2010年12月

2010年12月31日

今年を振り返って

 今年もあと1時間足らずで終わります。大晦日まで仕事をしていた年もありましたが今年は「一応」一昨日でした。「一応」としたのは来年まで工事を持ち越したからです。
 振り返ってみると反省すべき点も色々ありました。反省点を来年以降述べようと思っています。又、工事の作業手順をもう少し詳しく写真と共に説明します。

 このブログ自体は日々の工事記録という側面があります。依頼者の方は私達が工事をしている様子を普通は見られないので報告書として余裕のある時間に見て貰うようにしています。
 

gardendoctor2006 at 23:48|この記事のURLTrackBack(0)

2010年12月22日

生コンが不足したとき

 一昨日土間コンを打ちましたが結果的には少し不足しました。原因は運搬車の変更でした。
 日曜日に整地したところ当初注文数量の2.5立米より多くなりましたが6トン車で現場着と聞いていたので追加可能と考えていました。ところが当日朝、0.3立米を追加注文したところ4トン車に変更になり追加は不可との返答でした。
 建前上4トン車は2.5立米が上限積載量ですが普段取引しているプラントですと多少多めに運んでくれます(本当は積載違反です)。今回は初めてのプラントでゴリ押し出来ませんし、又当日は注文が集中しているため「2.5立米の連絡待ち」という手段も採れませんでした。
 問題は不足分をどうするかです。 生コンの半練りを貰うのが一番いいのですが最寄りのプラントまで片道最低30分はかかるため諦めました。そこで支障が生じない箇所で区切り一輪車半分程度のモルタルで不足分を補いました。仕上げの色が変わらないようにモルタルは下に敷きました。異なるプラントから半練りを持ち込むときも同様です。
 人しか歩かないアプローチでしたから許容されますが本来は望ましくありません。

gardendoctor2006 at 23:05|この記事のURLTrackBack(0)

2010年12月20日

土間コンと雨

 今日はこの1週間で4回目の土間コンクリート打ちでした(於:美浜町)。年末で土間コンの需要が旺盛な時期を迎え、更に仕上げの土間コンは昼から打つ訳にもいかず予約を思うようには取れません。工事の進捗状況により中1日で注文することもしばしばです。幸いなことに職人さんの奥さんが建材店に勤め発注を任されているので何とか間に合わせてもらっています。
 今日の生コンも先週の土曜日に依頼したばかりで過去3回納入した生コンプラントは都合が付きませんでした。従来とは異なるルートで手配し間に合わせてくれました。
 
 今朝窓口となる常滑市の建材店さんから朝7時半に電話があり「現在雨が降っているがどうしますか?」と問い合わせがありました。昼頃までには雨も上がる予報なので中止にはしませんでした。明日火曜日にも仮押さえがしてありましたが後半崩れるとの予報でしたのでそちらはキャンセルしました。
 今週は後1回土間コンを打たなければならず金曜日(土曜日も考慮するも温度がこの日から下がるとのことで回避)で手配しましたがやはり予約で混んでいたようです。
 普段の月と違い12月を越す工事は望ましくないので日程的にかなりタイトになり調整に苦労します。
 天候で工程が左右されるため天気の動向にはかなり神経質になります。生活に直結するだけに天候に対する職人さんの読みはかなり正確です。特に雨の降り出し、上がりはよく当たります。
 私がつき合っていた吹き付け屋さんは雨の降り出し時間をピタリと当てていました。私も彼に刺激を受けそれ以来、空模様をよく観察するようになり、雲の位置と高さ、風の向きと強さの変化から降り出す時間、直前10分をかなりの確率で予測できるようになりました。
 この業界で仕事を始めて以来絶えず雨には悩まされてきました。雨の影響を最小限に抑える工法を考えますが金額、耐久性、自在性の点で生コンに代わる素材はないのが現状です。

gardendoctor2006 at 22:15|この記事のURLTrackBack(0)

2010年12月18日

ハードウッド塀 3

木塀裏 知多市でのハードウッド(アマゾンジャラ)塀工事が完了しました。左の写真は建物側からです。南側は現在空き地ですが将来隣地へ入らなくてもいいようにビスは全て内側から打ちました。
 隙間は4センチで垂木1本分です。


木塀表2
 左の写真は外側からです。副木(そえぎ)が見えるので少し「重たい」感じがします。裏表が逆の方を好む方も多いかも知れません。
 塀の色が濃く見えるのはお客さんが透明の撥水材を塗布したからです。

木塀表1
 参考としての価格 材工でメーター当たり2万円前後です。

gardendoctor2006 at 00:29|この記事のURLTrackBack(0)

2010年12月15日

ベトナム産ミカゲ石 2

 今日、小牧の竹藤商店へベトナム産錆色御影石3パレット(1パレット36枚入り)を注文したところ在庫としては現在50枚しか残っておらず次回の入荷は今月の24又は25日頃とのことでした。
 その際、担当者から前回入荷分には錆色に「ムラ」(白っぽい)があったと話がありました。その説明から12月3日付ブログの指摘が裏付けられました。
 通常はかなりの在庫が(竹藤商店に)あるため驚きました。施工業者としては仕入れて現場へ直送して工事に使えば一番無駄がなくいいのですが・・・
 自社在庫として取り置きすればいいように思われるかも知れませんが運搬に費用がかかるためかなり安く仕入れなければ採算が合いません。

gardendoctor2006 at 22:28|この記事のURLTrackBack(0)

2010年12月13日

泰山木(たいさんぼく)の剪定

タイサンボク
 先週の土曜日、名古屋市瑞穂区八事の個人邸へ植木の手入れに行きました。
 平成4年に既存建物を解体し新築しました。樹木は基本的には残しました。銀杏(いちょう)、泰山木(たいさんぼく)と個人邸にはふさわしくない樹木が残っています。「ふさわしくない」理由は高木になるからです。庭に残した理由は南側に3メートル以上もある擁壁があり隣地から覗かれないようにしたいからです。
 狭い場所に接して植わっており剪定も大変です。今回も小寺君に登ってもらいました。剪定した枝葉は4トン1車でましたが半分以上は泰山木からでした。
 
 写真は泰山木です。分かりにくいでしょうが小寺君が中で手入れしているのが見えます。

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2010年12月10日

アスファルトの混入

 美浜町の現場でリサイクルが必要なため近くのプラントへ行きました。初めの頃はお馴染みのコンクリートを粉砕したリサイクルでした。ところが先月購入したリサイクルは黒っぽくよく見るとアスファルトがかなりの割合で混入されていました。先回訪ねたときプラントの置き場を見ると「白っぽい」山と「黒っぽい」山の2種類あり後者から掬って積んでいました。それを見て合点がいきました。推測ですが役所関連の施工業者(主に地元の土木業者)には前者を積み飛び込み又は一見(いちげん)の現金客には後者をと選別していると確信しました。
 推測ですがですが本来このプラントでは引き取れないアスファルトをコンクリートのリサイクルに混入して処理しているのでしょう。
 度を超すとこの会社も摘発されるかも知れません。

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2010年12月09日

産廃違法処理事件

 今日ある人から私の事務所近くの産廃業者社長が先月逮捕されたという話を聞きました。先月の中日新聞に記事が掲載されているとのことで実家に赴き調べてみました。先月の新聞は処分されていましたが関連する追記事が社会面に載っていました。
 事件の詳細は省略しますが確かに産廃違法処理で先月17日に逮捕されていました。近所なので私も残土処分やリサイクル購入で何度か寄りその際雑談をしたこともありました。今回の逮捕事由とは直接関係はありませんが処分場の様子を見るたびに少し「危なっかしい」処理があり「やはり」という印象が残りました。
 具体的な場所は詳らかにできませんがマニフェストが不要な処分場もあります。石綿入りのスレートも混載ガラ並に処理します。検挙されないのは規模が小さいからです。大規模に喧伝すると一罰百戒の対象になります。数年前大府市の業者が挙げられたのも「あそこはやりすぎ」と評判が経ったからでした。真偽のの程は分かりませんが以前から警察の警告はあったとの話ですが無視していたそうで、それが可能だったのは身内に有力な議員がいてはねつけていたそうです。議員の引退を機に事件として表面化したと「事情通」が私に教えてくれました。地元の人ならこれだけの情報で会社名、議員名は容易に特定できますが確実な証拠があるわけではありません。
 

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2010年12月08日

ハードウッド塀 2

添え木
 アマゾンジャラ塀の2回目です(於:知多市新知東部整理組合内)。70角柱の内側に横板を張り付けるための副木(そえぎ)を取り付けます。今回、副木(30*35*1350)はデッキ用板から問屋さんに製材を依頼しました。私達も以前は丸鋸でもカットしていましたが手間がかかる割には綺麗な一直線は望めませんでした。
 70角柱に5本のビスで取り付けています。ビスは径5.5ミリ、長さ45ミリのブロンズ色ステンレスです。国産ですがステンビスは鉄製より強度の点で劣ります。そのためインパクトドライバーで無理矢理押し込むと「頭」がちぎれたり最悪の場合板が割れます。「皿取り錐」で座堀りしてから「下穴錐」で下穴を開けます(70角柱にもです)。
 ハードウッドの塀、デッキ工事をDIYでされる方は以下の点に留意されるといいかも知れません。
 (1)ビスは抜くことも考慮しなければいけません。そのためには上述の下穴処理等を手抜きしたり強引に上から押し込むと抜く際ビスの「頭」が折れます。
(2)下穴錐はインパクトでなく電気ドリルに装着した方が折れる可能性は低くなります。
(3)下穴錐と皿取り錐は交互に使用した方が折れにくく長持ちします。特定の錐を使い続けると熱を帯び劣化し脆弱になります。運もあったのでしょうが今回下穴処理を約1300回しましたが錐は1本で済みました。



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2010年12月05日

錆色ミカゲ板石 中国産とベトナム産の相違

 錆色のミカゲ板石には中国産とベトナム産の2種類があります。後者には今のところ300*600の形状しかありませんが相違点を以下に列挙します。
(1)中国産の方が少し割安である。
(2)中国産は下側が割り肌で窪んでいる。ベトナム産はカッターによる切断で鏡面風(つるつる)になっている。結果として重量は前者が1割ほど軽く感じます。
(3)中国産は錆色にムラが大きく一見「サクラ」又は「白」ミカゲが混在しているかのように錯覚する時があります。これに対しベトナム産は色合いが一定しています。ただ全体としての仕上がりには優劣はつけがたく好みの問題です。
(4)表面の仕上げはベトナム産の方が丁寧です。形状の誤差も小さく一方中国産は最近特に品質の低下(手抜き)が目立ちます。これは竹藤商店の担当者も同意見です。
(5)敷設材としての施工性は慣れの問題でどちらでもプロなら関係ありません。車両が通る通路なら形状からベトナム産を選択した方が賢明でしょう。中国産の中には極端に凹んだものもあり強度的に疑問符が付きます。以前施工時にプラハンマーで叩いた際に割れた板石もありました。
(5)中国産は裏面も使えます。立てて並べると割肌が独特の雰囲気を醸しだし味があります。

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