのはアーチャークイーンだ。
「どうぞ、アチャクイさん。」
「具体的に言われても、村の配置なきゃなんもできないんですけど」
「、、、あ。紙を忘れてました!あわわ、すいません!今すぐ取りに帰りますっ!!」

、、、作戦が曖昧なのは実はチーフのせいかもしれない。

「は、はい!こちらが配置になります!非初見なので、ある程度トラップもメモしておきましたよ!(ドヤ顔)」
「はい」
「どうぞ、ババキンさん。」
「俺の紙白紙なんですが。」
「えっ。あ、印刷ミスです!!えっと、代わりの紙は、、、。んー。すいません、印刷しに行ってきます!」


「ハアハア、、、。印刷してきました!、、、ってあれ?」
「あ、ごめん。じれったいからプロジェクター用意しちゃった。」
「、、、!!」

それっきり、チーフは隅に寄ってうずくまっている。

アチャクイ「テスラの位置1箇所しかわかってないのか、、、。」

ホグライダー「ここに怪しいスペースあるし、ここだと思う」

ババキン「うわあ。リプレイ見る限り、この援軍のバルキリー、プラス持ってるな。」

コハク「んー。多分千里眼かなぁ。こっからこう効率よく動けるわけないし、、、」

猫「ニャ?」

コハク「猫はまだわからなくていいよw」

アカリ(ちょ、ちょっと)

コハク(ん?なに?)

アカリ(プラスってなに?)

コハク(あ、ああ。プラスってのは、まあ、生まれつき持ってる特殊能力みたいなもの。知らなかったの?)

アカリ(いやいや。初耳よ。ど初耳。)

コハク(あ、ちなみに私も持ってるよ。プラス。)

アカリ(えっ!)

アチャクイ「こらそこの2人、話聞きなさい」

アカリ,コハク「「はいっ」」

アチャクイ「、、、んで、私とヒーラーでここ削るから、あとはバルキリたちでやってちょうだい。」

ヒーラー「オーケー」

アカリ「え。壁が結構多くない?ジャンプなしですよね?」

アチャクイ「大丈夫。村狭いから、短期決戦になると思う。だからあんまヒールは要らないから、その分レイジ持ってけるし、そうすれば壁開けも楽でしょ?」

コハク「まあ、レイジ3つあればなんとかなるかな。後ろにヒーラーさんもつくことだし。」

アカリ「そう?まあ、コハクが言うなら大丈夫だと思うけど。」

アチャクイ「よし。じゃあ、準備でき次第、攻めるよ。」

一同「「「「オー!」」」」


アチャクイ「そういえば、その猫は初陣かぁ」

猫「ニャン」

アチャクイ「頑張れよぉ〜!」

アチャクイは猫を撫でた。猫のことはもうみんな知っている。結構有名人(猫?)だ。





早速私たちは準備にとりかかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

みんなは茂みの中に隠れて、準備をしていた。

「ようし。準備はいいね?」

アチャクイがみんなを見渡して言う。私たちはこくこくと頷いた。

「よし、戦闘開始!」

まずアチャクイが、ヒーラーと一緒に敵村へ攻めに行った。敵もそれに気がつき、アチャクイを攻撃する。でも、ヒーラーが回復させるので、アチャクイにはノーダメージ。

アチャクイは順調に施設を壊していった。

アカリ「アチャクイさんって、奇抜なことをしないのに、ほんと強いよね」

コハク「奇抜なことをしないから強いんじゃない?」

アカリ「、、、確かに。なるほど。」

コハク「今回だって、ここは火力が低いから、簡単に施設を壊していけるし、ここがこの配置の弱点だから、そこを的確に突いてるから、強いわけよ。」

アカリ「確かにね。この配置唯一ここだけ火力低いもんね。」

私はアカリの言葉にハッとして、少し考えた。

アカリ「どうしたの?」

コハク「、、、いや。もしかして、、、
おーいチーフ、もう一回この配置見せて」

チーフは後ろでホグライダーの作戦での動きを確認していた。コハクの声に気がついて、慌てて紙を持ってくる。

チーフ「はい!どうぞ」

コハク「サンキュー。
、、、やっぱり、ここにテスラがある可能性高いかも、、、!わざと低火力にしてるんだ!」

アカリ「え、ここにテスラがあるんじゃ、、、あ、そっか!!そう見せかけて誘ってるのか!!」

コハク「じゃあ、あれを出しておける準備しとかなきゃ、、、あれ??どこにしまったっけ??」


アチャクイ(よし。ここまで順調ね。じゃあホグライダーさんに、、、。)「!?」

突然、アチャクイの周りに3本のテスラが姿を現した。テスラが一斉にアチャクイを攻撃する。

アチャクイ(なんでここにテスラが!?やばい、ヒーラーからの回復が追いつかない!!早く壊さないと、、、!)

しかし、アチャクイの体力はどんどん削れていく。

アチャクイ(くそっ、ここでクロークを使うか、、、)

その時だった。周りに紫の光が立ちこめた。すると、ヒーラーの回復力が格段に上がり、みるみる傷が癒えていった。

アチャクイが振り返ると、にっこりと笑ったコハクが視界に入った。アチャクイはなるほど、と思った後、サンキュー、と左手を上げ相槌を打つ。

コハク「間に合った、、、!」

コハクはレイジの呪文を、アチャクイへ投げていた。

コハク「よし、これで大丈夫。」

アカリ「え、いやいや。」

コハク「ん?」

アカリ「だ、だって、、、それってバルキリ部隊の分でしょ??」

アカリは焦ったような顔で言った。

コハク「でも、アチャクイがここでクローク使っちゃうと、この後が厳しいから。いいじゃない。緊急事態だし。」

アカリ「ただでさえ壁が多い村なのに、、、。コハクはいつも無茶をする、、、。」

コハク「まあ、なんとかなるでしょ。」

猫「ニャ」

猫がアチャクイの方を指した。ふとアチャクイの方を見ると、アチャクイが手を上げ、合図を送っていた。すると、ホグライダーが飛び出し、壁を越えて防衛施設を叩き始めた。

アカリ「え?どうゆう作戦??」

コハク「ホントあんたは話聞いてないねぇ。ほら、敵援軍は千里眼持ってるでしょ?」

アカリ「うん」

コハク「敵援軍が千里眼を持ってて、こんな単独で行動してるホグライダーなんてみたら当然、、、」

アカリ「、、、おお!なるほど!」

その作戦通り、敵援軍はホグライダーの方へ向かってきた。

アチャクイ「よし、ホグライダーたち、もういいよー」

ホグライダーは、了解と相槌をうったあと、退却をした。

敵援軍は、ホグライダーを追いかけたが、アチャクイに行く手を阻まれる。なので仕方なく敵援軍は、アチャクイに向かって行った。

アカリ「え、敵援軍がバルキリー3体って、アチャクイやばくない?即死しない?」

コハク「もう、だから、ここでアレを使うんじゃん」

敵援軍がアチャクイに攻撃を仕掛けようとする直前に、アチャクイは、サッとクロークを使った。

敵援軍はいきなりアチャクイの姿が見えなくなり困惑した。そこで、アチャクイが正確にバルキリーを仕留めていく。敵援軍は大混乱を起こした。

アチャクイ「姿が見えなきゃ、千里眼も意味ないね。」

アチャクイはクククと笑った。、、、ちょっと私はひいた。これも、、、強さの秘訣かしら。

その間に、すでにババキンがアチャクイと反対側の外周施設をあらかた壊していた。

アチャクイは、また合図を送った。今度は私たちバルキリーにだ。

コハク「よし、いくよー!」

どどどっと、私たちは敵の村の壁に向かって、突撃しに行った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー