二酸化チタン
食品添加物の二酸化チタン(TiO2/E171)
2020年から禁止 : フランス
フランス独自の規制として、2020年1月1日からナノマテリアルである二酸化チタン(TiO2/E171)
を含む食品の市場投入を禁止すると発表した。

二酸化チタン(TiO2/E171)は、EUでは食品添加物(白色着色料)として認可されており
チューインガム、歯磨き粉、日焼け止めクリームなどの食品、化粧品、医薬品に使用されているが
食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、二酸化チタンがナノ粒子のため生体組織を通過しやすく
発がん性物質の可能性があるとしている。

政府は、2018年10月に成立した「農業と食品部門における商業関係の均衡、健康的
持続的で全ての人にアクセス可能な食品のための法律(通称:食品法)」で
「重大、または緊急の危険がある場合、二酸化チタン(TiO2/E171)および二酸化チタンを含む食品の市場投入を停止するアレテ(執行的決定)を発布する」と規定し、ANSESに二酸化チタンの毒性の
再評価を付託していた。

ANSESは、4月15日政府に提出した意見書で、「二酸化チタンの発がん性のリスクに対する疑いを
排除する新たな情報はない」「データ不足のため許容一日摂取量(ADI:Acceptable Daily Intake)
を定めることができない」として、「ナノマテリアルを含まず、機能、有効性において同程度で安全な製品を奨励することにより、労働者、消費者、環境の被害を制限することを推奨する」と結論付けた。

今回の決定は、「EUが充分な対策を講じていないと判断する場合、加盟国は独自に緊急措置を取ることができる」とする、EUの一般食品法(欧州議会・理事会規則178/2002)第54条に基づく措置。
フランスは2018年2月、潜在的なリスクの存在を明らかにした新たな研究発表を考慮し
欧州食品安全機関(EFSA)が完全な再評価を実施するまで二酸化チタン(TiO2/E171)の認可を
停止するよう、欧州委員会に求めていた。
(提供:ビジネス短信)



食品添加物 : 二酸化チタン

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