2006年11月13日

香港から1通のEメール(6)

銀座の街角で人待ちをしていた対象者に近付いてきた一人の女性。

その身なりは清楚で上品。

育ちの良さが全身から感じられる


しかしその顔を見たMはある程度予想はしていたものの驚きを隠せなかった。


端正な顔立ちながらも実の母親(クライアント)の年齢を明らかに、しかも大幅に上回るその女性。
更に手を繋いで歩き出したではないか


街中を歩く他の恋人達と何ら変わる事の無い二人の姿を追い、追跡態勢に入る。


二人は洋食店で食事をし、食後の散歩のようにデパートでウインドウショッピングを楽しむ。


小一時間歩いた所でカフェへ入り二人揃って紅茶を飲みながら笑顔に溢れた会話を楽しんでいる。
対象者がクッキーを食べると女性はハンカチを取り出し対象者の口の周りを拭いてあげている。

ただならぬ関係なのは誰の目にも容易に見て取れる。

空がオレンジ色に染まってきた頃、二人は店を後にした。

通りに出た二人はすかさずタクシーを止めた。



〈 続く・・・ >



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2006年11月08日

香港から1通のEメール(5)

079fa0dc.jpg

女性がいる事を察知したMは引き続き対象者を徹底的にマークした。


そして調査開始から2週間後、Mの予感は的中する事になる


いつもなら大学のキャンバスに向かうはずが全くの逆方向へ進む対象者。

着いた先は銀座だ

とても普段銀座を歩いているとは思えない対象者




そのミスマッチが思わぬ結果を露呈する事になるのはMにとっては想像に難くないことだった。



<続く・・・>


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2006年11月07日

香港から1通のEメール(4)

68cef100.jpg調査の結果、対象者の息子は予想通り養父母の自宅から日本最高峰T大学に通っていた。

生活が乱れている様子もなく自宅・大学・アルバイト先の中華料理店の往復の毎日が1週間続いた。

しかし、Mは勿論これで満足はしていない。

対象者の息子がしきりに携帯電話を操作するのを一瞬たりとも見逃さなかった。



家族に連絡を取る仕草ではないことくらいポケットベル時代にも遡る長年の対象者観察術で瞬時に見て取れる。



女性だ。  女性がいるのだ。




<続く>




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2006年10月31日

香港から1通のEメール(3)

多摩川夕日
ルー氏は現在の息子の生活や家族に支障をきたさないよう、行動パターンを把握した上で密かに接触したいと思っていたのだ。


そこには生みの親として純粋に我が子と話をしたいということ、またかなりの資産を保有するルー氏にとっては将来の遺産をどうするのか、ということの判断材料にもしたいという2つの側面があった。

Mは受件(依頼を受ける)した。

ルー氏の真っ直ぐな思いが伝わってきたのだ。


早速スタッフを集め会議に入るM。


好物のしゃぶしゃぶも暫くお預けになりそうだ。。。


<続く・・・>



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2006年10月29日

香港から1通のEメール(2)

196c719f.JPG画面に現れた相談者ルー氏(仮名)は大企業首脳陣が持つある種共通した雰囲気を醸し出していた。

ルー氏は神妙な面持ちで挨拶を済ませると中国人らしくない流暢な英語でこう切り出した。

「調査方法・費用等は全てお任せしますのでとにかく息子の現状をお調べいただけませんか。養父母と仲良くやれているか、大学にちゃんと通っているか、普段の生活パターンなどが解ればそれでいいんです」


とにかく元気でやっていることを知って安心したいという。




ただし、Mの目はそれ以外のことも見抜いていたのだ。



「ルーさん、まだ他にしたい事があるでしょう?」




しばらく考えた後、彼女は口を開いた。


「実は息子と一度会って話をしたいと考えています」




たとえビデオ会議だろうとMはその目の奥にある真実を見逃しはしない。


<・・続く・・>


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2006年10月24日

香港から1通のEメール

12f64253.jpgホテルの部屋でMがエスプレッソを飲みながらメールをチェックしていると1通の英文メールが。

差出人は香港に住む中国人。日本人でも聞いた事がある程の会社の女性マネージャーだ。
どうやらMの友人である香港風水界の重鎮L先生の紹介のようだ。

今回は企業絡みではなく東京に残してきた息子(離婚した日本人前夫との子で日本国籍取得)が心配で様子をみてほしいとの事。その息子とは18年も会っていないようだ。
突然息子の前に現れるような事をして迷惑は掛けたくないし、彼女自身中国本土やヨーロッパを飛び回っているので日本に来れる時間もないとの事。

例え友人の紹介でも話をした事もない依頼者の依頼は受けられない。
彼女は秘書ではなく彼女自身の電話番号を書いてあるので本人に電話をして早速ビデオチャットの準備に取り掛かる。

ある程度以上の地位にある人の中には秘書の連絡先を教えてくる人もいるが、Mは相手が誰であれ直接連絡を取ろうとしない依頼者の依頼は受けない。

その時ビデオチャットが香港と繋がり、パソコン画面上に実年齢よりはるかに若く見える見るからにやり手風の女性の顔が映し出された。

<続く>

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2005年07月29日

ミスターM in Beach

日本は夏!夏!!夏!!!

この時期必然的に対象者の行動範囲に海が少なからず入ってくる。
不倫旅行はなぜか沖縄が多い。国内の身近さと離島であるが故の
開放感、知り合いに会う可能性の高い近場より遥か離れた南国。
パスポートに証拠のスタンプも残らない!


そして何よりロマンテック!


沖縄へはプライベートでは行ったことがないのにミッションでは数十回に上る。


エーゲ海が恋しいMなのだ。



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Posted by galublog783 at 06:09Comments(0)TrackBack(0)カリスマ探偵

2005年07月26日

世界の悩み解決!!モデルだって悩むんです!!

d15ca680.jpg帰国したMを待っていたのはモデルのY(東京都在住・仮イニシャル)。

プロポーズこそまだだが結婚の話も出ていた交際相手の様子が最近どうもおかしい。鋭い女性の勘は男性の些細な変化も見逃さない。

苦悩の日々を送る彼女の悲痛な懇願にMは動き出した。

Mには当分安息の日々は来そうにもない。



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2005年07月06日

インターナショナルディテクティブMアジアへ

de0cca7d.jpg依頼は日本国内に限らない。国内から国外への依頼もあれば
海外から国際電話で依頼が来ることもある。
当然パスポートも更新後3年で30数ページ目までスタンプが
びっしり押されている。

今回の依頼は国別依頼先でも韓国・アメリカ・フィリピンなど
の国と共に常に上位のタイ王国。
タイ王国での依頼はここ数年非常に多くなり、その内容も
駐在員の現地妻調査・日本在住タイ人の実家調査に始まり
行方調査・在タイ日本企業の企業内問題・取引・犯罪と多岐
にわたる。
タイ王国には現地に車両・機材等を配備していついかなる依頼
にも対応できる様、体制が整っている。
タイでは日本と違い一般道でも日本の高速道路以上にスピード
を出すので高性能車が必須である。MのチョイスはBMWである。
日本の様にポルシェをチョイスしてしまうと路面の状況があま
り良くないここタイでは少し不利なのである。

今回は依頼者の婚約者(タイ人女性)の信用調査。実家・親兄
弟・以前の交友関係・男性関係を徹底的に洗う。

ドンムアン国際空港(バンコク)に出迎えに来た現地人スタッ
フと共に空港に程近い現地オフィスへ。駐車場に停めてあるBMW
は常に点検整備されている。
打ち合わせを終え、コーヒーを飲む暇もなくドライバーズシー
トへ。Mは運転手を付けない。運転に関しては自分の腕が一番
信用できるのだ。全て調査が終わった時、初めてスタッフが
ハンドルを握ることになる。
対象者の実家はピチット(北部)バンコクからは約600km。
5時間といったところか。ピチットへは一般道をひたすらぶっ
飛ばすことになる。地方の国道は日本と違い夜間照明がない
ので真っ暗な中を走ることになる。そこで午前3時くらいに
バンコクを出発すれば夜間照明がない地方に入る頃には夜が
あけてくるのだ。そこまで計算されて飛行機もチョイスして
いるのだ。

まずはウィパワディー通りからモーターウェイに乗り200km/hで
クルージング。ひたすら直線の高速道路でここを走っている時
はやはりポルシェが恋しくなる。
暫く日本の徐行しているような眠気を誘うスローな道路に慣れ
ているとここタイでのドライビングはアドレナリンが分泌され
て非常に気持ちいい。周りの車は140km-190km/h位で流
れている。(車の性能に依存する)ピックアップなどはベタ踏
みで140km/hが精一杯。日本車は車種にも依るが170−1
90km/hが限界。
しかしモーターウェイは20分足らずで終わってしまう為その
先は一般道をひた走る。一般道は110−160位で流れてい
る。照明は一応あるが非常に暗く、ガードレールもないので道
路の幅もよく見えないので180km/hが限度だ。
トラックなどの尾灯は日本と違い非常に暗く、球切れも珍しく
ないので間近まで来ないと見えないのだ。

2−3時間走った頃か。空が白み始めてきた。夜明けだ。多少
の霧があるものの路側がはっきりと見えてきた。
アクセルを踏み込み、メーターは215km/h。残念ながらBMW
タイランドの車両は210km/h強でリミッターが効いてしまう。
しばらく牧場・田園風景を見ながら朝のドライビングを続けてい
ると500m程前方で変な光がグルングルン。ジャンキーか酔っ
払いかと思ったが、一応減速してみると警官が懐中電灯を振って
いた。ネズミ捕りだ。

警官は勝ち誇ったような顔で車を降りてこちらへ来るようにと言
っている。行ってみると時速209km/h。80km/h制限の一般道
だったので129km/hオーバーだ。日本の様に50km/h制限でない
ところがなんとも嬉しい。でも慌てる事はない。携帯でバンコク
の警察幹部に電話。朝から起こしてしまったが現場の担当警官と
電話を代わると2−3分で一件落着。警官は私に敬礼をする。
私が朝から働く警官にお○使いをあげると警官は

「ありがとうございます。きをつけて」

と笑顔で見送るのだ。

”微笑みの国タイランド”なのだ。

カネと○ネが人生を左右する。これらがないと留置所に泊まら
なければいけなかったりもするのだ。

Mはまた調査に向けて走り出した。



写真は箱根を走るM


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Posted by galublog783 at 03:11Comments(0)TrackBack(1)カリスマ探偵

2005年05月25日

カリスマ探偵真夜中の事件簿

601e4d99.JPGメルマガでおなじみのカリスマ探偵がブログに登場。

ワールドワイド探偵ならではの世界の事件をぶった切る!




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Posted by galublog783 at 16:32Comments(3)TrackBack(0)カリスマ探偵