異世界居酒屋「のぶ」　二杯目



　おいしいものを描くって、小説と親和性が高いのかも

　鬼平犯科帳とかでも、江戸の美食がとっても魅力的

　さて、こちらは異世界ファンタジーでありながら
　居酒屋の美食がメインの構成で、とってもすばらしいです！

　異世界ものといえば
　ほとんどが「転生」ですが
　こちらは、表扉が異世界
　裏扉が現世、というのが面白い


　応募総数2200作！
　小説投稿サイト「小説家になろう」最大のライトノベルコンテスト「なろうコン大賞」受賞作！


異世界居酒屋「のぶ」 [ 蝉川夏哉 ]
異世界居酒屋「のぶ」（2杯目） [ 蝉川夏哉 ]
異世界居酒屋「のぶ」（3杯目） [ 蝉川夏哉 ]
異世界居酒屋「のぶ」（4杯目） [ 蝉川夏哉 ]
異世界居酒屋「のぶ」（五杯目） [ 蝉川夏哉 ]



異世界居酒屋「のぶ」　二杯目　あらすじ　



　ある日から店が異世界にある古都と繋がってしまった居酒屋「のぶ」。

　訪れるお客たちは寡黙な店主、ノブ・タイショーと
　給仕のシノブが振る舞う酒や料理が好きになり、
　たちまち古都では「のぶ」が受け入れられていった。

　そして迎えた秋。

　にわかに街の人々の間で不穏な“魔女”の噂が広まりはじめていた。

　さらに、魔女の噂を聞き付けた大司教まで古都に来訪して…。

　人と人の縁を結ぶ小さな居酒屋の物語。「小説家になろう」から生まれた異色グルメ小説第二弾！






異世界居酒屋「のぶ」二杯目　ネタバレ



いつもの
女傭兵
古都の秋刀魚
タコ尽くし
三酔人のカラアゲ問答
しのぶちゃんの特製プリン
閑話・思いがけない訪問者
ナスのあげびたし
秋の味覚の天ぷら
生ガキ禁止令
焼きおにぎりと薬師の弟子
きのこのアヒージョ
牛筋の土手焼き
自信の一品
茶碗蒸し占い
小さなお客と煮込みハンバーグ
魔女と大司教
思い出のあさり
肉じゃが
古都の大市
〆の柚シャーベット

いつもの〜
お客さんによって出すものが違うのがすごい
しのぶの記憶力ですね
そのお客さんが今ハマってる料理がでます

女傭兵
新しい従業員になる人です
女傭兵だったリオンティーヌ
昔、自分を負かしたベルトホルトを探しに古都へ
でも、彼はもう結婚してました
彼女は、彼に再会して、恋も成就したかったけどね
静かに失恋しましたね

古都の秋刀魚
おお、エリオノーラと、衛兵のニコラウスがくっつきそうだ！

タコ〜
たこは丈夫なので、ツボに入れれば物流に乗ります
ラインホルトの起死回生の一手ですね

三酔人〜
ハンス、ベルトホルト、ニコラウスの酔っ払い談義

特製プリン
まかない用に作ってあったのが、魔女？のような人に食べられました

閑話
裏口の、現世日本の入り口から、タイショーの師匠が入ってきました
結界があって、現世からは、タイショーたちが望まない人は入れないんですけどね

茄子〜
野菜が大事な神官さまが
なす料理にハマりました

秋の〜
アルヌさん登場
詩人になりたかったらしいけど、そっちの才能はダメでしたが
でも、とっても強くて、店で女の子のお尻を触ったやつを一刀両断

生ガキ〜
のぶのメニューでカキ尽くしの夜、ヘルミーナがベルトホルトに、食べないで、って
子どもができたんですって
かきで当たって死ぬ人のいるからね
ちゃんと火をとおしたカキフライとか色々なら、大丈夫ね

焼きおにぎり〜
薬師の師匠・イングリドが、弟子のカミラに薬師のローブをあげました

きのこの〜
昔、サクヌッセンブルグ侯爵の知行地で、きのこの中毒が起きて
魔女のせいだ、って魔女狩りがあったんですって
そんな顛末が語られます

牛すじ〜
アルヌの従者のイサークが、土手焼きにハマりました

自信の〜
男爵ブランターノが連れてきた詩人のクローヴィンケル
自信の一品をだして、って詩人の注文にだし巻たまごで答え
魔法だ、って賞賛して、願いを一つ叶えましょうって
アルヌくんの詩を評価してください、ってタイショーが

茶碗蒸し占い〜
大司教の手のものであるエンリコ
霊感があるようで、ノブの神棚から神獣（おきつねさま？）の気配を感じました

小さな〜
アルヌは詩人に詩を添削してもらって、詩人への道をあきらめるようです
で、エーファの幼い弟妹が店に、いつもありがとう、とお礼を言いに来ました
のぶは、お食事をふるまってあげます。ハンバーグね

魔女と大司教〜
一巻では、生ビールのことで
のぶが危機になりましたが
二巻では、魔女狩り、って話が危機話でした
常連のイングリドが魔女だって噂され
のぶが魔女のねぐらだって噂されました。

ブランターノ男爵家と、ばっけほーふ商会（これが、一巻の危機の時の黒幕）に勤め
ノブの逆転劇でクビになって逆恨みしているダミアンが、再び登場です（＾＾）
で、ダミアンが大司教をのぶに連れていき
のぶに言いがかりをつけるから
客だったイングリドが言い返し
それを聞いた大司教が、もう魔女は見つかった、って
昔、サクヌッセンブルグ侯爵を接待する時
若かった大司教が失敗して、それを庇ってくれた姉弟子がイングリッドだったのね
恩返ししたくて探してたんだって
ダミアンが裏口から逃げだしました
そっちは現世の東京と繋がってますが、今回はおきつねさまの領域にハマったようです（＾＾）

思い出の〜
アサリは貧しい者向けのものだったらしく
大司教は若い時さんざん食べて嫌だったようですが
のぶでの酒蒸しはおいしかったみたい
で、愛用の杯をみたイングリッドが
鉛入りで毒殺未遂だよ、って指摘して捨てさせて・・

肉じゃが
詩人の道をすて、アルヌが侯爵を継ぐと決めました

古都の大市〜
アルヌの侯爵就任披露目をのぶで
先帝陛下とか吟遊詩人とか大司教とか、すごいメンツが飲んでます

〆の〜
ハンスはのぶで修行をはじめ
アルヌは遊びに来たけど食べる閑はない

のぶは今日も静かに店をあけます（＾＾）

とってもいい話だわ

大好き（＾＾）





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