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佐藤秀さんのブログでElvisの放送を知り、昼間に8度の熱があって寝ていたというのに夜起き出して見てしまった。こういうときにはきちんと熱が下がるのだ

おおっぴらには言えないけれど、実は隠れファンなのだ。といってももうこの歳になっては誰に遠慮もいらない、誤解されることも怖くない、何でも言っちゃう。20代は実に不自由な時代だった。自己規制でがんじがらめ、まあ、いい子ってそんなものよね。

ブルーハワイは10回ほども見に行ったという筋金入りのミーハーだったのに、20代からの友人たちには趣味はダンモ(古いねえ、モダンジャズのことです)で、社会派の映画しか見ないと思わせていた。若いですねえ。

今回BSで放送されたアロハ・フロム・ハワイだが、1973年に元亭と近所のトンカツ屋でトンカツを食べながら見たことを思い出した。テレビなんて見ないのと気取っていたためにテレビがなかったのだ。幸い小さなカウンターだけの店には客は他にいず、放送の少し前に到着し、トンカツの揚がる音や、キャベツを刻む音と共にエルビスを聞いたのだった。

隣でトンカツを食べていた元亭は5年前に亡くなり、生まれたての赤ん坊だった息子は体重が私の2倍近くもある熊男に成長。人生って不思議。そして、エルビスに文字通りかじりついた日本人らしい女の子に、何やってるの、馬鹿じゃないのと感想は73年と同じだった。

それにしてもキングと呼ばれることがなければエルビスも幸せな生活を送れたんじゃないかという気がする。目標がない。金がある。不幸だなあ。