山崎弘義写真展 『Around LAKE TOWN10 -There is no place like HOME- 』
2022年3月3日(木)~3月13日(日) 
13:00~19:00、入場無料

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<写真展内容>
There is no place like HOME(我が家にまさるところなし)
この言葉はレイクタウン地区内で家族写真を撮影させていただいた時に、リビングに置かれたプレートに書いてあったものだ。地区内には戸建て住宅、マンション、アパートなどに8,811世帯が暮らしている。特に戸建て住宅は延床面積も広く高価格帯と言っていいだろう。従って長期のローンを組むことになる。年齢層も30代後半から40代で子育て世代が多く、一つの街がいわばヤングファミリー層で構成されている。この地で幼少期を過ごした子供たちにとって、レイクタウンは故郷そのものに違いない。
越谷レイクタウン地区は東京都心から北方に約22km、埼玉県越谷市の南東部に位置する、計画面積225.6ha・計画人口22,400人の新しい町である。2008年に街開きして、14年になろうとしている。人口は既に21,406人(2022年1月時点)になっている。中心に位置する大相模調節池の畔に立ち、あたりを見渡すと、東にはイオンレイクタウンという巨大商業モール、南方向にはマンションが連なる一帯がある。そこにわずか20年前にあった田園風景は想像すらできない。
島村慎市郎市長(1977年~1997年在任)の発案で始められたというレイクタウン事業は背景に農家の後継者不足という問題があった。当初のインテリジェントシティを作る構想はバブル崩壊などの経済状況の変化により修正を余儀なくされたが、ここまで大きなニュータウンが誕生すると思った人はおそらく少ないのではないか。
レイクタウンシリーズは2017年9月のオリンパスギャラリーでの個展を皮切りに今回で10回目となる。本展示では今まで取り組んでこなかった住宅地での撮影を中心に構成した。ニュータウンはいずれ成熟し、老成していく。それは他地区の例を見るまでもない。果たしてこの町はどう変貌していくのか、これからも見続けていきたい。

・展示作品:A2サイズインクジェットプリント26点
・使用カメラ FUJIFILM XH-1、XT-20、XE-4
・インクジェット用紙 ハーネミューレ・フォトラグバライタ

会場 ギャラリーヨクト Tel:03-6380-1666 
http://yocto.webcrow.jp/
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-10 ユニヴェールビル102 
東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」駅2番出口から徒歩5分

<略歴>
1956年埼玉県生まれ。1980年慶応義塾大学文学部哲学科卒。1986年フォトセッション’86に参加し、森山大道氏に師事。1987年東京写真専門学校報道写真科Ⅱ部卒業。現在、日本写真芸術専門学校非常勤講師、ギャラリーヨクト運営メンバー。2015年写真集『DIARY母と庭の肖像』(大隅書店)、2019年写真集『クロスロード』(蒼穹舎刊)出版。