留置場で死亡の中国人・賠償請求訴訟が始まる!


http://www.youtube.com/watch?v=0mNygBcNT0s

4/24 栃木県に対し犯罪者家族が1億払え?
鹿沼警察署員ら4名への宇都宮地裁での闇黒裁判
ニコニコ版 
http://www.nicovideo.jp/watch/sm20690832?user_nicorepo

e0811844
 栃木県の鹿沼警察署で住居不法侵入容疑で留置されていた中国人犯罪者が持病の糖尿病を悪化させて死亡した。死亡した中国人犯罪者の家族(父と兄ら)が警察の管理体制に問題があったとして、県に対し、1億円の損害賠償を求めた民事裁判の第1回口頭弁論が平成25年4月24日、宇都宮地裁で開かれた。
e0811843

 本題に入る前に、地元の下野新聞が報じたニュースからご参照頂きたい。


発砲し死なせた警官の無罪確定へ 最高裁が上告を棄却
 栃木県で2006年、職務質問中に抵抗した中国人男性に拳銃を発砲して死なせたとして、特別公務員暴行陵虐致死罪に問われ一、二審で無罪判決を受けた県警巡査部長平田学被告(37)について、最高裁第2小法廷(鬼丸かおる裁判長)は23日までに検察官役の指定弁護士の上告を棄却する決定をした。無罪が確定する。22日付。
 事件は宇都宮地検が不起訴処分としたが、遺族が宇都宮地裁に付審判を請求し、認められた。
 一、二審判決によると、平田被告は06年6月23日、元研修生の羅成さん=当時(38)=を公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕しようとしたが抵抗され、拳銃を発射し死亡させた。
下野新聞4月23日付

 栃木県内で職務質問をした警察官が中国人の男から凶器を手にした激しい抵抗に遭ったため、犯行を制止しようと拳銃を使用。被弾して死亡した中国人の家族らが県に対して賠償を求め、併せて警察官を「特別公務員暴行凌虐致死罪」に問うた刑事裁判で、このほど最高裁が1・2審を支持する無罪判決を下して無罪が確定したものだが、この裁判闘争こそは警察官の外国人凶悪犯への拳銃使用は正当だとの信念と道理の下、私ども『NPO法人 外国人犯罪追放運動』が他団体・有志らと共に5〜6年にわたって取り組んできた問題である。
刑事・高裁判決 http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51811389.html
刑事・一審判決 http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51686027.html

 下野新聞では中国人凶悪犯を「元研修生」として敬称で呼称しているが、トンでもない。正確には事件当時、研修先の会社から失踪した不法滞在外国人(職務質問から抵抗の以前に犯罪者)であった。

(数年に及ぶ法廷闘争がようやく決着を見たもので、この他、県に約1千万円の賠償を命じた民事での最高裁判決が待たれる)
民事・高裁判決
http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51733251.html

 こうした非常に喜ばしいニュースがもたらされた一方、全ての発端となった宇都宮地裁ではまたしても闇黒裁判が開始されたものだ。それが冒頭で伝えた中国人容疑者が留置場で病死したことに端を発する県への民事賠償請求訴訟。

 昨年4月末に、こうした裁判が起こされることが明らかになったが、それから丸1年を経て初の口頭弁論が開かれたものである。

栃木・嵌められた県警 http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51834119.html
栃木・中国人死亡は自業自得 http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51834371.html

 以下、明らかに意図的と思しく、同日に同じ地元紙(下野新聞)で裁判開始が伝えられたニュースより引用。


留置場での急死賠償訴訟 県警、棄却求める方針
 鹿沼署が2011年末、建造物侵入容疑で逮捕したさいたま市岩槻区、中国人男性=当時(30)=が糖尿病で急死した問題で、男性の遺族が同署員らが男性に十分な治療を受けさせずに死亡させたとして県に慰謝料など約1億円の損害賠償を求めた訴訟で、被告の県警側が請求棄却を求める答弁書を提出し争う構えであることが22日、分かった。訴訟の第1回口頭弁論は24日、宇都宮地裁で開かれる。
 訴えによると、男性は18歳ごろから重い糖尿病で通院し、効き目が極めて早い型と持続する型の2種類の薬を処方されていた。男性は逮捕後、同様の処方を受けられるようたびたび鹿沼署員らに要求していたが、同署員が通院先に男性の病状を確認しなかったほか、診察した警察医も1種類の薬しか処方しなかったなど、同署が男性に十分な治療を受けさせる注意義務を怠ったため男性が死亡した、としている。
 これに対し県警側は答弁書で、男性が糖尿病を患い通院していたことや、逮捕後に薬を1種類しか処方していなかったことは認めたが、県警の対応と男性死亡との因果関係や県警の責任については「否認または争う」と主張している。
下野新聞4月23日付

 住居不法侵入罪を犯した中国人容疑者の病死で訴えを起こされたのは鹿沼署の留置管理課長ら警察官3名、警察医1名の計4名で、死亡した中国人容疑者の家族らは民事訴訟の他、保護責任者遺棄等致死容疑で宇都宮地検に刑事告発している。

 地元新聞が報道した同日の夜、栃木県在住の支援者からの知らせがあり、第1回口頭弁論の前日に急きょ宇都宮行きが決まった。
de8e7f8b
 宇都宮地裁は前述の所謂「警察官発砲裁判」一審判決の時に赴いて以来、丸2年ぶりである。
130424_0934~030001130424_0936~010001
画像上:宇都宮駅周辺/画像下:雨天で車中から撮った宇都宮地裁
130424_1053~010001130424_1055~010001
 10時30分の開廷に合わせ、当日の10時過ぎに到着すると、第1回目とあって少なからぬ報道陣が詰め掛けていた。

 事件番号は「平成24年(ワ)第858号」。地裁3階の法廷に入ると原告側の代理人として弁護士の米山健也他1名。年齢は40代後半から50代前半といったところか。白髪交じりの短髪でやや太り気味の風貌がいかにも怪しさを醸し出す。

 死亡した中国人容疑者の家族、即ち原告は刘金輝(りゅう・きんき)という名の中国人だということが分かった。

 対する被告、即ち栃木県側の代理人は平野浩視弁護士。この御方は先の警察官発砲裁判でも民事・刑事の両方で県側代理人を務めているやり手の弁護士先生である。
 前回と言うか、発砲裁判では県警の互助会が裁判費用を負担してきたが、この度の裁判では県として裁判費用を支出しているという。このような裁判を起こされること自体がとてつもなく無駄なことだが、それを受ける県側としては実に有用な血税の使途であると言えよう。

 第1回目の今回は原告側から訴状を、被告側からは答弁書をそれぞれ陳述という形で提出したことが確認された。

 裁判長からは原告側に対して「証拠説明書」を、被告側に対しては過去の経過と事故との因果関係についての反論を続けて提出することが確認された。

 次回の裁判期日(第2回口頭弁論)は平成25年6月7日(金曜日)10時30分だが、「弁論準備手続き」に入るため「非公開」となり、一般傍聴者は「傍聴が不可」となる。

 裁判官は岩坪朗彦裁判長の他、杉浦正典裁判官、佐々木淑江裁判官の3名。

 以上、発砲裁判ほど事がセンセーショナルではないため、世間の関心を惹き難いのかも知れないが、4名もの警察官が民事・刑事の両方で訴えを起こされていること、そして1億円という賠償額の高さから言っても発砲裁判の時よりも事は深刻であり、重大である。

 筆者の見立てでは刑事上の罪まで問われるとは考え難いが、過去の経過から何が起きても不思議ではない。民事と刑事の両方で帳尻とバランスのとれた判決が下されるのが昨今の傾向であるように思うが、無論、民事においても1円たりとも賠償が認められるようなことがあってはならない。

 今後、私どもNPO外追としてはこの問題に長期間にわたり、取り組んでいくこととしたい。