2011年09月

海堂尊「ジーン・ワルツ」4

海堂尊著 「ジーン・ワルツ」を読む。
このフレーズにシビれた。
 何もしないで現状を支えていくという選択肢の方が危険な道です。理想の医療といる影に捕らわれて、医師がどんどん壊れていく。そこに光を当てれば、少なくとも壊れた記録は残る。その記録は、いずれ社会に対する刃になるんです。


[巷の評判]
カゼノヒトでは,
「いろいろ文句も付けたけれど、楽しませながら最後まで読ませ、読み手に医療問題について関心を持たせたり、いろいろ考えさせたりしたところで、すでに著者の目的は半ば達成されているのかもしれないなあ。なんだかんだ言いつつも、ほかの作品も読んでみたいと思った。」

まったり読書日記では,
「どんな状況にあっても、出産を決意する母親の姿には感動。
そして、終盤の出産シーンには圧倒されました。
母は強しだなぁ〜。」

図書館で本を借りよう!では,
「単独の小説してみた場合は、やはりあと一歩か。この作家はストーリーテラーだ。物語をおもしろく書く、いわゆるリーダビリティーが高い。しかしいっぽう物語のまとめ方には難がある。突如物語が駆け足になったり、あるいは脈略なく論理的にまとめられてしまう。煙に巻かれてしまったという印象で終わってしまう傾向が多い。 」

みゆみゆの徒然日記では,
「これを読んで、こんな風に今まで五体満足で生まれて、今こうして元気に生きることができているということが奇跡的なことなんだよな・・と。自分の両親に感謝。」

Yuhiの読書日記+αでは,
「ぐいぐい読ませる筆力はさすがで、すごく面白く一気に読めただけに、ラストだけが、妙に後味の悪さが残る作品となってしまいました・・・。」



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ISBN: 9784103065715
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有川浩「阪急電車」5

有川浩著 「阪急電車」を読む。
このフレーズにシビれた。
不定期に遭遇すると分かっているのは自分だけだと思っていた。

いつ。どこで。

自分が逆にロックオンされたきっかけは何だったのか、知りたくて走り出したいような気分になった。


[巷の評判]
calafのMusic Lifeでは,
「社会人の男女、大学生の男女、女子高校生、関西特有のオバタリアンも登場してきて、普段着の生活感あふれる物語に仕立てられています。駅名を題材にした連作短編小説ですが、登場人物の連鎖にひとひねりがあります。これが新鮮です。時の経過はわずか半年、風景描写もこのくらいが、私は好きです。」

チュー太郎では,
「読み進みながら、そっくり直ぐに頭の中のスクリーンにその場面が次々と
投影されて、まるでそこに自分自身がカメラとなり立ち会っているような
錯覚を覚える。有川さんの活字は、まさに透明なカメラ、その意味が分った感じ。」

6554*では,
「これいいよ、おもしろい!読みやすいし、おなかいっぱいになるし。
電車を介して、人々のふれあいや成長を描いてます。
私は、やっぱ同世代の大学生カップルの話が好き。ほほえましいー :)
おすすめ。読んでみりん! :)」

essere (エッセレ)では,
「本来は別々の人生を歩む人々が同じ空間を共有する電車という場面ならではの、とても日常でとても特別なお話。」

本棚や 名作どもが夢の跡では,
「ファンタスティックな世界より現実的な世界を読むあなたにはおすすめ。季節は冬から初夏ぐらいがベスト。たまに胸がキュンキュンしますよw」



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ISBN: 9784344014503
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