Formosa台湾一周’14　④彰化散策編（14.4.28）

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W杯が始まるゾー！　加油ニッポン！！

2014年4月28日（月）・1日目
鹿港から、ふたたび彰化站へ

鹿港から、華麗なる運転テクニックのバスに揺られ、何とか彰化駅へ戻ってきました。
朝3時起きの若干の疲れも出てきましたが、時間にも余裕があるので彰化駅前を散策です。
（もともとは飛行機だったり着いてからの空港だったりで時間が押すと思ってたので、鹿港から彰化に戻るのは夕方17時頃と見積もっていたのですが、思いのほかサクサクと滞りなく進めたので、まだ15時頃でした。）

ちなみに、彰化は、台湾中部に広がる穀倉地帯の中心で、物資の集散地として昔から賑わっていたそうです。
台中市街からは電車や車で30分～1時間圏内なので、中部にお立ち寄りの際は是非。

さて、駅前の大通り・三民路を北に進み、横道を線路のある方へ入ります。

線路に突き当たったら、線路沿いにまた北へ。
塀が邪魔して電車は見えませんが(笑)。

しばらく進むと、行き止まりの手前（写真では黄色いポンプ車が止まっているところ）に、「地下道」があります。
これを通ると、線路を挟んだ向かい側に出ます。

向かい側に出たところ。
「人行地下道」と書かれています。

さて、線路の向かい側に出たところに、「交通部台湾鉄路管理局・彰化機務段」と掲げられている台鉄の彰化機関区があります。
入りましょう！(笑)

門を入ってすぐ左に守衛室があります。
人はいなかったですが、「参観人員請登記（見学者は署名してください）」とあります。

記名帳があるので、記入すればOKです。見学無料です。
「鈴木」さんのお名前も。日本人観光客も訪れているみたいですね。
（守衛室に人がいるときは、パスポートの提示を求められることもあるそうですよ。）

あとは案内に沿って奥へ進みましょう。

入っちゃいけないところは、ロープや看板などで示されています。

と、いうことで、「彰化扇形車庫」に到着です!!

ここの扇形車庫は台湾で唯一残された機関庫で、日本統治時代の1922年に竣工したものです。
元々台湾にはここ以外に台北・新竹・高雄港・嘉義の5箇所に扇形庫がありましたが、他の4箇所は1994年までに解体されてしまったとのこと。
彰化の扇形庫も撤去の予定だったのですが、地元民や鉄道ファン達が保存運動を行って残すことになりました。

戒厳令が解かれ、民主化した台湾では、鉄道遺構や産業遺構などの保存をはじめ、文化や歴史を再認識する流れがあります。
鉄道関連でいうと、駅舎の保存なども広く行われ、また造られた当初の姿にあえて戻したりもしているそうです。
清統治時代・日本統治時代・国民党時代と、激動かつ辛い歴史を経てきた台湾ですが、日本統治時代に造られた建物や遺構も台湾には多くありますので、それを遺産として残そうとしてくれる気持ちは、純粋に嬉しく思います。
（日本は簡単に撤去しちゃいますからね。残せるものは残さないと。台湾に学ぶこと多しです。）

将来的には、鉄道博物館として整備されることが決まっているそうです。
今みたいに、気軽に間近で見られる機会はなくなってしまうかも。

蒸気機関車も保存されています。

見学者用に展望台も用意されています。

上から転車台を望めます(笑)。

転車台を中心に12本の車庫線が放射状に配置され、それに半円形弧状の車庫が建っています。

彰化站のほうを望みます。

それにしても、この間近感(笑)。
日本では、立ち入り禁止で無理ですね。
台湾は大らかです。　機関車に乗ったら怒られるそうですが(笑)。

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扇形車庫をあとに、市街の方へ戻ります。
ミスター・プーの黄色いお尻が(笑)。

和平路を南下して、中華路にぶつかったら東へ進むと、「孔子廟」があります。

街の中心部にあって、彰化を代表する廟です。

無料です。

さて、彰化に来たら、これを飲みたかった。
まぁ、台湾なら夜市の露天含め、どこでも飲めるけど、ここのは美味いらしい。
店名にもなっている「木瓜牛乳（ﾑｰｸﾞｱﾆｮｳﾙｰ）」で有名な、「彰化木瓜牛乳大王」。
大王、KINGです(笑)。

木瓜牛乳はパパイヤミルクのことです。
日本では、聞いたことはあってもなかなか飲む機会が少ないような感じですが、台湾ではメジャードリンク。
パックジュースなどでも売られていますが、やはりお店で絞ってもらうのが一番。
美味かったー。
ちなみにパパイヤは栄養価が高く、食後に飲むと消化作用が働くとかなんとか。

彰化は「肉圓」でも有名です。
駅に戻る途中に有名店を発見。
しかし、お腹いっぱいのおいらはthrough...。
食べたことはまだないのですが、見た目不思議な食べ物・肉圓です。
（千と千尋の冒頭、豚になる前に千尋の父親が箸でつまんで食べていた謎のプニプニした変な食べ物が、この肉圓だとか。）

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彰化站から、台鉄台中站へ

彰化の駅から徒歩圏内で行ける観光スポットとしてはもう一つ「八卦山」があるのですが、さすがに疲れました。
彰化の街を一望できるそうで、心惹かれたのですが、すいません、今回は遠慮させていただきます。