TVの街頭インタビューに女性が答えていた。

危なくって豊洲で買い物とか、考えられない。

先日、友人も電話してきた。豊洲怖いわねえ。おまけに都庁の上層部は腐っているらしいじゃないの。

へっ。地震ですぐにでもつぶれそうな老朽化した、すでに建物が崩れかけていて鉄板の落下事故や混雑から交通事故も頻発していて、アスベスト他数々の問題がつつけば出てくることが確実な、あの築80年だかの築地より豊洲が危険?何だろねえ。

あれもこれも連日TVが豊洲に盛り土がされていないから危険だの地下空間があるから危ないのではとか、地下に水が溜まっていてヒ素だの鉛だの恐ろしい物質が検出されただの煽っているからだけど、少しは本当かと詳しく新聞でもネットででも調べると分かることなのに調べない人が多すぎる。

豊洲の地下の溜まり水から検出された微量なヒ素は基準を下回っている。でこの基準というのが、知ってる?70年間毎日2リットルを飲み続けても健康に問題ないことが基準というのだから日本ってどこまで健康オタクって言いたくなるほどの厳しさだ。自然界に存在する程度で何の問題もないのに共産党は基準の4割(4倍じゃないですよ!)もあると鬼の首でも取ったように騒いで一気に大騒動へ。

また地下水が溜まっていること自体を大問題だと騒いでいたが、まだ地下水の制御装置が動いていないだけので何の問題もない。この地下の浄化装置自体がたいそうな代物で都民がうるさいから念には念を入れて浄化してきれいな水をそのまま排水するというシステムになっている。きれいな水ならトイレとか掃除に使えばいいのだがトイレが危険とか床が危険とか騒がれると面倒だからここまで徹底しているのだろう。

こういう念には念にはすべて税金が投入される。一部の人間が難癖つけて騒ぎ出すのを防ぎ風評被害を防ぐためどのくらい無駄な金が使われているのだろう。気が遠くなる。

一番の問題とされていたベンゼンだが地下室の空気から検出されてない。対して築地では空間計測されたベンゼンの値は豊洲より高い。その上、築地では地面を近辺の海水で洗っている。地下水を浄化した水が建物内で使用されるのも許さないのに、浄化もせずに地下水その他が流れ込んでいる海水で長年洗っているのに誰も何も言わない。

大盛り上がりしていた盛り土問題だが、専門家会議は法的拘束力を持たない外部団体に過ぎない。

考えなくても分かることだが、もし専門家として大きな組織に呼ばれたとき、最善の理想の方策を出すのが当然だろう。責任問題になるのは避けたいし、これでもかという完璧な方法を提言するだろう。金の問題など度外視して。

豊洲全体を盛り土で覆っていたら、すでに汚染対策に500億円以上(最終鉄器には875億円)かかっている*のに、その上に500億とも800億とも言われている資金がつぎ込まれていたことになる。金の必要な事がごまんとあるのにそんな大金つぎ込むかね。普通、安全性が確保できかつ資金が最少で済む方法を考えるだろう。

はっきり言って役人は総じて優秀で真面目だ。技術系の役人は殊更だろう。現場の事情も懐具合も、安全度も分かっている。豊洲は地下水脈が地表近くにまで上昇しているという。なら、水が上がってくることが想定できる盛り土が良くて(土ですよ隙間から上がってくる)、遮断するコンクリートが悪い?おかしい。おまけに後の管理・保全も楽で資金もかからない。で現場はコンクリートによる地下水遮断を決断した。おまけに問題が万一発生したときのために、完璧な浄化システムまで導入したし、地下に機械類が搬入できるようにした。素敵なリスクヘッジじゃないですか。やり過ぎとも思えるけど。

賛成にも反対にも勿論理由はある。利権、利益はどうなっているか、通常、それが一番の理由となる。

築地というブランドや使い勝手から反対する人たちもいるだろうが、中には債務超過等の理由で移転が難しく廃業するしかない業者もある程度存在するらしい。まあそうだろう。オリンピックも絡んで話題の的だから騒げば注目が集まるから自称、他称専門家、マスコミなどが煽る。

福島で分かったことは怖い、恐ろしい、大変だと騒げばたいていの人は調べずに尻馬に乗ると言うこと。視聴率も稼げ、より恐ろしいデマを飛ばした者はテレビ、講演、著作等で大金が稼げること。時間が経たないと結果が出ないのだから飛ばし放題だった。

そういえば福島では妊婦のかなりの割合が奇形児を生むなどとデマを拡散した卑劣な奴らもいたな。日本人として自分の問題とするのではなく、自分から切り離して、来るな、と困っている人たちに追い打ちをかけた人たちだ。

勿論、豊洲に問題があれば、小池さんには大きな利益となる。支持率は今や81%と驚異的な高さに上昇しているという。ま、テレビが言ったことだけど、毎日正義の味方というポジションで映っているから、当然高いだろう。

小池さんは、都議会との対決姿勢、伏魔殿である都議会を暴く、解散する、改革すると言って当選した。当然、対決しなければならない。しかし、武器がなければ有利に議会と戦えない。

豊洲にたいした問題はありませんでしたとは言えない。自分に従わない勢力を支配下に置いてからでなければ。

技術会議が盛り土ではなくコンクリートで遮蔽する方を選び、数百億円を節減したことは、手続き上のミスにもならない、ファインプレーだと私は思うなのだが、それを役人を切り裂く武器に変えた。彼らはもう小池さんには逆らえないだろう。(技術会議は都内部の会議であるし、ここは盛り土、ここはコンクリート、そういう専門的なことを外部に公表する必要があると誰が思うだろう。例えばトンネルや地下鉄の工事すべてでどの技術を使うとか残土をどうするとか、細かく公表することが法で定められているとは思えないし誰も興味を持たないだろう。おまけにその方がよいからそうしようと時間が限られた中で決定したに決まっているし。特定の、決定権を持つ政治家ではない、役人の誰かが決定に責任をもたされるなら、誰が決定したいだろう。一番無難な完璧な方法、つまり一番金のかかるこれでもかのやり方になるのではないだろうか。)

馬鹿らしい、他によい方法があると分かっても、稟議書を書き、回し、いちいち会議にかけ、都議会の賛同を得なければ何も前に進まないことになる。そうでなくてもスピードが欠如していると非難されるのにこの先どうなるのか。

すでに豊洲移転を遅延したことで1日700万円とかいわれている保証金+裁判にもなるだろうから巨額な補償金も発生する。五輪に間に合うだろうか。突貫工事になればまた費用が嵩む。更に完璧を期すとして手直し程度ではない例えば地下室の床を剥がして盛り土を入れ更にコンクリートで固めるなど馬鹿げた工事をする事態に追い込まれたら巨額の費用が…。その間、脆弱な築地が持つだろうか。

言っておくが、都の資金は無尽蔵でもなく、財布がいくつもあるわけもない。完璧な施設など必要ない。基準内の安全な施設で十分だ。完璧を目指すために必要となる資金は、子育てや教育に使って欲しい。介護度4,5という自分で何も出来ないのに施設にも入れず待っている多数の高齢者の救済にも使って欲しい。

小池さんは都民ファーストと言った。その都民とは誰を指すのだろう。全員が一致することなどあり得ない。行き着く先が、美濃部さんのようなばらまき都政で結果大赤字でその後長年苦しむと言うことにならないことを祈る。

*参考引用「ロンドンオリンピックの敷地はヨーロッパ有数の産業廃棄物が投下された場所だったが、ロンドン市が行った土壌汚染対策は60センチの盛り土だった。一方、豊洲の盛り土はじつに4.5メートルである。正確には地表から2メートルの土を入れ替え洗浄した上に、さらに2.5メートルの盛り土をするという“過剰”なものだった」(「築地市場の豊洲移転延期 小池都知事の剛腕に大義なし」)。

早期の豊洲移転を促す意見(経済学者・嘉悦大学教授 盒 洋一氏)

*橋下さんがこの件で盛んに意見を言っている。都内部などから詳しい資料などを入手しているようだ。
http://blogos.com/article/190959/
http://blogos.com/article/191670/
http://blogos.com/article/191645/
などなど