2/24地裁・立川 傍聴記 ★「無期懲役」確定的の中で…

良識ある日本国民を代表して、全員が今井被告への死刑要求を!

 平成26年2月24日(月曜日)、東京地裁立川支部では「吉祥寺・強殺事件」の第4回目となる公判が開かれた。

 当日、筆者は所用で午後からの傍聴となった。午前中には今井アレックス被告の中学校時代の担任と高校時代の担任が証人として出廷。弁護側からの証人申請であり、今井被告にとって有利に働くような尋問と証言がなされたのではないかと推測される。

 そうした証言を踏まえた上で、同日午後からの審理では元家庭裁判所調査官が証人として出廷。家裁担当官を経験した者として、今井被告の家裁送致、少年院収容でいかに更生の可能性があるかを証言したものである。

01 証人として出廷したのは加藤幸雄(さちお)。略歴は昭和45年に名古屋大学教育学部卒業、同年、家庭裁判所の調査官となる。その後、日本福祉大学の教授となり、同通信教育部長、学長を経て現在は名誉(?)教授。
 調査官として多くの少年犯罪に関わり、その後、心理学者や臨床心理士として犯罪心理鑑定の報告書を作成するための聴き取りや調査、研究を行なっているという。

 有名なところでは愛知県などで発生した「木曽川連続殺人事件」に関わり、山口県光市で発生した母子殺害事件の公判には、死刑廃止運動の同志であるトンデモ弁護士・安田好弘の要請に応じ弁護側証人として出廷。犯人によるレイプ行為を「母親の体内に回帰したい願望の現われであり、犯罪的なものではなく母胎回帰ストーリーである」と証言した曰くつきの人物である。
 母胎回帰などと…アホの極みではないか。そのような心理学で、どのようなレイプ事件も正当化されそうである。

 この加藤が証言台に立つや「このオッサンか!」と思った。
 24日の公判で筆者が立川支部に到着、法廷に入廷した時はちょうど午前の審理が終わる直前だった。午前中の審理で証言していた教師らしき人が退廷するところ。

 筆者が入廷し傍聴席に着席してすぐに休廷となったわけだが、この時、筆者の真後ろに座った好々爺然としたオッサン(加藤幸雄)がいた。一瞬、筆者と目が合ったので、どこかで見たことがあるような?…と思っていた。やけにニヤついた不気味な表情をしていたのが印象に残っている。

 前述の木曽川連続殺人事件でも3人の少年犯罪者は被害者らを凄惨なリンチの末に金属バットや鉄パイプで撲殺、ベルトで絞殺、シンナーをぶっかけて身体に火をつけるなどの残忍な手口で殺人を重ねたが、3人の少年被告は法廷で「自分たちは死刑にならない」として散々遺族を愚弄し、司法を舐め切った態度に終始していたという。
 これで加藤幸雄のような御仁が心理鑑定で少年凶悪犯らを擁護すれば、ますます被告人らは付け上がる。
 やがて少年被告らに死刑判決が求刑されると(後に死刑確定)、その段になって少年被告らは反省の態度を示したようだが、その姿が現在、東京地裁立川支部で裁かれている今井アレックス被告に重なる。今回の法廷においてもそうだ。

 加藤幸雄のようなオッサンが日本の司法を妨げ、少年犯罪だろうと凶悪事件に対しては正常な裁きが下されることを阻害してきたようなものである。

 加藤幸雄の心理鑑定は少年法に基づき、少年被告の両親や学校関係者、職場の関係者など現地調査によって、その犯行に至る心理状態を鑑定するものだという。

 「犯罪審理鑑定」とは、凶悪犯罪と聞けばさも凶悪な性質を連想しがちだが、実際の人間性を見出し、贖罪(しょくざい)の意識について提言するもの。

 少年被告が真摯に贖罪するための人格性形成を主眼としている。

 加藤幸雄は昨年8月頃より実際的な調査を開始。今井アレックス被告に対しては計3回、平均して2時間づつの面接を行ない、今井被告の両親に対してはそれぞれ1回2時間づつ。今井被告のかつての担任教師にも1回2時間の面接を行なっている。

 今井被告の刑事裁判(地裁)への送致が決定する前、家庭裁判所において鑑定書を作成したのが加藤幸雄。

 被告側弁護人から今井被告の印象について訊かれた加藤幸雄は「事件の凶悪性に比して幼い。会話は普通にこなせているが、よく聞くと理解不可能だったり、中学生レベルの精神構造だ」と述べている。中学生レベルの精神構造の奴が一丁前にアパートを借りて家族を養おうなどと、十年早いといったところだろう。

 今井被告の非行性については「相当に速度が進んでいた」と証言している。

 ルーマニアでは実父であるトルコ人のDV(ドメスティック・バイオレンス)男。日本に来てからの父(日本人)は父と呼ぶに足らない関係。そうした家庭環境から「モデルとなる男性がいなかった」「そのため自己規律の不確定をもたらした」と結論付けた。
 モデルとならないどころか人間不信をもたらし、男性の生き様、父親的な決断、母親的な受容を経験することなく、育って来たとしている。

 また、ルーマニアで13歳まで暮らし、思春期を経て大人としての属性を構築する段階で日本へ来てしまったため、人格形成が初期化されてしまい、日本語という異文化で再構築を余儀なくされたという。

 少年から大人になる時期、自分の責任で行動することを覚え始める年齢で来日したため、ルーマニアで培った初期能力が日本語での作り直しを迫られた、そのため相手の内面を知る能力でハンディを背負ったと言うのである。

 しかし、加藤幸雄の論に従えば、父親がいなかったり母親がいなかった家庭環境で育った者、外国から日本へ移住して来た者による凶悪犯罪は全て心理状態の不確定で片付けられてしまいそうだ。

「来日後、今井被告の成長は止まったまま」(加藤幸雄)

 自分の母語で理解したことが、そのままの状態で進んでしまう。例えば一つの表現で何通りもの意味があったりするのが日本語だが、それが額面通りの言葉や表現であるのかを判別出来ない。

 何を言わんとしているのかよく分かり難い心理鑑定の結果だが、そうした生活環境から作られた今井被告の精神状態が一つの事柄に、「何としても、そこにしがみ付こうとする心理状態を生み出した」と言いたいようだ。

 中学校や日本語学校にあった今井被告の居場所が失われ、母親の愛情は変わりなかったが、本人が受け止めてもらえなかった、そのため皆で一緒にアパートで住みたいとする夢(?)が凶悪犯罪の動機になったのではないかと加藤幸雄は分析する。

 そうした動機について、加藤幸雄は「個人としては理解不能としながら、彼(今井被告)としては、そう思うだろう」と結論付けた。

 弁護側からの尋問は続く。

弁護人:吉祥寺での強盗殺人事件についてどのように表現されますか?
加藤幸雄:典型的な少年事件であると思います。
弁護人:典型的とはどういったところがですか?
加藤:準備不足であったり、想像以上に稚拙な犯行計画です。アパートに一緒に住むというのも4人(同居人)の共通の夢ではありませんでした。普通に考えれば分かることが被告人には分からない。
 脅迫でカードを強奪というのも稚拙な発想です。被告人が言う「大金」の意味というのも、どのくらいあれば…ということを想定、理解していません。
 一種のパニック状態であり、何らの見通しもない、合理的・論理的にどうして良いか分からない状態にあったと言えます。

TKY201302280666 共犯者である少年B(飯塚)との証言(どちらに主導権があったか)が食い違っている点について、加藤幸雄は「(今井被告が)ウソを言っているのではありません。相互の意思疎通が成り立たない状況において、自分に都合よく解釈していると考えられます」と断定。
 被告人のウソの供述・証言を正当化するような鑑定だ。

 今井被告が主張する犯行前のプレッシャーや緊張については、「自分を有利にしたい中、非行性のレベルが高まり、実際にナイフを手にしたことによって強い自己防衛意識が強迫観念的に高まっていったのではないか」(加藤幸雄)と結んだ。

 ナイフという凶器を手に、これから人を襲おうかという行動が「自己防衛…」とは恐れ入る。
 要するに自分の中でコントロール出来ない今井被告については、「立ち直りの処遇」として「親代わりになれるような環境と再教育が必要であり、発達障害に見合ったプログラムや外国人である保護者(母親)への指導も必要ではないか」と提言している。

 …いったい何なのだろうか、この尋問は?

 弁護人の「今井被告を少年刑務所に収容することが相当でしょうか?」とする問いには、加藤幸雄は「厳罰を科すという意味では受刑は妥当ですが、実際に本当の意味で(今井被告に)謝罪するチカラを付けさせるのであれば少年院が妥当」との見解を示した。

 今井被告に更生など望まない。望むのは1日でも長い厳罰である。
 『少年刑務所』と『少年院』の違いについて、加藤幸雄は「刑の執行期間が少年刑務所だと作業中心で更生プログラムが異なる。矯正処遇や個別指導、心理発達支援、保護者支援は少年刑務所でも行なっているが、ごく一部。スケジュールにおいても少年刑務所なら不使用の施設は消灯してシャットアウトしてしまう。
 少年院の場合だと、一番人恋しくなる夕食後などの時間帯からコミュニケーションの場が提供されます」
と、その違いを述べている。

 一番人恋しくなる時間帯に誰ともコミュニケーションを取れないなら大いに結構。それが被告人に与えるべき厳罰である。たとえ何十年でも。
 ここで弁護側より「日本の刑事施設」と題した法務省発行の資料がモニター上に映し出された。これは裁判所への証拠資料として未請求であり、検察側から「データを示す意味においては有効だが、審理において示す必要は無いのでは?」「証人(加藤幸雄)が記憶している範囲で述べてもらうべきでは?」との異議が申し立てられ、裁判長より却下されている。

 少年刑務所と少年院とでは似て非なるもので、少年刑務所にいる刑務官は教育を行なうものではない。対して少年院の場合、法務指導官がいたり教育担当の職員がいる。収容の規模も異なっており、少年刑務所でも未成年は少なく、少年院は未成年が圧倒的多数だと言う。

弁護人:少年刑務所で二十歳を過ぎて更生に向けた教育はあるのですか?
加藤:一般的にはありません。システム上はあるが、未成年の受刑者でも作業ばかり。職員からの学会への報告なり、見学ツアーが組まれる少年院のほうが(今井被告の)更生には相応しい。
弁護人:被告人が更正のための努力をすると思いますか?
加藤:予測は出来ないが、人間関係と絆、責任感を深めるためには努力すると思います。
弁護人:被告人を少年刑務所に収容するデメリットを述べてください。
加藤:少年刑務所でもやっているが、自我形成や自問自答するには少年刑務所より少年院のほうが可能性は高くなり、可能性が無いに等しいところより、可能性のあるところのほうが良いのでは?
弁護人:証人の経験上で構いませんが、(刑事裁判から)家裁への移送は行なわれるべきと考えますか?
加藤:少年法の理解からすると、第55条に適合するケースと言えます。
 今井被告の更生を前提とした尋問だが、バカではなかろうか? 更生するはずのない者が更生すると信じ切っているのだから、ここまで来ると、ただのカルトである。
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 予想される判決は無期懲役で、それを前提としているのだろうが、あたかも今井被告を少年刑務所に収容すべきか、保護処分にした上で少年院に収容すべきかに誘導を図った尋問である。午前中より出廷した中高時代の教師といい、この日の審理は今井被告を有利な状況に誘導するための尋問であったと言えよう。

 少年刑務所か(刑事裁判で裁くか)、少年院(保護処分)かという問題以前に今井被告には刑事裁判での裁き以外になく、それも死刑が要求・宣告されて然るべきケースだというのに、稀に見る少年凶悪犯罪者を無期・有期刑に処すどころか保護処分とはトンだ論点ずらしである。
 特に今井被告が精神構造上、大きな障害を抱えているために保護処分が相当、更生の見込みがあるとするのは卑劣な法廷戦術と言えよう。
 被告への処遇は飽くまでも厳罰に主眼が置かれるべきである。

今井アレックスを知る「吉祥寺の住人」より重大情報!

…日本人に同化して日本人の不良としてアウトロー化…

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 当法人に寄せられた情報だが、以前から今井アレックスを直に知っているという吉祥寺の住人によるナマ情報。
 今井アレックスが吉祥寺周辺のネットカフェやマック、ファミレスを「常宿」にしていたことは傍聴記の中でも度々触れているが、外国人・東欧人である今井アレックスは携帯電話で大声で話す、店内ではしゃぐ、音楽は大音量でかけるなど、とにかく騒がしい奴だったらしい。
 そのため、前述の「住人」と度々トラブルになったわけだが、今井アレックスは人好きのするタイプだと言う。例えば一度トラブルになった相手とも2度3度と遭遇すればアレックスの側から挨拶をしてきた。そんな具合だから格上の者からは可愛がられたりする。
 話してみると今井アレックスの反応は「ええ!? マジっすか!?」「ヤバイっすよ」といった具合に今どきの若者のリアクションそのもの。
 外国人には違いないが、今井アレックスは外国人グループの中でアウトロー化したタイプとは異なり、むしろ日本人の不良グループの中で日本人に同化してアウトロー化した稀有なタイプだと言える。
 吉祥寺周辺のマックやファミレスでは度々盗難事件が発生したが、全部アレックスの仕業だったのではないかと見る周辺関係者は多い。
 タバコ屋や店舗からの組織的な万引き事件ではアレックスが店員の注意を逸らす役割だったと言う。タバコ店ではアレックスが店主に話しかけて世間話に引き込んで店主の注意を惹き、その間に他の仲間が物を盗むといった具合に。
 アレックスはその他、吉祥寺界隈の居酒屋やバーを度々飲み歩いており、住人に言わせると知らない者はいないくらい有名だったと言う。
 そのアレックスが無慈悲な強盗殺人事件を起こした際は「アイツがなぁ」といった具合に誰もが驚いたようだ。
 刺した経緯について住人は次のように分析する。
どちらが刺す、刺せを主導したかではなく、アウトローの世界ではたとえ2人だけでも一旦やるとなった以上は『ここで引いたら仲間の手前、カッコがつかない』といった空気が生じることがある。そういう空気の中で『やんなきゃなんねぇ!』っていう思いが強くなって、やっちまったんじゃないかね
 住人も言うが、吉祥寺界隈の関係者は誰もが口を揃えて「アレックスは刺す事件を起こすまでは良い奴だったんだけどね」と評する。
 頭の回転も早く、飲み込みも早かった。そうした個人的な資質が日本語を上達させたのだろう。ゆえに、その人好きする面が裁判でも考慮されるかも知れないので、その辺りは要注意だね…と住人が話してくれた。