あんなこと、こんなこと。どんなこと?

自分の言葉をしゃべりたくなった翻訳者のきままな独り言:多様だから価値がある。反論、異論大歓迎

2007年09月

6e6d1e2f.jpg

鬼の居ぬ間に(娘が幼児を連れて滞在中。何かと忙しく慌ただしい)書いてしまおうと、昨日、仕事の打ち合わせに都心に出たついでに見た映画のことをちらり。

カモメ食堂を見たいと思っているうちに季節が過ぎ、上映も終わり、続編のようなめがねと時間があったので見たのだが…先週N子と待ち合わせたとき、横でテアトル銀座のスタッフが「めがね」が満席ですと叫ぶ声が聞こえていたので、そうか、おもしろいのかと刷り込まれていたのだ。

そうそう、先週、N子とホテル西洋銀座でイタリアンのランチを食べたが、ここのイタリアンは、といってもランチしか行かないけど、なかなかお得でおいしい。と点数が甘いのは、食後のカプチーノを倍量で作ってくれたからかも。

で、めがねだが、好きな人は好きでしょう、好きじゃない人は好きじゃないという若さ故の独りよがりにも思えてしまう映画だった。与論島の海が美しい。波の音が素晴らしい。だから支離滅裂な場面も許してあげる。この映画でも周辺から穏やかな寝息に、席を一つ置いた男性の大きなお腹の音が合唱していて、なかなかの効果音だった。

めがねをまだ見ていない人に警告。入る前に食べ物を食べておくこと。これは食べ物映画かと思うほど、美味しそうな食べ物が次々出てきて、私のお腹も唱和したのだった。

仕事ばかりで詰まらないと常々騒いでいるのだが、N子に、それにしても忙しくあちこち行っているわねと指摘されて、そういえばとようやく気がついた脳天気なさなえでございますが、皆様お元気?

お酒は(ほぼ)禁酒中で、お酒無くして何が楽しいと仏頂面だったのだが、なんだか慣れてきましたねえ。さっさと夕食が終わってしまうのが哀しいけど、その分、時間ができて得したようでもあり、そう悪くもない。しかし、買い集めた酒類は娘どもと息子にはもったいない。ちびちび飲んでしまうのだと、酒飲みは意地汚いのだ。

四季先週、奇特なhitomiさんに、何と、劇団四季のウェストサイドストーリーのチケットを頂いたのであります。やったね。ミュージカルは何年ぶりだったか。ウェストサイドは大好きで、何度となく映画を見、CDまで買ったほどだったので、嬉しかった。hitomiさんありがとう。一緒に汐留で食事も出来たし、松下電工汐留ミュージアムのバーナード・リーチ展にも行けたし、大満足。

残念ながら、出来は最高とはいえず、映画の方に軍配を上げざるを得ないかも。隣人は軽くいびきをかきながら、決闘シーンに爆睡していたし、終わって出たときにも数人の人が、居眠りしてしまったと話していた。しかし何といってもバーンスタイン、音楽が素晴らしいし、踊りも良かったし、十分楽しめた。

そして、先週の連休には、青学のガウチャー記念礼拝堂でバッハの教会カンタータ第21番とマニフィカトをN子と一緒に。高校時代の友人が合唱団に所属していて、20年ほど前から時々チケットを送ってくれるので楽しませて貰っている。最初の頃は危うい音程の時もあったし、一度などソロが飛び出してやり直すという前代未聞の出来事に遭遇したこともあったのだが、今回は素晴らしい出来だった。なんせ、うるさく騒いでいた不整脈がぴたりと収まったのだから。教会音楽にはこのような効能があるのね。老人になると教会に行きたくなるわけだ。

青学それにしても感服したのがさすが私学。礼拝堂が美しく整備されていること。娘達が通っていた地方の国立大学の建物が禿チョロで、学寮がお化け屋敷みたいだったのと比べると雲泥の差だ。国立の最高峰、東大でさえトイレにはいるのも嫌になるくらいなのに、私学の建物は美しいねえ。

国公立の場合、人しか資源のない国なのに、国が出し渋っているのだから、なんだかんだいっても、頑張って金集めに励むしかない。ああ後がない。宝くじに当たったら教育財団作るんだけど。卒業生や父兄のみなさん、お金を持って天国に行けませんよ。寄付しましょうね。

[ちょろちょろ追記あり]月日が私をおいて先に先にと進んでいく。とりあえず、四国巡りの駆け足メモでも。

高松空港に着き、まず向かった先は金比羅様。

金比羅様長ーい千ウン十段という石段を、籠にも乗らず、30度を大きく超える猛暑の中登り切り、やれやれと撮った写真が渡り廊下の裏から。苔と年を経た木材が美しい。

 

0298354f.JPG石段の左右にずらりと土産物屋やうどん屋が並び、お腹が空いたと訴えたのだが、聞いて貰えず。予定のうどん屋までお預け状態で、その間、空きっ腹に利き酒をしてしまった。これが夜の騒動の序曲となったわけだ。

この蔵元には素晴らしい楠木のご神木が。白壁の影はご神木

道後温泉の建物は「千と千尋」の舞台によく似ている。元遊郭のようなお約束の柳の木も風情がある。もちろん真夜中に柳の下を覗く勇気はないが。一風呂浴びた後しっかり、坊ちゃんの部屋なるものや、皇室専用のお風呂を見学。実に気の毒。ああ下世話な下々で良かった。からんころんと宿専用の籠にタオルと小銭だけ入れて出かけたので写真はなし。Mちゃんが送ってくれたら後でアップします。

夕食後、道後ギアマンの庭(ギアマンガラスミュージアム)へ。

ぎやまんここが望外の優れものでなんと午後10時まで開いているではないか。最近興味が湧いている古いガラスものが多数展示されていたのだが、なんせ時間がなく、駆け足で、騒ぎつつ見て回ったのだが、もう内子町少しゆっくりみてみたかったし、テラスで軽くお茶したかった。ああ残念。

2日目は内子の古い町並みを見物し、丸亀城(と書いてしまったが,alchemistさんのご指摘で宇和島城のような気が。有名なお城だったんだけど)を遠望し、ウツボ料理にうっとなりつつ一路足摺岬に。

 

宇和島城ごく小さく写っている天守閣は、alchemistさんの識別法により、宇和島城と確定。

ところで、3日間、四国地方には大雨警報が出されていて、高松は300ミリ近くもの雨が降ったのだが、Mちゃんと私の最強晴女コンビで、散策中はほとんど濡れずに済んだ。影が出来ているでしょ?その代わりといっては何だが、可哀想な娘は土砂降りの中を運転する羽目に。

足摺岬最大の私の関心は坂本龍馬様にあったのだが、終わってみれば、それよりも、なによりも、亜熱帯北限の地という足摺岬でビロー自生地まで散策した際にみかけた、葉っぱの形をした薄べったいバッタ。トンボのようにブルブルと飛んできて、目の前に止まったと思ったら、葉と見間違うばかり。これがこの旅行の白眉だった。

バッタ

写真が上手く撮れず、葉にそっくりの体が写らなかったが、薄さは少しは分かるかな(クリックすると大きくなります)。これは果たして本当にバッタなのか調べてみたけど皆目分からない。ニューギニアにいるコノハギスだと娘は言うが、違ってみえる。つぶやきさん、ヘルプ。(つぶやきさんからコメント欄にヘルプを頂き、クダマキモドキというキリギリスであることが判明。日本に広く分布しているようだが、初めてみてびっくり、かなり興奮してしまった。くだまきって酔っぱらいみたいな名前の虫がいて、それに似ているのかと思えば、くだまきという虫はどうやらいないらしい。こういう和名ってどうやってつけるのか興味津々)

穴に潜んでいる多数の赤いカニも観察でき、面白かった。道路をカニが何匹も横切るので、海から上がってくるのかと思ったら、森の湿った穴の中にいるなんて。

四万十川沈下橋おまけは四万十川の沈下橋。清流をみようと思ったのに濁流だった。この沈下橋、途中まで渡ってみたが、かなり怖かった。

いや、なに、ひょっと思いついただけで、また例によって、私の妄想に過ぎないとは思うのだが…

自民党が公明党と連立与党を組んで久しい。郵政民営化選挙で圧倒的勝利を得たとはいえ、公明党が抜ければ(今や抜けなくてもだが)、自民党がこりゃ大変という事態になるのは誰もが知っている事実だ。

強い影響力を行使している公明党が、自民党の総裁選に黙っているだろうか?誰なら都合が良いか、根回しに走らないわけがあるだろうか?

そして、麻生太郎はキリスト教徒だ。

元気の良い、笑顔を振りまいき、若者の側に立つと思われる男の代わりに、御輿に担がれない限り自分の足で動こうとしない老人を代表にしてしまったということだけではない。

そう、私たちは公明党という宗教の影響力を薄めるチャンスを逃してしまったのだ!

素朴な疑問の一端が解けたような気がする。

高校の修学旅行が京都・大阪・四国だった。それからウン十年、四国ははるかさぬきうどん彼方。旅先として考えたことがなかったのが、突然、娘が四国といった。

小学校からの友人Mちゃんと2人で協議の結果だそうな。大人しく、おまけとしてついていく。今回はおまけがもう一人。Mちゃんの母、M母だ。スケジュールも、宿屋飛行機の手配も、運転も娘達。おまけ2人は後部座席でおしゃべりと居眠り。こんな時代になるなんてね、と感無量だ。Mちゃんがなかなかのグルメで、食べたいものを中心に日程が組まれているようだった。

腰があっておいしかった。さすが讃岐うどん。これで898円!

1日目の夜は道後温泉の道後館。黒川紀章設計という気分の良いホテルで(政治家よりも向いているのは確かだ)、夕食の懐石も女性好みの作りで、味も良かった。がここで思わぬトラブル勃発。

秘蔵しずく酒というシャーベット状で飲むお酒が美味しいから是非飲みたいというMちゃんにおつきあいして、飲めないM母を除いた3人で、美味しく飲んだ。食事の前に、道後温泉まで出かけて一風呂浴び、地ビールを飲んでいたので、少々酔った。酔ったが、騒ぐほどのことはないはずだったのだが…

四万十川うなぎ

四万十川の天然ウナギ。少々味が濃すぎるような。肉質はしっかりとしていておいしかった。

横になったが、眠れない。心臓が騒いで苦しい。深呼吸が出来ない。ゆっくり腹式呼吸を試みるが、難しい。寝ていられなくて座って夜を過ごすことに。娘を起こそうか、病院に駆け込もうかとも思うが、何せ、4人旅だし、迷惑をかけられない。このまま様子を見ることに決め、長い夜になってしまった。周囲から聞こえてくる寝息がうらやましい。

翌日、そのまま観光に。病院があれば寄ろうか、でも迷惑をかけられないし、時間がどの位かかるだろうと悩んでいるうちに、土曜日のお昼近くになってしまう。不整脈がまだかなりでている。

皿鉢料理

すると奇跡のように、12時5分ほど前に、観光スポット内子で医院を発見した。患者は誰も待っておらず、すぐ心電図を取り調べてくれる。なんと、なんと、きれいなものですと、初老のおいしゃさん。ゆっくり脈をとってくれ、問診をしているうちに心臓が落ち着いてしまったのだ。単純なものだね。結局、当分、禁酒することに。しずく酒を飲んだ後で良かった。

今回の旅では、ウツボ料理や郷土料理も食べたが、私は味については保守的な人間だと判明。呑み込むことも出来ないものも…

高知の皿鉢料理。この何倍もの海鮮料理が出て、あまりの量に呆れてしまった。

 

11247a3d.JPG
2006年3月の小飼弾さんの「^@アメリカの大学生の^Wネットワーキングの凄さ」という記事から私のところに見に来てくださった方がいて、そういえばとここにも大学問題がと、読んでいたら松本のコーヒー屋さんのコメントが目に付いた。1年半前の話だが、ここのところつぶやきさんのところで話題になっているポスドク等の問題にもつながってくる。
 
「私の地元にある国立大学は信州大学ですが、消えていく講座や学部の話題などを、しばしば耳にするようになりました。大学の一部が社会からドロップアウトしつつあるのは現実ですし、近い将来、大学そのものが社会からドロップアウト(倒産・破綻)してしまうケースも出てくると思います。日本の大学は、ファンドの運用や寄付ではなく、補助金に頼るところが多いです。語学教育でいえば、現実に日本で需要が増えているのは中国語、韓国語などのアジアの諸言語なんですが、ドイツ語やフランス語が供給過剰になっていると感じます。あれでは、先生たちの雇用を税金で守っているようなものです。もはや私たちは米国の大学のネットワーキングに驚いてる場合ではなく、アジアの大衆や資本のネットワーキングに驚くべき時期に来ていると思います。」
Posted by 斉藤久典 at 2006年03月25日 14:50
 
学際とか広い視野とか言われて等しいのに、他の分野には全く興味を示さない人たちがいる。金の流れが社会の動脈なのに、株や投資と聞いて下品だと嫌悪感を表す人たちが大勢いる。知識人とか学者という人たちに多いように思える。もちろん、自分の専門を夢中で追いかけるのだから仕方がないとも言えるのだが、自分が知らない分野を存在しないかのように無視するというのは知的に怠惰とも言えるのではないだろうか。

9月8日付日経新聞朝刊に「ポスドク」の就職支援という記事が出ていた。テンプスタッフなど人材サービス各社が就職支援に乗り出すというもので、テンプスタッフはビジネスマナーの指導等を実施し、WDBは面接対策などの講習会を開催し、会社勤めの基本を教えるという。ということは、ポスドク達は社会人としての基本が出来ておらず、マナーも悪いということを意味する。社会人としての基本やマナーは自分でやる気になればいくらでも身につけられるのに、そういう初歩的なことさえ自分で調べようともしない、頭は良くても賢くない人たちだと思われていることになる。

私は、ポスドクの就職で一番のネックは、マナーや社会性の問題ではなく、初任給の問題、つまり年功序列制度のような気がしている。どうやってもポスドクが若いわけがない。年齢が高ければそれなりに高い給与を払わねばならないのであれば、企業は躊躇するだろう。年功序列が崩れて、流動性が高まるまで、または大卒と同程度の収入で満足するのでない限り、ポスドクの就職問題はある程度続くのではないだろうか。

否応もなく、自尊心を押さえ込んで、大卒の給与で入ってから頑張って、スキルなり、人脈なりを取得し、自分の力でそれなりの待遇を獲得することを考えるべきなのかもしれない。外資では博士や修士は相応の待遇が用意されていることが多いようだが、その分要求は厳しい。自分で頭を使い動ける人間にしか道はないとも言える。結局、自分で自分を鍛えるしかない。自分で何とか道を開いていくしかないということだろう。

2泊3日で4国(四国です!)3県を回るという結構ハードな旅行をして帰ってきてみると、いきなり情勢が変わっていた。

なになに、福田康夫を麻生派を除く全派閥が支持だと!

福田さんって、元官房長官はわずか1年前の総裁選の時、自分は高齢で、健康不安があるからといって出馬しなかったあの福田元官房長官でしょ?

へえ、1年弱経ったら、若くなったんだ!突然健康不安も消えたんだ!不思議なことがあるものだ。

政治は損得でするものじゃないといって立候補したという麻生さん、君が正しい。

今回は突然自己崩壊した安倍さんの跡を継ぐものだから、普通の人なら、ここで、

健康な人
肝の据わっていて少々のことでは動じない人
何より、甘ちゃんではないプロの政治家

が最も重要だと普通考えると思うのだが、健康不安があり、高齢者だと自ら言っている人をほとんどすべての自民党議員が推すとは、実に、奇怪な人たちだ。自民党を支持しない理由が一つ増えてしまった。

麻生さんは、今後の日本は漫画やキャラクターで代表されるソフトで生きるべきだといっている。この読みは正しい。福田さんだけではなく、日本全体が高齢化するのだから、額に汗するのではなくまず文化で稼ぐというのが王道だろう。オタクだと揶揄している場合じゃない。

彼は元オリンピック選手だ。オリンピックにでるほどの選手なら、普通の人より肝は据わっているだろうし、健康だろう。おまけに炭鉱労働者と渡り合い、酒を酌み交わしていたと言うから、同じ坊ちゃんでも、かなり揉まれた、人生経験豊富な、毛色の違う坊ちゃんだ。

日本は大きな変革期にある。こういうときには度量の大きな、融通と機転の効く幅の広い人間が何より必要だろう。真面目にこつこつ、そつなく型ではなく、少々悪ガキでも懐の広い政治家が必要だろう。閣僚の数万単位のスキャンダルにあたふた青くならず、必要なときは一喝してでも政治を全うする人間が必要だろう。なんせ吉田茂の孫なのだ。怒鳴るのは得意に決まっている。

私が麻生さんを好きなのは何も昨年、「総裁選-蚊帳の外の楽しみ方」で書いたように声がセクシーだからというだけではないのだよ。

[追記あり] 突然、安倍首相が首相の座を投げ出した。

実のところ、あの顔つきでは自殺でもしやしないかとはらはらしていたからほっとしたのだが、
エキサイトニュースの<安倍首相辞任>緊急会見で話した内容の全文によると、
本日、小沢党首に党首会談を申し入れ、私の率直な思いと考えを伝えようと。残念ながら、党首会談については実質的に断られてしまったわけであります。先般、小沢代表は民意を受けていないと、このような批判もしたわけでございますが、大変残念でございました。今後、このテロとの戦いを継続させる上において、私はどうすべきか、むしろこれは局面を転換しなければならない。新たな総理のもとで、テロとの戦いを継続をしていく、それを目指すべきではないだろうか。きたる国連総会にも、新しい総理が行くことが、むしろ局面を変えていくためにはいいのではないか。

とあくまで誰かのせいにしなければ気が済まないとはなんという甘ちゃん、何という馬鹿。ここまで馬鹿とは思わなかった。

この脆さ、根性のなさ、気力のなさ、責任感のなさ、先を見通す力のなさ、国語力のなさ、説明責任を全うする能力のなさ。辞めて当然、しかし、これは褒めてばかりで育てられるとこうなるという見本ではないのか。挫折を知らず、たこつぼ状態で育つとこうなるという見本ではないか?

これは日本の教育、家庭教育、教育全般の大いなる敗北ではないか?

こんな2世、3世がはびこっていて日本は大丈夫か?

既得権益につながらない一匹狼の若い元気な者は次々に排除しているが、こんなことで日本は大丈夫か?

[追記:こういう男をsissyという。代表質問に答えるのが嫌になった敵前逃亡であることは明らかだ。人のせいにせずに、僕はもう気力が尽きた。全力を尽くしたがもう限界なので辞めさせてくれといえばいいのだ。人のせいにするな。軽蔑しかない。海外、特に米国は諦めないで闘うことに意義を認めている。負けたとしても正々堂々と闘う男は尊敬される。日本がこの男のためにどれほど軽蔑されるか。]

Financial Timesに、早速書かれたよ。あるファンドの社長(Jesper Koll, president of Tantallon Research Japan)は、このタイミングでの辞任のニュースを聞き、安倍さんは、首相の座にあるときに武士道だとか勇気のことを言っていたくせに、こりゃあ「武士道じゃない。チキンだ」って。

ううう。恥ずかしい。

TB:つぶやきさん

ごろーさんのところから題名をパクリました。あまりに面白いんだもの。ごろーさん。すまぬ。使わしてね。

セーヌ川まあ、安倍さんの発言については色々言われているが、結局、もう嫌、と本人が思っているのではないかと私は思ったね。参議院選で大敗して逆転しているし、時間も切迫しているし、何の手だても打っていなかったから、テロ特措法の継続がほぼ無理なのは誰が見たって分かる。

それなのになぜ?僕が職を賭すと言ったらみんなビックリして何とかしてくれるだろうと赤ん坊みたいなことを夢見ているとは、いかな私でも思いたくない。可哀想だから武士の情けだと政治家である小沢さんが自分の意見を曲げるとでも血迷ったとか?不退転の決意という小泉さんや小沢さんの成功例にあやかった?

私としては、たとえ「売家と唐様で書く三代目」であっても、日本の総理大臣なのだから、多少の頭はあると思いたい。つまり、どうみても成功できそうもないものにたいして、成功できなければ辞めるというのは、辞めさせて、辞めたい、どうしても辞めるぞと言う決意の表明なのじゃないかしら。

あのうつろな目、目の周りのくま、支離滅裂な言葉、どれをとってみても、彼がきちんと機能しているとは思えない。周囲に例えば、後はどうするんだとか、ここで辞めては一家の恥だとか、ガンバレとか、晋ちゃんなら乗り切れるわよとか、どうしても辞めさせてくれない集団がいて、その人達に対する辞めるぞ宣言だと考えれば納得がいく。農水省大臣に続いて自殺者がでるようなことだけにはならないように、辞めたい人は早めに辞めて貰いましょうよ。

で、あれほど固執していた職を辞めようと思ったのは、やはりいつまでも次々にでてくるスキャンダルのせいでしょうね。なにもこれを僕の任命責任だから等と思うような人では全くないと思うけど、スキャンダルが表にでる、こうまで続出するというのは、彼を追い落とそう、彼に引導を渡したいと思う人たちの勢力の方が彼を首相の座に留めておこうという人たちを上回ったと言うことだろう。

政治家なんて、所詮、すべてを明かすことは出来るわけはない。また明かしてはならない場面もあってしかるべきだ。私腹を肥やすという意味ではなく、本来の政治活動、外交活動でという意味だが。だから、ある程度の政治家を細かくチェックすればおかしなところがでてくるに決まっている。それを抑えていた人たちが抑えるのを辞めた、積極的にリークしだしたということだろう。それをとうとうぼんやりの首相も悟ったのではないか。というのが私のうがった見方だけど。

そして、気になること。三代目が売る家というのは、まさか、もしや、日本ではないでしょうね。

e-yonaoshiさんが推奨していたジェイムズ・ブラウン対パヴァロッティ

すごいねえ。水と油かと思ったら…パヴァロッティが歌っているときのジェイムズ・ブラウンの嬉しそうな顔。良いもの聞けて実に幸せという顔。そういえば、羽田健太郎もこんな顔していたねえ。

こんなにも好きなものを職業に出来る人は実に幸せだけど、職業にしたために生じる不幸もあるに違いない。望むと望まないとにかかわらず、個人的な幸せは放棄して私たちに幸せを与えてくれている人も多そうだ。

最近は自分探しとか、自分に向いた職業はとか、自分しかできないものがどこかで待っているかのように煽る記事も多いし、そう勘違いしている人も多いようだが、よほどの天分や才能がなければ、難しい。ちょぼちょぼ頑張って、小さな幸せで満足できればそれが一番良いのかも知れない。

昔、会社に入ったばかりの頃いわれた言葉、「嫌なこと、苦しいことをするからお金が貰える。好きなこと、楽しいことをするのなら、金を払うべきだ」まあ、そんなところだろう。

苦しいことがあるから、乗り越えたときに達成感があるともいえる。やれやれと乗り越えても、また次の山が目の前に現れる。乗り越えなければ前に進めないのだから、仕方ない。何とか乗り越えていくうちに多少は上手くなっていく。やれやれ、面倒だが、凡人は、とぼとぼ歩いて越えていくしかない。羽が生えているのは神様か天使と相場は決まっているのだから。

f4e47594.jpg

ここ2週間ほどの間に、強制的に3回も防災訓練に参加することになった。といっても、参加したのは私一人だけど。

その1 夕方、本屋から出るといつの間にか空が異様に暗くなっていた。小走りに家に向かう頭の上ではごろごろと始まっている。待って、待って、家に着くまでまってと叫びながら自宅マンションまでたどり着き(どういう訳か、いつも待ってくれるのです。これはこれで怖い気がするけど)、階段を上りかけたら、近くに雷が落ち、前のマンションの電気が一斉に消えた。自宅のドアを開けると、マンションの階段の電気が消え、そしてついたので、あわてて懐中電灯を持ち出してつけてみると電池切れ。携帯を握りしめ、ようやくまだ少しは使える電池を探し出して差し替えたところで、すぐに復旧したが、停電。外では豪雨が始まっていた。こうやって私は運を使い果たすのかなとちらりと絶望の気分も。

その2 サイレンが鳴った後、近くの小学校から、「判定会議が始まったので職員は至急職員室に集合。みんなはそのまま待機」というアナウンスが聞こえてきた。9月の最初の月曜日、当然、防災訓練かなと最初は思ったのだが、いつもとパターンが違う。地震発生を知らせるシステムはもう作動してたっけ?それとも東海地震?えっ、本物?どうしようと思っているうちに、再びサイレンが鳴り、「地震警報が発令されたのでズキンを持って至急集合」というけたたましいアナウンスが流れた。

ワッ、大変。本物っぽいじゃないの。で、やったことは、まず第一に洗濯機に飛んでいき、スイッチを押した。水を溜めるつもりだったが全自動で中身が入っていないので少し溜まった段階で、水が止まってしまった。次に今日は外に行くなと母に電話をし、娘、息子、妹に地震警報が発令されたとメールした。で、次にとっさに、ネットにつないで浮いていた株を売り払った。配当が良いから長期保有を考えていたのに…まあその後の急落を免れたわけで結局は良かったのだけど。

その3 昨夜、台風が最接近しつつあるときにパジャマで仕事をしていたら、窓が閉めてあるのに、なんだか煙い。なんだなんだと窓を開けると外が白く霞み、ゴムの焦げるような強い匂いが飛び込んできた。台風の最中に火事だぁ。こりゃ燃え広がるじゃないの。このマンションだったらどうしよう、激しい風雨の中ベランダに出て身を乗り出すが分からない。やりかけの仕事はどうなる。フラッシュメモリーを探すがこういうときには見つからない。息子に火事だと叫ぶと何度目かにようやく部屋からのそのそ出てきて、うるさいな、テレビを観てたのにと言いながら外を眺め、遠く、と一言、又部屋に閉じこもった。結局、間近ではなかったが多数の消防車が駆けつけ、ひと騒動だった。

地震に備えていたつもり、災害に備えていたつもりだったが、結局何も出来ないことがよく分かった。パジャマのまま、フラッシュメモリーを持ってうろうろしていたのでは本物の火事の時どうするのだろう。地震用に持ち出す荷物は玄関にまとめておいてあるが、乾パンなど何年も前のままだし、現金は息子の略奪にあっている可能性も高い。ひとまず乾電池は購入して入れ替えたが、頭の中ででも手順をシミュレーションしておくことが必要なのよね。でも、いざとなったら、きっと、足がつるか、心臓麻痺起こすか…いずれにせよ、役に立たないような気がしないでもないけど。

067e6c58.JPG

ようやくきつい締切を乗り切ったと思ったら、眠れない。寝てはいけないときには眠くて仕方がないのに、さあ、寝るぞと思ったら、眠れない。人生不条理だ。

なんてことではなく、昼間、少々お腹の調子が悪いのに、今日しかゆっくり遊べないとあわてて温泉に駆けつけ、クーラーの利いたところで風呂上がりでうたた寝をし、ますますお腹の調子を悪くしてしまい、8時過ぎから寝たら、12時に目が覚めてしまったというだけの話だ。それにしても眠い、それに眠って良いのだから眠れるはずだ。なのに眠れない。ちょっと本でも読もうと読み出したら、中途半端な本ばかり。余計に眠れなくなってしまった。全く面白くないか、終わりまで一気に読むほど面白ければいいのに。ぶつぶつ。

いつもならホットミルクが眠れぬ夜のお供なのに、絶食中なのでままならない。請求書でも作ればいいのに、こういう半端なときは生産的なことはできない。ああ、ブログがあって良かったと、中途半端なブログを書いている私って…

粗読、乱読中
グインサーガ112巻 闘王 栗本薫 早川書房
オニババ化する女たち 三砂ちづる 光文社新書
eの悲劇 幸田真音 講談社
イタリア田舎暮らし 有元葉子 ちくま文庫
一人暮らしのロンドン 岩野礼子 詳伝社黄金文庫
「法令遵守が日本を滅ぼす」 郷原信郎 新潮社
終わりの美学 森瑤子 角川文庫
愛がなんだ 角田光代メディアファクトリー
やがて哀しき外国語 村上春樹 講談社
理系白書 毎日新聞科学環境部 講談社文庫 
絶対音感 最相葉月 新潮文庫 
ケータイを持ったサル 正高信男 中公新書
アフリカの陶工たち 森 淳 中公新書

このページのトップヘ