あんなこと、こんなこと。どんなこと?

自分の言葉をしゃべりたくなった翻訳者のきままな独り言:多様だから価値がある。反論、異論大歓迎

2009年06月

信じられない光景を目にした。東京テアトル株主総会後の試写会での話だ。総会に30分ほど遅刻してしまったため、第2会場の銀座テアトルで出席、その後そのまま試写会を楽しむことになったのだが…

涙
株主総会が終了した直後、乳母車の女性が入ってきてスクリーンのすぐ横に乳母車をとめた。映画を赤ん坊に見せる?それも大音響のスクリーン横で?それだけでもびっくりだったのだが、ぐずりながら顔を出したのは、なんと、額にヒエピタを貼り付けた幼児だった。

母親は抱き上げて真ん中辺りの座席に座ったのだが、まもなくひどい咳が聞こえてきた。気管支炎寸前のような痰の絡んだ咳をその幼児が続けざまにしているのだ。おまけに母親も咳をしている。映画上映まで少し時間があったので、受付まで伝えに行った。

幼い子供が明らかに熱があり、病気であること。咳がひどいこと。映画館側がこの事態に対処すべきこと。観客の安全は映画館側の責任であること。

健康な子供でさえ、それも乳母車が必要な幼児であれば、2時間を越す映画であれば途中でぐずるのは当たり前なのに、この母親は熱のある幼児をいったいどうするのだ。この子が行くべきところは映画ではなく医者だ。

ところが映画館側はそのまま放置した。幼児はひっきりなしにひどい咳をし、周囲の客はぱらぱらと帰り、または座席を移動したが、母親はそれでも帰らない。とうとう幼児は帰ろうよと言っていると思われるが、同じ言葉を何度もぐずぐずと泣き声で言い出した。すると母親はその子を抱いて戸口付近に移動したが、それでも帰らない。そこでずっと見続けている。館内には咳の音が響き、映画に集中などできるわけもなく、そのうち、嘔吐の音が響き渡った。戸口の前で吐いてしまったのだ。それでもその母親は、係員にどうやら嘔吐物の処理を頼みに一度はホールに出たようだが、すぐ戻ってきて、映画が終わるまで出て行かなかった。

あまりのことに終了後支配人に抗議した。
こんなに悪いと思わなかったと言うのがその返答だった。この支配人および従業員はみな勘違いしているとしか思えない。ことの重大性を全く理解していない。映画を見たいという一人の客を大事にしたと思っているのだろうが、自分の役目、責任を考えてみるべきだ。若い女性であるこの支配人は、同じく若い女性である子連れの客に安易な同情を寄せたのだろうが。

映画館の役目はなんだ。彼女の役目は何だ。
観客に安全な状況で映画に集中できるような環境を与えることがすべてではないのか。毛布だとか、冷暖房だとか、座席の座り心地だとか、それらはすべて枝葉に過ぎない。映画を安全に集中して楽しめなければ、ゼロだ。

今回の株主総会は新型インフルエンザの話題の中で行われた。マスコミは関心を失っているようだが、それでも世界的な流行は止まっておらず、フェイズ6の段階であり、日本でも各地で増え続けている。マスクを配ったところもあれば、出入り口にアルコールを備えたところもある。そういう背景を考えてみただけで、この駄目さ加減がよく分かる。

この母親はもちろん、落第どころか、立派な幼児虐待だ。しかし、支配人の責任の方が大きい。彼女には観客の安全を守る義務があり、鑑賞を保証する義務がある。他の観客への脅威を取り除く義務がある。

親切にしたように勘違いしているらしい支配人は、幼児虐待に手を貸し、閉ざされた場所である映画館で、はっきりと熱があり咳をしている人間を排除せず、そのままにしたことで、映画館の他の観客全員の健康に脅威をもたらし、咳や泣き声等で鑑賞を妨げたことをどう思っているのだろうか。この親子が新型インフルエンザにかかっていたとしたら、どれくらいの被害がもたらされたか、想像してみればよい。(常に携帯用アルコールを常備しているので直ちに手を拭いたし、席は少々離れていたから今のところ大丈夫のようだが、ただの風邪だとしてもどれほど広まったことか…)

それにしても、熱があるのに連れてこられた幼児が肺炎を起こしていなければいいのだが。

仕事をしていて、saveしようとしたら、PCがキィというような異様な、鋭い音を出した。

ナンダ、ナンダ、ナンダ。こんな音、聞いたことがない。

1日中つけっぱなしで、PCも頭に来たのか。ハードに何か異常でも起きたのか。

大量の仕事を抱えているのに、ここでダウンされたら、シヌー!

慌ててバックアップに走った。週に1度自動バックアップ+気が向いたら別にバックアップを取っているけど、アセ、アセ、アセ。

バックアップが終わり、ほっと一息ついたら、またしてもキィという鋭い音。ん?
続けて、2度、3度。
え、うちのPCじゃない。


最近越してきた隣のウチの幼児だった!

d1585477.JPGわずか数週間前のことなのに、なんだかもうすでに遠い昔のことのような気がする。こんなに時間に追われる生活をしていて良いのだろうか。ちょっとした出来事はメモとしてブログに書こうと思っているのに、書けないことが多すぎる。ショボーン

ニューヨークの方では企業清算に伴う案件で法律事務所が盛り上がっているらしく、先日、ランチした人は来月から1ヶ月ニューヨークに出張だと。ふうんと聞いていたら帰りがけに、では翻訳の件、決まったらお願いしますからと言われ、え、そんな話したっけと驚くとんまな私。忙しいという話をしたのだが、私の数倍忙しい彼、聞いてなかったな。当分忙しいようだと今は他人事だが、もう少ししたら騒ぐことになるのかも。ちなみにこの男性、ゲイだと思っていて喜んでランチに応じたのに、奥さんがいることが判明。なんだ。つまらない。イタリア系ハーフ、中年のイケメンで、あらいい男とふふふだったのに。ゲイの男性だとなんら構える必要も警戒する必要もなく良い友達になれるのだが。

話題が逸れてしまったが、西武ドームでの薔薇展にしばらく前に行ってきた。西武球場前で電車を降りるとホームが薔薇のにおいで満たされている。駅に花を多数置いているのかと思ったら、そうではなかった。推して知るべしでしょ。人もすごかったが、薔薇の数もすごかった。ありとあらゆる薔薇で埋まっていて壮観。しかし、この薔薇を扱うのは大変だろうなあ。

というのは、母の日のプレゼントとして、娘が「Laura Louisa(ローラ・ルイーザとでも読むのだろうか)」なるかなりの大ぶりの薔薇を買ってくれたのだ。この薔薇、ピンクの実に美しい花を咲かせるのだが、ひどく(と強調しておく)大きなするどいとげがあり、美しいものにはとげがあることを如実に証明。おまけに、次々と33個も大きな花を咲かせたが、咲いているのに、触れるとぱらりというかどさりというか、花が落ち、切り花にはとうとうならなかった。花の命は短くてを桜以上に実感させる花だった。購入するときに娘に、hitomiさんのブログで薔薇がどんなに難しいか分かっているから私の手には負えないと宣言したとおり、もうすでに半死半生で葉が次々に落ちていく。あーあ、花だけではなく、葉っぱの命も短いのね、こういう高い花は。雑草で良かった♪
西武ドーム薔薇

粗読、乱読、失礼
過越しの祭り 米谷ふみ子 岩波現代文庫 
ケンジの日記-ある柴犬との十六年間の共生 西村六郎
浮世の画家 カズオ・イシグロ ハヤカワep文庫
塩一トンの読書 須賀敦子
江戸の流刑 小石房子 平凡社新書
壊れる日本人 柳田邦男 新潮文庫
まともな人 養老孟司 中公新書
早い男に賭けろ トム・マクナブ 文春文庫
有罪答弁 上下 スコット・トゥロー 文春文庫
グイン・サーガ 124巻 ミクロの巡礼 栗本薫

30081919.jpg骨組みのしっかりとした女にあこがれる。毅然として強い女にあこがれる。薪割りでも穴掘りでも何の痛痒もなくさっさと終えてしまう女にあこがれる。

もう少し力が強ければ、田舎暮らしも続けられたかもしれない。もう少し指の力が強ければ、ペットボトルの蓋を開けるのに何回も通りすがりの男性に頼まないでいられたかもしれない。もう少し頑丈なら子守も苦ではないかもしれない。

Sちゃんのお産の時、走り回って下血し、その後いくつも検査を受ける羽目になった。重いもの、体に負担がかかることは本人の意志とは関係なく駄目らしいのだ。

1時間、赤ん坊をお守りして、4日ほどダウンしていた。お腹と腰が痛く、仕事がひどく忙しいので、しばらく仕事をしては10分横になるを繰り返していたのだが、寝ていると足もひくひくつりそうになる。

意を決して近所の接骨院にマッサージを受けに行った。頭と、首と、肩と、腰が痛く、時々足がつるというこちらの訴えで、最後に足を揉みながら、なんだか足がひどくぱんぱんになっていますよ。具合が悪くて碌に外に出ていないのにおかしい。

最近、何か重いもの持ちました?

あ、赤ん坊。10キロの赤ん坊。でも4日も前だし、1時間だけだけど。

それです。左の足が特にひどく、そこから腰も痛めたんですよ。

赤ん坊恐るべし。一昔前なら、子守の役にも立たないお祖母ちゃんはどんな運命を辿っただろう。想像するだけでコワイヨー

8989e814.jpg子供たちをカナダで育てた。およばれというと夫婦が単位の社会なので、否応もなくベビーシッターの世話になる。カナダでは11才までの子供を子供だけで放置すると(留守番させると)刑法違反になる(当時はそうだった。断言できないが現在も大きくは変わっていないだろうと思う)。そう、ほとんどの日本家庭はしょっ引かれるのですぞ。でも、そうすれば、子供だけで留守番させて火事で死亡などという痛ましい事故も激減するだろうし、何より親は収監されることになるので、子供を置いてパチンコなどという親も激減するだろう。

そういうわけで、子供たちは赤ん坊の頃からベビーシッターのお世話になってきた。子供たちをつれていろいろなところに出没していて人慣れしていたし、昼間は兄妹一緒で心丈夫ということもあるだろうが、泣かれたことはないし、夜は夜で、8時にはベッドに入れるというのを規則にしていたので、寝かしつけてベビーシッターと交代し、出かけるだけ。なんの問題もなかった。

息子夫婦が友人のライブを見に行きたいので7ヶ月の赤ん坊を預かって欲しいと言ってきた。そらきた。近くにいると、特に息子のことだから色々こき使うだろうと想像していたのだが、仕事が超多忙の時に困るが仕方ない。しかし、昼間は泣いたことがないのに、夜遊びに来ると必ず泣く。泣かれると可哀想だし、困るし、長時間しかも平日で娘の援軍は頼めない。ご遠慮させて貰うことにしたのだが、お嫁さんのSちゃんが行きたそうなので、実験をすることにした。

昨夜、8時頃、出かけていった。忙しいからちょっとだけよと、釘を刺す。最近の子供は夜が遅いというが、ゆうちゃんも夜中にならないと寝ないという。うーむ。ママがじゃあねといなくなってもなかない。でも笑わない。あやすと愛想笑いをして、膝ににじり寄ってきて、しがみつく。結局、1時間、ずっと抱きっぱなしとなってしまった。それも立ってないとひくひくとべそをかき出す。40分を過ぎた当たりから、うにゃうにゃ言い出した。

うにゃうにゃうにゃとしきりに何か言って、わっと泣き出し、揺すると止めるを繰り返し、そのうち、止まらなくなった。うにゃにゃにゃにゃ…小さなこの子が必死で我慢して、訴えかけている様子が伝わってきてこちらまで悲しくなってしまった。

Sちゃんが戻ってきたとき、赤ん坊と一緒に私の目からも涙が、笑われてしまった。で、当分の間夜のお守りからは放免された。

10キロ近くあるおデブさんをずっと抱いていたので、足、腰、肩が痛く、しがみつかれて顔には数カ所小さな爪痕が残った。年を取るとお守りも楽じゃない。ベビーシッターを期待するなら、母親が若いうちに結婚して、早く生みましょうね。

0b77eeee.JPGさて、大手町ランチについて飽くなき探求を続けること2ヶ月強、無数の周辺レストランをのぞいて回ったが、複数回訪れたところは、わずか4カ所のみ。そのうち1カ所は隣が混んでいたので仕方なく再度入ったものだったし、もう1カ所は1350円というランチとしては、それも時間に制限されてのランチとしては法外なもの、あと1カ所もすいているのがまずまずという程度だったので、結局、皆様の参考になりそうなところは1カ所のみだった。それも大手町はゼロ。大手町がランチに関しては不毛地帯であることが証明された形で残念。

神田にあるが、ランチでダントツ1位のお気に入りに輝いたのは、都庁の千代田合同庁舎地下食堂!
お役所強し!
この食堂、普通の大衆食堂というか、一時代前の学食というか、白い壁にはテレビと手洗い用の水道が取り付けられた、いたってレトロなノスタルジーを誘うしつらえであります。

おそるおそる入っていった人を出迎えるのは、元気なおばちゃんのとてつもなく大声の「いらっしゃーい」。このおばちゃん、絶大な権力を行使していて、雨の日に出かけていったときには遠くからありがとうとトマト4分の1個を無料サービスしてくれ、同僚を誘っていったときには、いつもありがとうとタクワンの小皿をサービスしてくれるという憎い心配りを見せてくれた。

定食で650円だったかな?その辺の安い価格設定で、ボリューム満点。おまけにお味噌汁とご飯はお代わりあり。元気なおばちゃんが時々見回って、「沢山食べた?若いんだからもっと食べなさいよ」と職員らしき人にはっぱをかけてまわる。なんか、心温まるねえ。

しかも、セルフサービスでおかずが並んでいるのだが、毎回、コックのおじちゃんができあがったばかりのがあるからこっちにしなよ、と熱々をよそってくれる。嬉しいねえ。おまけに味も、少々濃いが、なかなかのB級グルメぶりだ。

一番嬉しいのが、ガラガラなこと。正午ちょうどはどうだか知らないが、少なくとも12時半過ぎにはほとんど人がいない。ゆっくりとテレビを眺めたり、本を読んだりしながら、それもたばこの煙に脅かされることなく食べられるのが何よりだった。

大手町からは早足で5分程度で行き着けまっせ。都税のかけらなりと回収できたという満足感も味わえます!

c8552b1f.JPG飽きっぽく移り気な我ら日本人。そして輪をかけて飽きっぽく移り気なはしゃぎすぎマスコミのおかげであれだけ騒いだ豚フルも世界から消えてしまったように騒ぐ人もいなくなったが…

聞いたことのないメーカーのマスクなら店頭に並んでいるが買う人はあまりいないようで、ここ2週間ばかり、電車の中からマスク姿が一気にいなくなった。せいぜい、1両に5、6人といったところか。3分の2以上がマスク姿だったのが嘘のようにこんなに急減したのは、たいしたことはないという情報が行き渡ったことと、マスコミが一気に手を引いたこと(死者が出ないようなものはニュースバリューがないと思っているのではないかと勘ぐってしまう)、それとマスクが店頭から消えたから諦め、そのまま、そうか、高くつくし、もういいやとなった人が増えたことじゃないかな。

実は新型インフルエンザは全世界で2万人を超えたという。着実に世界に広がっている。日本は激増せずにほぼ沈静化だというが、しかし、しかし、実は蔓延しているのではないかなあと私は思うのだ。

初夏の今頃、例年、こんなに電車内で咳をする人がいただろうか。オフィスの中でもあっちでも、こっちでも咳が聞こえる。

豚フルだと判定されると何が起きるか。1週間以上病院に閉じ込められ、家族も家にほぼ軟禁状態。会社には行けず、周囲から白い目で見られ…そういう目に遭うと分かっているのに、症状は軽いのに…

どうするか。もちろん、黙っている。でしょ?

こういう景気が悪いときにマイナスポイントは絶対避けたいリーマン諸君。いやあ、夏風邪で、もちろん、豚フルなんかじゃないですよと、1日、2日会社を休んだだけで出てくる。8度程度では医者に行かない。判定して貰わなければ、豚フルの判定は出ない。まあ、腹痛とか呼吸困難とかなければ熱など2、3日寝ていればなおる。で、あっちでコンコン、こっちでコンコン。

気がつけば豚フルに免疫を持った人が大量に出現していて、めでたしめでたしだったりして。

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