あんなこと、こんなこと。どんなこと?

自分の言葉をしゃべりたくなった翻訳者のきままな独り言:多様だから価値がある。反論、異論大歓迎

2012年05月

P1001589なんだか不思議な写真となってしまった。木の枝を見れば手ぶれとも思えないし、きれいな輪になっていたのだが…。[まるで光の胎児が光の輪の中にいるように見えませんか?フィルターを通していない携帯でそのまま撮った写真なんだけど]

母の日に下の娘がオアシスと一緒に日食観察セットをくれた。一生に一度のことのようだし、これでは見なければなるまい。7時半頃と思っていたのに日食は早々と始まっているではないか。もう少し遅ければベランダから観察できたはずなのだが仕方ない。テレビを見て機を窺い、6時半頃ドタバタと日あたりを求めて周囲を一巡、駐車場で確認。欠けとる、欠けとる。辺りはすでに薄暗い。小鳥の騒ぐ声が高い。

一端家に戻ると娘から立て続けに電話。ベランダから見えるという。次にマンションの通路からよく見えると場所を移動。

いよいよ佳境に入りつつある7時20分頃、駐車場に向かうがそこに立って一人で見ているのも詰まらない。娘のところに駆けつける。通路にいるはずの娘はいない。ベルを鳴らすが出てこない。1階下の広場から見ているというので行ってみると住民が何人か集まっている。

早朝は雲で覆われていたのに食が始まる頃から晴れてきて、美しい金環が完成する頃までしっかりと見ることができた。ピンホールシートというのに写すと半欠け状態から小さな輪が沢山並んで見えるようになった。

面白いねと云っている側から雲が出てきた。日食めがねではもう見えない。肉眼でみると薄い雲を通してしっかりと輪が見える。曇りでも太陽は見てはいけないのだろうか、葛藤するが周りはみんなめがねを外して見ている。ちらり、ちらりと見ている内に、曇った日など太陽を見ているじゃないかと自分自身に言い訳を言い出した。娘は雲があれば見て良いわよと妙に断言しながら携帯で写真を撮っている。だよね、と流されやすい私もぱちり。ぱちりの最中に光が急に増したので慌てて目をそらしたのだが、それがこの写真。何だろうねえ。

隣にはおじいちゃん、おばあちゃんに連れられた子供2人。おじいちゃんは大丈夫だよ、めがねなんかなくてもと盛んにそそのかしている。ダメですよ、と隣から自分は見ている癖に、おじいちゃんに朝一番のお節介。

そのあと午後まで頭痛がして、2時間も昼寝をしてしまった。ちらりもやっぱりダメだったのね。小さい子供たち、大丈夫だったかな。

粗読、乱読、失礼
シェルシーカーズ ロザムンド・ピルチャー
世界ぐるっとほろ酔い紀行 西川治
まだまだ云うぞ イギリス・日本 高尾慶子
スコットランドを旅する 辻丸純一
普通の家族がいちばん怖い-徹底調査/破滅する日本の食卓 岩村暢子
ドン・フェルナンドの酒場で-サマセット・モームのスペイン歴史物語 ウィリアム・サマセット・モーム
ダウンタウンに時は流れて 多田富雄
落葉隻話ことばのかたみ 多田富雄
赤絵の桜 山本一力
あかね空 山本一力
ユートピアの終焉-イメージは科学を超えられるか- 小松左京
残夢整理-昭和の青春 多田富雄
ごめんね!お姑さん、お母さん-嫁として娘としてボケと戦う 豊原ミツ子の看老の記 豊原ミツ子
15のわけあり小説 ジェフリー・アーチャー
旅行者の朝食 米原万理
世界ぐるっと朝食紀行 西川治
祖国とは国語 藤原正彦
ラッキーマン マイケル・J・フォックス
チーム・バチスタの栄光 海堂尊
君について行こう 上・下 向井万起男
続君について行こう 向井万起男
太郎物語-大学編 曾野綾子
日本語八ツ当たり 江國滋
日曜哲学クラブ アレグザンダー・マコール・スミス 
貧困の僻地 曾野綾子
闇をてらす足おと 岩下壮一と神山復生病院物語 重兼芳子
東大生はバカになったか(知的亡国論+現代教養論)立花隆
私の美の世界 森茉莉
日本語表と裏 森本哲朗
まともな人 養老孟司
ふつうがえらい 佐野洋子
シングルライフ 孤独を生きる 大原健士郎




P1000823朝、散歩させられた。強制的に…。今日はやることがあったのに…。

事の発端は、もちろん、母。

朝の7時半、電話が鳴った。母からだ。縁起でもないと一瞬思ったが、やはり予感は的中する。
お父さんにはもう我慢できない。家出したけどあなたの家が見つからない。バス停にいる。

どこのバス停だか見当がつかないが、以前連れて行ったジョナサンを通り過ぎたというのでそこで待つように指示すると、閉まっているという。閉まっているはずないよ。あそこはずっとやっているよ、とにかくそこで待っていて。

新聞を読みながら、2杯目の紅茶を飲みかけていて、もちろん、パジャマ姿でまだヨーグルトも残っている。哀しい。哀しいけど、迷子のばあちゃんを、たとえどんなにうるさいとしても、放置できるほど神経は太くない。腹を立てながらあわてて飛んで出た。すっぴん族はこういうときは助かる。

いや、待たした方が良かったかも。呼べばすぐ来ると思っている。腹を立てると、つい、私が3ヶ月も入院したのに全く子供たちの面倒も見てくれなかったじゃないかとまたしても、忘れたはずの昔の腹立ちが戻ってくる。丁度出勤途中の娘と一緒になって、駅まで歩きつつ文句を言うと、あのうるさいおばあちゃんが手伝いに来ていたら、喧嘩になったかもしれないし、窮屈でかえって大変だったかもしれないんだから、そんなこともう言うんじゃありませんと、娘に諫められ、でも、でも、でもと言っているうちに駅前のジョナサンについた。

ところが扉が閉まっている。自転車置き場はチェーンでロックされている。電気はついているし、パンは並んでいるのだが、ドアは開かない。9時開店なのかもしれない。それにしても店の前で待っていればいいのに、どこに行ったのやら。

ぐるりと通りを回る。いない。母のマンションの周りを見て回る。いない。息子に電話する。いない。妹に連絡がないか聞いてみる。ない。ぐるりと回ってジョナサンに戻る。店への出入りもないし、ドアは開かない。自転車置き場はロックされたまま。母はいない。

今度は範囲を広げ、立ち寄りそうな、喫茶店がありそうな当たりをうろうろする。なんど携帯に電話をしても母はでない。3度目の周回で、はっと気づいた。そういえば、隣の駅の名前を言っていた。違うよ、と修正したけど、もしかして、隣駅まで行ってしまったのか。しかし、徒歩5分程度のところも疲れるとか遠いとかいっているのに、そこまで歩けずはずがない。怒りパワーで行ってしまったのか。まさか、最近は手当たり次第の犯行があるが、拉致?いや、犯行を犯すような奴は早起きして訳の分からんばあちゃんを拉致するわけない。金がありそうにも見えないし…。

ようやく、携帯に連絡が入った。ハイハイと上機嫌。気づかなかったわ。いい気なもんだ。ジョナサンにいるわよ。遅いわね。ワタシャもう1時間以上歩いているんだよ。そこがどこのジョナサンか聞いて。あなたと一緒に行ったことがあるジョナサンよ。前にパン屋がついている。いいから、聞いて。

本当に、駅前のジョナサンだった。閉まっているはずなのに…。自転車置き場は相変わらずロックされている。中から人が出てきた。ドアには自動ドアの文字の下にごくごく小さな字で触れて下さいの文字が!慌てている人間にも、目の弱った中高年にも読めるように、色を違えた大きな字で書かんかい!

昨晩、うたた寝している父をパジャマに着替えなさいと起こしたら、怒鳴って手を挙げて叩きそうにした。おむつを替えずにそのまま寝たから、朝起きたら洪水だった。もうやっていられない。ハイハイ。痴呆爺さんの相手は大変だと分かるけど、痴呆なんだから、昨夜のことなど、父は覚えていっこない。

母を近くの美容院に送り込んだ。さっぱりしたら気が晴れるわねとご機嫌の母。お父さんの様子を見に行ってというから、放置と一言。夫婦喧嘩は2人でやって。

今日は、ようやく税務署に青色申告を提出し、年金について聞きに行こうと思っていたのに、もうダメ、疲れた。朝の早歩きの散歩は7000歩だった。

父から電話が鳴った。答えても返事がない。耳が恐ろしく遠いのだから答えてもほとんど聞こえないのだが。見に行くべきか。いや、止めよう。上機嫌になった母がそろそろ戻るはずだ。再度電話が鳴った。もしもしだけで切れた。ワタシャ知らん。知らんからね。もう今日は動かないからね。

[追記:美容院に送っていったとき、3時半からヘルパーさんが来るからそれまでに帰るようにと言ったら、もちろん、そのつもりよといったのに、2時頃メール。どうやらタクシーで移動したらしい。今から映画を見てから帰る。全く一方的だ。すぐにメールして、帰るという約束だというも、返事なし。電話をしても応答なし。言いたいことだけ言った後は携帯はしまい込むらしい。確信犯だね。ケアマネや事業所、お嫁さんを巻き込んで、父の布団やシーツの始末を協議、伝達。5時過ぎにようやく母からメール。ヘルパーさんは忘れていたわ。冒険の巻でした。やっぱり今回も勝てなかった。]

P1000885液晶アナログテレビをデジアナ変換でみている。全く支障はないがBSが見られなくなったので(管理会社経由でケーブル会社に毎月数百円を支払っているのだがBSを見るにはプラスアルファではなく丸ごと支払えとケーブル会社に言われ、そんな理不尽なことには従えない)NHKのオンデマンドで特選パックを注文、PCでみている。

連休前からの恐るべきドタバタと忙しさが一段落し、世界ぶらり街歩きを物色していたら、エジンバラの巻があった。K子と2人でうろうろした町並みが…ああ、懐かしい。というので今回はエジンバラ。NHK表記ではエディンバラ。でもまあ私、昔ながらの日本人だからエジンバラでいいや。

グラスゴーから列車で1時間程度だったが、最初に乗ろうとした列車がファーストクラスが満員だったので
30分待って次の列車にしたがこれが誤算。次の列車にはファーストにはほとんど人がいず、いつもほとんど人P1000965はいないとのこと。じゃあ、さっきのはなんだったんだろう。美味しくお茶とクッキーを食べ(迷っているといくつでも良いよと、2パックくれたw)おしゃべりしているとあっという間にエジンバラ。駅と外が区別がつかず方向指示が変でぐるぐる回る羽目になった。スコットランドはどこも表示が下手な気がする。こっちが悪いと言われるだろうけど。

エジンバラの第一印象は、「なんじゃ、この黒さは」だった。街が黒っぽい。線路脇にスーパーマンに出てきた悪者の巣窟そっくりの真っ黒な塔が邪悪な格好で聳えている。これはウォルター・スコットを記念した塔だと後で分かったが、黒すぎる。ひとしきりK子とこれは線路脇にあることだし、長年の蒸気機関車の煤がついてそのまま染みついたに違いないとの結論を出したのだが、単に、ここいらの岩がこういう色をしていただけみたいw。

P1000950しかし、こういう黒っぽい岩でできた建物が多いこと、寒いこと(グラスゴーと気温はほとんど変わらないように感じたが、グラスゴーで見かけたヘソだし姉ちゃんはもちろん、薄着の姉ちゃんも見かけなかった)、曇り空が多いことが人間の心に影響するのは当たり前だろう。コナン・ドイルやスティーブンソンがここの出身と聞いて納得。教会ではナイトツアーとか、薄暗くおどろおどろしい。なんせ何度も戦いをくぐり抜け、血塗られた歴史が色濃いのだから怪しくて当然か。NHKでその近くの教会がボルター・ガイストで有名だと紹介していたが、もっともそこの牧師さんはツーリストを呼ぶためだと笑っていたが、旧市街はそんなことが起きても不思議はないと思わせるところがある。

P1000942B&Bに荷物を置き直ちにローヤルマイルへと向かったのだがタッチの差で5時を過ぎてしまい、土産物屋を物色するだけとなった。ここでK子のカードがなぜだかすべて限度額を超え、使えなくなる事態が発生。でもめげずに私のカードで、もちろん、後で返して貰ったけど、大量のカシミアのマフラー等々を購入。相手がK子でなければ躊躇したかも。息子相手なら絶対に嫌と言うし、娘相手でも一筆書かせたかも(ウソ)。

ずらりと並ぶ土産物屋は中国系と韓国系が目立つ。いくつか入った店の店員にも韓国人と中国人が多かったが、こういうところで国の勢いというのがよく分かる。電気店にはもはやソニーもトーシバもなく、サムソンが席捲。観光客も中国人や韓国人の団体が多く、日本人は見かけない。個人で動くほど団体は卒業して成熟したのか、遠くまで来る物好きな日本人は少なくなったのか。何カ所かで、地元の人たちからニーハオと声をかけられ、毎回、私は日本人と言い返したけど、外国に出ると、突然、がちがちの愛国者になる。

今回選んだB&Bというかプチホテルは、ローヤルマイルまでほど近く、今回の旅行中一番高かったが、その分、部屋は広く、スタッフは親切だった。部屋にトラブルがなければこちらがトラブルを起こす。戻ってきて部屋が分からず騒いだら、1階上だったり、翌朝にはB&Bそのものに入れないと騒ぐ羽目にも。旅も終わりかけで、疲れていたのね。

14470歩

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