BlogPaint数えてみれば購入してからもう25年も経ったのか。

離婚して帰国し、お金もないのに欲求不満が爆発したのか、セールの看板と友人につられて買ってしまった三宅一生の麻のサマーセーターとコットンのパンツ。

麻といい、コットンパンツといい、じとじとべとべとの日本の真夏に実に具合がよろしい。麻はざくりと肌にくっつかずさらりとしているし、パンツは裏地にガーゼが使ってある。

パンツの方はかなり生地が薄くなってきていて、毎回大丈夫かいなと透かして点検しているが、まだ破れないw。

この格好で銀座にも帝国ホテルにも、ここホテルオークラの大蔵集古館にも行ってきた。25年物の服を着て、それも上下、銀座界隈をうろうろしている人などいないだろう。エッヘンと、自慢したくなった。

断捨離に見事に逆行しているワタシ。

アナログテレビを未だに使っていて、一番見ていたNHKのBSがみられなくなり泣いているが、それでもデジタルを断固として買わないでいる。だって、ゴミになる古いテレビが可哀想だもの。

わざわざ探し出して東北産のステーキを250グラムも頑張って食べ、その数日後の血液検査でコレステロールが一気に260に上昇し、今では毎朝6種類の薬を飲んでいる。でも、すごーく、すごーく美味しかった。これで万全。安くなっているならばんばん食べるよ。福島産の美味しい牛肉、でも探すがもうない。

いくら食用だって、生き物だ。こちらは命を戴いて命をつないでいる。セシウム入りとラベルをつけてくれればいいじゃないか。即死するほどの高濃度は困るが、10数年後に癌の確率が0.5%上昇するくらい何だ。中高年専用とラベルをつければいいじゃないか。あと何年生きるか知らないが、美味しいものを食べて、生産者も、消費者も幸せで、牛も成仏できるなら、それこそ自己責任で良いじゃないか。おーい、福島産の牛肉を売ってくれ〜。