ワタシは、もちろん、拘るところもあるけど、大部分、まあ、いいかといういい加減な人間である。

ワタシのような人間でさえ、毎日砂塵の中で制約を受けて暮らすというのはなかなか大変なのだが、さすが、ワタシw。様々なことがまあいいかに収斂されていくw。

初日、廊下に養生の敷物を敷いていた職人さんから僕たち上履きを履きませんから、外用の突っかけを履いて下さい。怪我するといけませんので、と告げられた。

??
娘のところでは職人さん全員が玄関で上履きに履き替えていた。そして毎日作業終了時に掃除機をかけ雑巾がけをしていていたく感心したのだが。違うの?

しばらくして分かった。掃除をしないからだ。ちゃんと日程として朝養生、終了時に掃除と書いてある。しかし、家の中は砂まみれで極小の小石も多数混じっているし、金物の削りカスも多数落ちてる。え、え、え、掃除しないの〜。そうか、それで靴を履けと言っているのね。

この怠け者の私が仕方なく毎晩作業終了後に、掃除機を掛け、ウェットシートを探し出してごしごしと床を擦っていたのだが、きりがない。毎日砂塵があらゆる場所に積もる。大量の荷物が積み上げられているので掃除できない箇所の方が多いし、どうしようもない。

そして思った。
ここを日本だと思うからいけないのだ。自分を日本人だと思うからいけないのだ。

世界を見よ。砂漠の民はどうしてる?モンゴルの草原に住む人たちは?
隙間から大量の砂や小石、草切れが入ってくるに決まっている。
馬や山羊などの動物と寝起きを共にしている人たちも沢山いる。それに難民キャンプ。頭の上に何か雨露を防ぐ物があれば御の字ではないか。
いやそこまでいかなくても、災害の度に、体育館で何日もごろ寝を余儀なくされる人たち、砂どころではない心地だろう。いつなんどき私も堅い床にごろ寝せざるを得なくなるかも知れない。

というわけで、気にしないことにした。突っかけを履いて、仮の板を張っただけの洗面所や台所を歩き回っている。時々、サンダルをパンパンとゴミ箱の上で打ち合わせて砂や小石を落としている。当然、しゃかりきに掃除などせず、気が向いたときに気が向いた所だけ埃を払う。

まあいいか、これも一興。と思ったらストレスがだいぶ減ったような気がする。
明日からあと5日。頑張ろうっと。