少し前までは何ということもなかったのに、書類がなぜ積み重なっていくのか、実に不思議だ。

予防注射とか、健康診断とか、そうそう骨粗鬆症の検査も、早くしなければ期限が切れる。それぞれに注意書きとか、場所の説明とか、二、三枚の書類が付いてきて、読むのも面倒。手書きして記入するのは尚更面倒。予約をするのをつい忘れ、明日と思っている内に、いつの間にか明日だったはずの日は遠い彼方に消えている。銀行、郵便局、証券会社などなどなどなど、遙か昔に付き合いを断ったところからも個人番号やなんやかんや返事せいと言って来る。

母関係の書類は特に面倒だ。母の住民票はウチからは道路を隔てた向かい側、隣の区なのだ。ただ今施設暮らしで、老健は基本3ヶ月しかいられないというので、とっくに引き払った昔の住まいが現住所となっている。で、区役所には母関係は私の所に届くように連絡してあるのだが、部署によっては情報が届かないので、郵便局に転送願いを出してある。

母関係の書類は母には書けないので私が書くことになるがそうすると代理人届けを出せ等と言われ、その代理人届けには母の直筆の署名が必要というもう支離滅裂なことになっており、一度、字体を変えて提出したら、同じ字だあなたが書いたのでしょうと窓口で実に恥ずかしい目に遭ったので、どうしてよいやら困るのだ。

おまけに現住所をどうするのか、電話番号はどうするのか、施設の入居日などと言われても書類をひっくり返さねばすぐには出てこず、医療保険だ、介護保険だ、それぞれの減免措置の証書だと何枚もあるので証書番号といわれても、どれなのよ、ああ嫌だ、が先に立つ。

結局、住所、氏名の所に母の昔の住所と母の名前を入れ、その下に私の氏名住所を書き入れそれぞれ印鑑を押して、窓口に持っていくとまた一悶着になるので、郵送しようとしたら、返信用の封筒がない。捨てたはずはないと山積みの書類や本や原稿をがさごそ動かし探すがない。説明書を再読したら、返信用の封筒は入れてませんと目立たぬ所に但し書きがあった。

おまけに郵便料金は値上げしたようだが現在、いくらなのか分からない。ネットで調べ、切手を探すが、記念切手ばかりで役所に出すのは腹立たしい。可愛くない80円切手を選びw、奇跡的にみつけた2円切手も張ったが、投函という作業もある。

そうそう裏側にこちらの住所をどう書こうか、これまた悩みの種で、仕方がないので私の住所氏名を書き、括弧して代理人などと余計なことも書いた。母の住所にして問い合わせの手紙を出されても困るからねえ。

眼鏡探しに始まり、滅多にしない手書きであちこち間違え、汗水を垂らしながら、たった1通の書類を処理するのに半日以上かかってしまった。電子メールって実に便利よね。いつになったらメールで処理できるようになるのだろう。