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カテゴリ:何々な日々シリーズ > ウェイストランド2先行体験モニターな日々

特別企画
【 ウェイストランド2 先行体験モニターな日々】
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突然ではありますが、スパイク・チュンソフトが募集をしていた「ウェイストランド2 ディレクターズカット」の先行モニターキャンペーンに応募したところ当選致しました。うれしきことこの上なし。実はジャストコーズ3が終わったら同社の「ディヴィニティ:オリジナル・シン」を買おうか迷っていました。この2作品は世界観は違いますが、タクティカルRPGという点では同じですし、洋ゲー臭がプンプンする感じも一緒だったりします。なので気分的にもタイミング的にもピッタリでした!

先行モニターということで本来の発売日は8月4日ですが、7月初旬にはプロダクトコードを頂きましてプレイさせて頂いたわけです。レビュー解禁が15日とのことだったので、それまでひとまず頑張ってプレイしましたよ。でもサラリーマンですし、会社や家庭の仕事もありますので限界はありましたけどね。せっかく頂いた権利なのでしっかりと恩返ししたいと思います。

「ウェイストランド2 ディレクターズカット」公式HP

というわけでレビューなど書くわけですが、、、実質何人の方がプレイされているか不明ではあるけども、複数人がレビューするわけですから同じような内容ではつまらない。そして、レビューで重要なのってプレイした人がどんな好みでどんな経歴なのかって重要だったりしますよね。個人的には○○無双系のゲームは好みではないので、どんだけ頑張っても評価は低かったりします。なので取り敢えずわたくしの経歴などを書かせて頂きまして、参考にして頂ければと思います。

■レビュワー紹介
ブログのプレイしたゲームを見ればわかりますが、一番多いのが3人称のアクションでオープンワールドの洋ゲーが多いです。洋ゲーが多いのでスパイク・チュンソフトにはお世話になっておりまして、スパイク時代にはTES4:オブリビオン、レッドファクション・ゲリラ、ドラゴンエイジ:オリジンズをプレイし、チュンソフトと一緒になってからはキングダムズアマラーやウィッチャー3をやっていますね。プレイしているゲームだけ見るとコアゲーマーに近いですが、それなりに何でも好んでやります。

そして、タクティカル系の戦闘システムだと実は少ない。。。というかゲーム自体が少ないですよね、最近。でも昔々の中学生時代にはMSX2で大戦略や提督の艦隊なんかをやってましたし、高校に入ってからPCを買って機甲師団なんかもやりました。コンシューマー機に移行してからはファイナルファンタジー・タクティクスや戦場のヴァルキュリアが面白かったですね。嫌いじゃないですタクティカル、そして結構得意なジャンルだと思います。なのでゲームのジャンルとしても雰囲気としてもレビュワーの好みとかなり合致してると言えるでしょう!

というわけで本題に入りたいと思いますが、ここまでで余談も含めて結構書いてしまったので、下記のメニュー構成でページを分けて書いていきたいと思います。

1.世界観と物語
2.キャラメイク
3.サバイバル生活
4.戦闘システム
5.プレイ日記①
6.プレイ日記②
7.中間レビュー


 

気分爽快でストレス解消的なゲームでなく、RPGなので世界観や物語は重要ですよね。プレイヤーは、ヒーローでもなく、救世主でもないわけですが、個人の選択と行動によってウェイストランドを救う旅にでるのです、、、雇われですが。








【世界観】 

ウェイストランド2は文字通り2作目となりますが、初代Westelandは1988年というかなり昔に開発されたゲームらしいです。そして、その当時ディレクターをしていたブライアン・ファーゴさんはその後falloutのプロデューサーを務めてまして、Westelandはfalloutの礎になった作品なんですね。falloutシリーズは、fallout3からFPS風な作りになりましたが、最初の2作品はWestelandと同じターンベースのタクティカルRPGです。

で、何が言いたいのかというと世界観がまんまFalloutってことなんですけどね。物語は、核戦争後の世界が舞台です。場所はアリゾナの砂漠なのでFallout4のように都市って感じではないですが。日本人的に言うと北斗の拳のほうがわかりやすいかな。荒々しい盗賊のような連中はもちろんですが、巨大化した生物や人工知能を持ったロボットなんかも出てくるようです。最初に出会った強敵は巨大カエルでしたからね。取り敢えず生きることが非常に困難な世界です。

【物語】 

主人公たち4人は舞台となるアリゾナの砂漠にて新設された生活拠点(元は刑務所ですが)にて敵対的なあれやこれやと戦うことを目的としたデザートレンジャーという名の陸上部隊の新兵なのです。プレイヤーはキャラクリで任意に作成された名も国籍もオリジナルであり、英雄でも未知の力を持った特別な人間でもありません。そして、オープニングはそのレンジャー部隊で活躍していたエースの葬儀から始まります。エースは発信源の不明なある電波の原因を調査していたようなのですが、その活動中に亡くなったんですね。そして我らが新兵4人はエースの活動を引き継いで調査を再開するのがプロローグって感じ。非常にわかりやすいです。

【会話と選択】 

RPGらしくNPCたちが結構しゃべります。そして、知らない人名や地名を連呼するんですね。ただ、会話の中で知らない名前などが登場するとそのことについて詳しく聞くことができる選択肢が登場します。その質問をすることでさらに詳しい内容を知ることができ、どんどんと世界を深掘りされていくんですね。最初は頭に入ってきませんが、何度もキーワードとして出てくるので自然と覚えてしますのが不思議。日本語音声はないので基本的にはテキストを読む作業なんですが、しっかり読むことを推奨します。字は小さめですが。。。

そして、会話の中に選択肢が登場して、プレイヤーにその判断が委ねられることがあります。今のところいくつか体験しましたが、ほとんどがそのときの課題に対する解決策として、話術を使うもの。高圧的に脅すのか、知的に誘導するのか、あるいは魅惑的な誘惑で騙すのか。それぞれの選択肢にはスキルが割り当てられていて、低いと失敗して状況悪化する可能性もあったりします。まあ、失敗したらロードすれば良いので気楽なんですけどね。Falloutと同様に会話だけで解決できることもありますし、逆にその結果が戦闘の引き金になることもあったりします。



 

核戦争後の世界ですし、砂漠ですからね。 システム上いたるところにサバイバル要素があります。

【水】 

まず水がありません。水は拠点やオアシスなどで汲むことができるのですが、砂漠を移動していくと時間とともに消費されていき、なくなると徐々に衰弱していく感じです。まだ序盤なのでそれほど危機を感じることもないですし、オアシスなんかも道中に点在しているので気にしてません。ただ、水の消費は結構早いですし、水の所持容量を増やすアイテムがあるくらいなので、この先未開拓の地へ行く場合はどうなるかはわかりません。

【金】 

お金もありません。基本的にお金は落ちていないので戦闘や箱から入手できるスクラップを売却することでお金にします。店にいろんな武器や防具が売っていますが高いので買う気になれないのが正直なところ。武器なんかはランダムで箱から手に入る場合もあるので買い時が実に難しいです。 ただ、10時間くらいするととんでもない物が高価で売れたりするので、拾えるものは何でも拾うと良いと思います、うん。しかし金がない・・・

【放射能】 

砂漠の道中に放射能物質にて汚染された場所が見受けられます。Falloutを思い出しますね。ていうか放射能汚染された地域に近づいたときに聞こえるチチチッとう効果音がまんまFallout4と同じでした。装備として特殊なスーツを着ていればある程度は防げるようなのですが、この先マップが広がるにつれて高い汚染度の地域が出てくるでしょう。ほんと放射能ってやっかいですね。作者もこの人間にはどうにもできない物質をゲームを通して身をもって知ってもらいたいと願っているのかもしれません。

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【探索】 

資源が乏しいわけだから自分で探すしかないんですね。Falloutで慣れてしまいましたが、本作でもいたるところにある箱や扉を開けまくって資源や銃弾などを調達します。でも簡単にいかないのが本作の面白いところなんですね。ほとんど場合ですが鍵や電子ロックがされていて開きません。開けるにはそれなりのスキルが必要なのですが、その種類が多いです。

普通のカギを開けるロックピックのほかに、ダイヤル式の金庫破り、コンピューターハック、警報の解除、爆破トラップ解除に加えて、鍵が壊れている場合などには破壊なんてのもあり、それぞれスキルが異なっているんですよ。当然ひとりで全部は無理なので4人で分担するんですが、それぞれ攻撃系のスキルもアップしたいのでどのタイミングでスキルレベルを上げていくのか非常に悩まされます。 

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少ない資源と多くの探索用スキルが組み合わさって探索がより一層シビアでかつ楽しいものになっています。ゲームのキャプチャー画像だけだとタクティカルな戦闘が繰り返される印象になる人も多いかと思いますが、しっかりとRPG要素が備わっているゲームなんです。 



 

ゲーム開始の直後に始まるキャラメイク。ほぼ説明のない中で4人ものキャラメイクをする本作。見た目はともかくとして、ステータスに関してはゲームをこの先続けるに当たってかなり重要な要素になるので要注意です。これが正しいというものではないですが、知っていたほうが良い情報を交えて書きたいと思います。

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1時間くらい掛けてこんな感じ。。。

【姿と生い立ち】 

性別、年齢、タバコの銘柄、宗教、国籍が選べます。タバコの銘柄が何に影響するのか不明ですし、そもそも知らない銘柄ばかりで混乱。でも何名かのプリセットがあるから迷ったり、面倒な場合はそれを選べば良いかも。

そして、見た目はポートレートの静止画と3Dモデルをパーツ毎に選択する2種類を作成することになるんだけど、ポートレートと3Dモデルがリンクしてないし、ポートレートの種類がかなり少ないからあまり選択の余地がなかったりする。見た目関してあまり重要なゲームではないので拘りはほどほどに。ただ、見分けやすいように個性的しておくと操作しやすいかもね。

【ステータスとパラメータ】 

キャラクター個々のアクションポイント(AP)、クリティカル率、行動優先度、回避率などのステータスは、キャラメイクで設定する次の7項目のパラメータで決定します。初期は29から振り分けますがゲーム中はほぼ増えないようなのでかなり重要です。

1) 集中力 2) 運 3) 感知 4) 筋力 5) スピード 6) 知性 7) カリスマ

それぞれのパラメータを上昇させると紐づいたステータスが増える仕組みです。わかりやすい例だと運を上げるとクリティカル率と回避率などがちょっと上がります。4人パーティの中での役割、例えば先制攻撃役で武器は近接が得意だとか、救護役で遠隔攻撃が得意だったりしますが、それぞれ近接攻撃な筋力で先制攻撃はスピード、遠隔攻撃なら集中力が必要です。早くゲームを始めたい気持ちもわかりますが、まずは4人の役割を吟味してからキャラメイクをしないと後々後悔することもあるかもしれません。

ちなみに個人的な現時点の感想としては、運はほどほど、カリスマは1人だけでOK。で、一番重要かなって思えるのが知性です。知性はレベルアップ時に得られるスキルポイント数に影響します。パラメータとは違い、スキルはゲーム中にレベルアップする必要があるので、スキルポイントは多いほうが良いです。特攻近接野郎だから知性はなくてもよいってわけではないので要注意です。

【QUIRK】 

キャラごとにQUIRKという項目を1つ選択可能です。取り敢えず訳してみました。特異な行動、奇行、奇癖という意味らしいです。説明が難しいですが、要するにメリット、デメリットがある特殊能力になります。 15分ごとにパラメータが増減したり、回避と引き換えに気絶してみたりと色々。QUIRKは設定しなくても良い項目ですが、結構面白いものが多いので4人とも設定しています。画像はサーカス育ちを選んだキャラですが、見た目がピエロになりました。。。

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【スキル】 

スキルは大きく分けて武器、知識、一般の3カテゴリあり、それぞれが10個程度のスキルで構成されています。

武器はハンドガンやスナイパーライフルなどの銃器の種類や近接武器などですが、なぜか近接武器が3種もあってびっくりでした。基本的には4人が被らないようにスキルを割り振ったほうが良いです。理由は銃弾なんですが、なんせ銃弾もギリギリな世界なので同じ武器を2名で使用すると弾が減る減る。なので役割を決めてそれぞれの武器に特化したほうが良いと思います。ただ、ハンドガンや近接武器は、弾切れ時や接近された場合に役立つのでサブとして準備しておいても損はないかと。

知識はピッキングや金庫破り、看護師などです。 ピッキングや金庫破りは探索時に発見するコンテナや扉の解除に必要なスキルなんですが、その種類が多く、かつ探索時に結構な頻度で必要になってくるのでまんべんなくスキルを持っていないと取りこぼしになります。今のところはピッキングが一番多いかな。そして、看護師これ重要。本作は救急アイテムがあっても看護師スキルがないと使えません。そして、体力0になったときの行動不能状態を解除するためには別に外科医のスキルも必要です。看護師は2人、外科医は1人は最低でも取得しておかないとかなりきついと思います。最っとも重要です。

一般スキルは会話を円滑に進めるためのスキルが3種や武器の解体や改造に関するものなどです。このカテゴリはプレイスタイルによっては必要だったり不要だったりする気がしますが、リーダーシップはカリスマが一番高いキャラに取得させておいたほうが戦闘が楽になると思います。戦闘のページで詳しく書きますが、命中率が重要だったりするシステムなのでリーダーに頑張って士気を高めてもらいましょう。

スキルの多くが一人だけ特化して取得していればOKなものなので計画的に役割分担したほうが良いですね。ただ、スキルはレベルアップ時にスキルポイントからあとからでも取得可能なのでパラメータほど悩まなくても良いでしょう。

【PERK】  

キャラメイクとは関係ないですが、PERKというものがあります。こちらは取得すると特定の能力値が上昇するものですが、取得できるPERKは各スキルレベルによって決まります。なのでレベルが上がるにつれて増えてく感じ。ただし、PERKが取得できるのは4レベルごとなので注意です。最初知らなくて困惑しました。。。


 

ゲームの肝です。

【ワールドマップとローカルマップ】 

ワールドマップの移動は鉛筆で線を書くようにマップ上を移動しますが、敵とエンカウントするとローカルマップに移動します。エンカウント時や各種ロケーションにおけるローカルマップ上では、敵がウロウロしていて見つかる(?)と戦闘状態に移行します。要するに敵が見えないところでは基本的に戦闘にならないので気楽に探索できます、今のところは。

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【アクションポイント】 

各キャラのターンは優先行動のステータスによって順番に回ってきます。1ターンはアクションポイント範囲内であれば何をしてもOK。移動して攻撃して移動もできますし、連続攻撃もできます。アクションポイントは2まで持ち越せるので何もしなのもありです。生物系の敵はバカなのかアクションポイントをフルに使って移動してくるので、とんでもない遠くから真横にいるなんてことも。攻撃は武器ごとに必要なアクションポイントが決まっているので、攻撃順と武器の特性などを考慮しながら戦略を考える必要あります。それから敵との直線上に味方がいると平気でフレンドリーファイアするので位置どり気をつけましょう。

【射程と命中率】 

考えた戦略がその通りに行くとテンションあがりますが、そうはさせない要素があります。射程と命中率です。武器は有効射程距離が決まっていて、アサルトライフルは近すぎると当たりません。また、命中率が概ね6-8割くらいなので当たらないこともしばしば。計算通りにいかないんですね。なので当たらなかったときのリスクを考慮した戦略が必要なんです。命中率は武器スキルやリーダーシップスキル、武器の改造などでシステム的に補完できるようになっています。また、ミリタリー系なのでちゃんと遮蔽物に対してカバーアクションをします。隠れていると回避率、命中率ともに上がるので位置どりとはいえ90%でも普通に外すのでイライラしますけどね。

【精密射撃と潜伏】 

攻撃には通常攻撃の他に精密射撃や潜伏などがあります。精密射撃は狙った部位によって行動力や装甲などがダウンする効果があり、命中率は下がりますが当たったときに得られる効果も大きいです。潜伏は敵が近くを移動すると不意打ちできるものです。いずれも序最初の10時間くらいは使いませんが、それ以降は装甲が分厚い敵も出てくるので、使う必要性がグッと上がった気がします。最近は潜伏の使い勝手がわかってきて利用頻度も増えました。ただ不意打ちなのに空振るといつも以上にイラッとします。

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【まとめると】 

残りユニット数や索敵が重要な大戦略系ではなく、アクションポイントや射程、命中率が重要な戦場のバルキュリアに似た戦闘システムです。銃弾や補給物資も数限りあるので、極力効率的に被害を少なく敵を倒す戦略が必要ですね。また、1ターンでの移動範囲がかなり広いので待ち伏せして袋叩き作戦よりは、先制攻撃で積極的な戦法を取ったほうが結果的に被害が少なかったりします。ただ、敵の攻撃力が高めなので突っ込み過ぎると即死するので難しいところ。総じて戦闘の難易度は高い印象。


 

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