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●7/21 小倉１Ｒ →103,800円
●7/21 札幌１Ｒ →77,500円
●7/20 札幌８Ｒ →30,000円
●7/20 小倉７Ｒ →51,500円
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＜クイーンステークス 回顧＞
＜総評＞
前半4ハロンが48秒1、後半4ハロンが47秒1というスローペースのレースとなりました。
スローからの末脚勝負になると斤量が軽い馬が有利とも言われておりますが、51kgの3歳馬によるワンツー決着となりました。
前走でヴィクトリアマイルを走っているような強いお姉さんたちを押しのけての好走です。これは見事ですね。今年の3歳牝馬のレベルは高いかもしれません。
では1頭ずつ見ていきましょう。
1着のコガネノソラ
父ゴールドシップ×母父ロージズインメイというニックスの馬です。ゴールドシップと最も相性の良い血統構成ですね。ただ意外にも重賞勝ちはユーバーレーベンのオークス以来となります。
渋った馬場にいかにも強そうな血統構成ですが、牡馬はそうでもありません。この血統構成の牝馬は渋った馬場を得意としております。今回もその影響はあったかもしれませんね。
7枠ということもあり、常に外を回り続けるロスのある競馬となりました。2着、3着馬は内を上手く活かした馬であり、そこを考慮すると素晴らしい競馬をしたと思います。
初勝利は4戦目と決して早くありませんでしたが、そこから3連勝をしてオークスに駒を進めた馬です。オークスは距離が長かったこと、過密ローテが敗因だと思いますが、状態を立て直して臨んだ今回は強い競馬を見せてくれました。今後が非常に楽しみですね。
昨年はドゥーラが3歳でこのレースを勝利して、秋の秋華賞でも4着と健闘しております。
2017年はアエロリットが勝利しており、その後のG1で活躍をしております。この馬も楽しみですね。
ただマイルは短いと思います。1800mから2000mで楽しみな馬ですね。エリザベス女王杯も何とか距離に誤魔化しが効けば・・・という印象です。
2着のボンドガール
1枠ということもあり、前につける競馬をするのかなと思っておりましたが、後方で控える競馬となってしまいました。敗因はここでしょうね。
直線では器用に馬群を縫って伸びてきております。凄い末脚でした。
敗れはしましたが、能力の高さは見せてくれましたね。
ただ今回のレースぶりを見てもベストは左回りのマイルかなと思っております。
意外にも重賞未勝利馬であり、今回はまず賞金を加算することができて良かったと思います。今後は富士ステークスからマイルチャンピオンシップというローテになるのでしょうか。
富士ステークスで通用すればマイルチャンピオンシップも面白いかもしれませんね。
3着のアルジーヌ
有力馬考察のGANMA’sスカウターにおいて「6番人気以以下の馬で期待できるのは前走3番人気以内の馬」とご紹介しておりましたが、今回の該当馬はこの馬だけでした。データ通りの好走でした。
5枠というやや外目の枠でしたが、好スタートから内ラチ沿いを確保できました。ここが好走の要因でしょう。内を活かした馬が好走するのがクイーンステークスの特徴です。
重賞は初めてでしたが、前走の博多ステークスでは強い内容で勝利しております。倒した馬はセブンマジシャンです。
今回のような会心の競馬ができれば重賞でも足りる存在ということでしたね。
4歳馬ですが、キャリアの浅い馬なのでまだまだ上積みは期待できると思います。今回のように前目の競馬ができれば面白いと思います。
ただマイルは短いでしょう。1800mで狙ってみたい馬です。
4着のドゥアイズ
惜しかったですね。あと少しで3着でした。敗因は枠でしょうね。8枠からロスの多い競馬をしてしまいました。
ただクイーンステークスは父ネイティヴダンサー系×母父サンデー系の馬の好走率が非常に低いレースではあります。そこは気になっておりました。
今回の敗戦を含めて3レース連続で重賞を4着、5着に敗れております。あと一歩ですね。
ただあと一歩の競馬を続ける馬も珍しくありません。人気になっていれば手を出しにくいタイプですね。
5着のコンクシェル
逃げる競馬ができましたが、粘り切ることができませんでした。このレースはそこまで逃げ馬の成績が良くないですからね。ただ力は十分に出し切ることができたと思います。
中山牝馬ステークスを勝利した時は53kgでしたが、今回は56kgです。まともな斤量になると厳しいかもしれませんね。
右回りの1800mがベストの舞台でしょうが、意外と府中牝馬ステークスでも狙ってみたくなりますね。人気薄ならばです。
6着のスタニングローズ
道中の手応えは悪くありませんでした。直線も良い感じで迎えておりますが、粘り切れませんでした。57kgも敗因の1つかもしれませんが、56kgの逃げ馬は捕まえて欲しかったですね。
最後の1ハロンでの失速が顕著でした。勝負所で抜いてしまうところが出ていなければいいですね。なかなか重賞ではもう狙うタイミングがない馬かもしれませんね。旬は過ぎてしまったかもしれません。
7着のイフェイオン
スタートで後手を踏んでしまったのは残念でしたが、先行馬ではないですからね。今回は上手くリカバリーできていたと思います。
勝ち馬と同じような位置で競馬を進めておりましたが、着順は大きく違ってしまいました。シンプルに能力差かなと思います。
フェアリーステークスを勝利しておりますが、レースレベルに関してやや疑問はあります。重賞でコンスタントに好走するためには今後、より一層の成長が必要かもしれませんね。
早くから活躍したエピファネイア産駒にその成長力があるのか。そこは気になるところですが。
10着のウンブライル
1番人気はさすがにやり過ぎでしたね。エンジンのかかりがイマイチでした。
右回り、左回りは問いませんがワンターンコースの方が良いタイプかもしれませんね。
ルメール騎手もわざわざ新潟から来たのに残念でした。
12着のモリアーナ
稍重だと力を発揮できない馬です。良馬場で狙うべきでしょう。
ただウンブライルとはいつも着順が近いです。適性が近いのでしょうね。今回も揃って2桁着順です。面白いですね。
14着のウインピクシス
番手で控えるまでは想定通りだったのですが、3角で失速してしまいました。要因は何でしょうね。
陣営も状態に関しては自信を持っておりました。歩様の乱れと騎手は話しておりました。何もなければ良いのですが。
以上がクイーンステークスの回顧でした。
3歳牝馬のワンツー決着となりました。展開が向いたところもあると思いますが、この2頭は普通に強いかもしれませんね。
ボンドガールはこれで3度目の重賞2着です。久しぶりに現れた最強の1勝馬かもしれませんね。淑女カレンブーケドールの後を継ぐ馬かもしれません。
その1勝がチェルヴィニア、コラソンビートを倒した伝説の新馬戦です。倒した相手は素晴らしいのですが、過去最高取引額のダイワメジャー産駒ですからね。重賞未勝利では終われないでしょう。マイルがベストかもしれませんが、秋華賞を狙うかもしれませんね。出てこられたら悩みます。
【エルムステークスの「穴の狙い目」はこの馬！】
エルムステークスですが現時点で狙ってみたい穴馬がおります。
それはテーオードレフォンです。
このレースのセオリーは前走マリーンステークス組を狙うことです。
この馬はそのマリーンステークスで先着を許した2頭よりも重い斤量を背負って3着に好走しております。内容は悪くないです。
またエルムステークスは良馬場ならば前有利の傾向があります。狙ってみても面白い馬でしょう。
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