武蔵小杉のタワーマンション群のうち1棟が台風19号による堤防決壊の余波を受け、電気が止まり、従って水も止まり、よってトイレにも行けない大変な状態になっているらしい。最上階の47階まで、あるいは途中の十数階であってもトイレの度に電気の消えた暗い階段を上り下りなど出来たものではない。

まあ、地震嫌いな私からしてみれば、地震だけではないが地球温暖化が叫ばれ、台風の数も勢力もますます増している昨今、災害の多い日本という国に住んでいてタワーマンションに住むという選択をする人たちのことがよく分からない。

だいぶ前のこと、タワーマンションの最上階に住んでいるオピニオンリーダーと呼ばれる人物と建物のことだけではなく彼の小学1年生の息子の電車通学に関しても論争になったことがある。彼は膨大な蔵書を巨大な壁一面にしつらえた本棚(はしご付き)に収納していて地震のことなど念頭になかったし、子供が通学途中で地震等で停止した際には、誰かが助けてくれる、自分も助けるから心配してないと発言したことに驚いたのだ。

自分は大丈夫、自分の子供も大丈夫と何の裏付けもなく考えられる、なんという幸せな人なんだろう。頭脳は一級のようだが、なぜ思いつかないのだろう。想像力が欠如しているのだろうかと訝ったのだが、彼のような人の方が多分日本では多数派だろう。

人生何が生じるか分からないと考えてできる限り備えようとするワタシとの落差は、恐らく、なんだかんだ言っても日本人の多くは身近に命からがら逃げてきた避難民や移民を知る機会のない、それまでびっくりするような大変な経験をしたことがない、幸せな民族だからなのかも知れない。

以前、現在のマンションを購入するに当たって考えた条件(その1その2)はそのまま今でも多少の役に立つかも知れないので、興味のある方は覗いてみていただければ幸いだ。

しかし、奮闘の甲斐なくw母親の言いぐさなど息子夫婦には届かず、2人は止めた方が良いと思える条件が重なる方を選んだ…。まあ、良い年をして母親の言うことを鵜呑みにする男はどうしょうもないとも言えるし、また息子をうるさいと思いつつも息子の肩を持つ嫁さんは息子には過ぎた嫁さんだと思う。よって、八方良しなのかもね。と、自分を慰めるw。