あんなこと、こんなこと。どんなこと?

自分の言葉をしゃべりたくなった翻訳者のきままな独り言:多様だから価値がある。反論、異論大歓迎

2011年05月

いよいよ明日の朝英国に向けて出発です。

両親の引っ越し、火傷に発熱、様々な苦難を乗り越え(オーバー)、ようやく出発日は明日というときになって、スコットランドはこんなことはこれまできいたことがないという季節外れの嵐で列車が不通(Britrailを購入済みなのに)となり、アイスランドの火山は爆発、それも昨年以上の大規模な噴火だそうで、大量の灰が明日辺りロンドン近辺に到着するらしい。

この有様では無事に英国にたどり着けてもトラブルがあるかも、いや、多分あるでしょう。でも、スムーズなときよりも思い出は深くなるはずです、と思いたい(^^;)。

ところで、英国ポンドは流通量が少ないとかで、手数料がべらぼうに高いことをご存じですか?今日のお昼現在、1ポンドは131円少々でしたが、それが購入レートはなんと143円にもなっていました。ポンドが必要な時はトラベラーズチェックをお勧めします。私は、134円で購入しました。詳しくは帰国後に。

個人旅行ならではで、日本人観光客の少ないところをぐるりと回ってきます。

行ってきま〜す。

6才になったトモゾー。将来は生物学者になりたいらしい。昨年秋に北海道に行ったときには、ノートに図鑑からトンボやカマキリの絵を描き写して持ち歩き、捕まえては、うーん、これはシオカラじゃないとなどと、しかめっ面をして解説してくれていたのだが。

最近のトモゾーの関心は交尾だという。

「かあか、かあかはエライね、動物は雄と雌が交尾して子供を生むのにかあかは一人で赤ちゃんを産んで」

娘は車の中で出産しそうになるほど緊迫した状態で病院に到着、立ち会いを希望していた父親もろともトモゾーまで分娩室になだれ込み出産に立ち会った経験がある!

「で、でも、とうとも手伝ってくれてるよ」と娘。

「そうだね、ケーキやお菓子を運んできてくれる人が必要だものね」

トモゾーにとっては鳥や動物の親子が常に頭にあるようだ。

[追記あり]菅さんが浜岡原発停止要請−というか命令のように聞こえたが−を出した。これだけの大きな事故になり、今後のエネルギー政策は根本から考え直さなくてはいけないところに来ている。それは確かだ。

だが、将来の絵も描かず、単に停止させたのは、どうも肝が据わっているとも思えない菅さんが身の保身に走ったとみえてならない。どっちみち責任を追及されるのだから、中部電力が要請を受け入れても受け入れなくても、やるだけやったという格好は付く。人気取りにしか関心がなさそうだし、あとはどうなろうと知らないというところか。

民主党はマニフェストで
安全を第一として、国民の理解と信頼を得ながら、原子力利用について着実に取り組む
ことをうたっている。
ならば、今後どうするのか。電気料金は上げない、補償する、すべて自分の懐からでないからだか、税金を使う話ばかり。震災前も財政難で難問が山積みだったこと、解決されたわけではないことを忘れているらしい。

この夏の東京電力への100万KWの電力の融通の約束はこれでおしゃかになった。電力が余っているというデマが広まっているようだ。計画停電が中止されたことをその証拠に挙げているらしいが、馬鹿らしい。それは東京の必死の努力の成果だ。

薄暗い地下鉄を歩いてみると良い。昼間は電気を消している電車に乗ると分かるだろう。汗を流しながら電車に乗っている。どこもかしこも電気を落としている。営業中かどうか近くに寄らないと分からない。もちろん、企業は勤務時間を変え、自家発電装置を購入し、個人も電球を付け替え、息を潜めている。その結果、今のところは電力がなんとかやりくりできているのだ。

昔、原発反対の署名活動をやったことがある。原発は良いものではない。原発は危険だ。なくて済むならないほうがいい。しかし、オイルショックの後。依存度を少しでも減らすため、もうどうしようもなくなって、原子力を受け入れることに決めたという経緯があったではなかったか?「油断」という元通産省官僚の堺屋太一さんの本を読めば分かるが、近代社会は石油に依存している。当時と同様、今でもあらゆるものが石油に依存している。農作物さえ石油無しでは育てることが出来ない。



現在、1ドル80円という歴史的な円高水準にある。↑のグラフを参照して下さい。歴史的な高値にあるのは原油もそうだ。しかし円高だから、コストが高くなるが(1日7億円のコストアップだそうだ)、火力発電所用の石油や天然ガスは、今は賄えるだろう。しかし、これがつい数年前の120円台、あるいはこれから安定した電力が見込めないため、海外へ逃避する企業の流れは強まり、国力は弱まるのは必然だと思われるので、オイルショック当時あたりの1ドル300円を越す水準になったら?食料も輸入することも出来ず、野菜を育てることも出来ず、どうなるのか。あり得ないことではない。

原油の値段だけではない。その当時のことを覚えている人は少ないだろうが、都会の空気は汚かった。上の娘も、その子供たちも今でも喘息に苦しんでいる。今後は火力発電に頼らざるを得ないが、気管支炎その他での患者が増えるだろう。また、日本が世界に約束した25%CO2削減はどうする?

自然エネルギーに頑張って貰うしかないが、また、そちらの方向に全力で取り組んでいると思うが、地球温暖化がもたらすこの気候変動、毎年の異常気象で、信頼が置けるような電力を十分得るのは当分無理だ。風力発電は騒音、効率以外にも問題が多く、風車の下には飛び込んで切断された鳥が多数横たわっていると聞いただけでぞっとする。知人は反対運動をしている。

ドイツでは原発を廃止するではないかというだろうが、EUの中で電力を買うことが出来る。他のEU諸国が原子力で発電した電力を金で買うのだ。(参考:ドイツ:7基停止で電力輸入国に…「脱原発」先行き不透明 - 毎日jphttp://goo.gl/A5EUU

原発は危険だ。なくて済むならないほうがいい。しかし、どのくらい危険なのか?

津波と地震で、今日現在で死者14,898人、行方不明者は9,922人という恐ろしさだ。放射線での死亡者は?0人。チェルノブイリのWHOなどの報告書を読んでみたが、はっきりとした被害者数は分からない。つまり、旧ソ連が情報を封鎖したため、地元民の避難は遅れ、汚染された食物や空気のため、子供たちの間では癌が発生したが、大人の癌発生率は他国と比較して統計的に有意な差はないという。直接大量に爆発により被爆しない限り10年、20年というスパンでの癌発生率が高まるというが、それもたばこによる癌発生率よりも低いらしい。また今日明日死ぬわけではない。

もちろん、福島原発周辺は数十年にわたり居住できなくなるだろう。が、福島の場合は原発の中で頑張ってくれている人たち以外は、直接的な人的被害の恐れは大きくはないだろう。

しかし、夏にエアコンが使えない状況になると多数の熱中症での死亡者が出る。そのうち大気汚染での死亡者が出る。そして、産業の空洞化によるリストラの加速で失業者が多数でることになる。

さらに、原発を停止させても、再処理工場もない状況で、どう処理するのか。他国も受け入れは困難になるだろうし、今回の事故も、すでに停止していた原発での事故なのだ。さらにいうと、長期間にわたり停止後の原発をメンテしなくてはならないが、これだけ不人気な原発に志願してくる技術者は今後非常に少なくなり、そうなるとトラブルが起きても対処が全く出来なくなるというもっと恐ろしいことも生じるだろう。

今回の地震では3万年前の地層まで動いたという。玉突き状態に未だに毎日揺れ続けている。我が家でもマンションの壁に新たな亀裂が2本見つかった。不安定になっているのだから、浜岡原発を一時停止させるのは仕方のないことかもしれないが、安定した代替エネルギーが見つかるまで、原発を全面停止することは無理だろう。いくつかのエネルギーを組み合わせてやっていくしかないのではないか?

更に言えば、今回の事故は原発が米国製で電源の規格が異なっていたこと、電源が遮断されたときの対策が十分講じられていなかったこと、原発が古かったことによるようだ。新しい原発では事故は生じていない。また事故を起こした原発は米国の同じメーカー製のものだという。浜岡も電源他福島での問題点を踏まえて改良すれば済むのではないかとも思える。

また、古いものはさっさと立て替えさせる方が安全だとどうみても思えるのだが、感情論が支配している今、無理だろう。つまり、福島第一がそうであったように古くて危ない原子炉をこのまま代替エネルギーができるまで使い続けさせることになるだろうが、その方がよっぽど危険なのだが。

ちなみに、昨年、世界の穀物価格は30%も高騰した。いくつも政変や「ジャスミン革命」の理由として穀物価格の高騰をあげる海外メディアも多いようである。

堀義人さんの中部電力は要請を拒否すべきだという論、筋道が通っている。中部電力は行政機関ではない。株式を公開している上場企業であり、筋の通らないことをすると大きな株主代表訴訟に晒される。中部電力は政府を訴えるべきだという話もある。いずれにしても、国民の税金に直結する話だ。

今、テレビで旭山動物園の人が(地震で速報を見ようとつけただけだからどなたかは分からない)、日本が滅びるかもしれないというときに動物園の話でもないでしょうと言われたが云々という発言があった。このままでは本当に日本は駄目になるかもしれない。感情論ではなく、冷静に、根拠のないデマに振り回されず、どうすれば後の世代がましな人生が送れるか考えるべきときだ。

Uちゃん泣きべそディズニーランドに連れて行って貰ったUちゃん。

どうやらミッキーのファンになったようです。

ミッキーのクッキーを買って貰い、
片耳をぱくり、
もう一方の耳をぱくり、

そして、キッキー[かわいそう]と、クッキーを凝視し、
泣きべそをかいたそうな。

気持ち分かるなあ。

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クレマチスが今年も咲いた。紫色の大振りな花。華やかで、美しい。葉は奇妙にくねくねとねじ曲がりどこにでも絡みつく。悪女の深情けという言葉を思い浮かべてしまう。なんて酷い奴だ、私は。

八ヶ岳だったか、軽井沢だったか、もう名前も忘れた庭園にあった売れ残りのしおれたクレマチスだった。遙か昔のことのようだが、数えてみればたった5年前のこと。母も一緒だった。駒ヶ根の揺れる吊り橋も渡ったし、夏の軽井沢の雑踏を一緒に歩き回った。わずか5年前なのだ。

もう近くのスーパーへの買い物がちょっとした冒険になっている。5年前の母と今の母の間には、顔かたちも性格も行動も、100万光年の溝がある。いつの間に。

4輪のクレマチスを見るとため息が出る。先週、葉が一杯に茂り、沢山のつぼみをつけているのを眺めていたら、根元の方に枯れた枝が絡みついているのが目についた。植木鉢の下の方でくるくる絡みついているかなり太い枝だが、葉は1枚もついていない。たまたま花ばさみを手にしていた。ので、切った。それを持ち上げようとして気がついた。先がある。たどっていくと葉が出てきた。さらにもっと葉が。そして、つぼみも…。

枯れ枝だと勘違いして太い方の枝を切り落としてしまったのだ。6輪のつぼみのクレマチス。挿し木にならないかと、いくつかの植木鉢やグラス挿してみたがふくらんでいたつぼみは開かないまま黄色くしなびてしまった。

もしかして、子供たちのつぼみも切り落としたことがあったかも。じっと手を見る。あーあ。

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