b4e8d9b6.JPG桜に浮かれているうちが花だった。無事に申告を済ませ、桜は散り、遊び相手の妹もアメリカに帰り、さて仕事と思っても仕事は来ない。いくつか話は来たのだがもろくもぴしゃりと地面に落ちて壊れる感じといえばいいか。

ちょっと、経験したことのない景気の落ち込みように内心冷や汗が出てくる頃、エージェントから正社員の口がかかった。週3日、朝11時出勤で良いなら行っても良いよというとやっぱり駄目。そこへA社から別の口もかかった。こちらは朝10時からだが2ヶ月間という。一旦は面倒だから嫌と断ったのだが、次の朝、手にしていたB社からの100枚程度の契約書の英訳の仕事がまたしてもいきなりキャンセルされた。どうもコーディネーターの口ぶりでダンピングして売り込んできた人にいたようだ。とにかく安い人という注文が顧客からくるのだという。こりゃ当分仕事はないに違いない。で、速攻、電話をして派遣の仕事を受けたのが約1ヶ月ほど前。

外に仕事に行く場合、何が嫌といえば、満員電車とちゃんとした洋服。幸いこの時間、電車は余り混まないのでほっとしているのだが、普段、よれよれのシャツにぶかぶかズボン、好きなときに好きなように仕事をしている生活だから、電車に乗って、ちゃんとした洋服を着るというのが一苦労だ。売るほど洋服はあるが、着ていける服がないのはなぜだろう。暑すぎる、寒すぎる、きつすぎる、派手すぎる、地味すぎる、似合わない…

スーツも何着かあるが、着たくない。なぜか絶対に着たくない。ブラウスも着たくない。スカートなどまっぴらだ。そんなもの着て仕事などできない。そんなわけはないのだが。すっぴんは譲れないので、そうなってしまうのだ。自由業の特権として、どこに行くときでもコットンパンツでまずいと思ったことはなかった。それなのに、今回は外資の金融機関でITでさえスーツを着ている。

おまけに先日、新しいポリエステルとコットンの混紡のパンツにかぶれてまるでセラミックスの大根おろし器みたいに腿からふくらはぎまででこぼこになってしまったので(ケンゾーめ)、肌を極力刺激しない大丈夫そうなパンツは2枚しかない。これにあわせられるものはごく限られる。毎朝、あれこれ着散らしたあげく、大人しそうな私としてはそれなりの服(娘曰く、変な格好)を着て行っているが、夏に向かってますますの窮地だ。何たって、夏はここ数年、ほぼ綿のTシャツかコットンセーターしか着ないからだ。この先どうしよう。