あんなこと、こんなこと。どんなこと?

自分の言葉をしゃべりたくなった翻訳者のきままな独り言:多様だから価値がある。反論、異論大歓迎

2011年10月

チェスターの駅前からタクシーに乗り、ついたところはタバコを吸っているおじさん達の群れの真ん前。

P1000631一瞬というか、かなりひるむK子と私。ネットで調べて予約したのだが、旧市街でタウンホールのすぐ近くで駅からも歩いていけるはずの便利な所。写真によると重厚な木の扉で素敵に見えたんだけど。なんだかんだあってすでに夕刻、キャンセルすれば全額没収、入るしかない。東洋人も黒人もあまり見かけない街で、地元民しかいないような居酒屋へ、好奇の目にさらされながら恐る恐る入っていく。

361中は大盛況。座席どころか、立っている人で埋まっている。人波をかき分けた、一番奥、バーカウンターのすぐ横のキャッシャーが受付だった。頬が丸く赤い、おとぎ話に出てくる気の良いお兄ちゃんそっくりの若者が立っていた。ここは一族が経営している昔ながらの旅籠で、彼の話によるとこの建物は1470年代に建て直された、町で一番古いパブなそうな。[リンクをたどって改めてこのパブの歴史を読んでみると起源は11世紀にさかのぼる。ふーん]こういうことでもなければ多分入れない地元の人たちで一杯のパブ。うん、気に入った。357

すり減った階段はぎしぎし文句を言うだけではなく、はっきりとかしいでいる。上っていくと自然に体が横にかしぎ、少々目眩を感じる。部屋に作り付けの大きなワードローブはもちろん床がかしいでいるせいで力を入れなければ上手く開け閉めが出来ない。おまけにベッドに寝るとぐらりと横に転がりそう。

356バスルームは近代的でパワーシャワーまで備えてあったが、バスタブにお湯を満たそうとしても蛇口が動かない。頬の赤いお兄ちゃんを呼ぶと、テーブルナイフを持って飛んできた。修理も全て一族でこなしているらしい。で、彼が触ると簡単に動く。やってみるが、私の力では全く動かない。K子だと動かせることが判明。単に私が非歩力なだけだったw。

この宿はガラスも昔ながらのガラスがそのまま残っているようで、面白い模様がついている。パブの羽目板も、何もかもいかにも古いぞ、オリジナルだぞのオーラが伝わってくる。朝食も、ペンザンスのB&Bでは食事が売り物で、フランス人のシェフというご主人が朝から焼くでできたてのクロワッサン他の美味しいパンにスモークサーモンやスクランブルエッグなど、非常におしゃれだったのが、一転、ここでは中世らしくw、ブラッドソーセージがついている。いかにも男性向きだったが、もちろん、こわごわと、でも完食。しっかりとお腹にたまる。さあ、今日も歩くぞ。P1000724

チェスターの街のことを書くつもりで宿のことだけで長くなってしまった。ここには3泊したが、ランチもビールも美味しく、ベッドから転がり落ちもせず、楽しかった。目玉焼きの上がブラッドソーセージ。その横は手作り感満点のポテトでここのが一番美味しかった。次回に続く



小さな写真はクリックすると大きくなります。[窓枠のペンキの厚さをごらんあれ。何度塗り直されたことか]


ペンザンスーWightwick Manorーチェスター、6497歩

P1001423[追記あり]風評も何のその、恐れるもののない?中高年の特色を生かして、福島の農協に注文していた「がんばるぱっく5」が到着しました。

美味しそう。

中身は
福島市産りんご6個・福島市産きゅうり5本・福島市産たまねぎ3〜5個・福島市産じゃがいも(キタアカリ)500g・福島市産ハウス生しいたけ1袋・JA新ふくしま管内で作られ厳選された大豆と米で作った愛菜味噌1kgの詰め合わせ、10月25日までの期間限定販売

これで2500円。送料無料。あ、勿論、放射線は不検出で安全です。

[追記]17日朝のNHKあさイチで、実際、毎日の食事にどのくらいの放射線量が含まれているかを調べる実験をしていた。全国から数家族が選ばれ、1日3食、7日間分の食事を最新鋭の放射線測定器に、通常20分程度かけるところを2時間かけ詳しく調べた。

この家族の中には、原発から60キロ圏内に在住している9ヶ月の幼児を抱えた一家と、同じく60キロ圏内の農家で水も地下水という、ここも幼児を抱えた一家も入っていた。9ヶ月の幼児を抱えた母親は、これからも福島に住みたいと、応援する意味で福島産を選んで購入しているという。農家の方は自宅で栽培した米や多数の農産物を毎日食べている。

祈るような気持ちで、結果を待った。9ヶ月の幼児の一家からは無検出。農家の方は、1週間のうち1回だけごく微量が検出されただけだった。心からホッとした。ちなみに、北海道や東京など3家族の食事でも1週間のうち1回だけごく微量が検出されたが、全く心配する必要のない数値とかで、専門家が含まれている線量が少なくてかえってびっくりしたというレベルだった。やれやれ。これで風評被害が少しでも少なくなればいいのだが。

ついでに、参加している支援ファンドについても、繰り返しになるかもしれないけど、情報を。これは例えば、5000円寄付で5000円出資の形をとります(企業により金額が異なるようです)。地震と津波で苦境にある企業に手をさしのべるもので、上手くいけば出資者に配当として、海産物など、その企業の製品が現物が提供されます。上手くいくことを願って出資するのですが、そう行かない場合も当然あるでしょうから、あくまで、自己責任、1万円寄付のつもりで応援したい方はどうぞ。

気仙沼応援ファンド
【石渡商店ふかひれファンド】
 昭和32年、気仙沼で創業。石渡商店のこだわりは、ふかひれの形が崩れにくい独自の製法といつでも作りたての高級中華料理店の味をお届けすること。
 シェフ、消費者を問わず多くのリピーターがいます。 投資家特典:初回出荷分の特製ふかひれスープの進呈など 詳細・お申込:
 
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=173


【丸光食品ファンド】
 気仙沼で唯一の製麺の会社として、味にかけては自信の麺を作ってきました。
 そば・うどん・焼そばは地元の人が慣れ親しんだ味で、海鮮ふかひれ生ラーメンは、 全国的にも人気の商品。工場は全壊しましたが、新たな工場から再建を目指します。投資家特典:「気仙沼麺セット」を進呈(3口以上)など 詳細・お申込:
 
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=165

南三陸応援ファンド
【南三陸 伊藤サケファンド】
 伊藤(株)は宮城では1番の水揚げである秋サケ、めかぶ、夏にはギンザケ、 タコなど、季節の水揚げの販売を通して、南三陸から美味しい水産物を 全国に届けています。
 震災後は、最低限の設備から準備し、トラウト、秋鮭、タラなどの卸販売から 開始を行っていきます。

 投資家特典:「秋鮭と生筋子の親子セット」等(3口以上から) 詳細・お申込:
 
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=197


【南三陸 マルセン食品ファンド】
 マルセン食品は、昭和30年前半、蒲鉾造りの会社として創業しました。
 近年は広く地域の食材を利用した水産加工品の販売を手掛け、 昨年には、店舗、加工場をリニューアルしたばかりでした。 震災後は、いち早く移動販売車を購入して、避難所や仮設住宅など、地域の巡回販売から事業を再開。現在は、自社工場の再建に向け動いています。 投資家特典:揚げかまぼこ 詳細・お申込:
 
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=199

その他多数の企業が応援を待っています。支援ファンドをクリックしてみて下さい。

P1000612[追記あり]ペンザンス8:28発、バーミンガム乗り換えでウォーバンハンプトンに向かった。目指すはWightwick Manor and Gardensだ。駅からタクシーに乗る。事前の調査ではバスがあるはずだが、なんせ時間がない。ビクトリア時代後期のこの建物と庭を見た後、今宵の宿のあるチェスターまで行かなくてはいけないのだ。

この国はどうなっているのか、客待ちしていたタクシーは、目を見張るほど、シートもドアの内側も破れ放題のオンボロ車だった。運転手はターバンを巻き、ここいら辺りはタクシーという職業はインド人が独占しているのかもしれない。帰りも、後にチェスターで乗ったタクシーもインド人だった。

場所を知っていると言いながら、どうも怪しいと思った通り、なんと裏口から直接、人が列を作っている建物玄関の真ん前に横付け、衆人環視の中でタクシーを降りる羽目に。何事、と中から係員のオバサンが出てきて荷物を預かってくれたが、ここは少人数ずつ中に入れる時間予約制で、そこから庭を通り遙か正門近くの案内所へ。1時間近く待ってようやく建物の中に入ることが出来た。P1000622おかげでゆっくり庭を観賞できたが。

P1000615それにしても印象的な建物だ。ここは何でもウィリアム・モリスのコレクションでは有数らしい。二階にはモリスの壁紙のサンプルがずらりと並び、注文も出来るようだ。が、ここは何よりも内部の調度が素晴らしい。個人の邸宅で今まではあまり知られていなかったらしいが、最近、テレビで何度か取り上げられ、以来、観光客が増えているとか。写真は一切禁止。残念。オリジナルの絨毯だとのことでここから先は踏んじゃダメとか、この椅子は座ってはダメとか、なかなか厳しい。アート&クラフト運動の影響を受けた生きた事例のような場所で、各部屋の壁紙や家具類、絵画と、面白い。建物や壁紙、柱の細工、こういう物は現地に行くしかない。

P1000627自然な美しい庭で、気持ちがよい。モリスのショップもあり、ここで上の娘のために買い物バッグを購入したが、感心しなかったようでちと残念。P1000617

ここで問題が発生。見学を終えて建物を出たところで預けた荷物を受け取りに入り口に戻るとすでに鍵が!慌てて出口に戻り、そこから中に入りようやく荷物を取り返すことが出来たが、壁紙修復の寄付を頼まれる。剥がした物を小片に切って送ってくれるとのことだが、日本まではどうのこうのと長くなりそうなので、丁重にお断りする。帰りのバス停を聞くと正門近くの案内所で聞くようにとつれない。まあ、当たり前だが。そこで案内所へ。ガラス戸は閉まっていたが女性が2人まだいる。良かった。バスかタクシーの場所を聞くと、ボスらしい女性がこちらには一言も答えず、横の女性に指示し、近くのレストランまでタクシーを呼んでくれた。呼んでくれたはいいが、こちらのお礼にも、笑顔も言葉も一切なく、無視で、ドアからでたとたん、がちゃんと鍵を締められてしまった。早く帰りたいのに変なのが飛び込んだからだろうが、せっかくの建物と庭だったが、冷や水をかけられたようで、残念だった。

[追記]内部の写真がようやく見つかりました。http://www.owlpen.com/wightwick.shtmlをご覧下さい。その素晴らしさの一部が分かります。この写真は上のリンクから拝借しました。WightwickManor great_parlour[1]

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