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いつもと翻訳記事とは異なり、自分が調べたかったことを調べた雑記。ゲーム機といえば一番話題に挙がるのはスペックやソフトについてだと思うけど、そんな中で本体のデザインは誰が行っているのかについて知りたくなったのでまとめてみた。

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後藤 禎祐氏 - ソニー株式会社 クリエイティブセンター マスターデザイナー、現株式会社テイユウゴトウ 代表取締役社長
PlayStation・PS one・PlayStation 2・薄型PlayStation 2・PlayStation 3

「商品の使命を表すのがデザイン。PS3はブルーレイディスクをはじめとする最新技術を搭載しており、そのグレードの高さを表す必要がある。そこで建築物のように曲面の美しさを活かしたデザインにしました。美しい建築物を眺めるように、毎日愛着をもって見ていただけたらと思います」

PlayStationのデザイナーといえば後藤氏が真っ先に思い浮かぶ。PSからPS3まで全てのコンソールとコントローラーをデザインしていることからも、PlayStationのデザインを生み出し、完成させた人物だと思う。他にも様々なプロダクトのデザインを行っていて、現在のVAIOロゴも後藤氏のデザイン。特に印象的だったのはVAIO 505で、1997年11月に発売されたこのPCのデザインは今も記憶に残っている。現在はソニーを退社され、個人事務所を開設されているそうなので、これからの作品も気になるところ。


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小笠原 伸一氏 - ソニー株式会社 クリエイティブセンター チーフアートディレクター
PlayStation Portable (PSP-1000)

「最初のコンセプトモデルはかなり薄く鋭角的なデザインでしたが、最終的には表面が少し湾曲していて、Rもかなり柔らかく入っている高級感が高いデザインになりました。そこに行き着くまでが大変で、とにかくできるだけコンパクトに、なおかつコンパクトだけど使いやすくするのが目標となりました」

PlayStationブランドとして初の携帯機をデザインしたのが小笠原氏。小笠原氏はVAIOのデザインに深く関わっているようで、上で述べたVAIO 505の後継機ともいえるVAIO type Tのデザインや、それ以外にもVAIO type U、VAIO type P、クリエなど個性的なデザインのPCやPDAにも関与しているそう。VAIO type Uはカッコよかったし、また尖ったデザインのVAIOが見たい。



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矢野 賢氏
PSP go

「コンパクトな筐体の凝縮感の表現と、快適な操作性の両立に注力した。左右の大きなカーブで、両手での良好なホールド感とひと目でPSPのファミリーとわかるキャラクターを出した。コントロールキーの載ったシルバーの板を上下からサンドイッチした構成で、板のエッジ部分に電源キーやインジケーターなどの機能要素を配置し、操作性の向上とディスプレイを閉じた状態でもデザインの特徴となることをねらった」

PSP goをデザインしたこと以外の詳細は判明しなかった矢野氏。myloのデザインと似たような印象を受けるけど、どうやら関わっているわけではないらしい。個人的にPSP goのデザインは好きなので、またいつかデザインされた作品を見てみたいと思う。


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曽我部 卓氏 - 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント コーポレートデザインセンター プロダクトデザイングループ課長
PlayStation 3 Slim・PlayStation Vita・PlayStation Portable (PSP-3000)

「今、タッチパネルのガジェットは世の中に溢れていますが、それと似たデザインだとアイデンティティを守れなくなってしまいます。やはり今までのPlayStationのDNAはしっかりと守り、そこに新しく加わった機能をより効果的に見せることを大切にしました。手を添えたとき自然な形で、角が当たらない。四角でも楕円でもない形を模索して今のスーパーオーヴァルデザインになりました」

直近の新しいプラットフォームであるPS Vitaをデザインしたのが曽我部氏。SCEに転籍するまではSonyでVAIO、Walkman、Readerなどのデザインを行っていたとのこと。特にPS Vitaのデザインに感銘を受けたわけではないけど、PSPからの正常進化を感じられると思う。PS3 Slimに関しては、本体表面のザラッとした質感は好き。


とのことで簡単にまとめてみた。
去年発売された蓋がスライド式のPS3をデザインした人は分からなかったけど、PlayStationのデザインについて調べてみると面白かった。グッドデザイン賞をほぼ全てのPlayStationシリーズが受賞していたりとか。Sonyのデザインについての公式サイトも時間をつぶせるのでお勧め。
PS4が発売されたら本体のデザインについてのインタビューなどがあると思うので、退社された後藤氏に代わって誰が、どういったコンセプトでデザインをしたのかを読むのを楽しみにしたい。