180227顎関節症という腹の立つ新たな病を抱え込んでから5ヶ月。

治ってない。

治らないどころか…重症化。

食事の度に耳元で大きなガクガクという音がして実に神経に障っていた。痛みは徐々に減り、殆ど感じなくなっていたのだが、食事の楽しみが半減していた。クリスマス、お正月という口福の時期をガクガクという音と共にやり過ごし、上の娘からの巨大イセエビもとっても美味しかったがガクガクがなければきっとその2倍は美味しかったに違いないと、美味しいねえを連発する婿殿を恨めしげに眺めたのだったが。

2週間ほど前、鶏の手羽元をお酒と醤油半々に漬け込んで焼いた物を囓っていた。カクカクもがくがくも何のその、エイヤーと囓っていたら、発生源の左顎にかなりの痛みが走った。痛くても食事を中断するようなさなえサマではない。

と、ガクガクが止んでる。あのうるさいガクガクがない。顎は痛いけど、喜びましたよ。ぬか喜びと知らず…。

一晩寝たら元の木阿弥。

で、堅い物を囓って顎が元に戻ったのだからもう一度硬い物を囓れば少々痛い思いはするが元に戻るはず。そう思うでしょ?

で、実行した。

その結果、痛い思いをしたが、再びガクガクが消えた。万歳。

ところが、どこをどうすればこうなるのか、音は消えたが、今度は口が少ししか開かなくなった。痛みは継続。現在は軽減したが大きく開けようとすると激痛が走るし、第一精一杯開けても指1本半の隙間しかない。

バナナもミニトマトも半分に切らないと口に入らない。
土曜日に娘夫婦と出かけて美味しい、自腹では食べない天ぷらをご馳走になった。こらこら。蕗の薹を少しずつ回しながら囓ってこれ1個に1分かかる有様。ワカサギははなから無理と分かっているから(好きじゃないから悔しさは半分だったけど)婿殿に。彼は皿に2匹並べ泳いでるみたいだと喜んでいたけどw。

その昼間は娘が私の大好物のたっぷりと分厚いホットサンドをこれ美味しいよとかぶりつくのを見ながらハンバーグを「分解」して食べた。

口が開けば痛みもなければさぞ美味しかっただろうなあ…。

食物が取れなくなったら動物は死ぬしかない。まだ箸が入る隙間があるから、文明社会だから生きていられるけど、生物的にはもう覚悟をすべき段階なのだろう。

普段、口を閉じておくべき時にも開きっぱなしだからじゃないの、と思ったあなた。次はあなたかもよw。

今日、歯医者に予約が入っている。寒いが頑張って行き、痛い思いをしながら口を、どうやってあけるのかなあ…。

[写真]もう少しで生後1ヶ月。太陽にも世間の風にも当たっていないので羨ましい白いもち肌。泣くときは真っ赤な顔で大口開けて遠慮会釈もなく大声で泣くのだが、寝ているとお地蔵様みたいだ。おちょぼ口に見えるが大きく開けられるって羨ましい。