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★動画ご紹介!

関越道バス追突事件裁判(第11回公判)

http://www.youtube.com/watch?v=A5mVIvFStZM&feature=youtu.be

★トンだ「外国人天国」と「日本人差別」の実状

証人(被告人の元妻)への尋問で明らかになった知られざる驚愕の事実!

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 平成25年11月28日(木曜日)、群馬県の前橋地裁にて関越道バス追突事件の第11回目となる公判が開かれた。

 この日の審理では中国残留孤児2世の元バス運転手・河野化山被告(44歳)への被告人尋問が行なわれるとあって、マスコミ関係者の数はこれまで以上に膨れ上がった。傍聴の抽選に並んだ数もいつもの倍の140人〜150人くらい。

 私ども『NPO法人 外国人犯罪追放運動』と群馬・栃木両県の有志ら計6名が抽選に並んで1名が傍聴席を確保することが出来た。

 午前11時から始まった審理では先ず証人尋問が行なわれた。

 出廷したのは本郷タマエ(41歳)。黒のストライプタイプのスーツ姿で法廷に現われ、高山光明裁判長から証人としての宣誓を求められると、中国語の小さな声で宣誓書を読み上げる。

 河野化山被告の別れた元妻である。

b 証人出廷は弁護側からの要請に基づくもので、3人の弁護人から古平弘樹が尋問に立つ。

 タマエは中国で河野被告と結婚。2人で来日したものである。来日から早や20年が経過していた。

 河野被告との間には2人の子供を出生。弁護人から職業を問われた証人のタマエは飲食業に携わっていることを述べた。

 河野被告の職歴を問われると、懸命に思い出していたのか、水道配管、トラックの運転、建築関係など、いくつかを列挙。

 河野被告が自動車運転免許の取得に際しては相当な努力をしたのかを弁護人・古平から問われたタマエは「ハイ」と答えている。

 河野被告がバス会社の事業を開始した当初、『東日本観光』というバス会社を550万円で買い取ったことについてタマエは「反対した」と言う。

 タマエへの証人尋問は徹頭徹尾、全て中国語の通訳を介して行なわれている。

 河野被告がバス会社の事業を開始してからというもの、タマエの証言によると経営は「順調ではなかった」と言う。

 その理由を弁護人・古平から問われたタマエは日中関係の悪化と証言している。

 日中間の関係悪化は中国による尖閣諸島への軍事侵略行為が直接的な原因で、観光客も含め中国人を排斥しろという日本人の愛国市民デモの台頭は至極当然の反応と言えるだろう。

 弁護人・古平から加えて「東日本大震災の影響もあったのでは?」と問われたタマエはこれを「ハイ」という回答で肯定している。

 タマエは「バス事業はやめてほしかった」と証言したが、当時、夫である河野被告にやめる気は無かったと言う。

 2人は平成23年7月に正式離婚している。

 しかし、河野被告は離婚後もバス会社事業に反対していた妻の元に足しげく帰宅するなどしている。元あった住居には妻であるタマエらが住んでいたが、河野被告の荷物などは一部を除いてそのまま。

 離婚後も2人は交流を続けたと言う。

 週に1回くらいのペースだが、河野被告はたまに家に帰って来た。離婚前、長距離バスの運転で外泊することが多かったことを考えれば、状況的にはそう変わらない。ただ、離婚後で異なるのは河野被告の帰宅回数が著しく減少したことだっただろうか。

 元妻のところへ帰宅した際にはそのまま泊まったと言う。子供たちも父である河野被告に会いたかったし、河野被告としてもたまに子供たちの顔を見たかったのではないかと元妻は法廷で証言した。

 帰宅時の河野被告は「いつも疲れた様子だった」とタマエは述べている。

 関越道での追突事件のあった4月中にも河野被告は元妻のところへ何度か帰宅している。まず1ヵ月以上、来ないことはなかったというから、その帰宅回数はそれなりのものだろう。

 帰宅した就寝時、河野被告がどういう状態であったかを弁護人・古平から問われたタマエは「凄いいびきをかきながら寝ていました」「睡眠中、呼吸が停止したような状態でした」と述べた。

 こうした河野被告の就寝時の状態が、元妻からは矛盾とも思える決定的なことが述べられた。

 部屋中に響き渡るような大きないびきと無呼吸状態があった(?)にも関わらず、元妻のタマエによると、「病院へは行っていません」と言う。

 追突事件後、河野被告からはタマエの元に電話があったが、その会話では追突事件の被害者について、「まことに申し訳ない、と述べていました」と話す。

 河野被告が勾留されてからもタマエは面会に行っている。2人の子供たちも事件のことを知っている。「被告人は2人のお子さんにとって、どのような父親だったか?」を弁護人・古平から問われたタマエは「優しい父だった」と証言。

 河野被告の口からは被害者に悪かった。申し訳ないという贖罪の言葉が出て来て、これからは運転しないことを元妻に誓ったと言う。

 なお、タマエは追突事件で亡くなられた7名の方とその家族のために毎日欠かさず祈祷をしていると明かした。

 涙をふく証人・タマエ。

 河野被告が社会復帰して来た場合、「証人としては、どのように迎えるつもりか?」とする弁護人・古平からの問いにタマエは「また一緒に暮らしたい」として河野被告と再婚して寄りを戻す姿勢を明らかにした。

 次に尋問に立った弁護人・高坂隆信からは犠牲者への祈りについての質問があった。

弁護人・高坂:どういう祈りをしていますか?

タマエ:7名の名前を書いて祈っています。

弁護人・高坂:今後とも続けますか?

タマエ:はい

 以上、弁護人からの尋問は一旦は終了した。審理の本筋とはかけ離れた内容が多く、明らかに情状酌量を狙ったものだろう。
 中国から来日した2人が言葉も分からない日本で相当な苦労を重ね、爪に火を灯すような途端の苦労を味わってきたかのようなイメージは思わず同情を誘うのではないか。

 しかし、次の検察側からの尋問でそうしたイメージも一気に吹き飛ぶ現実を思い知らされることだろう。これには傍聴席で聴いている側もそうだが、誰よりも証人と被告人こそが度肝を抜かれたのではないか。

検察側:証人(タマエ)はどのように言って夫であった被告人(河野)のバス会社経営に反対をされたのですか?

タマエ:…忘れました。

 本当に反対したのかと疑問に思えてしまう。

検察側:反対したのは1回だけですか? あるいは何回も?

タマエ:繰り返し…反対しました。

検察側:被告人からバス会社の経営について詳しく知らされていなかったのではないですか? 離婚後の暮らしぶりについても? 離婚後の被告人の交際相手について知っていましたか?

 証人のタマエにとって予想外の尋問がぶつけられたものと思われる。

 一方、現在の証人の暮らしぶりは自身で所有するビルで中華料理店を営んでいるという。店の営業は午前10時から夜12時までで、ほとんど毎日営業。そのためか、被告人への面会は月1回だとされる。

 よく中国人経営の飲食店では日本人のように仕込みの時間と昼休みが分けられることなく、ダラダラと営業しているのを見かける。平日も土日も関係なく。それにしても自前のビルで飲食店を経営とは、さぞ羽振りが良い。

 これを来日から20年目の中国残留孤児子孫らが成し遂げたのだから、正規雇用にありつけず、家庭を構築する経済基盤のない日本人なら我が身を省みて「努力が足りないのではないか」と思うところだろうが、事実は違う。来日20年目の中国残留孤児子孫であっても自社ビルを持つまでになるなど、いかに彼ら外国人・異民族が日本で優遇され、優先的に雇用を与えられて、税制上も様々な特権的待遇に浴しているかを物語っている。

 河野被告には3人もの弁護人が付いているが、これとて人権派の弁護士が売名行為から無償で弁護人に名乗りを挙げたものではない。河野被告が自前で腕利き(?)の弁護士を雇ったのだと思われる。

 日本人が生活苦に喘いでいる一方、彼ら外国人・異民族こそは富裕層であり、時を経ずして富裕層になれてしまう「日本人差別」の実状を物語っているのではないか。全ては現在までの政府体制と財界の売国姿勢に基づく失政・失策が最大の元凶である。
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検察側:中華料理店を経営するなど、被告の所有する建物を売却して被害者らに賠償する考えはありませんでしたか?

タマエ:…思いましたが、成り行きに任せています。

検察側:成り行きって何でしょうか? 追突事件から1年半が経っても実行されていませんよね?

タマエ:…表現出来ません。

検察側:いやいや、あなたが売り払って賠償する気はないかを問うているんですよ。

タマエ:…分かりません…。

検察側:分かりませんじゃ分かりませんよ。今現在の気持ちを訊いています。建物を売却して賠償する気はないのですか?

タマエ:…私の名義ではないので…。

検察側:被告が売却すると言えば同意するのですか?

タマエ:はい…。

検察側:バス事業に反対しましたよね? 夫にそう言いましたよね? その時はまったく聞いてもらえなかったのではありませんか?

タマエ:…はい。

検察側:すると、もし社会復帰したとしてバス事業を再開することになって、また反対しても聞いてはもらえないのでは?

タマエ:…分かりません…。

検察側:止められる自信はない?

タマエ:…あります。

検察側:弁護人からの尋問で再婚の意思について述べていますね?

タマエ:はい。

検察側:被告人に別の交際相手がいるのにも?

タマエ:はい

検察側:どうしてですか?

タマエ:子供たちには父が必要だから…。

検察側:被告人との間で被害者への償いについて話し合われましたか?

タマエ:…申し訳ないです。

検察側:質問に答えてください!

タマエ:申し訳なかったと話しています…。

検察側:賠償については何も話していないんですね?

タマエ:…まだ話し合っていません。

検察側:被告人が所有していた5台のバスはどうされましたか?

タマエ:売却しました。

検察側:おいくらで?

タマエ:…忘れました。

検察側:その売却されたお金はどうされたのですか?

タマエ:針生さん(バス会社『陸援隊』社長)への返済に充てました。

検察側:被告人が違法なバス事業をしていたことは知っていましたか?

タマエ:知りませんでした。

検察側:被告人は新聞や週刊誌を読んでいましたか?

タマエ:読んでいました。

検察側:面会で被告人に日本語の週刊誌や漫画を差し入れしましたね?

タマエ:はい。

検察側:どうして日本語の本を差し入れたのですか?

タマエ:彼の気分が優れていないので…。

 検察側はそのようなことをする以前に、遺族・被害者への賠償の方途を被告人と話し合うべきではなかったかと追及した。
 尋問は被告人が主張する睡眠障害(?)に移る。

検察側:被告人のいびきが酷く、就寝中、呼吸が停止するような状態もあると言いましたね? 大変だとは思いませんでしたか?

タマエ:疲れているから、そうなったのだと思いました…。

検察側:心配じゃなかったのですか?

タマエ:疲れていると思いました…分かりませんでした。

検察側:そういうことが度々あったんですよね? 被告人には言わなかったのですか? その時に被告人を起こさなかったのですか?

タマエ:私は(夫)に触って、枕の向きを変えたり…。

検察側:ですから、それを被告人に言わなかったのですか?

タマエ:…言いませんでした。

検察側:「祈り」について本当にやっていても、遺族には分からないですよね?

タマエ:多分…知らないと思います。

検察側:遺族の方々にそういう気持ちを伝えようと思いませんか?

タマエ:…どこに伝えれば良いのか分かりませんし、祈っていれば…。

検察側:被告人には弁護人が付いています。弁護人に相談もしなかったのですか?

タマエ:言いませんでした。

検察側:被告人には交際相手もいました。
証人は知らないようなので伝えておきますが、去年の4月24日、つまり、証人の元へ帰宅後の次の日と、その次の日にも、その交際相手とラブホテルに泊まっています。

タマエ:知りませんでした。

検察側:裏切られたとは思いませんか?

タマエ:…そう思います。

 一旦、検察側の尋問が終わり、今度は再び弁護人が簡潔ながら尋問の追加。尋問に立ったのは高坂。

弁護人・高坂:被告人を待つ気持ち、信頼する気持ちに変わりはありませんか?

タマエ:はい。

 今度は再び検察側が尋問。ここで検察官は決定的な尋問を証人にぶつけた。

検察側:追突で亡くなられた7名の方の中には、1人だけ男性の方がいました。この男性のお名前を知っていますか? 言ってみて下さい。

タマエ:……覚えていません。

検察側:この亡くなられた男性には子供がいたことは知っていましたか?

タマエ:知りませんでした。

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 毎日、追突事件で犠牲になった故人の名前を書いていれば分かりそうなものなのに、証人は毎日祈りをしながら、知らないと言う。いよいよ、毎日の祈りと贖罪という言葉がかなり怪しくなってくる。

 弁護側と検察側の双方の尋問が終わり、次に裁判官からの尋問となる。最初に尋問したのは3名の裁判官のうち女性裁判官。

裁判官A:被告人が4月に帰宅した際、食事はしましたか?

タマエ:しています。

裁判官A:酒類は嗜まれますか?

タマエ:飲みません。

 次に男性裁判官のBからの尋問。この日、尋問したのは高山裁判長を除く、2名の裁判官だった。

裁判官B:被告人は自身のいびきについて分かっていたのでしょうか?

タマエ:知っていると思います。

裁判官B:証人または子供から、いびきの話が出たことはありますか?

タマエ:子供らが言いました。

裁判官B:就寝中、呼吸が止まるようなこともあったのですよね?

タマエ:知らないと思います。

裁判官B:SAS(睡眠時無呼吸症候群)についても知らなかったと?

タマエ:知りません。

裁判官B:被告人が睡眠障害について話しているのを聞きましたか?

タマエ:聞いていません。

裁判官B:被告人から通院するなどの話はありましたか?

タマエ:多忙だから…。

裁判官B:被告人も通院の必要があるといった話をしていましたか?

タマエ:言っていません。

 以上で当日の午前中の審理は終了であった。

★司法の場における日本人差別!

法廷の外にまで響き渡った遺族・被害者らの悲痛な叫び!!

 午後より河野化山への「被告人尋問」から始まった。

 尋問は弁護人から行なわれ、3人の弁護人のうち高坂隆信による尋問から始まる。

 その内容は追突事件の前日、河野被告らが乗ったバスが東京を経ち、石川県金沢市に向かう高速バスの往路についてのものだった。

 この高速バスが復路便となって河野被告の運転で金沢市内より東京方面へと向かい、関越道での悲劇に繋がる。

 高坂の尋問は往路のバスは河野被告と別の運転手によって運行され、時間ごとの交代であったため、河野被告が仮眠を取るには十分な時間があった、つまり惨劇となった翌日の追突が決して寝不足によるものではないと結論付けるよう誘導されたものだった。

 高坂による尋問中、少なくとも5回は検察側からの「異議申し立て」が行なわれた。

inemuribasu 傍聴してふと思うことだが、この関越道バス追突事件では河野被告の供述を通訳人が誤訳し、それを取り調べの警察官や検察官が曲解して供述調書を作成したのではないかとか、往復便の高速バスで行きは北陸の実家へ帰省するために運転した別の運転手が存在したことに触れられているが、それならなおのこと通訳人や河野被告の同僚運転手及び雇用者こそ証人出廷させるべきではないか?

 それを追突直後に現場へ急行した群馬県警高速隊の警察官を証人出廷させたり、河野被告を取り調べた警察官を出廷させたり、河野被告を引き連れて実況見分を行なった警察官を出廷させたり、警察官のアラを探して言いがかりをつけるなど、警察官に対する嫌がらせとも思える裁判である。

 捜査には携わったが、事件の発生には何の関係もない警察官ばかりが証人出廷させられ、弁護側(被告側)の主張を裏付ける上で最も重要な人が呼ばれていないように思う。もっとも、その人たちが証人出廷すれば弁護側が展開する主張がハッキリと覆されてしまうのかも知れないが。

 高坂に続いて弁護人より天田昭夫が尋問。

弁護人・天田:警察での取り調べにおいて、取調官の岩渕氏からは供述調書が裁判での証拠とされることについて説明はありましたか?

河野被告:いいえ。ありません。

弁護人・天田:岩渕氏から眠くなった地点について訊かれた時、どのように回答したのですか?

河野被告:私は「眠くなった」とは言ってません。「疲れた」と言いました。

弁護人・天田:段々と眠くなった、との表現は使いましたか?

河野被告:いいえ。

弁護人・天田:取り調べの過程で取調官が使っていたパソコンを倒したことはあったのですか?

河野被告:ありました。

 弁護人・天田の尋問はいかに警察の取り調べにおいて不当なことが行なわれ、それに河野被告が憤慨したという結論に結び付けられた。

 次に検察側からの尋問に移る。

検察側:逮捕後、どのような考えで過ごして来られましたか?

河野被告:亡くなった方々に申し訳ないと…。

検察側:死傷した方々のことを思いながらですか?

河野被告:はい…。

検察側:亡くなられた方のお名前を言って下さい。

河野被告:…ハセガワさん、キタモト・チカコさん…

検察側:あなた、亡くなられた方々のことを考えて毎日お経を唱えているわけですよね? そうした方々のお名前さえ、あなたは言うことが出来ないのか?

被告人は被害者宛の手紙では「身体的苦痛を考えると夜も眠れません」と書いているわけですよ。相手の状態も分からずに、どうしてそのような手紙を書くことが出来るのですか?

被告人は留置場や拘置所では週刊誌ですとか漫画を購入していますね? 日本語を習得する前にやるべきことがあるんじゃないですか?

 検察側からの矢継ぎ早の追及に被告人はまるで答えることが出来ない。続く検察側からの尋問に被告人も虚を突かれたのではないか。

検察側:事件後、被告人は運転免許証を取り消されていますね。その一方、拘置所では自動二輪の取得のためのマニュアル本を買っていますよね? もう車の運転はしないと誓いながら、自動二輪の免許は取るわけですか?
確か被告人は運転中に突然眠ってしまうSAS(睡眠時無呼吸症候群)であると主張しているわけですよね?

河野被告:…病気のことはその時は分かりませんでした。後で知ったんです…。

 そのように主張した河野被告だが、検察の鋭い捜査と追及はそのような言い逃れを許さない。

検察側:あなたが自動二輪のマニュアル本を買ったのは平成25年3月ですよ。あなたがSASの検査を受けた後です!

 河野被告のすぐにバレるような嘘はすぐに見抜かれた。反省していないことでも反省していると平然と述べては嘘を見抜かれてもなおも嘘を突き通し、はぐらかしてはシラを切り通そうとする。今回の裁判では中国人の元夫婦が揃いも揃って、その民族性をいかんなく露わにしている。

 次に、最初に尋問した弁護人・高坂が再び尋問した。

弁護人・高坂:被害者について記した書類を私が差し入れましたね? 被害者の名前と怪我の状況、どういった方がいて、どういう症状か。読みましたか?

河野被告:はい。

弁護人・高坂:被害者への手紙を書く際は書類に目を通しましたか?

河野被告:見ました。怪我の状況によって手紙を書きました。

 弁護人が助け舟を出した格好だが、それでも河野被告はろくに読んでいない。読んでいたとしても、読んでいないも同然に被告は遺族・被害者に賠償をする気はサラサラ無いようだ。過失とはいえ1人頭、1億円くらいの賠償請求はしても良い。
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 休憩を挟み、午後の審理はいよいよ「被害者参加制度」に基づき、検察席の後ろ側に座った遺族らが尋問に立つ。遺族・被害者を代表して質問に立った代表者は5名。一番最初は追突事件によって妻を失い、追突事件によって重傷を負わされた愛娘を抱える男性。

 遺族・被害者の代表らは2名の検察官に挟まれるように、検察側の真ん中の席に座り、質問時には立って質問に当たった。

「まず裁判長に対し御礼申し上げます。被告人への質問の機会を頂き、有り難う御座います。被告人によって私たちの大切な人を殺され、深く傷つけられました。

日々悲しみに暮れる中、この法廷に来ております。

被告人と弁護人の態度に怒りに震え、絶対にこの事件を許しません。

被告人は私が誰だか分かりますか?

私は被告人の運転するバスで妻を殺害され、娘に重傷を負わされた林です」

 遺族が「死なされ…」ではなく、「殺された」とする強い表現を用いているところは重要であろう。過失であろうと遺族にとっては「被告人の体調管理の不徹底」によって殺害されたも同然である。

林さん:林という苗字に心当たりはありますか?

河野被告:…あります。

林さん:名前を言って下さい。

河野被告:…ハヤシ・イクコさん…。

林さん:まず毎日、手を合わせていることは、これからも続けて下さい。
被告はサービス・エリアで2回休憩を取り、越後川口での休憩中、公判では「ハンドルの下でメールをしていた」と主張していましたが、私が被害者の方と話をしたところ、あなたはハンドルに頭をつけて寝ていたと言います。
仮眠は取っていましたか?

河野被告:…はっきりと覚えていません。

林さん:寝ていたのかどうか!?

河野被告:…寝ていません…

林さん:公判では仮眠をとっていたと言っていましたが…寝ていなかったんですね。

 林さんは大粒の涙をポロポロと流しながら、自身の質問を続けた。

林さん:第7回の公判の時、検察の聴取の中で、あなたは通訳に対して「自分は運が良かった」とする発言をしたとされるが、それは本当ですか?

河野被告:私の記憶にありません…。

林さん:検察官の方が通訳から、そのように聞かされたと言います。検察官のような立場の方はそんな嘘は言わないと思いますが?

河野被告:通訳が言ったことで、私の発言ではありません…。

 林さんは強い口調で法廷内に訴えた。

林さん:亡くなった方々や今も入院中の方のことを思うと、被告人の罪は軽過ぎる!

河野被告:…申し訳ない。

林さん:本当のことを話してほしい!!

 河野被告は証人席を立ち、林さんに向かい、涙しながら「本当に申し訳ない」と頭を下げた。

 続いて質問に立ったのは長谷川さん。愛娘・マヤさんを河野被告による追突によって「殺害」されている。

長谷川さん:大切な人が被告人の運転するバスに乗り、突然、亡くなられたら、どういう気持ちになるかを考えたことがありますか?

河野被告:(日本語で)申し訳ない…。

長谷川さん:遺族はどのような生活を送ることになるか?

河野被告:…精神的にとても苦痛な日々を送っておられることと思います…

長谷川さん:あなたには2人のお子さんがいる。その2人の子が寝不足の運転手が居眠り運転をした結果、亡くなったり、大怪我をしたらどう思うか?

河野被告:皆様と同じ気持ちだと思います。

長谷川さん:本当にそういう気持ちがあるのか!? 私には伝わって来ません。

 続いては5人中、ただ1人、女性の方が遺族・被害者を代表して質問に立った。

女性:事件後、一番辛かったことは何ですか?

河野被告:亡くなられた方と怪我をされた方に対する思いです…

女性:それは我が子を奪われるより辛いことか?

河野被告:…はい。

女性:ご遺族に申し訳ないと涙したことはないのですか?

河野被告:あります…

女性:それはいつですか?

河野被告:警察での聴取があった時です。

女性:眠っちゃった、事故に遭っちゃったと、その程度にしか考えていないと言いましたね?
あなたは前後も左右も確認せずに、バスから脱出したと言いましたよね?
あの日、バスの中にどれほどの血が流れたかを確認しましたか? もう、忘れましたか?

バスの外で救助を待つ血だらけの被害者を見なかったのですか?

死傷した45名はあなたにとって大切な乗客ではなかったのですか?

あの追突で壊れたのは人ではなく、ただの物だと思っていませんか?

損害保険でお金が支払われれば、お金で元の身体や命が買えますか?

追突後に自力でバスを脱出したのは何故ですか? どうして一刻も早く出なければならないと脱出したのですか?

河野被告:…私の記憶では30分くらい…

女性:30分ではないでしょう!? あなたは5時1分には(駆けつけた)パトカーに乗っていますよ。申し訳ない、と思っている人が大切な乗客の安否を確認しなかったのですか?

運転の前、針生社長(陸援隊)から休むように言われても自分の意思で休まなかったのですよね?

河野被告:5時に言われて7時に出発したため、準備に追われて眠れませんでした…

女性:でも、あなたは交際相手の女性と逢うことを優先しましたよね? 睡眠不足が原因で起きた追突で、交際女性と逢うことを優先した結果だと、2人の自分の子供に説明出来ますか!?

あなたは手紙の中で「被害者に代わって死にたい」旨を書いていましたが、その一方では別れた妻とよりを戻して暮らしたい旨を述べていますよね?

針生社長から運転の依頼を受けたくなかったと言いますが、追突を起こしてでも運転の依頼のほうが大事だったんですか!?

(前日のホテルでは)自分の意思で携帯電話の電源をONにしていましたよね? 自分の意思で方々に電話をしていますよね?

乗客もあなたの体調管理が万全だと信じて乗っていました。乗客の安全が第一としながら、運転の直前、睡眠を取る機会がありながら、睡眠を取っていませんでしたよね? そんなドライバーが存在するのですか?

乗客はあなたが安全に目的地へ運んでくれると信じていたから乗りました。ろくに眠ってもいない寝不足のドライバーの運転するバスに、あなたなら乗りますか!?

あなたが運転するバスに乗った人は単に運が悪いだけで、あなたは運が良いだけなのか!?

 3人目の質問者は被害者の夫の男性。河野被告の態度に名乗る気も失せたのか、敢えて名乗らないことを宣言した。

被害者の夫:こっち見いっ(見ろ)!!


 河野被告に対して法廷内に響き渡るような怒声。あまりの憤りに、思わず隣に座っていた検察官が質問者の男性をなだめる一幕も。審理の終了後、法廷の外にいた人に話を聞くと、遺族・被害者らの質問は「外にまで聞こえてくる怒りの声だった」という。

被害者の夫:裁判で眠気を否定したのは何故ですか? 「申し訳ない」じゃないんですよ!

中川検事の尋問に対し、追突を未然に防ぐためには「寝るべきだった」と答えていますよね? では、居眠り運転ではないのですか? 自分の胸に手を当てて言って下さいよ!!

私たち被害者・遺族はあなたの供述をどのような気持ちで聴いていたと思いますか!?

あなたは遺族に対して一度でも謝罪の言葉を述べたことはありませんよね?

バスに乗っていた被害者、針生社長、高速道路の管理会社、SAS(睡眠時無呼吸症候群)、そして被告人…。誰が追突の原因なんですか? 何が原因なんですか!?

ここは「日本語」で答えて頂きたい!!

 被害者の夫である男性は敢えて日本語で答えるよう河野被告に要求した。

河野被告:…私が悪いです。

 続いて質問に立ったのは被害者・浦中よしこさんの代理人である男性弁護士。浦中さんは追突で重傷を負い、生き残った1人。

浦中さんの代理人:追突直後、被告人は針生社長と1分7秒間にわたって携帯電話で通話していますね? どういう内容の通話をされたのですか?

河野被告:事故を起こしてしまいましたと…

浦中さんの代理人:被告人と針生社長との間では事故の被害状況についての通話はなかったのですか? 乗客救助のための指示はなかったのですか?

河野被告:思い出せません…

浦中さんの代理人:運転席のすぐ後ろでは乗客の1人が通路に倒れた女性を救助し、さらにもう1人の女性の乗客を救助するなどしていますが、その時の様子を見たり、声を聞いたりしているのではないですか?

河野被告:…話し声を聞いています。

浦中さんの代理人:話し声ではなく、悲鳴ではないのですか!?
浦中さんは死亡したと思われる男性を目撃しています。自身も身体を追突で生じた障壁物に挟まれながら娘を先に脱出させ、髪の毛を生え際から引き抜くようにして脱出しています。
怪我をした者が自分より重傷の者を助け、見当たらなくなった家族を探す女性もいました。
地獄絵図のような惨状で死に行く者らの悲鳴を聞いていたという理解で宜しいですか?
その間、あなたは何をしていたのですか?

 河野被告からの明確な回答は無かった。度々追突や脱線事故・事件が頻発している中国から来た河野被告のこと。関越道で自身が引き起こした追突と大規模な死傷事件を目の当たりにしてもなお、その感覚は日本人とは大きくかけ離れているのだろう。

 改めて外国人・異民族に交通機関の運転を任せ、乗客の安全・生命を委ねることの危険性を感じる。たとえ乗客があろうと無かろうと、運転自体を認めるべきではないのだろう。

 今回の裁判を通じ、遺族・被害者らの声を直に聴いて思うことだが、遺族・被害者らは最愛の家族を奪われた事件で虐げられ、法廷でなお虐げられているという事実である。

 たとえ被害者参加制度なるものが設けられたとしても、弁護人や被告の言いたい放題と責任逃れの主張が罷り通るような裁判では、その状況に変わりはない。

 こと外国人・異民族による事件では、より一層、被害者(日本人)が虐げられる日本人差別が司法の場において公然と罷り通っているという事実に激しい憤りを禁じ得ない。