ギャラリー ヨクト

四谷四丁目「ギャラリー ヨクト」のブログです。展示の詳細についてこちらで確認出来ます。

2023年5月2日〜5月14日 青木渡写真展「都邑水景」

「都邑水景(とゆうすいけい)」
青木渡 写真展


2023年5月2日(火)~5月14日(日)月曜日休み

13:00~19:00(最終日17:00)

ギャラリーヨクト

〒166-0004 新宿区四谷4-10 ユニヴェールビル102

東京メトロ丸の内線「四谷三丁目」駅2番出口徒歩5分

TEL:03-6380-1666

http://yocto102.starfree.jp/

DM表




















■コンセプト

 自然にあがない破壊と萌芽を繰り返す都市に危うさと不安を覚える。自然に寄り添っているだろうか。ある日突然訪れる危機に対して、代償を払う覚悟はできているだろうか。疑いを払拭できない。 昨今の温暖化による気候変動、30年以内に起こると言われる大地震など、明日起こるかもしれないそこにある危機がその疑いを後押しする。


 この写真は東京の中心部を貫く隅田川の護岸の光景だ。地球を覆う水はほぼ永遠に本質を変えることがない。永遠性を有する水の向こうに、人の都合で形成された都市を見つめる。自然の時間軸に何ら障害をきたさない水と、大いに抵抗の痕跡が見え隠れする都市との相対的な光景に意味を感じる。


 水面に映る都市の影は驚くほど朧げだった。それは何を暗示しているのか。自分が薄々抱いていた不安が浮き上がり、影として映像になったとしか思えない。壊れやすい都市を黙認してきた後ろめたさを強く感じる。何かの外的要因によりほんの数時間後になくなってしまうかもしれない光景。都市という虚像が写し出すその影を今一度見つめ直す。更に不安に陥るのか、気を取り直して未来を向くことができたのか。

■略歴

1959年札幌市生まれ

 大学卒業後 住宅メーカーで設計に携わる

 在職中、写真と仕事の両立を試みるが断念

2019年 退社

2021年 日本写真芸術専門学校卒業 

 現在、環境・都市・建築に関する写真表現を模索しながら創    

 作活動を行っている

■写真展

2022年 「後戻りできない川」 ギャラリーヨクト






















2023年4月の展示

 平賀淳写真展「花街補遺ー鳥取ー」
大


















 2023年4月9日(日)〜30日(日)
 *土日のみ開廊
 13:00〜19:00

 花街補遺の4回目は鳥取県です。撮影地は(鳥取市)衆楽園「瓦町遊廓」太平公園・鳥取温泉・弥生町・鳥取砂丘、(米子市)皆生温泉・朝日町・花園町遊廓・境港となります。
 A3カラー、60点ほどの展示です。

2023年3月21日~4月1日の展示 横山純子展「野集 Ⅲ」

横山純子展「野集 Ⅲ」

 2023年3月21日(火・祝)~4月1日(土)13:00~19:00

月曜日休み
入場無料

yasyu3_blog   
‥野を集めたフォトグラム
 &サイアノタイプ

東京都内の公園や空き地などを歩き、植物が生息しているその場所でフォトグラムによって写しとったサイアノタイプを中心に展示します。


植物は私たちの見えない所で、ネットワークを巡らせ、情報交換をしていると言われています。また養分の交換も行い、互いに助け合っているとも聞きます。廃墟になった建物をあっという間に植物が覆うさまを思うと、根を張ったところから動けない植物が、しなやかな生命力と知性をもって、そこを自分の居場所としていくことに肯けます。互いを生かし合い、合理的に生き延びるための植物たちの関わり合いを感じながら、撮影しました。


本展のサイアノタイプは太陽光により撮影した古典技法の日光写真です。季節や天気によって異なりますが、露光時間は約5分から30分くらいになります。時間が過ぎていくと、また風が吹くことでも、影が動きます。視覚では記憶できなかった動きが、紙の上に画像がずれて残されていきます。 そのずれの心地良さや心地悪さは、人の価値観で違って見えることでしょう。太陽の陽のしたで露光をしてみると、絶え間なく動いている自然をあらためて感じます。


   
ギャラリーヨクト

160-0004 東京都新宿区四谷4-10 ユニヴェールビル102
東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」駅2番出口から徒歩5分 
Tel03-6380-1666                   
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横山純子

YOKOYAMA Sumiko

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埼玉県生まれ
女子美術短期大学造形科グラフィックデザイン卒業
放送大学教養学部人間と文化コース卒業

<個展>
1996年 「Sumiko Yokoyama photograph イメージの表皮」ギャラリー青山
2008年 「群葉:foliage from omotesando」ギャラリー同潤会
2020年   退職教員記念展「yokoyama sumiko」女子美ガレリアニケ

2021年 「野集」ギャラリーヨクト
2022年 「野集Ⅱ」ギャラリーヨクト  

他、グループ展、美術展多数
親子写真セミナー、写真ワークショップなど開催

instagram.com/sumikoyokoyama/



2023年3月8日~3月18日・眞田百合子写真展「菫とわたし」

眞田百合子写真展『菫(すみれ)とわたし』
2023年3月8日(水)〜3月18日(土)
※3/13(月)休み・入場無料
13:00〜19:00(最終日は17:00まで)

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<写真展内容>
家とはその人間を表すものの一つだ。家を見れば生活が分かる。そうすると、生き方がわかる。長く時間を過ごす場所の一つが家というものだ。
私は私の家が嫌いだ。なめくじの這った跡のように、私の生活の痕跡がまざまざと残されている。
私は私が嫌いだ。そんな私にも好きなものはある。それが人形だった。
写真を撮るということもまた、撮影者の人間性を写し出す行為だ。私はそれを生業にして生きている。私が私自身を嫌いであろうと、私は写真を撮ることをやめられない。そして、生活からも当たり前のように逃げられない。生活を撮る。すると自然に自宅や実家の写真も増えていく。私はもっと強烈に私の生活を強烈に写し出す方法を考えていた。
菫は私の人形だ。SPIRIT DOLLという香港のメーカーが作り出した菫は、どこか生きているにおいのするつくりをした人形だった。人形というものは不思議なことに、表情がその時々によって変わって見えることがある。それは鑑賞者を映す鏡なのか、はたまた魂が宿っているからなのかは分からない。人は生き物のかたちをした物に魂を見出す。しかし造形自体が変わることは決してない筈だ。それでも菫は、生きているにおいがする。菫は私の想像通りに、私の生活を演じてくれた。被写体が私ではなくとも、彼女が女優をしてくれるお陰でより強烈に私の生活は写し出された。写真は全て、私の家と実家で撮られたものである。どちらも私の汗や手垢の染み付いたような場所だ。そこに菫、彼女がある。美しい彼女も、そこに生きる人間のように留まる。
菫は私ではない。けれど菫は私だ。だから私と菫。菫とわたし。
(企画 山崎弘義)

<会場>
ギャラリーヨクト http://yocto102.starfree.jp/ 
Tel:03-6380-1666 
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-10 ユニヴェールビル102 
東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」駅2番出口から徒歩5分

<略歴>
1994年神奈川県生まれ、東京都在住。日本写真芸術専門学校卒業写真展コンペディション最優秀賞。後に中退。2022年に目黒のJam Photo Galleryにて開催された二人展JPG’s FAVEで、『世界が遠すぎる』を展示。
instagram:sanada_photogo
twitter :sanada_photo_z 
ギャラリー
  • 2023年5月2日〜5月14日 青木渡写真展「都邑水景」
  • 2023年4月の展示
  • 2023年3月21日~4月1日の展示 横山純子展「野集 Ⅲ」
  • 2023年3月21日~4月1日の展示 横山純子展「野集 Ⅲ」
  • 2023年3月8日~3月18日・眞田百合子写真展「菫とわたし」
  • 2023年2月24日~3月5日・小川修司 写真展「シャッターを開けてもいいですか?」
  • 2023年2月2日~19日・山崎弘義写真展『路上の匂い』
  • 2023年2月2日~19日・山崎弘義写真展『路上の匂い』
  • 2023年2月2日~19日・山崎弘義写真展『路上の匂い』
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