乙川優三郎著 「五年の梅」を読む。
このフレーズにシビれた。
 それどころか、地道に努力することを心のどこかで小馬鹿にしてきた。家禄大事にこつこつと勤める男たちが小さく見えていたのも、そんなことは誰にでもできると高を括っていたからだろう。黙って続けることのむつかしさも知らずに近道ばかり探していた。


[巷の評判]
  • PINO's BookGuideでは,
    「で、どれもいい話なのだけれども……いい話なのだけれども、なんか“おやじファンタジー”という感じがしてしまうのだ。 」
  • 本の小径では,
    「時代小説です。じわ〜っと、こころに染みて涙腺が緩む一冊です。 今、乙川ワールドにハマっている私のイチオシ! 」
  • 今日の食肉組合では,
    「世間では山本一力が藤沢周平さんの後継者のように言われているようだが、乙川さんと山本一力では描こうとする世界の格が違う。乙川さんこそ真の時代小説の構築者として期待している。」
  • Strange Days 奇妙な日々では,
    「乙川優三郎という時代小説家は、近頃お気に入りだった宇江佐真理よりももしかすると好みかもしれない。山本周五郎と藤沢周平の良いところを併せ持つ、そんな感じだ。」
  • 柊舎の書庫では,
    「けしてハッピーエンドではないけれど、でも希望が感じられる、どこか心の暖かくなるそんな風な物語でどの話も印象に残ります。」
  • 山本教授の「読書術」指南では,
    「乙川作品の数々は定まった価値観ではするりと抜け出てしまう人間のもつ本性を、生きていることのあかしとして、時代小説という意匠に身を包みながらいまの私たちに差し出そうとしているように思えるのです。」



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■「五年の梅」情報 [bk1 Amazon 他書店]
ISBN: 4104393010
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