ガーガメル放送局

2012年11月02日

巨星昇天

先日、お世話になっているオビツ製作所の社長、尾櫃三郎氏がお亡くなりになりました。
心よりご冥福をお祈りします。

尾櫃社長、78歳にして生涯現役でした。
ボク(当時22歳)が初めてオビツさんに伺った時も事務所に入るなり、
社長の怒号が聞こえ、ものすごい驚いたのを覚えています。
客が居ようが居まいが関係無しに社員を叱りつける、もーれつで人情味のある社長でした。

訃報が届いた日の朝、
ボクはそろそろ十二支ソフビを造らないとなぁ…と、粘土をこねていました。
ボクは5年前から毎年、その年お世話になった方達に年賀状と共に十二支のソフビを送らせてもらってます。

そしてフッと、尾櫃社長を思い出しました。
これは最初にネズミを造ったときの話なのですが…
正月が明け、オビツさんに伺い年明けの挨拶をした際に、社長から
『オレんちで作ったソフビをオレんちに送ってくるとは、あんたも粋な事するねぇ』
と言われました。
尾櫃社長がそう言ってくれたのが、本当に嬉しかったです。
本来、喪中のため個人的な年賀状は差し控えますが…
会社名義で十二支ソフビは制作しているので、
来年も喜んでもらえたらいいなと思いながら、こねた粘土で原型制作に入りました。

そこに届いた尾櫃社長の訃報。
余りに急で、そして悲しい知らせでした。
連絡をくれた担当者の方もかなり気落ちされていて暫く故人を偲び、電話を切りました。
それから色々と思い出してしまい、気が付いたら仕事も手につかなくなってました。

ボクが子供を授かったことを伝えたときも、
仕事の打ち合わせに割って入って、色々とお話を聞かせてくれました。
「子供の名前は産まれる前から決めるんじゃなくて、顔を見てから決めたほうが良い」
「出生届けは14日以内だから、自分は期間ぎりぎりまで考えて付けた」
尾櫃社長お得意の持論と共に、社長が子供さん達に如何に心を砕いて名前を付けたか
まで伝わってくる良いお話でした。
そんな話を聞いていると、今度は奥さんも
「たいへんだったのよ〜」って話に入ってきて
みんなで大笑い。
結局、ボクも社長に倣い我が子には期限ぎりぎりまで名前を付けず、
亡母からは「名前が無いと何て呼べば良いか困る!」と毎日言われ続けました。

ボクとオビツさんとの付き合いももう14年になります。
その間、色々なことがありました。
色々なことを勉強させてもらいました。
そして今、これを書きながら涙が止まらないです。
ボクは社長が好きでしたし尊敬してました。
今のボクはオビツさん無くして有り得なかったと思います。
もーれつでしたが偉大な人でした。
心よりご冥福をお祈りします。

大変急なお知らせとなりますが、
本日、午後6時より尾櫃社長のお通夜がございます。

・通夜  平成24年11月2日(金)午後6時00分 より
・告別式   平成24年11月3日(土)午前10時00分〜11時00分

・式場 四ツ木斎場  東京都葛飾区白鳥2−9−1 電話:03-3609-0424

お問い合わせ・供花  株式会社 島村葬儀社
03-3507-0983


もうオビツさんに行っても、あの怒号は聞けないのか…。

  

Posted by gargamel at 13:15TrackBack(0)