ht81391b













 ひな祭り 2つの由来


人形(ひとがた)形代(かたしろ)
古くから日本ではでつくった人形を川に流す流し雛が行われており
人形に自分の穢れを移して身代わりにし水に流して厄を祓っていました 
奈良時代には 人形ひとがた形代(かたしろ)を肌に擦りつけ
災いや罪をその人形に移し水(川や海)に流し穢れを祓う民間風俗がありました
b4112193












雛あそび(雅な遊びごと)
平安時代の貴族の子どものおままごと遊びです
ひいな)は小さくてかわいらしいものという意味で雛祭りのひな古語です
cf117314














これらが結びついて人の厄を身代わりする男女一対の紙人形ができ
これがひな人形の原型といわれています 
室町時代になると人形が立派になり流すものから飾るものになり
上流階級の子女の嫁入り道具のひとつにもなりました
江戸時代に桃の節句が女の子の節句に定められると更に華やかさを増し
ひな壇に人形を飾るようになりました 
14393







 雛人形に飾られるお花の意味は何でしょう?


雛人形にはお花が飾ってあります
お人形と一緒にお飾りするお花の名前や飾る意味について調べてみましょう

◆左近の桜・右近の橘
siseiden伝統的なタイプのひな人形は
平安時代の宮中を模したもの
だと言われています
雛人形の花かざりとしてがありますが
向かって左に橘・右に桜が飾られるのが一般的です
これは平安京の内裏の天皇元服や
立太子などの儀式が行われていた
京都御所紫宸殿(ししんでん)
を模しているからと言われています

 
Cqyso-WVUAEb6wG











紫宸殿の南庭には東に桜西に橘が植えられています
それぞれの近くに近衛府として左近衛右近衛が配陣されていた為
これらの桜橘が左近の桜右近の橘と呼ばれるようになりました
しかし元は桜でなく梅が植えられていたようです


 紫宸殿前の左近の梅がなぜ桜に変わったのでしょう


村上天皇が963年に植替えたという説があります
この基となっている話が鶯宿梅の故事ですが
ここにも梅の木が枯れたので紀貫之の娘の庭の紅梅を移植させたと書いてあります
そのとき移植された梅には一首添えてありました
 
勅なればいともかしこし鶯の宿はと問はばいかが答えむ
 
天皇の勅命だったら慎んで贈呈いたします
でもこの梅にとまる鶯に
あれ?ここにあった梅は?
と問われたら私は何て答えたらいんでしょうか・・・

大内裏300これに感動した村上天皇が梅を返し代わりに
桜を植えた
ということです
これは清涼殿の梅の話清涼殿と紫宸殿の話と
入れ違いになり御所の梅と意訳してしまったようです
時代は 藤原時代へと移り左近の梅が枯れるのですが
仁明天皇が桜好きだった嵯峨上皇を偲んで
桜へ植替えたという説と
藤原氏の威力を内外へ知らしめるために
桜へ変えさせられたという説があります
このように右近の橘・左近の桜(梅)は
皇族関係の寺院には多く見られます
大覚寺にある旧嵯峨御所では今でも左近の梅です
8f2882ba



















 魔除けの花 桜・橘・桃


桜や桃は日本人にとって馴染みのある花ですが橘とは一体どんな木花なのでしょうか?
d5d8efcf










ミカン科ミカン属の常緑小高木で柑橘類の一種です
高さ2〜4mの木で冬でも落葉せず初夏に白い花を咲かせます
よく見ると飾りにも実がついていることが分かりますね
古来から不老長寿の木とされて平安神宮や八坂神社にも植えられているそうです
そんな橘と桜と桃の共通点は魔除けの花という点
京都御所紫宸殿に植えられていた理由も霊力があり魔除けになるとされていたからなのです

また桜橘の代わりに紅白の梅花をお飾りする雛人形もよく見られます
紅白の梅花は雛人形に限らずですが紅梅と白梅の大変縁起の良いものとされています
梅の季節感がよく春にお飾りする雛人形を引き立ててくれますね
お飾りする位置は向かって左が白梅・向かって右が紅梅となります
 

 桃の節句と桃


桃の節句と言われるだけあり桃の花を部屋に飾って御祝いすることも多いでしょう
古来より邪気を祓うと言われている桃は薬効が高いとされ桃太郎などに見られる通り
鬼や悪魔は桃を嫌うと言われていました
そのため桃の節句には桃を飾るようになったのです
植物からも雛祭りの由来が垣間見えるのがおもしろいですね


 桃の歴史と豆知識


27原産地の中国では2500年くらい前から栽培されていたようで
孔子が書いた書物にも桃の名前が登場していたそうです
現在のように桃の字ではなく毛毛(もも)と書いたそうです 
古来中国また陰陽道でも
桃は魔除・厄除けの果物と言われていました
西遊記のなかで孫悟空が管理をまかされていた
天界の桃園には9000年に一度実をつける桃があり
それを食べると未来永久に生き続けられるとされていました
この桃を西王母(楊回:中国の伝説に出てくる仙女)
の誕生日に食べる慣わしになっていましたが
孫悟空が盗み食いをしてしまった
という伝説が残っています
この西王母の誕生日3月3日です
何か関係があるのでしょうか?
面白いですね





 



ブログランキング・にほんブログ村へ