用紙で変わる手触りや発色
印刷に使われる用紙の基準は、紙質と厚さと大きさ。
その中でも一番わかりにくいのが紙質で、「ツヤのある紙」に「手ざわりがいい紙」、最近では「食べられる紙」まであるので、いったい何がなにやら…。
用紙に対しては、お客様はみなさん要望があるのですが、実際にはその人の主観が大きく左右するのが質感ですから、言葉ではなかなか説明ができません。
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印刷に使われる用紙の基準は、紙質と厚さと大きさ。
その中でも一番わかりにくいのが紙質で、「ツヤのある紙」に「手ざわりがいい紙」、最近では「食べられる紙」まであるので、いったい何がなにやら…。
用紙に対しては、お客様はみなさん要望があるのですが、実際にはその人の主観が大きく左右するのが質感ですから、言葉ではなかなか説明ができません。
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印刷では、いつもの暮らしの中では聞いたことの無いような用語がいっぱい出てきます。
まずはこの用語だけは理解しておきましょう。
どんな小さな印刷機でも、A3サイズ。
大きな印刷工場ならその4倍もの大きな紙にチラシなどをいくつも印刷し、それを断裁して仕上げます。
この断裁作業で必要なのがトンボです。

このトンボが無いとどの位置で断裁していいのかがわからず、お客様が希望するサイズのチケットに仕上がりません。
チケットを断裁して仕上げるとき、断裁して切り取られる部分の外側はどんな図案だと思いますか?
この断裁作業で切り落とされる外側の部分に、仕上がりの部分と同じ色やデザインがあれば、もし断裁が0.1mmずれても何の影響もでませんが、この部分がただの無地だとすると、紙の白い部分がチケットの端に出現します。

こんなみっともないチケットにならないために必要なのが塗り足しと呼ばれる、仕上がり位置の外側の部分で、この塗り足し部分を切り落として仕上げる作業を裁ち落としと呼びます。
印刷に使われるインクはCMYKと呼ばれる4色のインクだけ。
それ以外のインクは使われません。
これは家庭用のプリンターも同じことで、ヨドバシカメラにもヤマダ電機にも、プリンター用の白インクは売っていません。
インクを4色しか使っていないということは、白い部分は紙色の白がそのまま使われているということですし、蛍光色のような特殊な色は、通常とは違う機械を使って印刷しなければいけないということ。
色にこだわると、印刷代金は高くなってしまいます。



PDF変換が完了したファイルを『Adobe Reader』で開いたら、
東京新聞が読者獲得のために使用している販促ツールです。
真っ黒図案に白いタイトル文字のチケット。
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モニターの画面は、RGBという方式で色を表現しており、印刷はCMYKという方式で色を表現します。理論は別にして、色の表現方法が違うため、印刷では画面より沈んだ色合いになります。
同じデータで印刷しても、用紙によって発色が違うため、印象が大きく変わる場合があります。
画面いっぱいに表示されればOK。もし、右の図のように、画面の半分にも満たない大きさでしか表示されない場合は、使用する大きさによっては、解像度が足りないということが発生します。