あんなこと、こんなこと。どんなこと?

自分の言葉をしゃべりたくなった翻訳者のきままな独り言:多様だから価値がある。反論、異論大歓迎

2014年07月

P1020179昨夜のこと、トイレのドアを開けたとたん、目の前に巨大なゴキブリが。そしてたあっと奥へ走っていった。
私もあわわと反対方向へ走っていき、スプレー缶を掴んでとって返し、便器方向に多数のスプレーを浴びせると、その巨大なゴキブリが飛び跳ねるのがみえた。すかさずドアを閉め、ドアの下の隙間からもスプレーを2度3度。ああ怖かった。心臓が飛び出そうだった。

生きているゴキブリも怖いけど、死んでるゴキブリも怖いが誰も片付けてくれない。しばらく待ってから、仕方なく覚悟を決め、箒を構えながらエイヤーとドアを開けるといない。あれだけ大量の薬を浴びれば、例えウン年前の殺虫剤であっても生きて逃れたはずはない。飛び跳ねたのがみえたのだし。

トイレには恥ずかしながら本棚があり多数の本、横には買い置きした多数のティッシュや薬剤が置いてある。その隙間かと覗いてみたが分からない。全部出して掃除しない限り分からない。よし、朝にやるぞと思ったが、半分死にかけのゴキブリは一番怖い。見えないからどこか人の目のない遠いところに逃れていって死んだと思うことにした。ある日、ひからびたゴキブリを見つけて飛び上がる予感はあるが、今は飛び上がりたくない…。

というのも、

数日前の朝のこと、下の娘からメールが来た。生ゴミを出そうと思って玄関に置いたまま会社に来てしまったからお願い。

その日も猛暑が約束されていたので暑くなる前にと鍵だけもって家を出た。携帯を忘れたことに気づいたが、すぐゴミだけ出して戻るつもりでまあいいやと、日傘も持たず、サングラスだけかけ、サンダル履きで歩いていくと、娘のマンションの駐車場から若い男性がゆっくり歩いてくるのが目に入った。こちらを見ている。娘宅への階段前まで来ていたが、なんだけ気持ちが悪いので急ぎ足で階段を上り踊り場でちらりと横を見るとその男も上ってきている。

非常に嫌な予感がした。娘宅は3階だが、とっさに2階で横にそれ、ちょっとした空間を経てテラスに出た。そこから医院などにつながっているが、裏の階段からテラスへ行く人は近所の人以外いない。その男がそのまま上に行けば私の思い違いになる。急ぎ足でテラスへでて、自治会事務所に飛び込もうとしたらドアが閉まっている。振り向くと男がテラスの入り口にいてこちらを見ていた。

頭の中が白くなる。そのままテラスについた螺旋階段を駆け下り、走って近所のスーパーに飛び込んだ。足ががくがくした。男はそこまでは追ってこなかった。そのスーパーは10時開店なのだ。危機一髪、開店していて良かった。キーホルダーにはいざというときのために2千円ほど入れている。ぐるぐる店内を回って数点購入してから、目立つサングラスを外し、びくびくしながら遠回りして帰宅した。

腐っていても仕方ない。午後まで待ってから。娘宅に再び、今度は日傘を持ち、サングラスを外し、洋服を着替えて、ゴミ捨てに向かったが、例の男の姿はなく、玄関の中にゴミの袋もなかった。え、捨てたのを忘れたのかなあというのが娘の感想だった。こらこら。

単にたまたま偶然についてきただけかも知れないが、実に嫌な気分だった。周囲は公園に囲まれていて痴漢注意の立て札は立っているが、犯罪はほとんどない地域なのだが。そうはいってはいられないということかも。

いざというときには武器にもなる携帯と日傘無しでは外には出ないようにしようっと。こうかかってきたら、こうポカリとやっつけようと、気分だけは意気軒昂だけど、いざとなったら、きっとへなへなへなとなるかも。

さて、足を鍛えておかなくては。

池田満寿夫の私のピカソ、私のゴッホという本を読み返していたら、弟のテオに無心した画材のリストの中にジンク・ホワイトという名前を見つけた。

かなり大きなチューブ入りの白の絵の具。なのにみるみるうちになくなっていく。恐ろしく、絶望的な思いで眺めていた。昔々の話だが、その当時1本、10ドルほどした。オットの給与は1ヶ月400ドル少々だったか。子供3人に児童手当が出るのでなんとか息をついていたが、かつかつというのもまだ甘いほどの困窮ぶりだった。

6年間一度も美容院に行かなかったし、子供たちの洋服はほぼすべて友人たちのお下がり、私の洋服も貰い物がほとんどで、子供の靴下まで日本に無心して送ってもらうほどだった。

それもこれも家を買ったローンが一番の元凶ではあったが、暮らしていた2寝室のアパートは広々として古風で大好きだったが子供が2人までという決まりで契約更新時は何とかすり抜けたが3人目がお腹にいて半年後には出されるのは必至の状態だった。不動産が活況で見ている間にも値段が上がっていく、どうしようもなく日本から100万円だけ頭金を送ってもらい購入したのだが、無経験、知識無しで利率云々も聞いたこと無し。オットは輪をかけて経済音痴の上、買い物大好き、良い格好しい。半ば騙されるようにして購入した物件は利率が8%を超えていた。まるでサラ金並みだ。かくして、大変な生活が始まった。

オットはサラリーマンだったが、俺は絵描きだと言っていて、私も彼の絵は大好きで才能があると思っていたから言われるがママ必死に工夫、工面して画材代を捻出していたのだが、ある日とうとう奴の我が儘に我慢できなくなった。

娘の幼稚園の代金が払えそうもなく、煙草を止めるように頼んだのだ。その前に娘が吸いがらを食べてパニックになった苦い思いもあり、煙草1本1本に危険とか毒とか書いたこともあったのだが無視されていたこともあった。煙草を止めないと幼稚園を止めさせなくてはいけない。絵の具もこれ以上買えない。

切れましたね。切れやすい男だとは思っていたけど、そこいらにあった絵を何枚も椅子の背中に打ち付けて破り、果ては壁を拳で叩いて大きな穴を開け、拳にヒビが入り病院に連れて行くことに。どうして絵を破るのを止めてくれなかったのと後で甘ったれた愚痴を言っていた。

本当に馬鹿な男だったなあ。

8年後だったか、帰国のために家を売却したが、あれほど苦労したのに結局元本は減っておらず、手元にはほとんど残らなかった。頭は使うためにあるとしみじみ思い知ったのだが、おかげでスリルとサスペンスに満ちた充実した10年間の海外生活になったのだし、困窮していたからこそ人の情けも分かるようになって大人になったのだから必要な通過儀礼だったのかもしれない。

P1020183て旅も4日目、前夜はフロントの女性にホテルお勧めではないあなたが好きなお店を紹介してと迫り、小さな文字の名前以外には何も表示のない、ちょっと変わった口コミ以外一切広告無しという小さなお店で気分良く飲んで食べて騒いで久しぶりにご機嫌となった。近くにこんなところがあればなあ。

永平寺の帰りに一緒だった女性が福井泊まりを金沢に変更したいとホテルに連絡を取ろうとしたら10分ほどキャンセル可能な時間を過ぎていて諦めたのだが、昨夜はどこに泊まったのだろう。足跡があちこちで重なっていてまた遭遇しそうでしない。おかしな中年過ぎの一人旅の女性があちこちうろついているので楽しい。

金沢8:20発のはくたかで直江津を経由し長野には昼少し前に到着。怪我をした若者が列車に乗っていてひとしきり騒ぎとなったがたいしたことはなく良かった。妹がくれた液体アルコールを非常用に持ち歩いているのだが、役に立った。やっぱり備えは必要ね。

長野駅から外に出たところで、例の若者に山の帰りというおじさんが肩を貸して歩いているのに遭遇した。お節介なもので自分は骨太の男の子に肩など貸せないからと口だけ出して列車を下ろすのをお願いしたら、おじさんは律儀にも自分の荷物を片方の肩にかけ真っ赤な顔をしながらどこかに連れて行こうとしている。良いことしているね、おじさん。蜘蛛の糸が少し太くなったよ。

まっすぐ善光寺に向かう。実は隣接する城山公園内に谷口吉生設計の長野県信濃美術館と東山魁夷美術館があるのだ。といっても、休館日。こういうこともあるさ。次回の楽しみが1つ増えたというものだ。外をぐるっと回っただけではあまり面白くない。ま、しょうがない。

善光寺ではお戒壇巡りへ。前日の那谷寺でも暗い中をぐるりと廻ったが闇が違う。本堂の下に続く階段を下りると完全な闇。すり足で壁に沿ってそろそろ歩く。すいていて良かったがそれでも後ろから男性に追突された。しばらく行くと縦長の金属の棒のような物が手に触れた。ドアが開くのかとガタガタやったが動かない。何せ力がないからそのせいかもと先ほどの男性を呼んで試して貰ったが何も起きない。そのうち目が慣れたら何かみえるかと思ったが何もみえないまま階段を上ってやれやれお戒壇巡りが終わった。そこの女性に先ほど金属に触ったがと聞くとご本尊と直接つながっているのでそれを触ると運気が上がるのだという。一杯触ったから仏様にも覚えて貰えたに違いない。先ほどの男性が後からよろよろ上がってきたのでエラソーに、良かったねとサービス。

P1020198これで運気が上がったはずだ。お腹をすかせて軽井沢のニューアートミュージアムに駆けつける。設計は西森陸雄。前回美味しかったので期待してきたのだがランチも軽食も臨時休業。前回は美術館は休みだったがレストランは開いていた。どっちの方が運が良かったのだろうw。

六つの個展と題した展覧会が開催されていて、草間彌生、千住博、奈良美智、船越桂、サイトウマコト、井上有一が各部屋に展示されていた。だーれもいない。最後の草間彌生の部屋に親子連れが1組出て行く寸前だっただけ。監視する人もいない。何も分からないくせにあんた何しに来たのよと強面の作家の方からじっと値踏みされているような落ち着かない気分になってくる。

この美術館の好きなところはレストランだけではなく、画廊とショップも質が良いところ。画廊にも客はおらず、ゆっくり作品を見て回る。

P1020206雲行きがおかしいが降られずにアウトレットに到着。増床とかで店舗があちこち移動しており、それに伴いバーゲンも。Tシャツを買いに来たのだが輸入品の麻のひまわり柄の元値2万近くのパンツを1000円で購入。やっぱり運気がアップしたんだw。軽井沢まで来ると帰りの時間は余り気にせずに済むからありがたい。買い物を済ませて駅まで来ると土砂降りの雨が降り出した。おぎのやの最後の1つの釜飯を手に入れたが買い物をしている間にソーセージ店は閉店。かくして4日間の旅は終わった。

母のところにひまわりパンツを履いて行ったら、変なパンツを履いているねと言われてしまった。着心地最高よ。

16779歩 写真はクリックすると大きくなります。一番下は霧の軽井沢駅


[追記あり]ここはかなり有名な温泉地という印象しかなかった。サッカー命の若い旅人romitouさんのブログを読むまでは。片山津温泉の街湯という銭湯を谷口吉生が設計しているではないか。片山津?加賀温泉という温泉地があると思っていたのだが、どうやら加賀市に山中温泉とか山代温泉とかいくつかの温泉があり加賀温泉郷というのがその総称らしい。調べ始めたら加賀温泉駅という駅がありそこを起点にキャンバスという巡回バスが山まわりと谷まわりの2種類運行されており、色々興味を引かれる場所があることが分かった。
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ところで、このromitouさん、ブログのロックとサッカーの部分は両方にうとい私には意味不明な言葉の連続なのだが、建物やアートの趣味が不思議にダブっていて、旅先も似たようなところを選んでいる。しかもいかにも若い男の子っという感じなのだが(分かるところはw)、私好みの素敵な言葉のセンスをしている。息子もこの頃はこんな感性をしていたのだろうか、下の娘の旦那ノンチャンマンと何だか似ているような。そんなことをつい思いながら読んでしまうのだが、あと30年は経たないとこういう読み方もあるとは分からないだろうなあw。

P1020092どうやら北陸は私にとっては未知の宝の山だったらしい。がここでも足という問題が立ちはだかった。romitouさんは元気に自転車を借りて回っているが、考慮するまでもなく私には無理。山まわりと谷まわりのバスはそれぞれ全く別方向を1時間ほどかけて一方方向に進んでいく。つまり一旦乗ったら途中で下りると次の便を待たねばならず、次の便までの待ち時間は様々。当然平日は便数が減り、おまけに山方面も海方面も見たい場所があり、最終バスがでる5時までにぐるぐる回らねばならない。2日間乗り放題+4ヶ所の入場券付きで1500円(除外ヶ所があるが1ヶ所の入場券が400円なのでこれだけで元が取れる)というパスポートを購入することにして、停車場所入りの時刻表を入手し、この難解なパズルに頭を絞った。

で私の組み立てたプランは次の通り。かなりゆったりと見物できたし、見たいところも網羅できたと、自画自賛。

P1020119金沢発08:48、加賀温泉駅着09:15。まず9:20発の山まわりキャンバスに乗車。詳細に書き込みをした時刻表はどこかに消えたので、この先は辿った場所名のみ。
魯山人寓居跡いろは草庵→徒歩で山代温泉総湯、古総湯辺りを散策→那谷寺→加賀温泉駅 
海まわり出発まで30分近くあるので駅周辺のマクドナルドで信じられないほど不味いチーズバーガー(昔よく食べたけど、この不味さは一体どうしたのと言いたくなるレベルだった)
午後は海まわりで石川県九谷焼美術館→中谷宇吉郎雪の科学館から徒歩で片山津街湯→加賀温泉駅

P1020152雪の科学館の代わりに北前船主屋敷を最初は予定していたのだが、バスの運転手の方が科学館は磯崎新なのに見なくて良いのかと知らせてくれ、急遽予定を変更した。他にも九谷焼窯跡展示館だの漆や漆器の工芸館、もちろん様々な温泉地や多数の自動車やお菓子等の博物館、お寺も経由するので、折角2日間のパスなのにと少々残念だった。バスには一握りしか乗客はおらず、所々で私1人ということもあった。観光客の主流は車なのだろうが、バスはいつまで継続できるだろうか。

面白い、なのに腹も立てたのが九谷焼美術館。建物も周辺の公園も素晴らしい。ユニークで優しく、美しい。両方とも設計は丹下健三門下だったという富田玲子。すぐ横に加賀市立中央図書館も建っていてこれまた環境に溶け込んでいて良い感じ。こちらの設計者は分からなかった。

九谷焼に特化した美術館というのはここだけだそうだ。九谷は実を言うと少々苦手なのだが、他ではなかなか目にしない逸品もあり、赤絵の部屋が特に印象が強い。公園と建物の佇まいに高揚した気分で館に入るとすぐになにやらかなりの音量の声がする。
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数人の来館者を前におじさん学芸員が熱弁をふるっていた。遠くにいると思ったら入り口に戻り講義し、また次へとめまぐるしい。ここにも鑑賞者がいるのにお構いなしに会釈1つもなく、どけと言わんばかりの態度。失礼な人がいるものだと思いながら、別のブース、別の部屋へと逃れて展示品を見ているとやってきて同じ事の繰り返し。赤絵の美しい物があったのでゆっくりみていると、体に触れそうなくらい真後ろから大きな声で解説が始まった。あわてて飛び退いたが、傍若無人にもほどがある。這々の体で逃げ出した。いくら知識があってもこういう気遣いのできない奴のことを無教養な人という。

P1020157一番の目的だった片山津街湯は柴山潟に面したガラスの建物で、浴場もガラスに緑が映えて気持ちが良い場所だった。しかし、しかし、同じく潟に面した雪の科学館から汗をかきながら強い日差しの下頑張って20分ほど歩いていったのに、ゆっくり入れなかった。2分で降参した。浴槽が2つあり、あまりに熱いので地元の人に聞くと、こちらはぬるい方、もう一方はちんちん沸いとる、そうだ。その沸いとる方にじっと入っている人がいるのだから慣れって凄い。片山津は他より熱いらしいから熱湯が苦手な人はお覚悟を。

P1020150雪の科学館は鉛筆型のとんがり屋根が特徴的な小さな科学館だが、人1人いなかった。入り口の人に短編映画を見るか聞かれる。毎時の上映だが私が見なければ中止するとのこと。すぐ出ても良いですからの言葉に断れずみるが、この中谷博士についての短編映画が予想外に面白く最後まで見てしまった。以前、北海道旭川で雪の美術館の大きな氷の壁に圧倒されたことがあったが、博士は雪の結晶の研究なのでそういうことドラマチックなことはなかった。磯崎新だというので期待したが、中心の白く塗った太い木の柱に大きな亀裂が走っているのを見つけた。構造上大丈夫だろうか。この科学館の潟に面したガラスの喫茶室はどうやらイベントのための模様替え中のようで入れなかったが、もし次があるなら是非入ってみたい。

16331歩 写真はクリックすると大きくなります。
上から順に県立九谷焼美術館横の古九谷の杜親水公園、
魯山人寓居跡いろは草庵(小さいがしみじみする。お茶のサービス付き)、
那谷寺(特別拝観は無駄だった。本尊には岩をよじ登るのだが登山用の靴を履かなければ無理みたい)、
雪の科学館、
九谷焼美術館のトイレ、
片山津街湯(クリックして大きくなったら分かるが、実は上階のカフェで1人パソコンをしている男性を撮りたかった。物見高いね。カフェは営業中にもかかわらず人影もない。気持ちの良い素敵なカフェなのに)
雪の科学館附属カフェ

P1010995今回の旅は3泊とも金沢の香林坊という繁華街、グッチの隣の新しいホテル。前回泊まったときが好印象だったのだが…。グレードアップしてくれたから良かったのだろうが、落差に落ち込む。まあ、最初の泊まり客にはサービスするものかも。フロントは親切だったが、色々不具合が生じ、駅から遠いのもやはり大きなマイナスで、次回はもう泊まらないかな。

2日目、前日は薄曇りだったが、晴れている。日傘は持参したし、大きな雨傘を進呈してきて正解だった。金沢発8時05分のサンダーバードに乗り込む。福井まで1駅。1時間かからない。がそこからが遠い。えちぜん鉄道勝山永平寺線に乗り換え終点勝山に9時48分に着く。目的の恐竜館(設計黒川紀章)までの足はコミュニティバスしかないがこのバス、土日以外は本数が少ない。コミュニティバスは9時50分駅前発で、これを逃すと当分ない。次の目的地から逆算し、頭を絞るとこれしかない。気まま旅が好きだが足がなければ動けない。くたびれたたった2本の足だけじゃどうしようもない。

勝山までのローカル線は1両のみ。女性のアテンダント付きだが客も片手で数えられるほど。人件費も出ないだろうなあ。福井で恐竜館往復のパスを勧められて購入したが、絶対のお勧め。1日この線がフリーになるし、恐竜館の入場料、バス代込みで1900円。勝山までが片道770円!ね。と書きつつ、バス代を払ってしまっていたことに今頃気づいた。ま、いいか。

のんびり電車に揺られていると左側前方、山の中腹に銀色に輝く卵のような物体がみえてきた。これだけでガラにもなく気分が高揚してくる。土日はかなり混むらしいが、ちびっ子たちで満員だと騒ぎとなるだろうなと笑いがこみ上げる。なかなかの導入ではないですか。

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恐竜館の前のベンチには恐竜たちがお出迎え。恐竜と並んでもちろん記念写真を撮り、撮ってあげる。銀色の卵を見たかったのだが正面からでは無理で写真を撮りあって知り合った女性と話が盛り上がって建物後ろの坂を上ろうと考えていたことなど失念してしまった。後ろの壁がなかなかユニークで面白そうだったのだが。建物の真ん中に卵形にトップライトが開いていて、中央が大きく開けているので長いエスカレーターが何本か通っているのがみえる。面白い建物だねえ。

P1020057こんな年齢の女性で恐竜博物館に一人で来る人などいないだろうと思っていたが何人か目についた。おまけに驚きは大人の多さ。遠足らしい幼稚園児の集団もいたが、ほとんどが大人の個人客でそれも平日だというのに結構混んでいる。こんな不便なところまで。電車のアテンダントは土日はゆっくり見られないくらいといったが、本当なのか。恐竜好きな人が多いのね。

8歳のトモゾーと34歳のノンチャンマンに中に恐竜のプラモ入りの恐竜の卵のお土産を買う。娘にトモゾーを何歳だと思っているの、喜ぶのは4歳のコーチャンだよと言われたが、ノンチャンマンは大喜びしてくれたぞ。私だって欲しいくらいだ。

コミュニティバスの連絡に上手く間に合い、同じく一人旅の彼女と永平寺に向かう。彼女の趣味は御朱印集めのようだ。ご主人を2年前になくしたとのことだからそのためかと思ったら、女は早いのよ。すっかり立ち直っているわとあっけらかんとしている。ふーん。

P1020077永平寺で運良く何かの供養に居合わせた。朱色の袈裟のお坊さんを含め、11人もお坊さんがお経を唱える豪勢なお供養だった。禅宗らしいドラや鈴の鳴り物入りのお経は、さすが11人も声を揃えているだけあって、音楽的で素晴らしく迫力があった。彼女と一緒に最初から最後まで見物してしまった。ついでといっては何だが、心の中でお父さんも聞こえる、と聞いてみたがもちろん返事はなかった。

12657歩 写真はクリックすると大きくなります。

P1010948[ちょっぴり追記あり]さて旅行の最中に仕事の依頼を受け、帰宅以来ドタバタ騒ぎが続いていたがようやく見直しを残すのみとなった。めでたいめでたい。といっても見直しに時間がかかるのだが、ひとまず安心してしまうのが私の悪い癖。でも一旦寝かせて熟成しないと見直しなどできっこない。脳みそが勝手に誤字も正しく読んでしまう。人間の頭って不思議と、とりあえず前置きで自分の怠けぶりを言い訳しておこう。

梅雨時の旅行、かなり心配していた。いくら晴れ女だと豪語していても梅雨だものねえ。と言うわけで防水スプレーを購入、前日に晴雨兼用の小さな日傘とスニーカーにも有効とのことだったので疑りながらスニーカーにたっぷり振りかけておいた。

で、その効果を試すためかw、旅行の朝は豪雨。ゴロゴロを引っ張り、日傘じゃいくら何でも無理なので一番大きなビニール傘をさして敢然と雨の中に。これほどの豪雨は想定外だったので、つま先にはたっぷりスプレーしたがスニーカーの甲部分は忘れていて靴下に染みこんでくる。防水だろうが頑張れ。地下鉄の駅にたどり着いたときにはズボンは腿の辺りまでぐっしょり、足下はじゅくじゅく。あらまあ、なんて幸先が良いんでしょ。

しかし、濡れていても私には馬鹿げた強い確信があった。そう、私は晴れ女じゃ。これいじょう降られるはずはない。東京駅で珈琲を買う際に売り場の女の子に傘を贈呈した。喜ばれた。よっしゃ。ありがとうを1個ゲット。

9時まで待って越後湯沢で前回は食べたくても食べられなかった爆弾おにぎりを購入。早朝に自宅で少なめとはいえ朝食を食べてきたのだが魚沼産コシヒカリのおにぎりを食べてみたかったのだ。目の前で握ってくれるのだがその大きさにびびる。どう考えても食べられっこない。小さくて良いのでと言ってみるが案外食べられてしまうものですと新生児の頭ほどもあるおにぎりを半分に切ってパックに入れてくれた。結論、2回に分けてだが3時までに食べてしまった。美味しかった。私のお腹、凄いねえ。P1010975

最初の目的地はミュゼふくおかカメラ館↑。設計は安藤忠雄。6月初めまで中井精也の「1日1鉄!」をやっていたので見たかったのだが、現在は「篠山紀信展写真力THEPEOPLE by KISHIN」を開催中。8月31日まで。中井精也は700円で篠山紀信は1000円。ふーむ。もちろん、天下の篠山紀信、良いですよ、でも土門拳のような写真が好きなのでちょっと…。建物はもちろん、安藤さん。良いですねえ。美しいですねえ。スタッフの方が親切で建物が好きでという話をしたら作品以外ならと館内を撮らせてくださった。ちっちゃなデジカメで腕も悪いのに申し訳ないがありがたい。

P1010989
金沢に向かい、周囲の環境が抜群の石川県立美術館(美味しそうな物が並んでいてロビーの喫茶店が良さそうだったが行列をみて諦めた。無念。携帯を美術館の深いソファーの上に忘れて取りに戻るという騒動も)から、玉川図書館へ回った。谷口吉生設計のこの図書館は居心地の良い、とても素敵な図書館で、近所にあったら毎日通いたくなるようなそんな図書館だった。2階の小さな喫茶室でゆっくりしたが、緑のみえる窓辺で本を読むのも気持ちよいだろうなあ。

タオルをぶら下げ市内のみろく温泉元湯へ。地元の人のための銭湯なので石鹸その他備え付けはない。すぐのぼせるので早々に上がったが良いお湯だった。

写真はクリックすると大きくなります。真ん中が石川美術館の庭。最後が多摩川図書館の中庭。
13,105歩

P1020208あきのさんご推薦のメーカーのサンダル、ようやく届きました。

あきのさんが履いてらっしゃる可愛い赤の靴は足に合わずに諦めたが、こちらも色も形もなかなか良いではないですか。履き心地はどうかな。家の中で試しに履いて行ったり来たり。

口コミに甲部分のストラップが擦れて痛くて履けなかったとあったので少々心配だったのだ。

そして、擦れて赤くなってしまった。あーあ、甲部分が肉厚なのがダメなのね、おまえもかとがっくりしたのだが、靴箱には新しいまま履いていないサンダルが3足寝ている。これまた寝かせるわけにはいかないと徒歩数分の娘宅まで頑張って履いて行ってみた。

エレベーターなし5階建ての5階に住んでいるところから娘の5階建て3階の住居まで、道のりは3棟ほど挟んだだけのごく近くなのだが5階分階段を下り、3階分上がる。靴にとっても足にとってもかなりの試練だ。

そして、家の中をこわごわ歩いていたときには赤く擦れたのに、下りで足がしっかりとサンダルに収まり、登りも何のその、具合が良いではないか。

ということであきのさん、大丈夫でした。履き心地はとっても良いです。ありがとうございました。

ただし、街中はちょっと無理があるかも。ヤマンバみたいなざんばら髪にサンダルだと徘徊老人に間違われるかも知れないなあ…。

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