★動画ご紹介

関越道バス追突事件裁判(第7回公判)part1

http://www.youtube.com/watch?v=B1pcv9TeJnM&feature=youtu.be

関越道バス追突事件裁判(第7回公判)part2

http://www.youtube.com/watch?v=vKmwj9VeqzI&feature=youtu.be

★警察官・検察官の証人出廷

河野化山被告の主張(任意性の無さ)を覆す決定的な尋問と証言!

 平成25年11月5日(火曜日)、群馬県の前橋地裁にて午前10時30分より、「関越道バス追突事件」の第7回目となる公判が開かれた。

※『NPO法人 外国人犯罪追放運動』公式サイトの活動報告より

【群馬】関越道バス追突事件初公判と前橋地裁前サイレント・デモ
http://blog.livedoor.jp/gaitsui2/archives/1780579.html
【群馬】関越道バス追突事件 第2回公判と前橋地裁前 街宣活動
http://blog.livedoor.jp/gaitsui2/archives/1785739.html
【群馬】関越道バス追突事件 第3回公判と前橋地裁前 街宣活動
http://blog.livedoor.jp/gaitsui2/archives/1786991.html
【群馬】関越道バス追突事件 第4回公判と前橋地裁前 街宣活動
http://blog.livedoor.jp/gaitsui2/archives/1787802.html
【群馬】関越道バス追突事件 第5回公判と前橋地裁前 街宣活動
http://blog.livedoor.jp/gaitsui2/archives/1789294.html
【群馬】関越道バス追突事件 第6回公判と前橋地裁前 街宣活動
http://blog.livedoor.jp/gaitsui2/archives/1789794.html
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地裁前の街宣(上)と、河野被告を乗せた護送車か?(下)
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 まず、これまで初公判から計6度にわたる同地裁前での街頭行動を展開したきたわけだが、7度目となる今回は街宣と裁判傍聴に、こちらの関係者は過去最多となる7名が参加。裁判傍聴のための抽選では7名中5名が当選するなど、抽選での当選者も過去最多となった。

 もっとも、これはマスコミ関係者などの傍聴希望者が激減したためで、これが結審や判決となると、またもや長蛇の列になることが予想される。

 さて、公判のほうだが、今回の審理では中国残留孤児2世の元バス運転手・河野化山(かざん)被告(44歳)を取り調べた警察官と検察官がそれぞれ1名づつ証人として出廷。検察側と弁護側そして裁判官の順に尋問が行なわれたものである。

 この事件の公判では過去にも複数の警察官が証人として出廷。河野被告による追突事件が発生した直後、現場へ急行した群馬県警高速隊の隊員が事件当時の状況を詳細に述べたものだ。

 そして今回。…ついでながら言うと次回(平成25年11月14日)にも実況見分に立ち会った警察官の証人出廷が予定されている。

 被告を逮捕または取り調べた警察官が法廷に立たされ、執拗な弁護側の尋問に晒されるなどは最近のケースで言えば栃木県における県警巡査による中国人凶悪犯への発砲が訴えられた裁判、中国人容疑者の病死に端を発して県警鹿沼(かぬま)署員ら4名が訴えを起こされた裁判が挙げられる。

 今回の裁判では飽くまでも証人として出廷したものであり、被告として証言台に立つそれとは違っているが、警察及び検察による公正な捜査に基づく取り調べが問題でもあるかのようにほじくり返されるのは見ていて気分の良いものではない。

 5日、出廷した警察官は岩渕恭一氏。河野被告が追突事件(平成24年4月29日)を引き起こした2日後の5月1日より県警高速隊の施設にて河野被告を取り調べている。

 岩渕氏は取り調べを行なうにあたり、警察官として河野被告(当時は容疑者)が辿ることになるであろう法的手続きのプロセスを簡潔に説明。併せて河野被告が持つ被疑者としての権利についても説明。これらの説明は中国語の通訳を介して行なったという。

 しかし、検察側からの尋問で河野被告の日本語能力について問われた岩渕氏は、「日常会話であれば日本人とまったく遜色がないくらいに十分」だった旨を述べている。

 通訳が取調室にいながら、大体の会話は日本語で行なわれたようだ。…事件直後、河野被告はまったくと言って良いくらいに日本語が話せないかのようなニュアンスの報道も飛び交ったと思うが、トンだミスリードだったと言えよう。マスコミは中国残留孤児という一事を以って、河野被告が日本語も解せず、日本の事情をよく理解していない「外国人」というイメージを与えることにより、河野被告への同情心を狙ったのではないか。

 河野被告本人も狡猾である。初公判の時、出廷して初めて公(おおやけ)の場で口を開いた河野被告は「ワタシ、コノ・カザン、デス」などと、さも片言のような発音であった。都合の良い時は日本人、都合が悪くなれば日本語があまり話せないようなフリをするなどは外国人犯罪者の常套手段である。

 岩渕氏による取り調べの最中、岩渕氏曰く「どちらが言い出したのか定かではないが」、調書には「ウトウトして眠くなった」との記述がなされた。

 この辺り、河野被告と弁護側が強硬に否定する箇所である。つまり、眠気を感じる間もなかった、突如として居眠り状態に陥ったとの弁明である。

 岩渕氏は「分からない表現は通訳にも、自分にも聞くように」と河野被告に伝えていたが、取り調べの最中、河野被告が通訳に訊ねたのは専門用語や分かり難い単語のみだったという。

検察官:ウトウトという表現について河野被告から尋ねられたか?

岩渕氏:私への質問はありませんでした。

 なお、追突事件が発生した関越道を任務で度々通行する岩渕氏の言葉を紹介しておこう。

私も(追突事件が起きた)同じ時間帯に同じ場所を通行することがありますが、十分に睡眠をとっていても眠くなることがあります

 そのため、居眠り状態に陥ったりすることのないよう、細心の注意を払っているのはバス運転手に限ったことではない。

 検察官からの尋問の最中、岩渕氏は同氏の念頭にあった京都での癲癇(てんかん)患者による追突・死傷事件について河野被告に話を振った時のことを述べている。関越道バス追突事件の約2週間前に発生した京都での事件について、「河野被告は知っていた」と言う。

 癲癇患者のように自分も突如意識を失ったという話は、河野被告からは出ていない。

 滞りなく進行したかに思える河野被告への取り調べだが、事実と異なるとすることに関し、河野被告は机上のコップを激しく叩きつけたり、調書作成のPCを倒したりすることがあったという。

検察官:被告の意に反する調書を作ることが出来たと思うか?

岩渕氏:河野被告の性格から考えて、意に反するなら調書に署名・捺印はしなかったでしょう。

検察官:何故?

岩渕氏:時として取り調べを拒否したりしたこともあり、意に反するなら署名はしなかったと思う。

 なお、河野被告は取り調べの最中、通訳人と共にPCで作成される調書に見入り、注意深く確認していたそうだ。

 これまでの法廷で、警察や検察の取り調べで意に反する調書を作成された、それが裁判での証拠になるとは思わなかったと述べているが、少なくとも検察の尋問を見る限り、法廷での主張とはかなり食い違っている。

 岩渕氏は、河野被告が眠気を感じる間もなく居眠り状態に陥ったと主張していることを後になって河野被告を起訴した担当検事から初めて聞かされ、「取調室では事実だと認めていたのに…」とビックリしたという。

 次に弁護人からの尋問である。尋問に立ったのは3人いる弁護人の1人、天田昭夫

 天田の尋問は「被告人は調書に書く必要のないことでも話しますね?」に始まり、「調書は確認して、その都度書くのではなく、あなたが判断して書いた?」「突然、寝入ってしまう病気を知っていますか?」「眠くなって居眠り…ではなく、突然、寝てしまったと聞いていますね?」「自分で信じられないことは調書に書いたりしませんよね?」「被告が眠気を感じなかったと供述したので、その部分のみ調書をとらなかったのではないですか?」などと立て続けに行なわれた。

「異議あり!」 「誘導尋問です!」

 この日の尋問で、もう一つの特徴は検察側からいつも以上に「異議あり!」が多かったことだろう。裁判官が弁護人に質問の内容や表現を変えるよう指示することも度々。

 この取り調べの段階では河野被告が法廷で主張するようにSAS(睡眠時無呼吸症候群)などの病名も、眠気を感じる間もなく眠ってしまったということも、「まったく話に出て来なかった」という。

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群馬中央法律事務所のサイトより 関越道バス追突事件の公判で河野化山被告の弁護を務める弁護人ら 同サイトのプロフィール欄に出ているが、左から順に高坂隆信天田昭夫古平弘樹

 次に証人出廷したのは検察のアンドウ・マサアキ氏。関越道バス追突事件から約10日後の5月9日より河野被告の取り調べを担当していた。

 アンドウ氏による河野被告への取り調べにおいても警察と同様、中国語の通訳人が同席したが、河野被告が通訳人を介したのは自分が日本語で伝えたいことが上手く出て来ない時のみだったという。その他の殆どの会話が日本語で行なわれ、アンドウ氏は河野被告について「かなり日本語を理解していた。コミュニケーション能力は問題なかった」と評している。

 初公判の時、被害者(法廷には出廷しておらず)から「日本語も話せず、緊急時にろくなアナウンスも出来ないバス運転手に強い憤りと疑念を感じる」旨の意見陳述が読み上げられたが、裁判が始まる以前、被害者の間でも河野被告の日本語能力を疑問視する向きがあったことはいかにマスコミ報道で河野被告が日本語を話せない(つまり、日本の事情をよく理解していない?)とのプロパガンダが流布していたかを物語っているだろう。

 検察からの尋問でアンドウ氏は「河野被告が調書を作成したPC画面をしっかりと確認していた」ということ、調書への署名・捺印も「河野被告が『間違いない』として行なっている」ことが明らかにされた。

 アンドウ氏の取り調べで河野被告は追突事件の約10分前、眠気を感じたため、関越道で当初予定していたサービスエリアより手前の上里SAを休憩所として選んで停車した、としていた。

 それが裁判になるや「トイレに行くために同サービスエリアに停車した」となっていたのだ。

 自分の取り調べではトイレの話は一言も出て来なかったのに、アンドウ氏は当日の法廷で「驚きました。休憩の話がトイレにすり替わっていました…」と証言している。

 裁判に至るまでの過程、警察・検察による取り調べの前後で河野被告が弁護人からの入れ知恵で主張を変遷させたことは容易に想像がつく。

 アンドウ氏が河野被告を取り調べるようになってから3日後の5月12日のこと。事件当夜、越後サービスエリアで河野被告がバスのハンドルに両手を重ねるように乗せ、その上に突っ伏すような姿勢になっていたことについてアンドウ氏は「寝ていたのか?」と聴く。

 河野被告は「眠かったわけではない。目をつぶってもいなかった」と強調したという。

 「(追突で)亡くなった方も大勢いる。怪我人も多数だが、そういうことが分かっているのか?」とアンドウ氏が河野被告に訊ねるも、河野被告はさぞ沈んだ様子なのかと思いきや、「そういう態度ではなかった」ことが述べられている。

 アンドウ氏が事実確認で聴いたことに対し、河野被告が声を荒げ、まくし立てるようなことも度々であったという。

 アンドウ氏が「そうじゃない。本当のことを言ってくれ」と注意すると、河野被告はたくさんのことを続け様に、まくし立てるように言い放ったそうだ。日本語が話せないとする報道が嘘であると分かるエピソードである。

 日本語で「俺をウソツキ呼ばわりするのか!」「急に眠くなったんだ!」「ハンドルに手を乗せて、上体を前に一所懸命、トンネルの中を運転したんだよ!」と語気を強めたという。

 時折、頓挫した取り調べは河野被告が「裁判? 分かった、もういいよ!」となって再開されたようだが、検察での調書が裁判での証拠になるとは思わなかったとする河野被告の法廷での主張は明らかに嘘だったと分かる。

 最終的にアンドウ氏は河野被告に調書を確認させるが、「特に内容が違うという風でもなく、署名した。事実相違がないかどうかを確認しましたが、被告は調書を確認した上で署名していました」と言う。

 検察におけるアンドウ氏の取り調べは事件現場での実証見分の前後にわたって行なわれている。

 実況見分で眠気が起きたとされる場所も特定され、その内容を河野被告に確認。「被告は『その通りだ』と述べました」とアンドウ氏は証言している。

検察官:河野被告があなたの取り調べの中で「突然、眠った」と言ったことはありますか?

アンドウ氏:ありません。

検察官:河野被告は検察の調書に任意性が無いと言っていますが?

アンドウ氏:非常に意外です。検察で私の取り調べの段階では一度も私にクレームを言っていなかったのに、よく言えるなと思います。

 次に弁護人からの尋問に移った。

 弁護人からのアンドウ氏に対する尋問は、矢継ぎ早に「被告は自分から眠気を感じたと述べたことがありますか?」「取り調べをしたアンドウさんとしては、追突のもっと以前から眠気があったと考えていたわけですよね?」というもの。

アンドウ氏:それ(追突)以前に眠いと感じる地点があったのに、何故それを言わないのかと思って聴いていました。

弁護人:被告人(河野)はそれを強く否定したんですよね?

アンドウ氏:いいえ。覚えていない、と言いました。

弁護人:急に眠くなったと説明したわけですね? 居眠り状態を予測出来なかったと? 被告人自身も事故を起こしかねない状況なら運転はしなかったと主張しましたね?

 アンドウ氏は「違います!」と語気を強めて証言した後、「それは誘導尋問だと思います!」と弁護人に抗議した。

 法廷における誘導尋問かどうか、尋問への異議が認められるか否かは裁判官の判断であり、アンドウ氏の抗議が認められることはなかったが、即座に「誘導だ!」と抗議出来たのは検察官という職業ならではのものだろう。

 是が非でも河野被告の「眠気」と「眠気への自覚症状」を否定したい弁護人にとっては、この日の尋問はやや荒削りで強引な印象を受けた。法的責任を免れよう、少しでも軽くしようと弁護人とすり合わせた河野被告の主張は後付けが多過ぎるため、いくら何でも通らないのではないかと思える。

 なお、検察におけるアンドウ氏による取り調べの最中、アンドウ氏は通訳から河野被告が驚くべきことを言っていたと教えられている。
 それは取り調べが終わって河野被告が取調室を後にした時のこと。通訳人は「河野が追突について、『自分は運が良かった』と言っていましたよ」と。

 日本人の感覚なら「自分が死ねば良かった」「自分だけが死ねば良かった」と言うべきところだろう。

 この河野被告の一言が同被告の事件に対する印象を全て物語っているとも言えるもので、調書等に明記されずとも、裁判に関わっている者のみならず、銘記しておくべきである。

 裁判での休憩中(1時間置きに約15分間)、然る群馬県警の関係者と取り調べにおけるビデオ収録の可視化に話題が及んだ。現に関越道バス追突事件では被告人の言い逃れが公然と罷り通ってしまい、警察や検察の取り調べにおいてさえ、「言った、言わないの世界」になってしまっている。

 容疑者・被告が納得したから署名・捺印されたものであり、署名・捺印はその内容を確たる証拠として裏付けるためのものである。後々それを否定されても、では、どうして署名・捺印したのかという話になるのに、それ(任意性)がいとも簡単に覆されるようでは署名・捺印は何らの効力も持たない。

 県警の関係者は可視化が必要かも知れないとしながら、一方で「容疑者が何にも喋らなくなっちまうよ」と懸念を示した。

 可視化は言った言わないを否定する決定的な確証にはなるのだろうが、膨大な費用が嵩む上に事件を解明する上で膨大なロスが生じるというデメリットをもたらす。

 治安・司法にかかる行政が昨今の法廷・審理の在り方によって著しく歪められていると思うものだ。

前述の通り、次回の第8回目公判平成25年11月14日(木曜日)午前11時より審理開始

関越道バス追突事件の実況見分に携わった警察官が証人出廷の予定

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