あんなこと、こんなこと。どんなこと?

自分の言葉をしゃべりたくなった翻訳者のきままな独り言:多様だから価値がある。反論、異論大歓迎

2012年08月

P1010242数々のトラブルを乗り越え、大雨の予報の中、昔晴れ女の名誉に賭けてわずかな晴れ間の光の中、飛行機は無事に離陸。

一番の心配の種であった父は無事に入院し、妹が駆けつけてくれたので、幼児3人抱えた娘も、出産間近で幼児2人を抱えたSちゃんも、もちろん、私の不在を一番怖がっていた母も、これで一安心。私ってなんてついているんだ。

そして憧れのイタリアは、予想したとおりでもあり、予想を超えてもいた。予想したとおり、過去の偉大な栄光を食いつぶしている国であり、国家は半分どころかもう破綻しているも同然だった。しかし、建物、芸術、予想を超えた規模と美しさで、連日40度を超え、46度にも上った熱い路上にうずくまり、身を投げ出す多数の乞食の現実を圧倒した。

とても1人では行けなかった。南京虫に襲われ、ジプシーの子供に襲われ、1日何リットルもの水を消費しながらの旅は面白く、悲惨で、さながら修行僧の苦行のようでもあり、二度と来たくないと思いつつ、次の瞬間にはまだ見たりないとどん欲に足を進める混沌の旅だった。

娘と娘のダンナNちゃんにひたすら感謝だ。そして無事に旅立てるように祈って下さった皆様に感謝。

写真はクリックすると大きくなります。

父が入院した。昨夜遅く。熱中症だと。家の中は24時間エアコンを付け、リモコンは隠しておいたのだが…。食事があまりとれなくなったのが敗因だ。食べたくない、飲みたくないとなったら全くどうにも手の付けられない父だから手の打ちようがなかったのだ。

考えようによっては、娘やSちゃんたちにとって、一番手のかかる父がいないと楽かもしれない。病院に幼児3人引きつれて暑い中通うなどという無茶をせずに済めばの話だが。病院に誰も行かずに放置すれば、一気に父の痴呆がひどくなり、また寝たきりになるだろう。ここは思案のしどころだ。

明日、出発。今日も寝られそうもない。人参の運命や如何に…。

david[1]へとへとだあ。それでも疾走中。目の前の人参が近づいてくるから。

7月初めに母が倒れたとき、2件の旅行の予約が終わったところだった。1件は、娘夫婦が乗鞍にハイキングに行くのに同行するもので、6月初めに予約、7月中旬に予定していた。もう1件は、6月半ばあたりに突然、娘夫婦が夏休みにトルコに行くと言い出し、誘ってくれたのだが暑そうだからと断った。断ったら、突然、行き先がイタリアに変更。1人ではどう考えても行く勇気のでないイタリアやスペインなら行きたいけどとの私の単なるぶつぶつをダンナのNちゃんが聞きつけ、行きたがっているんだから一緒に行こうよと変更してくれたもの。

だから母が倒れたとき、二重に目の前が暗くなった。両方の予定を娘にキャンセルして貰い、二人も年寄りを抱えて元々無理だったのだと、昔ダンディ、今ダーティの爺さん相手にへこたれていたら、美味しそうな人参が目の前に再度姿を現した。キャンセルしたはずの旅行を娘がキャンセルしなかったのだ。

別々の会社で共稼ぎの下の娘夫婦。これまで有休も新婚旅行と病気以来とったことのない2人だから、今後2人揃って同じ時期に長期間休みを取れる保証はない。それもこの先どれくらい介護が続くか分からないのだから、諦めるな、どうしても直前にキャンセルしなくてはいけなくなったら、キャンセル料を3分の1負担してあげるからとまで言ってくれたのだ。良い子に育ったものだ。良いダンナを見つけたものだ。

上の娘は一家揃って、私の旅行中、泊まりに来てくれると言ってくれた。我が家から通勤することにダンナのSクンもすんなりと賛成してくれたよう。というか、娘が行くよと言ったら、多分、良いよと言ったのだろう。ぼーっとして気が利かないなどと言ってごめん。良い子に育ったものだ。良いダンナを見つけたものだ。

男を見る目のない私に比べ、二人の娘はオオドラの息子と父親という反面教師のおかげで、穏やかで優しい男をちゃんと見つけたのだ。オオドラにはSちゃんというしっかり者のお嫁さんがいて、彼女も、

こちらのことは気にせず、楽しんできてね〜o(^^)oとハートマーク付きのメールをくれた。ワタシャ幸せ者だ。

とは言っても、大騒ぎは続行中で、Sちゃんのお父さんが母の退院後入院するという危ない場面もあった。下の娘に難病の診断が下り痛みは続いている。美術館の予約を取ろうとするとトラブル続出、予約したホテルは恐ろしいほどの悪評判。テレビは壊れ、オリンピック期間中、ワンセグ視聴。おまけに、ここにきて母が不安だからだろう、毎日電話攻撃で呼びつけられパシリと化し、一昨日は父が室内で転びそのまま起き上がれず大汗をかいた。昨日は背中とお腹が痛いとデイケアを休み、病院は拒否。今朝はベッドから起こそうと母が奮闘して腰をひねって寝込む騒ぎに。朝からケアマネサン、ヘルパーさん、何回電話が飛び交ったことか。ようやく、母も無事に起き出し、父もたいしたことはなさそうで、筋肉痛の可能性が高そう。4月頃から父の体重が増えており、そのせいで起き上がれなくなったようだ。下手をすると歩けなくなるかも。やれやれ。留守中、転んだり、勝手にお風呂に入ったりしないよう祈るしかない。

次々と発生する騒ぎの合間に旅行費稼ぎで大量の仕事をこなし、連日の力仕事でアマゾネスに近づきつつある。体脂肪は23%だ。悪いことばかりじゃないね。それにしてもこの先、どうなるのだろう。やはり、娘は正しかった。人参は食べられるときに食べておかねば。さあ、あと3日だ、これ以上、何もトラブルがありませんように…。娘の痛みが引きますように…。

いや、なにがあろうと、行くぞ、遊ぶぞ、楽しむぞ!フィレンツェとローマが私たちを待っている!

お母さんメモ朝7時、電話が鳴った。早朝の電話は縁起が悪い。

母からだった。大変、すぐ来て。お父さんがご飯も食べずに眠いと寝に行ってベッドで倒れている。相変わらずのパニックの声。

息はしている?もちろんよ。いびきは?かいてない。熱は?ない。顔色は、青い、赤い?え、変わらないけど。

朝食を食べ、しかし、シャワーもせずに、ため息をつきながら駆けつけた。

なるほど、ベッドで枕から外れて斜めに寝ている。ベッドに腰掛けてそのまま後ろに転がったようだ。おでこに触ったが熱はない。何より母が氷嚢を乗せていたのを止めさせたのだが、氷嚢を乗せても、おでこに触れてもぴくりともしないで眠っている。まあ、お茶でも飲んでいようよ、とお茶を飲んでいる内にごそごそ起き出してきた。

ああ、眠かった、だと。君は赤ん坊か。かくして数週間の母入院騒動も何のその、母たちと、少々忙しくなった私の日常はまた続きだした。

皆様にご心配をおかけしましたが、脳梗塞を数カ所で起こした母、奇跡的な回復を遂げつつあります。ありがとうございました。ひらがなさえまったく読めなくなり、意味も分からなかったのが、メモを書くまでに回復、いや成長?どういう仕組みなのか、脳の不思議さにびっくりの日々だ。

視野を半分失い、医師に半盲になったから、しばらく付き添わなければ外出は無理だと言われていたのに、昨日、バナナがなくなるころだと届けに行ったら、前日、確かになかったはずのバナナが戸棚にある。ヘルパーさんに頼んだのかと思ったら、なんと母が自分で買い物に行っていた。

細かく目を左右に動かして足下を確認しながらでなければ動けないはずで、室内でも伝って歩いていたはずなのに…。凄い、凄すぎる。

いくつになっても、やろうと思えばできるのだ。諦めないこと、自分を信じること。たいしたもんだね、お母さん。

介護の日程を大きく組み直した。現在、週に2回、夕食の配達を頼み、週1回、父の入浴プラス夕食作り。週2回朝食プラス昼食プラス洗濯。デイサービスは父が週4回、母週3回。ここまでを介護保険でまかなっている。デイサービスを延長して夕食まで頼みたかったのだが、すでに介護保険のポイントをぎりぎりまで使い切っているので延長すれば自己負担となり、金額は忘れたが二桁近い負担となると聞き、諦めた。母は介護認定を入院中に受けたが、まだ当分結果は出ないので、組み直した分、もしかしたら自己負担が発生する可能性もあるが、まあ、当分、仕方ない。

この間まで、朝食や夕食作り、父の世話で1日3,4回も通い、徒歩5分の距離なのに1日2万歩にもなった日もあり、爆発寸前まで行ったが、ようやく時間ができてきた。お金の管理、支払い、買い物にも時間をとられていたが、母が何とかなりつつあるので、これで財布も通帳も返してお役ご免になれそう。しばらく、これでやっていけそうだ。やれやれ。

ここ数週間、お嫁さんのSちゃんのお父さんが喀血して入院し、娘が病気になり、テレビは壊れ、その他諸々、何という日々だったのだろう。Sちゃんのお父さんはどうやら大丈夫そうだし、娘は難病で長くかかりそうだがようやく数年かけて正式な診断が出たので、あとは良くなるだけ。テレビはこりゃ買うしかあるまい。地震が怖いから小さいのにしようと思ったが、トモゾウをゲームで釣っているのであまり小さいと怒られそう。どうしようかな、と平穏な日々が戻って来つつある。


このページのトップヘ