P1000387チェルシー・フィジック・ガーデンを見て回っている間、青い空と黒い雲が交互に現れ、強い日差しと急な雨がそれこそ5分、10分間隔でくるくるやってきていた。まるで山の天気だ。そういえば、空も高く広い。

さすが、世界のチェルシー・フラワーショー。怪しい雲行きにもかかわらずというか、すでに切符は売り切れなので、天候にかかわらず行くしかない人たちでごった返している。寄付を呼びかける募金バケツを持った人たち
の間をすり抜けゲートを入る。前からも後ろからも横からも、様々な言語が聞こえてくる。ここでは英語が少数語のようにさえ聞こえる。ロシア語や中国語や南欧系は声が大きく騒がしいからでもあるけど。

P1000381正面ゲートの写真も撮れば良かったのだが、実は、変圧器を持参というK子の話だったのが、変圧器ではなくコンセントの形状を合わせるだけのもので、前夜、成田で携帯を使いまくっていたK子が早くも充電を試み、携帯から煙が出るという非常事態に。そのためデジカメ充電も出来なくなる可能性もでてきたので写真もちびちび撮ることに。その割りにはピンぼけが多いが、立ち止まって撮ることが少なかったからと言い訳をしておこうっと。

P1000372ゲートからまっすぐな長い並木道が通っており、それに沿って無数の小さな店が並んでいる。ピンぼけだがカメラを頭上に掲げて取った1枚。少しは感じが分かるかな。シャベルや鋏を欲しいが重い。コート類や長靴が格好いい。何とか持ち帰れそうなものはないか物色しながら突き当たりまで行くと、小さな庭がいくつも造ってある。日本人作家の庭もあったがあまり私の趣味ではない。ごめん。ここで雨。強い雨。巨大なテントめがけて走り込むと、そこがメイン会場だった。

P1000383大勢の人と、これでもかという大量の花と。色と香りとで沸き立つようだ。おまけに頭上からはテントを叩く激しい雨音と激しい雷の音がする。日本でもあまり経験したことのないような激しい嵐だ。ということで、前後左右を巨体揃いのロシア語や中国語その他に挟まれ、頭上からは激しい風雨と雷鳴で、ゆっくりと花を愛でると言うより、聴覚と視覚が揺すぶられる経験となった。

P1000384テントが崩れるのではと恐怖を抱くほどだった雨音が少し治まったのを見計らって脱出した。傘は持っているし軽いレインコートは着ていたが足下はあっという間にびしょ濡れになる。しかし大勢の人で走るわけにはいかない。巨大な並木の間を落雷におびえながら通り抜け、スローン・スクエアの地下鉄駅にたどり着くと、そこはもっと人の波だった。シャッターが降りていたのだ。何の張り紙もなく、人々がただ溜まっている。こんなことをしたら日本では一騒動だろうが、ここは英国、人はただ濡れながら立っている!

P1000389バスは何台も来ているがどこを通るのか通過点が分からない。路線図がない。運転手に聞くが人が殺到しているので、当たり前だが、行き先も定かでない人間に親切ではない。仕方ない、近くでお茶でも飲みながら洋服を乾かそうと駅と反対側に歩いていくとナイツブリッジ行きのバスが来たので飛び乗る。言わずとしれたハロッズがある場所。最終日に予定していた買い物を前倒しして乾かしつつ楽しむことにしたのだ。7年前、娘と来たときスローン・スクエア駅前に泊まり、ここいらを歩いたことがあったのだ。土地勘って大事ですよね。

ハロッズを見て回る内さしものぐしょ濡れパンツも無事に乾き、買い物も済ませ、おまけにトラベラーズチェックが使えないことを知り、半額のお総菜を購入(ばかでかい、多分日本では4人前くらいのベリー類がごろごろ入ったゼリーのデザートのおまけつき!)、宿でゆっくり遅い夕食を取る。この時期10時過ぎまで明るくてホント良かった。
12086歩
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