★裁判闘争の軌跡

事件発生から約7年半…民事裁判の開始から約6年…

131202_1313~01

 平成25年12月2日(月曜日)、私ども『NPO法人 外国人犯罪追放運動』は東京・永田町の最高裁判所前にて街頭演説活動を行なった。

 この日、栃木県警巡査の発砲が民事上の賠償責任を問われた裁判の上告審が行なわれたものである。
131202_1312~010001

★動画ご紹介!

警察官による中国人凶悪犯への発砲と民事裁判の上告審(Part 1)
http://www.youtube.com/watch?v=2EQscUmW1c0&feature=youtu.be



警察官による中国人凶悪犯への発砲と民事裁判の上告審(Part 2)
http://www.youtube.com/watch?v=qzAPfGQpkDI&feature=youtu.be



 事件は今から約7年半前に発生。栃木県上都賀郡西方町真名子(かみつがぐん・にしかたちょう・まなご)で地元の駐在所に勤務していた平田学巡査(当時)は付近を徘徊する不審な2人組みの中国人を発見。ミニパトカーで出動して2人に職務質問。2人は一瞬の隙を突いて別々の方向へ逃走。

 逃げた2人のうち羅成(らせい 当時38歳)に追いついた平田巡査だったが、羅成は突如として平田巡査の首を絞めにかかって平田巡査が携行している拳銃を奪おうとした。揉み合いの最中、羅成は平田巡査を振り回して、投げ倒すなどしてなおも逃走。

 民家の庭で追跡劇が繰り広げられたが、庭先に逃げた羅成は逃走の最中に手にした重さ約3キロの石灯籠(いしどうろう)を振りかざして平田巡査に襲いかかろうとした。平田巡査は取り出した拳銃を構えながら再三の警告を発した上、羅成が石灯籠で殴りかかってきた時、一瞬の判断で拳銃一発を発砲。

:事件当時の拙ブログ記事(※コメント欄に本物の「中国人」からの妨害コメントあり)
http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/50441475.html

4d3977a5
 腹部に被弾した羅成は死亡したが、事件から約1年後、死亡した羅成の家族が栃木県を相手取って5千万円の民事賠償請求訴訟を宇都宮地裁に起こす。併せて発砲した平田巡査を特別公務員暴行凌虐致死罪で宇都宮地検に刑事告発。

 民事裁判は平成19年秋より始まったが、私どもは裁判が始まる当初より『主権回復を目指す会』(西村修平代表)ら各市民団体とともに県警巡査の発砲を支持する宇都宮市内でのデモ行進や署名活動を展開してきたものだ。

578ce43e5be46c30b6740459
 先ず、刑事告発は平成20年夏に宇都宮地検が不起訴を決定。民事裁判では平成21年4月に栃木県の賠償責任無しとする判決が宇都宮地裁で下された。
 …ここまでは良かったが、ここからが本当の戦いとなった。地検が不起訴とした決定を不服とする中国人凶悪犯・羅成の家族は宇都宮地裁に付審判請求を起こして、これが同地裁で認められた。一転して平田巡査は刑事罰に問われ、刑事裁判の被告人として裁かれることになったのである。併せて民事でも控訴。

・地検の不起訴決定 http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51181090.html
・民事での一審判決 http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51328781.html

・付審判請求の容認 http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51330880.html

・刑事での一審無罪 http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51686027.html
・刑事での二審無罪 http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51811389.html
・最高裁で無罪確定 http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51892422.html
(宇都宮地裁での新たな「闇黒裁判」の始まり)

 刑事裁判は平成22年秋より始まり、宇都宮地裁の一審判決から東京高裁での二審判決、そして今年4月の最高裁判決に至るまで全てが平田巡査の発砲を正当とする120%の無罪判決。

 一方、民事では東京高裁が栃木県に対して1,020万円の賠償金を支払うよう不可解な不当判決を言い渡したのである。

・高裁での不当判決 http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51733251.html

eda65cb6c1d7ee4c
 刑事裁判では最高裁で無罪が確定したが、県に対して賠償金支払いが命じられた民事裁判が最高裁で争われている真っ最中である。

 そして、この12月2日、最高裁第一小法廷での上告審第1回目となった。

★人権派弁護士による新手の法廷戦術

「人種差別」を持ち出した者勝ちの世相を反映したものか…?

 最高裁での第1回上告審は午後3時より開かれた。

 神殿のような建物を係員に案内されるもので、各地裁や東京高裁のように傍聴希望者が自由に施設内を歩き回ることは出来ない。

 携帯電話ほか貴重品を除いた荷物は全てロッカーに預けることを義務付けられるもので、セキュリティ・チェックも地裁や高裁よりも格段に厳しい。何せ警視庁警察官の警察バッジにさえ金属探知機が反応して詳細を調べられる。

 当初、傍聴整理券が交付される予定であったが、傍聴希望者が定員割れのため、抽選はなし。

 上告審が開かれる第一小法廷では5名の裁判官が傍聴席から向かって正面の自動ドアから入廷するや起立、礼で審理が始まる。

 県側の訴訟代理人を務める平野浩視弁護士からは追加での意見陳述は一切無かったが、中国人凶悪犯の家族の訴訟代理人を務める鬼束忠則ら3人の弁護士からは新たな意見の申し立てが行なわれた。
f71df350-s6ae823c2
 県側の訴訟代理人は民事一審・刑事一審から変わっていないが、中国人凶悪犯の家族側の訴訟代理人を務める弁護士らの顔ぶれも同じく民事一審・刑事一審から変わっていない。

 その面子は鬼束以下、村上一也花垣存彦(はながき・ありひこ)。もう1人、日隅一雄(ひずみ・かずお)という弁護士も民事一審・刑事一審からいたが、最高裁での結末を見ぬまま平成24年6月に癌のため死去している。

 それにしても鬼束ら中国人凶悪犯を擁護する人権派弁護士の主張は、さらにバカに磨きがかかったものと言えよう。

 先ず鬼束は「発砲によって人一人が死亡していることに鑑みて裁判では慎重な検討を期すべきだ」とする旨を主張した。

 発砲という有形力の行使を問題視しているようだが、国民の生命・財産を守るために警察官が拳銃を使用することと、他人の生命・財産を脅かす目的で犯罪者が持つ拳銃とでは意味合いが180度異なる。拳銃の発砲という有形力の行使においては同じでも、その意味合いが正反対であり、これをごちゃ混ぜにすることこそ国家・社会の存立を危ぶませる危険な考えだと言えよう。

 鬼束が問題として挙げたのは主に3点。

 第1に発砲直後についての異議。「羅成さんは平田巡査に追跡されてから発砲を受けるまで終始、防御の姿勢にあり、攻撃姿勢になかった」旨を説いている。

 どこをどう見てそう言えるのか? 警察官の職務質問と言えば外国なら拳銃を構えての職務質問も当たり前だが、日本の場合は実に優しく丁寧な職質である。その職質から逃れようと、羅成が平田巡査に対して暴行した事実があるではないか! 民家の庭での逃走の最中、羅成は瞬時に凶器になる石灯籠を手にしており、これは相当に「訓練」された者のサバイバル術である。羅成こそ攻撃姿勢にあったことは明らかだ。

 第2に警察官の拳銃使用に関する厳格な法規制について。「当該事件では拳銃を使用する必要のなかったケースであり、犯行の制止に際しても警棒を使用するべきだった。拳銃を使用するにしても威嚇射撃が最初にあるべきで、威嚇射撃のない拳銃使用は警察官職務執行法に反している」というもの。

 威嚇射撃をすれば良かったのかも知れないが、全ては現場で実際に凶悪犯と向き合っている警察官の判断である。それも一瞬のうちに的確な判断を求められる。実際に犯人に正対したわけでもない部外者がとやかく言えたものではないだろう。

 そして鬼束の主張で注目すべき第3点目。「警察官の発砲で死亡した被害者(? 筆者注)が日本人なら賠償が認められて、発砲で死亡したのが中国人や外国人であれば賠償が認められないというのは司法における人種差別(レイシズム)や人種偏見があったのではないか」

 閉廷後、共に裁判を傍聴し、裁判官の表情に注目していた『日本の自存自衛を取り戻す会』の金子吉晴代表は「裁判官も呆れた顔で、何を言っているんだという表情をしていた」と振り返っているが、まったく以って奇妙奇天烈な鬼束による新手の法廷戦術である。

 確かに神奈川県では今年、警察官の発砲を受けた男が県を相手取った民事賠償請求訴訟を起こして、川崎地裁の一審では県に約35万円の支払いが命じられるなどしている。

:関連エントリー
http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51889755.html
http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51894992.html
http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51912000.html

 しかし、それとて後に高裁で賠償を命じた不当判決は覆されている。それ以前には同じく神奈川県で警察官の発砲に約1千万円を賠償命令が下されているが、これは撃たれた側が日本人であるとか外国人であるといった問題以前に、生存していて、尚且つ生涯にわたる重度障害を負ったことに対する福祉金の意味合いもあったのではないか?
 それを言い出したら、警察官の発砲が訴えられるようなケースは東京をはじめ奈良県など全国規模で相次いでいる。不当にも裁判に訴え出たのは、近年では外国人犯罪者とその家族によるものが多いのではないか。

 人種差別を持ち出した鬼束だったが、これは東京・新大久保や大阪・鶴橋で継続された朝鮮人追放デモがレイシズムであるとしたマスコミぐるみのバッシングに便乗したものであると思われる。

 人種差別を持ち出したら勝ったつもりなのか、自ら凶悪犯罪を引き起こしておきながら警察官に撃たれるや自治体つまり県民の血税から賠償を支払えとは、それこそ日本人に対するレイシズムではないか。

 続いて中国人凶悪犯側より主張したのは花垣と村上の両名。「発砲を受けた被害者(※ 筆者注)が死亡している以上、状況から事実を追うしかありません。羅成さんが凶器を振り上げたとされるが、その重さや形状を再現して体感してみるべきではないでしょうか? 石灯籠の重さは2,582グラム。その重さを振り上げて途中で止めるのは非常に難しいことであり、羅成さんが石灯籠で殴りかかろうとしたとあるが、殴りかかろうとするにも疑問がある」

 実際に撃たれて死亡した羅成が聞いても吹き出すのではないか。鉄アレイにして約3キロくらい、ちょっと鍛えた大の大人なら誰でも片手で持てる。中国人凶悪犯の家族の代理人である弁護士らは羅成が殴りかかろうとすれば手の指に傷跡が残っているはずだとしたが、束の間、手にしていた石灯籠で手がそうそう荒れたり、傷ついたりするというものではない。

 重いから殴りかかるには無理があるのではなく、重いからこそ頭部に直撃すれば大きな打撃を被る凶器になり得る。花垣・村上らは羅成が撃たれてからの倒れ方がおかしいとも言ったが、ただの難癖である。

 花垣・村上らは、羅成が地元に新しい橋を建設するための出稼ぎに来ていたとの主張を展開しているが、そもそも村の橋を建設するのに何故に一個人に全てを託さなければならないのか?

 子供の将来に関わる問題でもあるだけに、「父(羅成)の名誉回復を図るべき。羅成さんが警察官を殺害してまで逃げようとしたとは考えられない。安易な発砲で責任逃れと正当化を許すことで、残された家族を二重三重に苦しめることになります」と主張する花垣・村上らだが、名誉を回復してもらいたいのは発砲した平田巡査のほうである。県警内部では平田巡査を巡査部長に昇進させるなどして、その名誉を保証している。

 凶悪犯罪を未然に防ぐための発砲が民事上の賠償や刑事罰に問われることがあらば、全ての警察官とその家族への名誉を著しく侵害することになりかねない。現にそうなってもいるだろう。

「中国人だから、おかしなことをして当然といった偏見を捨てるべきではないか」

 こういった主張を展開した花垣・村上両名だが、当初、岐阜県内のコンクリート会社に研修生として来日したはずの羅成が失踪して行方不明、不法滞在外国人に…。そして何の目的があったのか栃木県内の田舎町を徘徊していたというのは十分過ぎるほど、おかしなことではないか。この事実が全てを物語っているし、偏見を生んだとしてもやむを得まい。
131202_1525~010001
 裁判の傍聴後、栃木での一連の発砲裁判にNPO外追と共に取り組んで来た主権回復を目指す会の西村代表(写真上、右側)が傍聴者を前に総括した。

そもそも拳銃を使用するまでもなく、昔の警察官なら素手で中国人凶悪犯を制圧出来た。それほど警察官個々が弱くなっていて、拳銃でなければ凶悪犯罪を制圧出来なくなったという事実を物語っている。

 もう一つは羅成が不法滞在者であったということだけれども、平田巡査にもう少し、いい加減さがあれば職務質問せずに見過ごすことだって出来た。そうしていればお互いにとって何も起こらなかったんですよ

 不法滞在と中国人、警察官の拳銃使用、事件の発生時より公式声明で厳正な捜査を求めると発表したように、強い関心を示した中国政府…。あらゆる要素が備わって、現在の日本国が置かれた状況を示すように長年にわたる裁判が今以って行なわれている事実。事件が起きる必然性はあったのだろう。